「ヘスティア様、フレイヤ様 着替えて来ました」
「ベル君、入っておいで」
「はい」
「これが今回の更新よ、ベル頑張ってるわね」
「ありがとうございます!」
ベルはステイタスが更新された用紙を受け取る
「やっぱり魔法は出てないんですね...」
ベルは少し声を落としてそう言った。
「知識が関係するていう話だからね、ベル君は本とかあまり読まないだろ?」
「はい...」
「なぁに魔法を覚えたいのベル?」
「そうなんですフレイヤ様」
「どうしてかしら」
「だってカッコイイじゃないですか!!」
「ベル君、君ってやつは...」と呆れるヘスティアに
「ふふ、面白いわね」と微笑むフレイヤ
「でもそうね魔法ならグリモアを使って覚えるのはどうかしら?」
「グリモアですか?」「グリモアだって!?」
「ええ読むだけで魔法が覚えれる本のことよ」
「そんなすごい本があるんですねっ!」
「でもすごく高いんだぜアレ」
「えっ?」
「1冊で何十から何百万ヴァリスていう話だぜ、ボク達みたいな駆け出しファミリアにはまだ縁遠い話さ」
「そんなに!?」驚愕するベル
「あら別にうちのファミリアに余らせてるものがあるから1冊くらいなら譲るわよ?」
「本当かい!?と言いたいけれど君の所の子供達に使ってあげなよフレイヤ」
「私だってそうしたいけどうちの子達みんな遠慮するのよ
女神の本を使うのは身に余る光栄だとかで」
「そうなのかい?」
「ええ、使わないままにするよりはベルに有効活用してもらいたいもの」
「本当にいいんですか?」
ベルが不安そうに尋ねる
「いいのよ、それにベルがどんな魔法を覚えるのか私が気になるもの」
「ありがとうございます!!」
「それじゃあ、今度ファミリアに戻った時にでも取ってくるわね」
「話もまとまった事だし今日はもう休もうじゃないか、ボクはもうヘトヘトだよ」
「そうね、おやすみなさいベル、ヘスティア」
「おやすみなさいヘスティア様、フレイヤ様」
「おやすみベル君、フレイヤ」
「フレイヤ、もう眠ったかい?」
「いいえまだよヘスティア、どうしたのかしら?」
「聞きたいことがあるんだ」
「なぁに?」
「君のバイト先ベル君に伝えたのかい?」
「....まだよ」
「伝える気はあるのかい?」
「そうね...娘の姿で会った事がないから気づかれないとは思うのだけど」
「だけど?」
「気づいて欲しいとも思うのはワガママなのかしら」
「女心てやつだね〜」
「まぁあの酒場で私の正体を知ってるのはミアだけだから私だとバレない方が都合がいいのだけれど」
「ボクは早く酒場のみんなに言うべきだと思うけどね」
「今更恥ずかしいじゃない、同僚が実は女神ですなんて」
「それこそ今更だと思うけどね〜」
「明日はシフトが入ってるから娘の姿で声をかけてみるわ」
「分かった、聞きたかったのはそれだけさ
今度こそおやすみフレイヤ」
「えぇおやすみなさいヘスティア」