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プロローグ「慌ただしき目覚め」
『……は?』
目を覚ます朝、そこは見慣れない場所だった。
俺は、顔近くまで迫る、草の中で夜を明けたのだろうか。
いや、そんなはずはない。
俺は草どころか石すらない家の中、ベッドの上で寝たはずなのだから。
『ん?……なんだこれ?』
俺は見慣れない物が視界の右下にある事に気が付く。そこにはハッキリとこう書かれていた。
【Lv1】
あれ、レベル……これはもしかして、異世界に行ってしまいました、とかいう展開なんじゃないだろうか。
俺は不思議に思い頭を振ってみるが、予想通り【Lv1】は俺の視界に付いて来る。
『キターーーーー!!』
俺は、剣を持って魔王や巨大な魔物と戦っている自分の姿を想像する。
いや、魔法で戦うのも良いかもしれないぞ。魔法で戦うなら、やっぱり闇の魔法とか使いたいなぁー。
そんな事を、そんな事を思っている矢先に、遠くの茂みが動く気配がした。
『さーてさて、始めの獲物は君にしよう』
そして視界が暗くなったと思い、上を見上げた瞬間に
『ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!』
俺は絶叫した。
そこには、俺の身長を5倍程にした人間が、目を邪悪に光らせながら立っているのだから。