デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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このイベントのピックアップがやばいことになってそう(他人事)


14. 正しき秩序のミッションリスト~③

「はぁ...」どうしてこうなった。

 

 太陽が、眩しい! 何気に空調がない場所にこんな長時間居るのは初めて。あっつい、暑くて昇華しそう〜動いてないのに暑いよ~。......あーはい、十文字メイ(水着)でーす。

 

 アロナちゃんとプラナちゃん、そしてケイちゃんによる審議の果てに選ばれたのはこの白いワンピースの水着。見た目はほぼ普通の服に見えるけど、これならもう普通の服でいいんじゃない? とおもったらどうやら水着であるという事実が大事らしい。なるほど?

 

「メイ室長! 見てくださいカニですカニ! 可愛い!」カニは可愛いのか? 我が感じる可愛いとはちょっと違う気がする。

 

「楽しそうで良かったね、()()。あと素手でつかむのは危ないよ」キヴォトスの野生動物、熊から蚊までもが多少の神秘を持ってるから。カニのハサミにも神秘が乗るので普通にキヴォトス人の防御を貫通できる......いやこわいよキヴォトス。

 

 あーそうそう。こちらは私服警官ならぬ水着防衛室長のカヤ。ちょっとヴァルキューレの制式水着と似てるデザインをした白いビキニを着てる、あとなぜかめっちゃはしゃいでる、去年も海に来てるじゃん。

 

  なぜカヤがいるというか...今回の建前は対策室ではなく防衛室の見学。前も言ったけど防衛室は他学校の治安組織の指揮権とかは持ってないけど流石に面識はある、というかヴァルキューレが自治区に進駐する時普通に話し合いしたはず。まあそのあとの業務連絡はほぼ防衛室ではなく直接ヴァルキューレとしていて、その後も交流がほぼないから...なんだろ、ビジネスパートナーの上部組織くらいの感じ? まあともかく今回はその上部組織の見学...監査とか監督ではなく見学だから普通に認められた。ちなみにカヤ以外にも防衛室の生徒が数名付いてきた。

 

 そして我はただの連邦生徒会からの随伴者A、ヨシ!

 

 いやまあ我が来た事自体は公表してないけど隠しもしてない。「トリニティ」と「ゲヘナ」は連邦生徒会から見て面倒くささの塊だから他の連邦生徒会メンバーも無理に参加しようとしない。で、トリニティとゲヘナの生徒は防衛室が居るので変な事が出来ない、他の学校も一応公務だからそんなに文句が出ない...多分。つまり防衛室とトリニティ、ゲヘナの微妙な仲を利用した! なんかカヤ達もめっちゃ喜んでいるから誰も損してない、ヨシ!

 

「お母様! 見てください! タコですよタコ!!」

 

「タコか、タコなら別に危ない事は...タコ!? なんで??」少し目を離したらなぜかアリスちゃんがタコを持ってきた、いやどこから!? ダイビングでもした!? 確かにアリスちゃんは呼吸する必要ないし水圧も全く支障にならないからフリーダイビングでもかなり深い場所に行けるけど。

 

 で、この黒いフリル付きセパレート水着を着てる可愛い存在はもちろんアリスちゃん...と見せかけてケイちゃんも一緒にいる。よく見たらアリスちゃんの瞳の周りが薄っすらと赤く光ってる、かっこいい。ほら、ケイちゃんは正式な学籍を持ってないから流石に正式なイベントに参加するのはちょっとまずいのでアリスちゃんと一緒に来た。元から身体を乗っ取れるように設計されてるからアリスちゃんと五感などを共用するのも容易い。

 

 あとお母様と呼ばれるのはもう諦めて「そういうこと」で解釈した。あれからアリスちゃんもミレニアムでそこそこ有名になって、言葉遣いが独特であることも有名だから呼称がちょっと独特でもそんなにおかしくない...多分。来た理由? 随伴者Aの親族! いや雑だとわかってるけどなぜかみんな納得した、なんで?

 

『アリス、あんまりご主人様から離れないでください』とアリスちゃんの髪飾りからケイちゃんの声が。別にアリスちゃんの口を使えば喋れるし、デカグラマトンネットワークでテレパシーしてもいいけど...流石に傍から見たらアリスがおかしい娘になるからこの方法を取った。

 

「お母様の戦闘力くそ雑魚だけど、()()さんいるので大丈夫です!」そこまで言う!? 一応素の防御力は並みの生徒と同じだけど......さっきも言った通りキヴォトスの野生動物も神秘をもってるから、本当に雑魚といっても過言ではない。なんなら先生もアロナバリアある分体力が我より強いから戦闘力が我の上だし。

 

「ええ、メイは私が守ります」右隣に居るのはスク水ではなく新調した白いワンピース水着...我と同じデザインをした水着を着てるヒナ。いやースク水ヒナも好きだけどこれはこれで可愛い。ヒナが右手でマシンガンをもって警戒しながら左手で我の髪を遊ばせてる、なんで?

 

「流石ヒナさん! ()()()()()のガチ勢だから問題ないですね!」

 

 ネツァクちゃんやティちゃんとかおかしいやつらと比べると戦闘力はまあ負けるが、キヴォトスから見るとトップクラスの戦闘力であることは変わらない。あと隣のパラソルに化けてるティちゃんが居るし、ホドちゃんの監視もあるからアリスちゃんが居なくても安全面は大丈夫だと思う。というか敵意をもって我を狙うやつがいたら接近される前に発見できるけど、まあ多分「(デカグラマトン)を護衛する」のが趣味なんやろ。

 

 ヒナはもう風紀委員会から引退してるけど、OGとしてイオリさん達のサポートという名目で来た、あとアコさんのメンタル回復も。そのことをイオリさん達に提案したら両手を挙げて賛成された、アコさんが一番うるさい。

 

 あーそうそう。FOXのみんなも来てる、当然の権利のように。防衛室とは異なり、正義実現委員会や風紀委員会に直接協力したこともあるから見学ではなく参戦した。一人が我の護衛に回る話もあったけどなんとか止めるように説得できた...ヒナやアリスちゃんと一緒に居ることを条件にされたけど。

 

 で、今回の訓練はどんな物かというと....訓練と言ってもアレだ、修学旅行のウォークラリーみたいな形式。観光地で指定された事をして写真や他の証拠を持って帰ったらクリアになるやつ。知識としては知ってるけど見たのは初めて...つまり完全に遊びに来た。

 

「ヒナは最近どうだった?」カヤを掴んで海に飛び込んだアリスちゃんを見ながら隣のヒナに話しかけた......いやなにをしてるの!?

 

「最近? 最近はETO関連で忙しいけど...意外と楽しかったわ」

 

「うん? 楽しい?」ヒナをETOに放り込んだ元凶としては、ヒナが嫌じゃないなら良かったけど。

 

「風紀委員会の仕事と違い、何か目標の為に頑張るのは結構新鮮な感じ。エデン条約の為に頑張ってたときは使命感に追われてる感覚だったけど。今回はメイもいるから...楽しい」そう? 照れるな、へへ。

 

「そうか? ならいいけど」風紀委員の時は基本犯罪者の対応、それと能動的に何かをするのは結構違うね。

 

「......あとサクラコ達は普通に接してくれるから、ゲヘナの生徒達と違って楽」あー、ゲヘナ内でヒナを特別視しないのはキララさんとエリカさんくらいだもんね。対等で敵対してない人は本当に超レア。聞いてるのかアコさん?

 

「なるほど、まあよかったね」

 

「......」

 

「......」

 

「ヒナ!」

 

「どうしたの?」

 

「好きだよ!」

 

「...うん、私も。メイの事大好き」

 

 よし、いま誰も見てないからちょっとだけ...と左手をヒナの顔に当て、顔を近づけた。我の意図を分かったのかヒナは顔が赤くなったけど特に抵抗せずに目を閉じた、ちょっと緊張してるかな? かわいい。

 

 と、その時。スマホが鳴った。まじ?

 

「うぅ...ごめんヒナ......先生?」

 


 

「いやなんで?」

 

「"みんな元気だからね〜"」いや元気過ぎやろ!

 

 どうやらツルギさん(正義実現委員長)VSイオリさん(風紀委員長)のビーチバレーバトルに発展してる。それで二人目のメンバーはなぜかコハルさんとヒフミが選ばれた...待て待てツッコミところが多すぎない?

 

 コハルさんは当然正義実現委員会側で...ヒフミはなぜかブラックマーケットでイオリさんと面識があるので風紀委員側に加勢した、なんで?

 

 とまあそこまではいい、問題はバレーボールになぜか爆弾が入ってる...キヴォトス!!

 

 で、当然大爆発を起こした...ボールが弾き飛ばされて観戦してる他メンバーに着弾して爆発。そしてやはり大騒ぎになって大規模な対抗戦に発展した。まあ相対的に秩序側の正義実現と風紀でよかった、他の部活ならもう銃撃戦になってるかと。

 

 んでなぜかいま先生と一緒に競技の内容を考える羽目になった。なんで? いいけど!




突然勝ち組となった不知火氏
多分人生で一番防衛室長になって良かったと実感してる(?)

ん、ヒナとは

  • キスし直すべき
  • この距離感でいい
  • セッ●スしろ(これ実現しない)
  • どうでもいい

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