デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます 作:十文字マトン
「落ち着いた?」
「うぅ...ごめん熱くなって」まあそうやって並べたら6人中4人が主人公たちかよ! ってくらい濃いキャラクターをもってるからそんな反応するのも仕方ないかな?
特にホシノ。「大切な先輩を失って借金に追われた元ヤンキー。突然現れた大企業の令嬢と一緒に借金問題を解決、さらに死んだと思われた先輩も戻ってきた」......何それ、盛りすぎやろ。おまけに裏で人知を超越した存在になってた、いやちょっと手加減して?
「ノノミ先輩。見た通りみんなは先輩の身分を気にしない。いえ、興味がないと言えば嘘になるが、別に接し方を変えることはありません。なので先輩も気にしなくてください」
「アヤネちゃん...はい! ありがとうございます!」
「そもそもノノミちゃんからの代わりに借金を返済する提案を蹴ったのもおじさんだしね〜」
「へぇーそんな事があったのか」
「なんなら私の提案もあんまり信じてなかったし」いや〜去年のトゲトゲホシノ懐かしいな、あれはあれで可愛かった。
「う、うへ。それはその、目的が分からなくてあやしいから...」
「まあ、とりあえずネフティスの事はさておき。今は横断鉄道の話だけど」
「そうですね、そんな昔廃棄されたプロジェクトがどうしたんですか?」
「砂漠...そういえばなんか砂漠に巨大な怪獣がいるって都市伝説があったな。入学した時にもホシノ先輩から聞いたことあるけど...先輩? どうしたの?」
「いや〜何でもないよ」
「
「あっ! 思い出しました! 執事さんから聞いたことあります。あの横断鉄道の建設途中、巨大なロボットに邪魔されていたそうです! かなり昔の事だからほぼ忘れてました!」
「ん、ノノミちゃんの家、執事も居るんだ。凄いね」
「そ、そうですか? メイちゃんの家にも居ますよね?」
「
「怪獣? ロボット? 全然違うじゃん?」
「ま、まぁ。都市伝説ってそういうものだよね。おじさんももっと前の先輩から聞いただけで実際見たこと無いからね」
「うーん? 執事さんは都市伝説ではなく実際に発生したことだと言っていた気が...つまりロボットの方が事実ということでしょうか?」
「ど、どうかな? 事業失敗の言い訳とかじゃないかな?」事実だけど!!
「ロボット? 以前メイさんが言ってた超古代文明と関係あるの?」違うけど関係なくはない!
「カイザーが探してるのは古代文明じゃなくて古代兵器ね。その巨大ロボットと同じものかどうかは知らないけど、あれから探したが特に見つからなかった」船も怪獣も既に砂漠に居ないからね!!
「ん。居ないのか、残念」
「活動停止したのか、別の場所に移動したのか分からないけど...逆に言うと邪魔もしてこないってこと。砂嵐も今対処してるので、その鉄道の開発を再開しても問題ないかと」
「なるほど、つまりメイさんはその横断鉄道とやらをやりたいってこと? 別にいいんじゃない? 砂漠に関しては全部クロスグループ、つまりメイさんが持ってるから好きにしたらいいんじゃん」
「いえ、鉄道なら砂漠だけでなく自治区にも鉄路や駅を建設するはず。メイさんのお陰で自治区の土地はアビドス高校が取り戻したので。それにいくら砂漠を所有してるとはいえ、アビドス自治区の管理者は私達アビドス高校。ここで新しい事業を進めるのは一応こちらの許可も必要なので、その辺の協商ですか?」
いまのアビドス自治区の土地自体はアビドス高校に戻したが、上にある建物などはまだクロスグループが所有してる、大体の自治区と同じ。何が変わったかというと、建物の改築などは一応当地政府、つまりアビドスの
そして企業は行政権を持ってないので、たとえ土地を持ってても理論上その自治区の生徒会の管理下になってるが...カイザーだけでなく大体の企業がそれを無視してる。重大な犯罪でもされない限り、土地を所有してる企業に対して何かリアクションをしたいなら連邦生徒会に提出する必要がある。そしてご存知の通り昔の連邦生徒会はアレだから......でもうちは良識ある企業なのでしっかり生徒会に従うよ!
「それもあるけど、まずはこれを見て」事前に作った資料をみんなに配った。
「これは、契約書のコピー? 砂漠横断鉄道の施設
「これも当初のネフティスとアビドス高校の共同事業の件だけど。事業が失敗して凍結したとはいえ、凍結されたプロジェクトに対しての権利はまだ両方が持ってる。が、そのあとは知った通りアビドス生徒会が借金状態に陥ったので、返済のために土地以外にも売り物を探してた。その時アビドス側の権利をネフティスに売った。まあそんな途中に放棄された物を持っててもあんまり意味がないしね」
「うへ。でもネフティス、つまり凍結した張本人に『未完成だから』と結構安値で買われたらしいよ。いや〜世知辛い〜」
「......はい、確かにネフティスがやりそうな事です」
「まあ、それに対してお金を出す時点で多少の人情が入ってるよ? そんなものをカイザーに売ったら多分もっとひどい事になる」
なんも知らない第三者に「ここに再開する見込みがないプロジェクトの半分の権利あるけど」とか言ったら買う人はそのプロジェクトを完成できる自信を持ってるやつか、別の目的があるやつくらい......あとは単純にバカ。その時の買取値段はもちろんアビドスの投入資金より何段も下がってるが、客観的にみるとまだ適正価格。
「あれ? でもこの契約は売るのではなく、アビドスが買う契約ですね? しかも年分は最近...売主【セイント・ネフティス】で買主【アビドス生徒会】、署名は梔子ユメ...ユメ先輩!?」
「ひぃん」
「うへ、これはその時売った物ではなく、2年前そちらの生徒会長が勝手に買おうとした権利に関しての契約だよ〜」
「アビドスが権利を手放したあと、ネフティスもそんな事業を再開できる余裕を持ってない...そもそも砂嵐と例の機械怪獣を対策しない限り再開は無理だろう。そのあとネフティスも経営にちょっとしたトラブルが発生したから、当時のアビドスと同じく不要な権利を売ろうとした。そこでユメさんに100万で買われた...支払いが終わったのはつい最近だけど」
そう、ユメさんを復活させたらなんか生前に誰も知らない契約を勝手に結んでいたことが発覚した。調べてもネフティスの方にそんなデータはなかったけど、ユメさんが絶対間違ってないと言ってたので直接ネフティスの人に確認しにいった!
これまで特に商業上のやり取りをしてない会社のトップが突然来訪したのには流石に驚いていたが、すぐに対応してくれた。そしたらなんと引継ぎの問題でその契約がハイランダーの誰も気付いてない場所に放置されてる...まあネフティスも砂漠化のせいで何回も遷移したからそうなるのも仕方ない、かな? あるいはユメさんの失踪を聞いて、残金の支払いは来ないと思って適当に放置したとか。とにかくその契約は本物だった。
「100万って高いの? 安いの?」
「メイさんの資料によると始動資金だけでも数十億を投入したらしい。社運を賭けた大プロジェクトに相応する規模ですね」
「ん、なるほど。失敗したとはいえ確かに100万で買えるのは破格も破格ですね。ユメ先輩、凄い」
「でしょうでしょう! あの時は残った施設を売るだけでも元取れると思って買いました!」
「えっ? この契約ではそんな事は出来ないよ?」
「えっ?」やっぱりこいつ勘違いしてる!
過熱!(じゃんたまコラボ)
明日は多分ないです!
原作の情報をまとめると
ネフティスは2年前横断鉄道の施設に関しての「使用権」をユメに売ろうとした。
アビドス3章冒頭でネフティス(ハイランダー)がようやくアビドスのインフラや開発権をカイザーから買い戻した。
つまりそういうこったぁ!