デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます 作:十文字マトン
融合・効果モンスター(使用不可カード)
星10/神属性/
名前が異なる神属性モンスター×10以上
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚
または「デカグラマトン」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードの特殊召喚は無効化されない。
このカードを特殊召喚したプレイヤーはデュエルに勝利する。
至聖所、アリウスの
元々結構多い兵力が配置されてる、城壁こそないが火力で成形してる防衛ラインはぎりぎり要塞と呼べる。このアリウスで唯一まともな防衛施設でもあるから多少攻めにくい...多少はね。そんな警備部隊のアリウス生徒は今みんなスヤスヤ中、可愛いね。
「レギオンデリバリーです!!」待て待て、なんだそのマックデリバリーのノリ...いやマックもそんな変なノリじゃないけど!
レ...もういいやろ。二人のティちゃんが謎の単語を言いながら同時に至聖所のドアを蹴り破った......蹴る必要性は多分ない、というか壊すな。まずそのドアはバリケードどころかロックすらしてないし、開けろを言いながら相手に開ける時間もあげてない。まあ気持ちは分かるけど! 我も「開けろ! 連邦生徒会だぁ!」とかちょっと言いたい。
至聖所の中には白いドレスを纏た真っ赤な女性──ベアトリーチェが居た。そして周りに居るのはアリウス生徒でもミメシスのユスティナでもない、居るのは......ぬいぐるみ。そう、ぬいぐるみ、熊と兎の。
一応ベアトリーチェの名誉のために弁明するとそれは一種の自動人形のような物、つまり
〔では
「......やはり貴女でしたか、【導きの十字星】...そして【聖夜の妖精】かしら?」
ん? 我の疑似ヘイローは
今のティちゃんは前回クリスマスで貰った神秘──サンタクロースを表にだしてる。そう、ここに居るティちゃん全員が同じ神秘にしてる。神秘というものは指紋より個人差が細かくて、双子でも、なんならクローン人でも同じ神秘を持つことはない。例外として神秘の由来が元々複数存在なら同時に複数人が所持してもおかしくない。そこからサンタクロース繋がりで単体ではなく複数のサンタクロース、つまり
「はじめまして、【
「......」顔が人間のそれとちょっと違うけどパーツが大体一緒なので黒服やマエストロより分かりやすい...今「こいつ何を言ってるの」の顔してる。
「なんか言えよ!」そこは突っ込むのが礼儀やろ!
「くだらない芝居は結構です。貴女、どうして私の計画の邪魔をするのです?」
「はてはて、邪魔するとはどのことかね?」
「だからその無意味な探り合いは時間の無駄になるのでやめましょう。この一連の計画は全部貴女が裏で邪魔してるのは把握しています」嘘つけ、絶対はったりやろ。まあ合ってるけど。
「いや先に仕掛けたやつにどうして邪魔をするか聞かれてもな」暗殺はまあ、大天使アズサ居るからどのみち失敗するけど、未遂とはいえ先に敵対行為をしたし。古聖堂襲撃に関しては我も攻撃対象になってるから抵抗しない方がおかしいじゃん?
「それを含めてです。トリニティやエデン条約は貴女とは関係ないのに、どうして私の邪魔をするのです?」
「いや可愛い生徒達を守るのに理由はいらないやろ」
「ほう、まさか救世主気取りをするつもりですか?」
「うん? 違うけど。救世主になるつもりはないね」
「でしたらなおさら私を邪魔すべきではありませんよ。貴女は確かに多少力を持っているのは認めましょう、しかし個人の力はどんなに頑張っても限界がある...高位なる存在となって全てを救う、それは大人である私の義務でもあります。その偉業を成すためには多少の犠牲も必要です。そして私が全てを救える存在となった時、貴女も救われますよ」
「方法はともかく、気持ちだけ受け取るわ。でもその『犠牲』がちょっと許せないね......というか私も含めてるじゃん」いやまあ我だけなら全然許すけど。
「いいでしょう。でしたらささやかな取引をしましょう? 私はこれから貴女が損することはしない、その代わりに貴女も私の事を邪魔しない。いかがでしょう?」
「うーん、いいけどこっちの要求は重いよ? そうね、まずはキヴォトスの住民達を不当な手段で利用するのは禁止ね、不当かどうかは100%私の独断で。あ、あとアリウスくれ。それなら
「......そんなふざけた条件、私が飲めるとでも?」
「だから要求は重いと言ったよ。でもな、本陣まで攻められたやつが停戦を申し込むならこれくらいが妥当じゃない?」戦争弁償を要求してないだけ優しいと思うよ? ......そういえば不死身の兵士の時給はどのくらいになるだろう。いや我の目線でいいとかじゃなくて普通の場合だよ。
「ええ、よく理解出来ましたよ。貴女の考えは実に単純で純粋、その上に愚かな事を。そんな子供にいくら語っても無駄でしょう。交渉は決裂ですね」
「うーん、こっちは交渉決裂と言うよりは降伏勧告が失敗した気持ち」あ、顔が歪んだ。効いてる効いてる。
「.....ロイヤルブラッドの神秘がないと不確定要素が多いので、出来れば使いたくないですが、仕方ありません。私と領地の繋ぎを切断できる未知の技術、私の兵力を突破できる戦力...それは確かに脅威でした。しかしキヴォトスの住民である以上、あの光に触れたら無事では済まないでしょう。導きの十字星──自ら座標を示した星。恨むなら自分の輝きを恨むと良い」
その言葉と共に、周りのぬいぐるみロボットがベアトリーチェを隠すように前に出て、攻撃を仕掛けにきた。それに対してティちゃん達も迎撃する...けどまああんまり本気を出してない。ベアトリーチェの儀式を完成、もしくは解析が出来るまでは止めるつもりがないからね。
「ふむ、なるほど。私の存在を別の次元に投射したのか? それを餌にして何かを引き寄せようとしてる?」あとこんな使い方をするのは普通に予想外だった。
流石に我でも投射されただけだと向こうの事をすぐには把握できない。例えると自分の顔が撮影されてどこにアップロードされたのかすぐにはわからない...え? 普通なら分かる訳がない? そうか?
まあとにかく投射先ちょっと知覚できた。物質世界ではなさそう、おそらくこれがクズノハが言ってた
「...その余裕、いつまで保つかしら?」
「何を呼ぼうとしてるかによるんじゃない?」もう知ってるけど。
物質世界の存在は
この前考察したベアトリーチェが我を狙う理由は、どうやらちょっとだけ合ってたね。つまり彼女が欲しいのは単純な星ではなく「方角を判断できる星」が欲しい、多分。その点でサザンクロスはめっちゃピッタリ! もし同じ目的なら我もそんな都合がいい神秘を発見したら欲しくて仕方ないやろ。いやまあ偽物だけど、
「どうやらアレは貴女の輝きに気づいたようです」らしいね、何かに目をつけられた感じがした。
「そう? ファンが増えちゃうね」
ベアトリーチェ「なんとここにこんな人があります!」
色彩「わーい」