フレイヤ様はヘスティア様と仲がいい   作:アラネ

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14話 膝枕

拝啓 おじいちゃんへ

 

僕は今、1ミノタウロスに追いかけられるよりドキドキしてます。

 

目の前に好きな人がいるのですがどうしたらいいですか?

 

 

 

ベルよ、聞こえるかベルよ

 

 

おじいちゃん!? 聞こえるよおじいちゃん!

 

押し倒すのじゃ、お前に押し倒されて喜ばないおなごは...ギャー

 

おじいちゃん!?どうしたのおじいちゃん!?

 

 

 

忘れたのか愚兎、私が改造してやったことを

 

ヘディンさん!?なんでヘディンさんがおじいちゃんはどこに!?

 

 

そんな事はどうでもいい愚兎、あの方以外は塵芥にも等しいが

相手は女性だ私の教えたことを忘れるな

 

 

そんな僕の脳内劇場など知らずにあの人は話しかけてくるのだった。

 

 

 

「あの、大丈夫ですか?」

 

「大丈夫です!」

 

「ならよかった、アイズ・ヴァレンシュタインですアイズて呼んでください」

 

「はい、よろしくお願いしますアイズさん」(ヘディンさんに教わったとおりにするんだ、ごめんおじいちゃん)

 

「なんでアイズさんがあんなヒューマンに稽古つけないといけないんだか」

 

「そう言うなレフィーヤ、アイズも迷惑をかけた相手を気にしてるんだ」

 

「ですがリヴェリア様〜」

 

そんな会話をしつつ2人のエルフが近寄ってきた

 

 

「面と向かって会うのはこれが初めてだなリヴェリア・リヨス・アールヴだ、酒場ではうちのものが悪かった」とリヴェリアが声をかけてきた

 

「いえ、僕が弱かったのが悪かったんです気にしないでください」

 

「そう自分を卑下にするな、おい!レフィーヤお前も挨拶くらいしろ」

 

「うぅなんでアイズさんはあんなのを気にして...」

 

「レフィーヤ!!」

 

「はい!レフィーヤ・ウィリディスです」

 

「レフィーヤさんですねよろしくお願いします」

 

「アイズさんにちょっかいかけたらタダじゃおきませんからね!」

 

「ハハハ」(気をつけないとな)

 

「さて、クラネル 少しアイズと組手をしてくれないか君の実力を確かめたい」

 

「リヴェリア様!なんでアイズさんなんですか!?」

 

「私もお前も魔道士だろうに」

 

「さすがにレベル1には負けませんよ!!」

 

「レベル1だからこそだ、私たちでは万が一加減を間違えるかもしれんだろ」

 

「そんな事ありませんよ!」

 

「大丈夫だよレフィーヤ 私もやってみたいから」

 

「ア、アイズさん!?」

 

「それじゃあやってみよっか?」

 

「は、はい」(アイズさんと組手!?)

 

そうして始まった組手

最初のうちは問題なかったがアイズがフェイントを入れると

 

「アッ…」とアイズが呟くと見事にベルに一撃が入り床を転がっていく

 

それを見たリヴェリアはため息をつくのだった。

 

「アイズ...」

 

「ごめんなさい...」

 

「クラネルの介抱はお前がしてやれ」

 

「うん、そうする」

 

そう言ってベルの方へ行くアイズ

 

「リヴェリア様!私がします、アイズさんの手を煩わせる程の事じゃありませんよ!」

 

「先程からの態度を見て私が許可すると思うのか」とまたため息をつくリヴェリア

 

「でも」と続けながらアイズ達の方を向くとそこにはアイズ膝枕をされているベルの姿が見える

 

「ア、ア、ア、アイズさん!?」

 

「どうしたのレフィーヤ?」

 

「な、な、な、なんでひ、膝枕を!?」

 

「こうしたかったからかな」

 

「こうしたかった!?」

 

「うん」

 

「はわわわ〜 あ〜そっか悪い夢でも見てるんだ」

 

「レフィーヤ大丈夫?」

 

「大丈夫ですよ!悪夢から覚めるために少し猛者に挑んできます!」そう言ってレフィーヤはオッタル達の方へ走り去っていく

 

「まったくあのバカ弟子は...」

 

「リヴェリアはどうするの?」

 

「レフィーヤが心配だ私もあちらへ行くと言いたいがお前はいいのか?」

 

「うん、今はこうしたいから」とベルの頭を撫でるアイズ

 

「そうか」と暖かく見守るリヴェリア

 

 

 

 

 

そこから1時間ほどベルが目覚めることは無かった

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