異世界でもお前のパンチを見せてやれ! 作:Hetzer愛好家
ソウさんたちがある程度落ち着き、会話ができる状況になったので、俺はずっと気になっていた事を尋ねる事にした。
「ソウさん。その傷はどうしたんですか?」
傷の感じを見るに、付けられたのは本当につい最近。出発した時は確実になかった物だ。
顔に傷ってだけでも相当心配したくなるのだが、問題は切り傷っぽいところにある。誰かに襲われなきゃ、目元に傷なんて生まれない。
「実は、コースケさんたちが戻ってくる前日の夜。足りなくなくなった日用品を買いに行ったら、偽の祈祷師の連れがいきなり襲ってきたんです」
「……偽の祈祷師の連れ。女ではなく、男の方ですか」
「ええ。何も言わず、そして聞かず。いきなりでした」
犯人が一瞬で割れた。檜山のクソッタレである。
襲撃の実行を命じたのは、十中八九で中村だろう。あのクソコンビ、まだ狙ってたのか。
「何とか撃退はしたんですけど、顔を少し斬られてしまったんですよね」
「撃退、したんですか」
軽く流したが、少し考えると何かが変だという事に俺は気がついた。
相手は腐ってもこの世界基準ではチートステータスである神の使徒。それも戦闘職持ちである。それを相手にして、顔面に怪我こそ負ったものの撃退したのか……?
もしかしてこの人、とんでもない逸材なのではないだろうか。
「失礼ですがソウさん。もしかして戦闘経験が豊富な御方ですか?」
「豊富……と言って良いのかちょっと僕には分かりませんね。一応、風属性に適性があるので、そいつを使った戦闘はできますけど」
戦えるんかい! え、マジで?
「まさか、天職持ち?」
「いや、天職はないですね。単に風属性の適性があるってだけです。魔法の精度は本職の風術師に遠く及ばないですよ」
「……それでも、偽祈祷師の連れを撃退したんですよね」
「たまたま相性が良かったんです。あの人も風属性魔法を使ってはいましたけど、お粗末な感じでしたし。何なら本命は剣での攻撃らしかったので、射程外から〝風刃〟で削って、こっちの打撃が届く間合いに入ったら迎撃を繰り返してただけです」
「打撃の間合い……?」
ソウさんが開示した情報を一旦整理する。
風属性魔法〝風刃〟は、言葉通り風の刃を飛ばす技。貫通性があり、詠唱時間もそんなに長くないので牽制には使いやすい。
ソウさんの言葉をそのまま受け止めるなら、風の刃で剣の届かない位置からチクチク削る。焦れったくなって突っ込んで来たら剣の攻撃発生よりも速く打撃技で迎撃。それを繰り返して撃退……って事だよな。
いや冷静に考えてもおかしくない? 一般人は剣を見たら腰が引けると思うんですけど。
「……まあ、取り敢えず戦闘スタイルの話は後回しにしますか。とにかく、偽祈祷師の連れとの戦闘で傷を負ったのに間違いはないんですよね?」
「ええ。ただ、何で僕の命を狙ってるのかまでは分かりませんでした。何も口にしないので……」
うーん、そこまで執着してまで殺そうとする理由か。ソウさんを殺したいのか、それとも妹さんの方に目的があるのか。
まだ情報が少ないので、今度は妹さんに話を聞くべく目線を送る。
「……私、ある日買い物をしてたらいきなり後ろから刺されたんです」
「ちょ、それは……話すのは大丈夫そうですか。無理しなくても良いですよ」
「大丈夫です。こんなにも執拗にお兄ちゃんが狙われる理由を知ってるの、私だけですから」
初手からヘビーすぎる。いやまあ、中村の魔法は死者を傀儡人形にする物だから、命のやり取りがあるのは当然の事なんだけどさ。
……でも、妹さんは完全な傀儡人形になっていなかった。魂が死んでなかったのだ。だから、魂魄魔法での修復を施した事で、意識を取り戻せたのである。
魂が死滅してない事を把握して、偽祈祷師を名乗ってまでトドメを刺しに来たクソッタレ共への殺意を覚えつつ、妹さんに続きを促した。精神的に不安定になる事を見越して、優花を隣で待機させながら。
「刺された状態で、女の人にこんな事を言われました。お前はこれから兄を殺すんだって。そのための道具だって」
「……なるほど。ソウさんを初めから殺して、自分の手駒にしようとしてたんですね、あのクソッタレは」
「でも、お兄ちゃんを殺すなんて絶対嫌で。このまま自我まで死んだら、完璧な操り人形にされて意識が消えちゃうと思った私は、1週間近く魔法の効力に抗っていた……と思います。その辺の記憶が定かじゃないので、正確には分かりませんけど……」
中村の魔法に、1週間近く抗ってたのか? アイツも神の使徒で、魔法には類なき才能を持ってるはずなんだけど。
この兄妹、もしかしなくてもヤバいな?
「1週間ぐらいが経過すると、流石に自我を保つのが難しくなって。それを見て、私は一旦家へ戻されました。時期を見て、今度は完璧な人形にすると言い残されて」
「ソウさん。妹さんが家に帰ってから、偽祈祷師に出会うまでどのぐらい日が空きました?」
「えっと……1週間と少しです」
「なら、プラス1週間は魂が壊れないように耐えてたって事ですよね。私が診た時には、もう壊れてしまう寸前でしたが」
「でもでも、コースケさんが優しいお姉ちゃんを私に取り憑かせてくれましたよね。それで何とか持ち直せましたよ」
妹さんの発言を要点だけ掻い摘んでメモに残しながら、改めて彼女の凄まじい精神力に舌を巻く。
直接自分の魂を削る行為をしたから分かる事だが、己の魂を傷つけられる行為ってのは本当に苦しく辛い物だ。基本、耐えられる代物ではない。
シレッと優奈を認識できてる点も見逃せない。魂の存在を認識してる事から、元々あの世と何かしらの繋がりがあったのかもしれない。ギルドへの報告は必要ないだろうが……。
それにしても、中村の目的が初めから妹さんの方ではなく、ソウさんの方だったとは。いやしかし、ソウさんは神の使徒と交戦して手傷を負う程度で済ませる人材だ。下手したら神殿騎士に入隊しても大丈夫なレベル。そりゃあ欲しがるわ。
わざわざ妹さんを狙った理由としては、愛する家族に殺される事でメンタルをガタガタにし、魔法が効きやすくするためだったと仮定できる。
……ド外道にも程があるな。
傀儡人形化から奇跡的に生還し、起こった出来事をしっかり記憶している妹さんの証言があれば、ブタ箱に叩き込むまでは行けそうだ。
だが、1つ問題がある。それは、中村と檜山が神の使徒であるという事。教会は現在大混乱してると思うが、全滅はしてないので狂った思想の人間がイシュタルの後釜となり、エヒトがどーのこーのだと言って無罪放免にしやがる可能性がある。
無罪放免になれば、中村はまた人形を増やしていくだろう。更なる犠牲者の増加は避けられない。
奴らの蛮行を完全に止めるには。こちらで秘密裏にこの世から消してしまうか、何か手を打って2度とこんな事を起こさせないようにする必要がある。
……止める方法。あったわ。
「ソウさん。それに妹さん」
「ルウと呼んでくださいっ」
「……ソウさんとルウさん。偽祈祷師は、まだ諦めてないでしょう。無力化しない限り、何度も襲撃してくる可能性があります。もしもう1度、ルウさんが奴らの手にかかったとして、同じように耐えてくれるかは分かりません。それに、万が一ソウさんが人形になってしまった時、私たちは元に戻せるかも定かじゃない」
そう何度も奇跡は起こらない。ならば、奇跡が必要ないように危険を取り除かなければ。
「奴らは人目を確実に気にする。となれば、襲撃は基本的に夕方から夜になるでしょう。裏路地なんかに入ってしまったら話は別ですが」
「そう、ですね。この家の付近、そこまで人通りが多くないのも怖い点です」
「我々としても、奴らの蛮行をこれ以上許したくない。そこで、次の襲撃時に奴らを仕留めます。そのための協力をお願いしたいのですが」
彼らに危険が伴うのは分かっている。だが、ここまで中村が執着する逸材ってのもそう多くはないだろう。次、いつ会えるかも分からない。
申し訳ない気持ちもあるが、それ以上に被害の拡大を許したくない思いが勝ってしまった。口にしてから、少しだけ後悔する。
しかし、ここでも俺は、ソウさんたちの器の大きさという物を見せられた。
「むしろこっちからお願いしたいぐらいです! 僕で良ければ、喜んで力をお貸ししますよ!」
「私も、何かできる事があれば何でも言ってください。少しでもコースケさんたちに恩返ししたいですっ」
屈託のない笑顔のソウさん。フンスと気合を入れてるルウさん。
思いがけないところで、また救われてしまったな。
幾分か気が楽になったところで、俺は中村たちを無力化するための作戦を提示する。
「人目が多いところを通る意識と、明るい内に外出を心がければ連日の襲撃は難しいでしょう。つまり、こちらから意図的に隙を見せる事だって可能な訳です。それを上手く利用して、まずはソウさんの戦力増強を1週間程度行います」
「ぼ、僕の戦力増強ですか。もしかして、コースケさんが僕を鍛えてくれるんですか?」
「ええ。ソウさんの戦い方を知る事ができれば、奴らを無力化するためにどんな作戦で行くかを組み立てやすくなりますから」
それと、純粋にソウさんの実力を知りたい。中村がそこまで執着するレベルの強さがどんな物か気になる。
「その間は私たちもこの家の近くに拠点を構えます。何かあれば、すぐに駆けつけられる用意をしておきますのでご安心を」
「え、外に拠点なんて言わず、このまま家に泊まっちゃってくださいよ! 幸い亡くなった父と母の部屋があるので、2人ぐらいなら全然余裕ですから!」
「いや、流石にそこまで迷惑は……」
「迷惑だなんてとんでもないです! 何なら、家に泊まってくれる方が動きやすいんじゃないですか?」
「それはまあ……はい」
いやね? 流石に泊まらせてくれって頼むぐらい図々しくて図太い神経はしてないのよ。
まあ、厚意を無碍にはしたくない。何よりソウさんの家を拠点にできると、こちらも色々と動きやすいのは事実としてある。
優花の方を見ると、彼女は軽く頷いた。折角の提案だから、ありがたく乗れとの事らしい。意見は同じか。
「では、1週間程ですがお世話になります」
「あ、そんなに固くならないでくださいよ。ギルドの仕事でここまでしてくれてるのは分かってるんですけど、流石にプライベートの時ぐらいは気張らないでリラックスして欲しいな〜、何て思ってますから!」
どうしよう。ソウさんの優しさに泣いてしまいそうなんですけど。
「あのあの、家にいる間だけ、コースケお兄さんとユナお姉さんって呼んでも良いですか……?」
「……お好きになさってください」
「ん、私の事も好きに呼んでね」
ルウさん君は天使か。可愛すぎるだろ。
あと優花さん、年下の扱い手慣れてますね。シレっと頭を撫でてる。どうも優奈とのやり取りの経験が相当に活きてるっぽい。
本格的に動くのはひと眠りしてからにしましょうとソウさんに追加で言われて、軽く俺は涙を流した。多分バレてない。優奈以外には。
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時刻にすると午前9時ぐらい。5時間ちょいしか眠れてないが、異世界に来てすっかり身体が頑丈になってしまったらしく、そこまで影響を感じない。
ソウさんたちの親が使ってた寝室で優花と寝ていたのだが、目を覚ましたら優花ちゃんがコアラ状態で引っ付いていて、ビリビリ右腕が痺れてたのは割愛する。
軽めの朝食を摂り、すっかり目が覚めた俺は一足先に外に出た。これからソウさんの実力を確認するため、軽く組手をするのでその準備だ。
お馴染みとなっているシャドーボクシングで身体を温めつつ、魔力で身体能力を縛って動きの確認をしていく。
ちなみにメガネは変わらず装着したままだ。ちょっと違和感はあるが、動き自体に影響はない。
なまじ帝国で有名になってしまったので、基本外せないのがやや辛い点である。
「お、コースケさん早いですね!」
「ソウさんはこちらを気にせず準備してくださいね。準備が終わったら教えてください」
ソウさんの格好は、いかにも動きやすそうな半袖に薄い生地の長パン。ジャージかなあれは。
魔法を使うと聞いてたので、何か装備品があると思ってたのだが、どうやら違うようだ。
アップしてる様子をチラ見すると、特に道具を介す事なく風の刃を放つソウさんの姿があった。魔法陣は……あ、両手の甲に描いてある。なるほど、それで発射してるのか。
何個か見覚えのある蹴り技やパンチを繰り出し、問題がない事を確認したソウさんがこちらを向く。
「よーし、準備万端です! いつでも行けます!」
その言葉に頷き、俺は緑のグローブを装着する。籠手ではなく、普通のグローブ。
紐を口で締め、シャッフルステップしてから構える。
ソウさんも俺の動きを見て、構えを取っ……いや構えたのか?
「えっと……しゃがむのが構えですか?」
正確には立膝状態。どっかで見た事あるな。
「はいっ、これが構えです!」
向こうから攻めてくる様子はない。徹底した待ち姿勢。
試しに数歩近寄ってみる。すると、
「――刻め 〝風刃〟」
ほぼ無詠唱でソウさんが腕をクロスした瞬間、風の刃が結構なスピードで飛んできた。
スレスレでスウェーしながら魔法の威力を確認してみるが、そこそこ高そうである上に無駄がない。
現に、俺が回避した瞬間には次の〝風刃〟が発射されていた。今度はややゆっくりのスピード。回避から復帰した直後に刺さるような調節が成されている。
今度は風神ステップのようなダッキングで刃の下を潜り抜け、距離を一気に詰める。だが、とことん飛び道具後の隙を削っているようで、構えに戻ろうとした瞬間にまた〝風刃〟が発射された。
スピードが更にダウンし、ソウさんを守るようにして立ちはだかる風の刃。パーリングは間に合わないので、已む無く俺はジャンプしながら更に距離を詰めようとする。
俺の予想が正しければ、次に繰り出されるのは……。
「――翔び立て 〝来翔蹴・廻〟!」
バッタを撃墜するためのサマーソルトキック。ドンピシャだ。
蹴り上がった脚に対し、俺は力を抜いて足の甲に掌を置く。すると、脚の軌道を俺の身体も一緒に通過していき、先に俺が着地する形になった。
普段ならこのままスマッシュで着地狩りをするが、今回はあくまでもソウさんの実力を確かめるだけ。ソウさんが降りてくるのを待つ。
「よっと。いやあ、結構ドンピシャで蹴りが命中したと思ったんですけどね〜」
着地と同時に無駄なく振り返ったソウさんは、呑気な感じで笑っている。本人的にも良い線行った攻撃だったようだ。
実際、俺じゃなきゃサマーソルトキックは直撃してるだろう。初見殺し性能はバッチリである。反応速度に自信がなければ、サマーソルトキックが来ると分かっていても直撃を受けかねない。
その後も様々な技を見せてもらった。
ジョルトの踏み込みで〝風刃〟を低空スレスレで躱しながら距離を詰めると、置き気味で裏拳が飛ぶ。実際の拳より更に1つ分ぐらいのリーチがあり、想像より伸びてくるので結構驚いた。拳の攻撃なのもあり、パーリングでの回避が間に合ったので直撃はしてない。
インファイトの距離からバリーブローの踏みで一気に真上から急襲しようとすると、しゃがんだ状態から素早く立ち上がるまでの反動を利用した大きなアッパーが来た。やはりこれも、実際のリーチが拳1つ分長い。空中でのスリッピングでアッパーを回避して着地したので俺は無傷である。
風の刃を至近距離で躱しながらステップインすると、足止めをするための下段蹴りがしゃがんだまま放たれる。咄嗟にソウさんの肩を跳び箱のように見立て、そのままハンドスプリングして回避した。なお、その後追撃で来た裏拳は割と全力のバックスウェーで何とか躱せた。ギリギリセーフ。
と、主な技はこれで終わりらしく、ソウさんから「以上です!」と言われたので俺は肩の力をそこで抜いた。
「ルウを助けてくれた時の動きで薄々感じてましたけど、コースケさん本当にお強いですねぇ。結局僕の攻撃は1発も当たらなかったし」
「いや、ソウさんも中々ですよ。何発かは結構危なかったですし」
「でも当たってないじゃないですか〜」
まあ、確かにそうだけどさ。ステータス縛ってるし、お得意のゴリ押しもやってないけど、自分一応プロボクサーなんだよね。相性は正直最悪レベルに悪いのもあるけど、かなり彼は柔軟に立ち回ってたと思うんだ。
スマブラの話だが、ソウさんとほぼ同じ動きをするアシストフィギアのガイルさんは、リトルマックで相手をすると結構辛い。何分マックくんのリーチが乏しいので。刺さればアホみたいに強いアーマーがあるから、手も足も出ないって訳じゃないけどね。
待ちに関しては要塞レベルの強さだと言えるだろう。ただ、1つ大きな欠点も浮き彫りになった。
「ソウさんって、自分から攻め入るの苦手なんですか? 結局1度も向かって来なかったですし」
「そーなんですよ! 迎撃一辺倒なんで、近距離が土俵の相手はともかく遠距離型の相手が本当に苦手で……」
そう、彼は攻めの立ち回りが苦手なのだ。
苦手ってよりは、攻め方を知らないの方が正しいかもしれない。
「これまで妹に手を出そうとする輩に対して、背中側で守りながら戦う事がほとんどで、攻めないといけない状況になった事が数えるぐらいしかないんですよ。だから、どうやって攻めれば良いか分かんなくて」
「攻めの起点にできそうな魔法がソウさんにはあるので、そいつを使って何か悪さができたら面白そうですね。攻めも盤石なら、相手からすると面倒くさい事この上ないですし」
飛び道具と一緒に攻め入る事はできそうなのだ。それこそハニワくんロケットみたいに。
攻撃する動きが明らかにガイルなので、それを上手く活かしつつもキャラパワーを上げられるファイターの技は何かあっただろうか。
軽く嗜む程度でしかストリートファイターはやってないので、知識はスマブラと比べてかなり乏しい。だが、最低限ガイルの事は分かると自負しているので、必死にどんな技があるかを思い出しながらスマブラのキャラと結びつけていく。
サマーソルトキックをするキャラは結構多い。フォックスやカービィの上スマなんか代表的だ。空中だとガノンおじさんとか、キャプテン・ファルコンとかマリルイ兄弟も。え、おじソルトの裏当て? トラウマですが?
飛び道具と一緒に攻め入れて、更に近接が強いキャラ。同じゲーム出身のリュウや、あとミュウツー。サムスダムスとかも……何でお前ら近距離も強いんだよ。遠距離ファイターの代表格だろ。無料DLCめ。
うーん、ダメだ。有名な技だけで絞るのは難しい。もうちょい大雑把に考えてみるか。
飛び込みが強いが故に、対空で撃ち落とされる事が多いキャラ。まずはケン。俺じゃない。ストファイのケンだ。あとシークも中々強い。肉弾キャラではないが、アイクやロイクロムも筆頭に挙げられるだろう。テリーなんかもあの手刀からのボッタクリが……いやちょい待ちテリ兄貴の技を振り返ってみよう。
NBパワーウェイブ。そこまで強くはないが弱くもない。ゆっくりウェイブでクラックやダンクと一緒に攻め入る場面をそれなりに見る。
空Nジャンプ手刀。これガイルにもあったな。崖際で飽きるぐらい見た。地味な動きだけどめっちゃ強い。
空上サマソル。ボッタクリ技その2。即死始動と投げコンボのパーツ。この後のライジングタックルのコマンド、確かサマーソルトキックと同じだったよね。
空下ジャンプ正拳突き。回転率に見合った威力じゃねえだろ! な技。それと格ゲーキャラ共通のメテオ技。即死始動の対地ソルトの次に当てるのこれだったはず。
空前ジャンプテリーキック。名前アレだけど判定バカ強い。これも似た感じの技をガイルはやってた気がする。
思ってたよりガイルとのシナジー高いなテリ兄貴。と、ここで1つ面白い情報を思い出した。
テリーとガイル、どちらもマーシャルアーツの使い手じゃないか。
俺の頭の中に電流が走った。
幸いな事に、俺の頭の中にはテリ兄貴の動き方は大体入ってる。足技は苦手だが、見本を見せて動きを教えるぐらいなら何とかなるだろう。
思いついた妙案を試すべく、俺は指輪からサンドバッグくんなる物を取り出すと、ニッコニコでソウさんの方へ顔を向けるのだった。
どんな動画を普段見てるのかバレてそう。
*オリキャラ紹介
✬ソウ・レイスとルウ・レイス
…ハイリヒ王国の城下町に住む兄妹。兄が20歳で妹が14歳。
ソウさんは妹を守るため、独自の戦闘式を組み立てている何気に凄い人。適性である風属性魔法を使用した打撃技と飛び道具を駆使した待ちガイル戦法で戦う。
ちなみにステータスは平均200ぐらいで、異世界へ呼ばれた直後の勇者より遥かに強いってレベル。天職なしなのにクッソ強い。あと魔法陣を両手の甲と靴に刻んであり、道具を介す事なく魔法の行使ができる。
ルウちゃんは〝魂魄〟や〝幽霊〟を認知できる。それと中村の魔法に兄への想いだけで打ち勝った。愛ってヤバいな。
以下、ソウさんの使用技。
〝風刃〟…腕を高速でクロスして発射。連射に向いてない代わりに細やかなスピード調節が可能。ソニックブーン
〝来翔蹴〟…立った状態から初級魔法〝来翔〟して飛び上がり、真上を蹴り上げる。誤爆サマソーだけどバッチェ対空できるアレ。スラストキック。ライトゥーにも似てる。
〝来翔蹴・廻〟…しゃがんだ状態から〝来翔〟してその勢いでサマソーする。着地と同時に行動可能。
※その他、拳大の風塊を攻撃時に発生させる事でリーチと判定と威力を強化する。足先や拳の先に真空判定モリモリ。実質武器判定。
スマホでスト2やってたら描きたくなっちゃった。ちなみに見た目は金髪ですがカリフラワーではないです。テリ兄貴に近い容姿。ルウちゃんも金髪美少女。
マックくんはテリ兄貴の動きに目をつけて、攻めガイルの動きに追加で取り入れようとしてます。技が似てるからね仕方ないね。
ソウ「何が始まるんです?」
マック「
マックくんの新たな恋人候補
-
〝初恋枠〟優奈ちゃん
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〝妹枠〟ルウちゃん
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〝大穴枠〟恵里さん
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ハジメくんの嫁候補以外のクラスメイト
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アルテナを始めとする亜人族の皆様方
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〝英雄〟に嫁ぎたい帝国住まいの方々