第2話 4月2日
06時00分に目が覚める。快眠だった。
うがいをして顔を洗い、寝癖を直す。
続いて簡単な朝食とお弁当の用意をする。
朝はベーコン、コーンスープ、デニッシュパン、サラダ、牛乳。
お弁当はタコさんウィンナー、ミニハンバーグ、甘い卵焼き、煮物、白ご飯だ。
朝食を終え、歯磨きをし、制服を着て部屋を出る。
偶然にも綾小路くんと同時の出発だったので教室まで一緒に行く事にする。
軽い雑談をしながら歩いていると少し先に坂柳さんが歩いているのが見えた。
少し危なっかしかったので綾小路くんと一緒に坂柳さんの横に移動し、クラスが同じ僕が荷物を持って上げる事にした。
坂柳さんは少し申し訳なさそうにしていたが、「気にしないで」と言うと「ありがとうございます」と笑顔でお礼を言ってくれた。
綾小路くんと別れ、教室へ入って席に座ると坂柳さんが「よければチェスをやりませんか?」と言ってきた。
時間もあるので了承し、勝負を始めた。
結果は僕の勝ちだったが、坂柳さんもかなりの腕だった。
少しでもミスをしていれば負けていたのは僕だっただろう。
坂柳さんは僅かな悔しさを滲ませた顔で「流石ですね、上杉くん」と少しスッキリとした顔で呟いた。
それから午前の授業を終え、お昼の時間に入る。
坂柳さんは学食に行きつもりみたいだけど、一人では危なっかしいので同行したいが僕はお弁当なので教室で食べなければいけないからどうしよう?と少し考え、他のクラスメイトに頼む事にした。
まだ教室に残っていた神室さん、橋本くん、鬼頭くんに今日の夕飯を奢ると言った所、坂柳さんの手伝いを了承してもらった。
最初は「ポイントは大丈夫なのか?」と三人共心配してくれたが、僕のポイント残高を見せたら心配無用と驚きながら思ってくれたようだ。
坂柳さんは「この二日間だけでお世話になりっぱなしなので必ずお返しさせてもらいます」と有無を言わせない表情で言いながら共に食堂に向かっていった。
僕もお腹が空いたのでお弁当を広げ、食べる事にする。
食べながら今日皆で食べる夕飯について考えていた。
少し豪華に高級焼肉かお寿司でも食べようかな。等と考えている内にお弁当を食べ終わっていた。
かなり時間が余ってしまったので監視カメラのある場所を確認する事にした。
全体を周り、全ての監視カメラの場所を確認したので教室に戻ろうとすると後ろから声がかかる。
そこには眼鏡をかけた恐らく上級生であろう男性が立っていた。
その人の名前は堀北学さんと言い、この学校の生徒会長を勤めているらしい。
こちらも自己紹介をした所、既に僕の事は知っていたらしく入学主席だった事を高く評価してくれているとの事。
自身が主席だった事に驚きつつ堀北会長に声をかけた理由を訪ねると、校内全体を歩き回っていたのを見かけて何をしていたのかを聞く為だったようだ。
校内全ての監視カメラの位置を確認していた事と昨日この学校のルールを全て把握した事を伝えると。
嬉しそうな笑みを浮かべながら「期待以上だな………」と呟いた後、僕に提案があると言った。
内容は「生徒会に副会長として入らないか?」というモノだった。
少し考えた後、「とても光栄な話なのでお受けします」と返答した。
堀北会長は満足そうに「上杉。お前には期待している」と「お前と同じ一年に俺の妹がいるので会ったら話し相手にでもなってやってくれ」の二つ言って去っていった。
そろそろ時間なので僕も教室に戻った。
今日の授業が全て終了し、この後は部活動説明会だ。
一人で行こうとしたが、坂柳さん、神室さん、橋本くん、鬼頭くんに一緒に行かないか?と誘われたので同行する。
生徒会進行の部活動説明会は他の新入生の野次もあったが、堀北生徒会長がうまく締めくくりつつがなく終わった。
坂柳さん達に夕飯は何が食べたい?と訪ねると口を揃えて「任せる」との事なのでお互い一度部屋へ戻り、二時間程休んでから焼肉を食べる事になった。
僕はその間にやってみたい事があった。
部活動での賭け事である。
ポイントはどれだけあっても困らないので2時間で稼げるだけ稼ごうと思う。
チェス、柔道、ビリヤード、将棋の4つを回り、ポイント残高は11450000になった。
とりあえずこれだけあればしばらく大丈夫だろう。
その後坂柳さん達と合流し、美味しいお肉をお腹いっぱい食べた。
部屋へ帰り、明日以降に食べるカレーを作って寝かせてから就寝した。