ロックマンエグゼと違って何日たったみたいな描写なくてわからんから体感で書きますわ。
アクセス数とか感想とかお気に入り数とか見ててニヤニヤしてます。
バイトをしながらエアロゲイターを迎撃していくうちに、早くも1週間が経った。
世界中にリヴァルナ七色部隊を哨戒に当たらせ、エアロゲイターを見つけたらカリ・ユガに知らせが行く。そして、リヴァルナが指定した座標に転移し、エアロゲイターを葬っていく。ついでになんか居たガロイカや、攻撃を仕掛けてきたDCもあしらっておく。
そういう生活をしていくうちに、いつの間にかカリ・ユガが〝地球の守護女神〟等と呼ばれる事になってしまった。何故だ……。
それを知ったのは、バイト先に設置されているテレビを見た時だ。
何故かカリ・ユガが露骨に映っており、連邦軍の偉い人らしい人物がそう宣伝した。ちなみに、民衆は大盛り上がりしていたという。
『連邦はどうしても異星人の存在を隠し通したいようですね。しかし、私達はどうしても目立ってしまう……。故にこのような措置に出たんだとか』
「いや確かにカリ・ユガは女神だけどさぁ……どっちかって言うと破壊神だよ?本体が過剰なダメージを受けたら一旦初期化して最適化するコンピュータみたいなもんだよ?手段めちゃくちゃ過激だよ?なのに守護女神って……。あながち間違いじゃないんだけどさぁ……」
『わ……私に言われても……』
拠点に戻るやいなや、寝床に転がり込んで頭を抱えた。
コレでは、行動が制限されたも同然だ。
単なる外敵の排除、及び軽い訓練が、いつの間にかこんな大事になってしまっている。そもそも、地球の守護女神は〝ガンエデン〟だ。カリ・ユガでは無い。
オレグ・ナザロフが言った通り、連邦軍は腐った者が多い。
例えば、ハンス・ヴィーバー中佐。ビルトラプターのテストの際、テストパイロットのキョウスケ・ナンブをあの手この手で殺害しようとした人物だ。
通知無しでターゲットドローンに実弾を組み込むわ、ラプターの不安定な変形を強行させるわ……。
特に実弾の件は、ペイント弾と偽って仕込んでいるのだ。その上、それらの失態を全て、テストパイロットのキョウスケと制作会社のマオ・インダストリーに全て押し付けるという、クソ上司のテンプレートのような人物だ。
そのような人物が連邦軍に多くいれば、ビアンやオレグ、テンペストが嫌悪、離脱するのも当然だろう。
これからのことを思うと、思わずため息が出てしまう。
今の所、人間が相手だと相手が仕掛けてからこちらも攻撃する。というスタンスを取っている。専守防衛というやつだ。
だが、仮に連邦軍にそれを行使したのならば、連邦軍は一気に掌を返して潰しにかかるだろう。今度は邪神だなんだと吹聴するに違いない。もしかしたら、ヒリュウ隊やハガネ隊が差し向けられるかもしれない。
カリ・ユガも無敵では無いのだ。
「DCとの戦いが終わったら、この状況を何とかしなきゃ……」
考えてもラチがあかない。とにかく今は訓練するしかない。
カリ・ユガは強い。その気になれば宇宙を滅ぼすことも可能だ。
カリ・ユガの羽は、全てリヴァルナという子機で成り立っており、羽が無くなるまで無尽蔵に生み出せる。放っておけば生えてくる為、所有戦力はほぼ無限と言っていい。
また、神と言うだけあってスペックは折り紙付き。普通ならまず負ける気がしない。
そんなカリ・ユガでも無敵では無いのだ。100パーセント勝つなんということは有り得ない。それは、UXという正史で実証済だ。
……と言うより、あの状況は理不尽という他無いのだが……。カリ・ユガは泣いていい。
「人手が欲しいな……。軍で例えるなら、指揮官とか参謀とか、なんかこう……頭を使う系の」
1人だとその内限界が来る。ならば、当面の目的は仲間を増やす事だ。
そして、守りを固める。防御は最大の攻撃ともいうように、カリ・ユガの耐久性をもっとあげることが出来ればこの上ない不落の神殿となる。某闇の頭脳のように。
『ユウ。リヴァルナから、今度は太平洋にエアロゲイターが現れたとの事です』
「……やることが多いね全く!」
魔法陣を敷き、カリ・ユガに変身して転移するという行動も慣れたものだ。
目指すは太平洋。目的は、現れたエアロゲイターの討伐だ。
ーーーーーー
太平洋のとある小さな島にて。ハガネはDCの襲撃を受け、戦闘準備に入った。
とはいえ、トラブルのせいか出撃できたのはたった3機だけだ。
その際にメガネを取ったロリータファッションのラトゥーニ・スゥボータが、大勢のハートを鷲掴みにするというハプニングこそあったものの、テツヤ・オノデラ副長の一喝により各自戦闘態勢に入った。
「各機、先ずはそこにある山間部に飛び込むぞ。そこで陣形を組んで、DCを迎撃する!」
「……了解」
「え?え?なんでだよ、中尉!」
ヒュッケバインのパイロット、イルムガルト・カザハラは、機体を山へと移動させる。
意図がわかったのか、ラトゥーニが乗るゲシュペンストが後に続き、遅れて反応したリュウセイのビルトラプターが先行する2機を追う。
「リュウセイ。山間部というのは、障害物がとても多くて邪魔になるから、攻撃の精度が下がりやすい。仮に攻撃を受けたとしても、致命傷にはならない筈」
「ま、そういうこった。地の利を活かすって奴だな。一流のパイロットは、どんな状況でも周りを見るもんだぜ」
「な……なるほど!勉強になるぜ……」
「でも、戦闘中にもかかわらず、中尉は私を口説こうとしてた……」
「フッ……。攻めどきを見誤らないのも、一流のパイロットに必須なのさ。と、言う訳で、戦闘が終わったら一緒にお茶でも……」
「中尉!攻撃が来ます!」
「うおっと!」
飛来してきたレールガンがヒュッケバインの顔面スレスレを通り過ぎた。
「……な?俺の言った通りだろ?」
飄々とした態度を崩さないが、額から冷や汗が1滴滴っていく。
今のはホントに危なかった。冷や汗の1滴がそう物語っているようだ。
「攻めどきを……なに……?」
口説かれたラトゥーニはジト目でイルムを見ている。
最初の指示は今の状況では堅実。故にベストな指示だ。にもかかわらず、再度口説こうとして被弾しようとしているのだから。これにはリュウセイも苦笑いである。
「ま、汚名は返上しますよっと……そこだ!」
ヒュッケバインが撃ったショットガンは、先程イルムを狙ったリオンに直撃。爆散する。
被弾を避けた戦闘機をスラッシュリッパーで翼を切り裂き墜落させる。
「んなろ!コレでも喰らえ!!」
接近戦を仕掛けてくるリオンのアサルトブレードをコールドメタルナイフで受け止め、ハイパービームライフルの引き金を引く。
銃口から放たれる大きなビームはリオンのコクピットを貫いた。
金属が焼け溶けたような大きな穴が出来上がり、数秒後に爆散する。
「……俺だって、あの頃のままじゃあねぇんだ……!!」
最初のシミュレーター訓練と、佐世保基地の一幕。それと、テンザンとの初戦闘の時の自分を思い浮かべ、気を引き締めて機体を動かした。
「ハガネから入電だ!間もなく、敵増援が来るらしい!全機気をつけろよ!敵さんの集中攻撃が来るかもしれないぞ!」
「……!!」
「……!!上等ォ!!」
その言葉に、3人はよりやる気を出したかのように行動が洗練された。
敵の数が増える前に、今いる敵をなるだけ減らす。シンプルな戦法だ。
地上でパーソナルトルーパーが活躍しているが、空中艦のハガネだってただ突っ立ってる訳では無い。同じように活躍しているのだ。
「……連邦軍の……連邦軍との戦いの場へ赴ける事を、どれほど待ち望んだ事か……!!レイラ、アンナ……!お前たちの無念、俺が晴らしてやる……!!」
「敵増援!本艦に照準を合わせました!!」
飛来してきたリオン数十機と、薄紫色のガーリオンが一機。いずれも照準がハガネに向いている。
「連邦に与する者には死を……!!沈めェ!!」
薄紫のガーリオンと、大勢のリオンが放つレールガンはハガネを捉える。
ガーリオンのパイロット……テンペスト・ホーカーの瞳に宿るのは、憎悪だ。
娘と妻は、連邦軍のせいで死んだ。葬儀の出席すら許されず、別れの言葉すら言えなかった。
テンペストが放つレールガンは、言わば憎悪の弾丸だ。
四方八方から次々と放たれる弾丸は、ハガネの艦体を揺らした。
水滴穴を穿つ……。立て続けに直撃を成功させたレールガンはエネルギーフィールドを貫いて装甲にヒビを入れ、穴を空けていく。
「まだだ!この程度で終わると思うな!!」
「させない……!!」
真っ先に反応したのは、ラトゥーニが乗るゲシュペンストだ。
スラスターを大きく噴かせ、再度引き金を引こうとするガーリオンに1発、パンチを食らわせた。
「少佐!?」
「ぐぅっ……!!舐めるな!!」
ゲシュペンストの放つパンチに仰け反ってしまったが、直ぐに体勢を立て直し、アサルトブレードを構えた。
先端が回転ノコギリのようになっているブレードは、けたたましい音を響かせる。
即座に地上に降りたラトゥーニに対し、ミサイルを1発お見舞いする。
「くっ……!!」
機体を後ろに逸らすことでミサイルは避けられたものの、今度はマシンキャノンがゲシュペンストを襲った。
流石に機銃では牽制にしかならないが、テンペストにとってはそれでいい。本命は別にある。
ガーリオンから放たれる機銃に対し、ゲシュペンストはホバーを利かせて後ろへ移動する。
上空ではリュウセイがラプターで対応している。ならば、自分がするべきことは、敵指揮官を釘付けにすることだ。あの敵はヤバい。
「メガビームライフル、発射!」
「甘い!」
機銃を放ちながら追い続けるガーリオンに向け、ビームを放つが、機体を横に逸らしただけで避けられてしまった。
「……!?何処に……」
爆発による煙。そして、山岳地帯という地形の弊害か。ガーリオンを見失ってしまった。
地の利を活かす。最初こそ自分たちがやっていたが、今度は相手にしてやられてしまった。
ラトゥーニは咄嗟に近くにある岩場に移動する。
背後は確保した。後ろに岩がある事で、360度を確認するよりも負担は大きく減る。
敵も、こちらを攻撃するにはこちらの姿を確認する必要がある。故に取る戦法はカウンターだ。
「フィールド展開!」
だが、ガーリオンという機体はそう簡単に対応させてはくれない。
特殊な金属粒子のバリアを身にまとって背後の岩を粉砕した。
「きゃあっ!?」
フィールドを纏ったガーリオンは、言うならば全身が凶器となった攻撃機だ。
生身の人間が走行中の車に当たれば大事になるように。大岩を砕き、ゲシュペンストに突撃する。
「まだだ!連邦に与する者よ!報いを受けろ!!」
テンペストの攻撃はまだ終わらない。
マシンキャノンを放ち、アサルトブレードを構えた。
「さ……させない……!!」
終わらないのはラトゥーニも同じだ。
ゲシュペンストの腕に装備されているステークの出力を上げ、プラズマを発生させる。
ガーリオンがゲシュペンストを斬りつけようとしたその時。ゲシュペンストの拳がアサルトブレードをぶっ飛ばした。
「ぬぅっ……!!」
アサルトブレードが遠くに飛ばされたのを確認し、距離を取った。
今の所、有利なのはガーリオンだ。多少装甲にヒビが入っているとはいえ、五体満足の状態。
マシンキャノンの残量が減ってはいるが、ただそれだけだ。別に支障は無い。
反対に、ゲシュペンストはガーリオンに比べて大きくダメージを負っている。
大きな要因は、ガーリオンによるフィールドを纏った突撃だろう。
視界を確保するための大岩をフィールドで砕かれ、ガーリオンの強力な一撃を受けてしまった。その際に腕にヒビが入っていたのだ。
その負荷のまま放ったパンチのせいで、片腕が砕けた。ラトゥーニのゲシュペンストは、片手が無くなった状態である。
「……その動き、データで見た事がある」
「何!?子どもだと……!?」
ゲシュペンストからのオープン通信に、テンペストは目を見開いた。
敵機からの通信が来たからでは無い。そのパイロットの容姿に驚いたのだ。
紫がかった銀髪の幼い少女。戦場には相応しくない、フリフリのロリータファッション。
そして何より、死んだ娘が生きていれば、あの位の歳であろう幼い少女が戦っている。
「連邦軍め……!!そこまで腐っていたのか!!」
テンペストは思わず操縦レバーを強く握りしめた。
妻と娘を殺した上、あのような幼い子供を戦わせている。そんな不条理があって溜まるか!
「そこの子ども!死にたくなかったら機体から降りて投降しろ!」
「断るわ。私にだって、守りたいものがあるもの」
「……!!ならば、機体を破壊して無理やり降ろすまでだ!」
テンペストがガーリオンのブースターを噴出させようとした……その時だ。
「……!!艦長!新たな熱源反応あり!」
「なんだと!?どこの部隊だ!」
「分かりません!来ます!!」
太平洋の小さな島で戦闘している最中、飛来してきたのは、見覚えのある虫型の機体だ。
「バグス……!エアロゲイターだと!?」
「しかも見たことないやつまでありやがる!こんな時に、敵さんも面倒なことしてくれるもんだ!!」
いつもの虫型の機体に、見慣れない物が2つあった。
1つは、黄色い肥満体という言葉が良く似合う、重装甲の機体。
もう1つは、The、元祖量産型のような緑の兵士のような機体だ。
「エアロゲイターめ!早くも新型をぶっこんできやがったのか!!」
状況は最悪だ。前門のDC、後門のエアロゲイターと言ったところだろうか。
エアロゲイターはこちらを見るやいなや、即座に攻撃を開始した。
虫型の機体が口からレーザーを出し、黄色の肥満体が肩にあるビームキャノンを放つ。
PTとAMは回避するので精一杯で、ハガネはバリアを張って何とか耐えている。
ハガネが反撃としてミサイルを放つが、如何せん距離が遠い。
AMの近くにいた虫型の機体は俊敏に回避し、黄色の肥満型がミサイルを撃ち落とした。
「あ……新たなエネルギー反応あり!すぐ近くです!」
「今度は何だ!?」
「あ……あの魔法陣は……!!」
突如、海面に青く光る魔法陣が描かれる。
それは眩い光を放ちながら、魔法陣からゆっくりと女が現れた。
獅子の兜。8本の腕。4匹の白蛇。鎧を纏った金髪の美女。
「アスラだと……!?」
『……』
DC、ハガネ、エアロゲイター、そしてカリ・ユガ。
現状の4大勢力が、今ここに集った。
ジスペルの尻拭いにカリ・ユガ降臨の可能性もあるか……?
バトル描写ほんっっまムズい……!!モーションパターンとか知らんよ……(´・ω・`)
昼休み見てみたら
お気に入り:35→100
評価→増加して赤バー
ランキング27……うせやろ……!?
ありがとうございますやで!