破壊と輪廻の巫女   作:シュオウ・麗翅

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好きなスパロボ女キャラを10人挙げると好みがわかるらしい。ホントかなぁ?

1、カリ・ユガ
2、ドルテ・ドリーセン
3、如月千歳
4、ベネット・コリーヴレッカン
5、グラキエース
6、アリエイル・オーグ
7、セレイン・メネス
8、ラミア・ラヴレス
9、ミツバ・グレイヴァレー
10、メルア・メルナ・メイア

このSSは見切り発車、その場のノリ、行き当たりばったり、その他諸々でお送りします。


イングラムの正体

市街地での戦闘中にエアロゲイターがヒリュウ改、ハガネに隣接するように転移した。南極で出現したエアロゲイターの母艦。イングラムからSRXに合体せよという指令が入った。

 

SRX……それは、リュウセイのR-1。ライのR-2。アヤのR-3全てが合体することで誕生する究極の特機とも言うべきスーパーロボットである。

Rシリーズと呼ばれているそれらは、単機でも活躍できる性能を有している。チームによる連携ならもっとだ。

 

R-1のT-LINKナックルによる一点突破の破壊力。R-2のハイゾルランチャーによる殲滅力。R-3のストライクシールドによるかく乱及び突破力。それでいて、今回からはSRXに合体する為の追加パーツも装備しているという徹底ぶりであり、以前よりも性能が上がっているだろう。

 

「……!」

 

「そ、それって……」

 

「まさか、今……!?」

 

「そうだ。先程住民の避難が完了した。今こそSRXに合体し、敵を一気に殲滅する」

 

ハガネ隊、ヒリュウ隊はエアロゲイターの新型の群れを相手にしても尚勢いが止まることは無かった。逆にエアロゲイターの人型を順調に倒せている状態だ。母艦のすぐ近くに転移したエアロゲイターも順調に撃破出来ている。

 

「無茶です!テストもしていないのに、しかも戦闘中にOOCを行うなんて……!」

 

「だからこそだ。Rシリーズは戦闘中の合体を前提としている」

だが、人型すらも順調に撃破出来ているからと言えどマズイ状況である事には変わりは無い。

相手の方が数が多い事に加え、母艦の近くには待機させていたメンバーと、マシントラブルが解決して合流したSRXチームにクスハが乗るグルンガスト弐式。そして、猛スピードで戻ってきたサイバスターだ。

 

もし失敗すれば、味方を巻き込んで自滅してしまう危険がある。その可能性をライは提示するが、イングラムは「自信が無いのか?」と聞き返す。

 

「この部隊に足りないのは殲滅力だ。広範囲の敵を一気に壊滅出来るのは母艦とカリ・ユガを除き、SRXのみ」

 

かつてハガネ隊とヒリュウ隊は、DCから寄せ集め部隊と言われた。それを体現するかのように、様々な機体やパイロットがこの部隊に所属している。

機体は戦闘機、PT、特機。いわく付きの機体や試作機、量産機等バラバラで統一感は無い。パイロットも連邦軍やDC、コロニー統合軍、一般の協力者等これもまた統一感は無い。

 

だが、逆に言えば様々な状況に対処しやすいということだ。例えば、グラビリオンのような大型の相手にはグルンガストやアルトアイゼンを。リオンシリーズやバグスのような速い機体にはヴァイスリッターやビルトラプターを。そして、ヴァルシオンやグランゾン等の大ボス級の相手にはサイバスターやヴァルシオーネを。といった風に、味方や機体の種類と数が多いほど、取れる戦術の選択肢が多くなる。

 

そして今必要なのは、敵戦艦も含めた膨大な数を一気に殲滅する高火力の機体だ。

ハガネ隊、ヒリュウ隊にも少ないが、殲滅力を持つ機体が存在する。その一角であるサイバスターにはコスモノヴァがあるが、1回の戦闘中に1回しか撃てないという文字通りの切り札だ。

グルンガストのファイナルビームは射程が短く、ヴァルシオーネのクロスマッシャーは範囲が狭い。カリ・ユガは戦艦含め、大量のエアロゲイターに囲まれて手間取っている状態だ。余裕で千体撃破の特殊セリフが聞けそうなものである。彼女だけゲーム違わない?

 

「幸い、戦況はこちらに有利。活かさない手はない。リュウセイ。お前が何故軍に入ったのか……お前が何のために戦っているのか。その目的を思い出せ。もし、この場でOOCを完成出来なければ……」

 

「……わかったぜ、教官」

 

イングラムが言い終える前に、リュウセイが決意を新たにしたような力強い声音で返事をした。

リュウセイが軍に入ったのは、入院している母親の為。そして、エアロゲイターに襲われている人々や幼なじみのクスハを守る為だ。

決意を聞いたイングラムはニヤリと笑みを浮かべ、プロテクトを解除する。ライとアヤもやる気充分のようだ。

 

「各機へ。SRXチームはこれより戦線を一時離脱する。なお、援護は不要だ。それぞれの役目を果たしてくれ」

 

SRXチームが配置に着き、イングラムが味方全体へ指示する。

キョウスケは淡々と指示に従い、マサキとリューネは「こっちは任せろ!」とばかりに一層やる気を出し、クスハとブリットはリュウセイ達を心配し、エクセレンとタスクは「お手並み拝見」と言って、広場に向かったSRXチームを見ている。

 

「行くぜ、みんな……!!」

 

配置に着いたリュウセイが、深呼吸をして呼びかける。

 

「T‐LINKシステム、フルコンタクト……!」

 

「トロニウムエンジン、フルドライブ!」

 

「ヴァリアブル・フォーメーションッ!!」

 

ライとアヤは呼応し、システムとエンジンの出力を上げ、リュウセイが合体する為のレバーを引く。

大きな球体状の念動フィールドがRシリーズを包み込む。R‐3の鎧のような追加パーツが分離し、R‐2がハイゾルランチャーをパージして胴体部分を形成。そして、R‐1は折りたたむように変形し、胴体となったR‐2に入り込むように合体ーーー。

 

「うおっ!?」 「きゃあっ!?」 「ぐうっ……!!」

 

する直前。3機が物凄い勢いで弾き飛ばされた。同じ極を近づけた磁石のように反発しあい、合体出来なかったのだ。

 

「いたた……大丈夫か?」

 

「あ……ああ。何とか……」

 

合体が出来なかった衝撃により地面に落下したRシリーズ。広場には機動兵器サイズのクレーターが3個出来ている。

R‐1とR‐2は元の形態に戻り、体勢を立て直す。

 

「アヤ!大丈夫か、アヤ!!」

 

だが、R‐3は脚部の変形状態から元に戻らない。故障か?と思い、リュウセイとライが通信を開くと、気絶しているアヤを確認した。

リュウセイとライが必死に呼びかけるが、目覚める気配は無い。R‐2がエアロゲイターを迎撃し、R‐1が急いでアヤが乗るR‐3へと向かっていった。

 

「くっ……!リュウセイ、アヤを回収して一旦退くぞ!」

 

「その必要は無い」

 

「イングラム教官!」

 

いつの間にかR‐3の傍にはイングラムが乗るビルトシュバインが佇んでおり、その周辺にはバグスの残骸が転がっている。

イングラム教官が助けに来てくれた!戦闘不能になったアヤを狙ったエアロゲイターを倒し、ハガネに連れ帰るだろう。SRXの合体には失敗したが、ここから挽回できる。

 

「何故なら……お前達はもう用済みだからな」

 

「え……?」

 

イングラムが唐突に放った言葉に反応出来なかった。どういう事だ?俺達はクビなのか?と思う間もなく、イングラムが乗るビルトシュバインのサークルザンバーが、R‐3を斬り裂いた。

 

「なっ……!?」

 

パイロットが気絶して動けないR‐3の両腕と両足が切断され、支えを失った胴体は背中から落下していく。

リュウセイもライも、その光景が信じられず呆然としていた。勿論ハガネ隊、ヒリュウ隊の面々もそうだ。

頼りになる上官にして信頼している指揮官の1人が、味方を……それも、直属の部下をなんの躊躇いもなく攻撃したからだ。あのキョウスケでさえ、「誤認か……?」と、イングラムが取った行動を見て動きを止めてしまった程だ。

 

「先ずはアヤ、お前からだ」

 

ビルトシュバインのサークルザンバーのエネルギーがギュルギュルと音を立てて回転を強める。まるで回転ノコギリで処刑する執行人のように、ダルマ状になったR‐3に向けて振り下ろす。

その途中、意識が回復したアヤは困惑で埋め尽くされていた。目を覚ました途端、ビルトシュバインの攻撃が眼前にまで迫っているのだから。

 

「……む?」

 

だが、イングラムの凶刃は飛来してきた投擲槍によって阻害された。

回転しているエネルギーの刃と、女神が拵えた投擲槍がぶつかり合う。街中に金属が擦れるような嫌な音が鳴り響く。

 

ーーーーーーー

 

R‐3を守るように飛来してきた投擲槍は、ユウの双剣を連結させた物だ。破壊と輪廻を司る女神であるカリ・ユガ。彼女の腕の数は8本。

惑星を破壊し、その余波で超新星爆発を起こす程の強力な武装である浄化の槍を2本の手で扱い、2つずつある剣と杖と杯を残りの手で1つずつ持っている。

即ち、カリ・ユガの8本の腕の空きは無い。2振りの剣がユウの双剣よりも強いのだから、ソレがカリ・ユガに採用される事は今のところ無いだろう。

 

だが、それを可能にする方法がある。それは虹色の翼と神力だ。

カリ・ユガの翼はリヴァルナと同様自身が生み出したファルシ……神僕である。

この翼そのものがリヴァルナを生み出す生産工場のようなものであり、戦艦の格納庫のような役割もある。例えるならば、ハシュマルがブルーマを生産するようなものだ。当然、規模はカリ・ユガの方が断然上であるが。

 

ユウとカリ・ユガが融合した事で、ユウの武装は虹色の翼に収納されている。故にカリ・ユガはユウの双剣を取り出し、神力で遠隔操作してR‐3の前に投擲。盾のように防いだという事だ。

 

「ちっ!」

 

カリ・ユガが遠隔操作した投擲槍がビルトシュバインの攻撃を弾く。機体が軽く仰け反り、イングラムは後退を選択する。

 

「テメェ、イングラム!コレはなんの真似だ!!」

 

「な……何故だイングラム教官!どうしてアヤを撃った!?」

 

マサキとライがイングラムに問い詰める。アヤは衝撃とショックで再度気を失い、リュウセイに介抱されている。

 

「……彼女は、欠陥品だった。だから、処分しようとしたまでだ」

 

最も、失敗に終わったがな。と、イングラムは吐き捨てた。

本来ならばアヤを始末する予定だったが、カリ・ユガによって未然に防がれた。その事を言っているのだろう。

ライは敵意をイングラムに向けているが、キョウスケはその行動と目的について瞬時に推測した。

 

エアロゲイターとの戦いにおいて、降伏か抗うか。2つの選択肢がある。ビアンやマイヤーを初めとするDC。そしてヒリュウ隊、ハガネ隊は抗うことを選び、EOT特別審議会やハンス達は降伏や撤退を選んでいた。

 

そしてもう1つ。それは、地球を裏切りエアロゲイターに鞍替えする事。そう、かつて連邦軍の多くがDCに寝返った事と同じである。それと同じ事が起こったのだと。

 

「それは違う。俺はエアロゲイターに寝返ったという訳では無い」

 

「どういう事だ……?」

 

「簡単な話だ。俺は元からエアロゲイターに所属していたにすぎん。俺の正体は、エアロゲイターの特殊工作員なのだからな」

 

「何だと……!?」

 

特殊工作員……特殊部隊に所属している者という意味合いもあるが、この場合は敵のスパイという事が当てはまる。

 

「俺の目的は、貴様らを始末する事と……」

 

ショックを受けているリュウセイ達を他所に、イングラムはカリ・ユガを見て目を細めた。

 

「そこにいる黙示録の女神を調査する事だ」

 




クロスマッシャー(ワイドモード)この時点からあったっけ?第2次OGしかプレイしてないから分からんぴ。
カリ・ユガの翼がリヴァルナで出来ている事以外分からないので、このSSではこんな感じで行きます。リヴァルナを生産するリヴァルナ的な?

原作ではR‐GUNだけどこのSSではビルトシュバインでいきます。後で乗り換えるけど。そっちの方がイメージが強いんですよね。R‐GUNはヴィレッタのイメージ。OGは第2次しかやってない影響かな?
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