デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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今回はエイプリルフールネタじゃない


11. 大怪獣総攻撃~①

「...超巨大生物、仮称【ペロロジラ】。情報はあまりないですが現在掌握した内容は以上となります」成長も代謝もしないから厳密に言うと生物ではないけど、まぁ似たものだからヨシ。

 

「ぺろぺろじら? これはまた変な物が出て来ました」うーん、ツーストライク。あと一回でヒフミに殺されるよナギサ...いやもうツーアウト判定で二回殺されるかもしれない。

 

「キキキッ...ティーパーティーの()()()はペロロジラも知らないか? あれは植物と生徒の細胞を混ぜて作られたバイオ怪獣だ」うん? それ別人、というか別獣じゃない?

 

「"いえそれは別の怪獣になりますがそこまで間違っていないですその怪獣は植物細胞と生徒細胞とペロロジラ由来のP細胞から生まれた怪獣で最初は植物形態──"」

 

『先生ステイステイ、今日は怪獣の講座じゃないよ』いや気持ちは分かるけど! もし誰かメカペロロジラとMECHAPERORODZILLAを間違ったら我も早口になりそう。

 

「"あっ、すいません!"」

 

「そのぺろちゃんの今の位置は?」はいアウト。だからなんでぺろ以外覚えれないのナギサ...あと紅茶美味しそうに飲むんじゃない、可愛いけど。

 

『えーと、ペロロジラは海から一直線でキヴォトスに向かってる。休憩せずにその速度を維持できるなら後32時間でオデュッセイア海洋学校の自治海に侵入する。一応退避勧告を出したけどそいつらは多分勝手に開戦するので、キヴォトスの海岸線ではなくそっちを防衛線と考えた方が妥当かと』

 

 一応事前に退避勧告を出したけどオデュッセイアの生徒会長それを聞いて逆に「え? せっかく無制限攻撃できるチャンスなのにどうして逃げるの?」とか言ってさらに戦力を向かわせた、いやーキヴォトスキヴォトス。ペロロジラの危険性を言っても「大丈夫大丈夫、船長室にメイ殿の油絵を飾ってるので絶対負けないから」じゃないよ、軍艦対怪獣は負けフラグだぞ...あと流石に我も絵だけでは加護とか与えられないよ? というかそもそも戦争や勝利は我じゃなくて別のやつだし。一番ひどいのは連邦生徒会の招集を「メイ殿に任せます!」とリモート参加すらしなかったこと...いやなんで?

 

「身長が百メートルを超えた超巨大生物...海中でだけ活動するにしても大き過ぎるのに陸地でも行動できる? そして何処かの生徒会長が都市の電力を集めてようやく実戦に使えるビーム兵器レベルの光線を目から発射できる? しかも捕食行動は一切しない...そのエネルギーが何処から来たのかにとっても興味があります、ふふっ」

 

『別にいいけどなんでヒマリも来たの? いや理由は知ってるけど』リオさんの付き人としてきたのは事前に共有済みだけど。

 

「こんなおもし...キヴォトスの危機に成りかねない事をこの【ちょっと健康な超天才美少女ハッカー】が座して待つわけにはいかないでしょう? 直接()()を教えてもらうのもつまらないので、こうしてこの目で確かめに来ました♪」まあ我に聞けば正体は分かるけど、多分千年難題の時のように自分の力だけで解きたいとか。関係ないけどこいつはサイボーグ化手術後、毎日の活動時間が伸びたからって千年難題を一つ証明した。まだ発表してないけど学会に認められたらミレニアム史上初の千年難題を()()も解いた人物になる。

 

「それと、ゲヘナのヒノム火山の異常な熱量と惑星軌道から突入しそうな巨大質量も関連する物と推測します。ヒノム火山に居るものを【ニコラドン】、軌道上のものを【キングキャット】と仮称します...対策室長からの命名です」

 

『いや命名と言うか、そういう物だから......あと巨大な繭とか発見したら教えてね』そこまで揃ったのに【モスカルマン】だけ居ないのは可哀想...まあ元ネタ的に大体人間側の味方をしてるから逆にキヴォトスの味方する可能性も高い。

 

「"なるほど! ここまで揃ったら繭があっておかしくないですね!"」おー流石先生も同じやつを思い起こした。どうだろ? 我ならたとえ敵対することになっても作るけどあの首なしはどう考えてるのかわからない。

 

「計算上、【キングキャット】と名付けられた物が大気層で燃え尽きる可能性は95%を超えていますが...もし落下する場合はミレニアム自治区内の可能性が80%程。幸い落下予想地は無人の区域ですが、それでもかなりの被害になると予測できます。シミュレーション通りに大気層で燃え尽きたらいいですが」

 

『それに関しては落下すると思った方がいいよ』逆に途中で燃え尽きた方がインパクトが強い説...ないか。

 

「常に最悪の場合に備える...というわけではなさそうですね、メイ室長は。何か根拠があるのでしょうか?」

 

『身長百メートルの生き物が存在出来ること自体がもう特異現象だから、あのサイズの物が燃え尽きないことの方が相対的にそんなに不思議な事でもないと思わない?』

 

「"キングキャットだからね!"」

 

「むむむ、事前にペロロジラシリーズを見るべきだった...」なんだカヤ、興味あるのか? 結構面白いよ!

 

「...防衛室長、どうされました?」

 

「あっ、いえ! お構いなく...」

 

 はい、デカグラマトン(十文字メイ)です。例の首無しの人が作った怪獣に備えるために連邦生徒会として緊急会議を開催した。ゲヘナ、トリニティ、ミレニアムなど学校以外にアビドスを含めた学校達はリモートで接続してる...我? もちろんリモート!

 

 ゲヘナからはマコトさんとサツキさん...サツキさんは遠慮なく寝てるから実質マコトさん一人。まあでもマコトさんは内容をしっかり聞いてるらしい、偉い。ちなみにマコトさんはイブキを連れてくるつもりだったらしいけどイロハに止められてた、可哀想。

 

 トリニティはナギサとセイカが来てる...ミカさんは先生と会いたくて騒いでたけど無視された。セイアは一応復学したけど「いきなりホストに戻るのも申し訳無いので」とか言ってナギサにやらせてる...絶対ホストをやりたくないだけだろあのフォックス。あと一応実家には顔を出したけどなぜかティーパーティーの寮に戻らずにうちに住み続けてる。まあ別にいいけど!

 

 ヒナとサクラコ? それはもちろん来てないしリモートでも参加してないよ。本当にキヴォトスの危機ならともかく、これは精々都市一つや二つくらいの問題だから。もし気軽にエデン条約機構を動かしたら本当にただの武力組織になる、そんなイメージを持たせたら意味がなくなるので今回の件は出来る限り関わらないように。

 

 ミレニアムからはリオ会長と車椅子から解放されたヒマリ、まあ能力的にはヒマリが一番適性が高いけどそいつはセミナーじゃないからユウカさん辺りが来ると思ってた。あーそうそう、既に大衆向けのサイボーグ技術を開発出来たのでヒマリの脚も隠さなくて良くなった。

 

 大衆向けと言ってもまだパーツを相手の魂に合わせて調整する必要があるけど、その調整はもう我では無く我ら(デカグラマトン)でも出来るようになってる...つまりクロスグループの偽ロボ市民の職員達にも出来る。一応技術と言えば技術だけど、今のキヴォトスの科学と全く別の物になるから特許は申請しなかった*1、説明をしても魂が見えない人からすれば詐欺のようなものだからね。

 

 まあ技術を公開しない事に対しては多少の非難も受けた、あと「勝手に脳まで改造されたらどうするの」とか反対したやつもちょっとだけ居た。いやぁーどの世界にもこういう人いるね。とまあ要約して「説明してもお前ら分からんから、あと強要しないから外野は黙れ」みたいな内容の声明をクロスグループから懇切丁寧にお出しして放置した。

 

 とりあえず学籍を持ってないのも含めて欠損や病気や器官に難ありの人をリストアップして、その中でも既に自力で生活できない上に頼れる人が居ない──つまり放置すると売られるか死ぬかの人を優先で改造した。簡単な手足はもちろん、失明した人にも「光の受信をしてその情報を脳に分かるように伝えるセンサー(目ん玉モデル)」を付けたら見えるようになるし、耳も声帯も心臓も内蔵も全部機械で解決できる...まあ流石に無償でやるのもまずいので適正金額を請求した。払えない人には仕事も用意した、もちろんホワイトの。

 

 まあこの「サイボーグ化しないとほぼ死ぬ」レベルの人達はすぐに受け入れたけど、症状が軽いもしくは家族が居る人なら宗教と倫理と関係なく個人的に嫌がる人もいると思うから、キヴォトスの障害者達を全員治す事は多分できない。流石に嫌がる人を助ける気にはならないのでそういうやつが居たら無視する...あ、話が逸れた。

 

 この場に来てない学校達はリモートで繋いでいる...いやマンモス校だけ面会とか差別じゃないけど、流石にみんなの発言を許したらあと30時間も会議が終わらなさそう。なので直接関係してるミレニアムとゲヘナ、そしてゲヘナの隣であり現在平和条約を結んだ相手であるトリニティを呼んだ...そしたら自然と三大校になった、はい。ちなみにリモート勢はチャットでいろいろ質問投げて来たけど、それを対応してるのはもちろんチャット慣れしてる対策室長。どさくさに紛れて全く関係ない内容を送ってるやつも数名いるけど。

 

 他の学校はと言えば...アビドスは六人全員。また数日しか経ってないのにユメさんはすっかり今のアビドスに馴染んだらしい...よく嬉し泣きをすること以外。総合戦力ならアビドスは他の学校と比べて大したことはないように見えるけど、単体戦闘力なら意味不明なくらい高い...もちろん表の戦闘力ね。委員長(ホシノ)会長(ユメさん)がもし本気を出したらこの戦いも一人で勝てるから。

 

 レッドウィンターのチェリノさんは現在革命に成功されて逃亡中なので欠席。今回は知識解放戦線らしい...そいつらは事務局に勝てる戦力を集めたのか、逆に凄い。

 

 山海経はキサキとミナさん...ミナさんはなぜか「キサキ♡メイ」の謎うちわを持ってる、それ流行ってるの? 前も似たものを見た*2。あとミュートなのに動きだけでうるさい、キサキもそのまんざらでもない顔してないでちょっと止めろよ。

 

 百鬼夜行は陰陽部ではなく百花繚乱のアヤメさん、ナグサさんとキキョウさん。多分またニヤに丸投げされた。カホさんくらいは出ると思ったら、多分ニヤさんはこの会議自体をカホさんに教えてない...バレたとき怒られるのに。

 

 ハイランダーは「いま新事業が忙しいので」と欠席、まあ自治区を持ってないハイランダーとはそんなに関係ない話...新事業はめっちゃ心当たりがあるしね。

 

 オデュッセイアは先ほども言ったように連邦生徒会を無視して勝手に作戦会議をやってるので欠席。ワイルドハントの生徒会もいま巡回公演(ワイルドハント)してるので欠席...相変わらず自由だなお前ら。

 

 ヴァルキューレとSRTは元から生徒会相当の部活が存在しないし、直属上司である防衛室長と対策室長が参加しているため招集もしなかった...まあFOX小隊は我の後ろで見てるから参加してるとも言える。

 

「次は、対策室所属シャーレの各巨大生物の対応方法の会議に入ります...」

*1
特許の公開代償説である「この技術を公開する代わりに、期限内にその技術は所有者以外は無断で使ってはいけない」。逆に絶対解析されない自信がある極秘の技術なら開示しない方がいいと考えた人も

*2
ネットで名前と写真を送ればオーダーメイド出来るくらい流行ってる




いやなにこれ

他のサイボーグパーツは機械である事特に隠してない、メイちゃん達の人間と見分け付けないのと結構の差がある
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