ドバーパラ・ユガ(機体)
・サイズ:2L
・移動:7(空、陸)
・変形機能
【ステータス】
・HP:30万
・EN:450
・運動性:130
・装甲値:2450
・照準値:160
【特殊能力】
オールキャンセラー、指揮系統中枢、EN回復(大)、シールド防御
【適正地形】 空S/地S/海A/宇S
強化パーツ:Gテリトリー
今年もよろしくお願いします。
「くっ……!イングラム少佐と戦うしか無いのか……?」
戸惑いながらも攻めてくるバグスと戦っているのは、PTの技術を取り入れたリオンであるアーマリオン。パイロットはリョウト・ヒカワだ。
かつてDCに所属していた頃、使い捨ての特攻兵として扱われていた事がハガネの捕虜となった際に発覚した。
その後のスターバク島の戦いでリオに叱咤されながらもDCに反旗を翻し、ダイテツやテツヤらの計らいでハガネ隊に所属する事となった経緯がある。
「リョウト・ヒカワか。リュウセイ達にも言ったが、お前らに対する情は一切持ち合わせていない」
イングラムの裏切りにより精神的に動揺しているリョウトだが、バグスの群れを撃破しながらイングラムの元へと向かっていく。フィールドを纏い、頭部の角で突き刺しながら……まるで突進するイノシシのように見えた。
元々、リョウトは気が弱い。かつてDCとして出撃した際もオドオドしていた。捕虜となった際も、テツヤが叱責するまで酷く怯えていたのだ。一刻も早くリュウセイ達の元へと駆けつけたいのだろう。それ故か、アーマリオンの強みを活かしきれずにただただ進めていく。
その様子を見てイングラムは無感情に、ただ機械的にアーマリオンに向かってフォトンライフルの引き金を引いた。光子の弾丸は射程距離に居たアーマリオンに直撃。装甲の一部が剥がれる事となってしまった。
「うわっ!?」
「リョウト!」
「余所見をしている暇があるのか?」
リョウトを心配するリュウセイだが、イングラムは無慈悲にもサークルザンバーをRー1に向かって振り下ろす。
「リュウセイ!」
Rー2がハイゾルランチャーをビルトシュバインに向かって発射する。
イングラムは慌てることなく機体を交代させ、フォトンライフルをRー2に向かって発射する。
Rー2はビームソードで光子の弾丸を切り払う。
「リュウセイ、しっかりしろ!」
「あ……ああ。すまねぇ、ライ」
Rー1が拳を構えてビルトシュバインと対峙するが、いつものような覇気がない。
今のリュウセイの情緒は複雑に絡み合っている状態だ。SRXの合体失敗に加え、信頼している教官が裏切ったショックと、アヤになんの躊躇いもなく攻撃をした事に対する怒り。
元々、リュウセイは機動兵器の操縦が上手いだけの一般人で、ライは元々軍人。そこにこの状況における行動の差が生まれたのだろう。
「リュウセイ……その程度ならばとんだ期待はずれだな。だとすれば俺は容赦なくお前を墜とす。アヤのようにな」
「……ッ!テメェ、アヤがどんな気持ちで……!!」
「落ち着け、リュウセイ!」
Rー1は緑の拳を構え、ビルトシュバインに突撃する。
「そこを動くな!」
「そうだ。その怒りだ、リュウセイ」
Rー1がビルトシュバインに拳を振りかぶる。その姿は、さながら怒りのスーパーモードのラッシュのように次々と繰り出している。
「だが、まだまだだな」
そんなリュウセイの怒りのラッシュを、イングラムはいなしていく。頭部を横に逸らし、ボディに来る攻撃をザンバーで受け流す。
「俺達SRXチームは、お前の興味の為に戦ってる訳じゃねぇぞ!」
「ならば、何の為に俺は貴様を軍に入れたと思っている?」
「教官……いいや、イングラム・プリスケン!俺はお前を絶対許さねぇ!!」
ーーーーーーーーー
ハガネ隊、ヒリュウ隊が戦闘を行っている遥か上空。カリ・ユガが神術で創造した半径10キロにも及ぶ薄紫の円盤の形のバトルフィールド。2柱は武器を構えて対峙していた。
『……ッ!!』
神僕であるドバーパラ・ユガは大剣を掴んだと同時に、瞬時にカリ・ユガの懐まで踏み込み、大剣を振り下ろす。
カリ・ユガは咄嗟に浄化の槍で受け止める。
「この動き……」
ユウとカリ・ユガには見覚えがあった。それはかつて、不可視世界でユウに剣を教えた混沌の女神の誓約者の踏み込みに良く似ている。
当時のユウは修行を始めたばかりで力不足であり、また身長も足りなかった為、大槍や大剣を持つことはできなかった。
『ハァァッ!』
斬る。斬る。斬る。大きさ約600mの悪魔の翼のような大剣を、自分の一部のように軽々と扱っている。
カリ・ユガは2振りの金の双剣を使い、何とか大剣の攻撃を受け流していく。
『くっ……小賢しい……!!』
近接戦闘関連以外はカリ・ユガの方が上だ。女神が後ろへ飛び上がり、神僕がそれを追撃しようと飛び込んだ。大剣で横薙ぎをしようとしたその時。ドバーパラ・ユガは気がついた。
ーーー浄化の槍が手元に無い。
そう判断したドバーパラ・ユガはの行動は早かった。まるで顔が引きちぎられるかのように開き、砲身を展開。そこからビームを発射し、逆噴射をするかのように強引に、身体を後退させ、下から飛来する浄化の槍を無理やり回避する。
『裁きの光よ!』
『漆黒の炎よ!』
カリ・ユガがバリアを張って防ぎながら白蛇達に号令をかけ、4匹の白蛇の口元に炎のエネルギーが溜まっていく。
そして、発射。4匹の白蛇から放たれた終末の光は1本の巨大な熱線となって、後ろへと飛び上がったドバーパラ・ユガへと迫っていく。
反対に、ドバーパラ・ユガの方も負けてはいない。大剣に炎のエネルギーを溜め、11発の弾を発射した。
『ぐぅっ……厄介な……!』
熱線と熱弾が互いに衝突し、相殺された。ドバーパラ・ユガは顔を顰めて舌打ちをする。
近距離ならばドバーパラ・ユガが有利だが、遠距離ならばカリ・ユガの方が断然有利だ。そう。この戦いは自身に有利な状況をどれだけ長く作れるか。それこそが勝利のピースとなる。
『大人しく光に沈みなさい……!!』
浄化の槍を手元に戻し、力を込めて手に持っている武装全てを空へと掲げる。すると、ドバーパラ・ユガの目の前に光線が降り注ぐ。
『ちぃっ……!!』
光線が降り注ぎ、膨張する寸前。ドバーパラ・ユガは翼が生えた蛇のような形態に移行し、急いで飛翔する。ドライビングモード。ドバーパラ・ユガの召喚獣としての要素である。
その後、光線が着弾した地点からドーム状に大爆発が起きる。ドバーパラ・ユガは大盾と大剣を使い、回避運動を取りながら全力でガードする。
『な……なんとか間に合いましたね……』
『脆い所が当たりましたか……なんと悪運の強い……』
「どうするの?」
『無論、畳み掛けます!行きなさい、意志を持つ遣い達!』
カリ・ユガが放った究極魔法はまだ完全では無い。無論、青ゾウガメのものよりも威力は高いのだが、元々が振れ幅が大きい物なのだ。そこを見つけてガードしたのだろう。
とはいえ、相手は距離を取っている。遠距離殲滅戦ならばカリ・ユガの十八番だ。翼からリヴァルナ達を召喚し、ドバーパラ・ユガへ攻撃指示を出す。
号令を受けた色とりどりのカラクリ天使達は一斉にドバーパラ・ユガの元へ突撃する。
『私を、舐めるなぁっ!!』
人型へと戻ったドバーパラ・ユガは大剣と大槍を交差させ、エネルギーを充填。純白の巨大なビームが発射された。射線上にいたリヴァルナ達が次々と消滅していく。
『……ッ!!』
全武装を構え、カリ・ユガに向かって踏み込もうとした時。未だ消えない白いビームを突っ切るように向かってくるのは、浄化の槍だ。
咄嗟に身体を逸らすように回避するも、浄化の槍は急速旋回。ドバーパラ・ユガを追尾する。
(なんて厄介な……!!)
カリ・ユガの強い所。それは浄化の槍を神力で自在に動かせるというものである。
着弾すれば惑星を砕き、更に超新星爆発まで引き起こす神器。それがファンネルやドラグーンのように迫ってくるというのは脅威以外の何物でもない。直撃さえすれば、一撃でネオ・グランゾンをも葬れるポテンシャルを秘めていると言っても過言では無いのだ。オワタ式のようなものである。
リヴァルナならばリヴァルナで対処出来る。白蛇も黒蛇やアルマゲストで対処出来る。
だが、浄化の槍だけは無理だ。距離を取れば常に浄化の槍の脅威に晒されることになる。
『ドバーパラ・ユガ。どうしますか?今すぐユウの中に戻るか、正常に“成劫の試練”を執り行うか……それとも私に倒されて戻されるか』
カリ・ユガは油断はしていない。スペックはこちらが勝っているが、懐に飛び込まれれば負けるかもしれない相手だ。
リヴァルナを補充して包囲網を作り、白蛇達が何時でも撃てるようにスタンバイさせ、浄化の槍を遠隔操作で操っている。タイマンならば負ける要素がない完璧な布陣だ。
『……致し方ありません。完全には馴染んではいませんが……お見せしましょう。“テンシの翠玉”の力を……!!』
ドバーパラ・ユガが力を込めたその時。このバトルフィールドが翠の輝きに包まれた。
ドバーパラ・ユガ:Lv75(パイロット)
BGM:ユガの終焉Ver.2(優先度+2)
【エースボーナス】:全ての武装にバリア無効化を付与
【特殊技能】:アタッカー、底力Lv8、カウンターLv8、ガード、再攻撃、気力+命中
・無属性の強烈な物理攻撃をします。
・スロウによるATBゲージ遅延が効果的です。
・ロールを使い分けて戦います。
・形態が変化する敵です。