デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます 作:十文字マトン
セイアはよくメイと結婚式の夢を見てる、何してるの?
ちなみに願望で影響されてるから普通の夢の可能性もある(なおメイちゃんはその夢も見れるから望を叶えるかもしれない)
「すごいですね、まるで手足のように操縦できている」それ分かって言ってるよね全知?
「は、はいぃ...なれていますのでぇ...」
「...ハブの操縦を?」そら歴が長いから一番慣れてるやろ。
「あいえその違うです慣れてるというかその本能的に出来てるあでも慣れてはいるのですがその」いや落ち着け。
『このOSに慣れてるってことね、うちで結構使われてる物にちょっと変更を加えただけだから。詳しいことは一応企業機密ね』嘘は言ってない、うちでも結構使われてるOSを入れてはいる。なおこいつがハブ自体に慣れてるのも事実、てへ。
オペレーションシステム、通称OS。基本的にユーザーの操作を減らして求めた効果を得るためのシステム。例えばパソコンのOSは0と1の羅列をユーザーに分かるような情報で表示して、ユーザーがやりたい事を代わりに指示を出す...大雑把に言うとこんな感じ。
簡単に例えると、飛行機を操縦するゲームは一部を除けば大体の操作が本物の飛行機よりかなり簡略化されてる...当然と言えば当然、でないとそのゲームをやるときはコントローラーじゃなくてコクピットが必要になる。つまりユーザーが簡単な加速、減速、ロールなどの指示をするだけでシステムを代わりに細部の操作をやってくれる、そんな感じ。
そして定義によっては人間もOSが付いてるようなもの...まあ
で、いまハブに入れたOSは魂体一致機と似た機構──【
普通のOSは与えられた指示を実行するにあたって、想定されてない機能はオミットされてる...普通はね。例えばゲームでキャラクターを操作するとき、「前に進む」ことを指示したらキャラは自動的に足を動かす。そこでは「つま先歩き」などは実行したくてもできない...必要ない機能だからそれを指示する機能がない。ボタンを押せばその方向に前進するという極めてシンプルな処理によって、足の動きを指示しなくても自動的に動作するようにしている。もし足がどう動くかなども全部ユーザーに操作させるなら、細か過ぎてユーザーが忙しくておちおち前にも歩けないという事態が発生する...稀にそういうゲームもあるけど。
で、このOSにはそういった操作制限が一切ない。何でも出来るとも言えるが、逆に言えばユーザーに向けた誘導も簡略化も一切ない。ユーザーが機体を肉体のように操縦できるとはいえ、その肉体の操縦方法はユーザーが自分で編み出す必要がある。人間の脳は元々人間の肉体専用に作られているわけだから、いきなり戦車と繋いでもどうやって動かせばよいのかは分からない。人間が生まれつき四肢を動かす方法を知っていても、猿がどうやって尻尾を動かしているのかは分からないのと同じく、突然肉体が砲台と履帯になってもどうやって動くのかは分からない。
つまり人間の形に近い人型ロボットは人型である必要性がきちんとあるんだよ! Q.E.D.!!
とはいえ人型ロボットでも四肢以外の装備を操作するのには訓練が必要、しかも慣れすぎると今度は元々の肉体を操作する方法を忘れる危険性もある。例えば目のカメラに慣れたら元の肉体に戻ったときも存在しない背面カメラを動かそうとする、もしくは歩くとき存在しない推進剤を使おうとするとか。人型以外の機体と繋ぐともっとリスクが高い、最悪は呼吸する方法すら忘れる危険性もある...治せなくはないけど。
とまあ、生身の人間ならいろいろ不都合が発生するけど...もちろん
そして理論上人間でも似た事が出来るなら、
「なんと直接脳からの信号で操縦できるんですよ!」そしてなぜかドヤ顔してる全知、いや本当になんで?
「...噂のサイボーグ技術と同じ原理ですか」
「どうでしょうね、少し似ているかもしれません」だからなんでお前がドヤってるの、いやまあ全知はこの世界で初めてのサイボーグだから治験として多少の貢献はしてる...かな?
「公開された理論には目を通しているわ。一般的な義肢を付けただけでは脳が認識しないから特殊な変換技術が必要...そしてそれを『元々存在しない肢体』に適用することもできるのかしら? もしかして義肢で腕を四本なども?」
『それはもちろんできるよ、でもそこまでの改造をするつもりはない』今やってるサイボーグはあくまで体が不自由な人を普通の生活を戻すための改造、それ以上の強化はするつもりはない。キヴォトスをサイバーパンクにするつもりはないから。
「それは残念、もし腕が四本あれば作業効率が向上すると常々思っているのだけれど、今は諦めるしかないようね」普通なら腕が増えてもそれを使いこなす脳が無いと意味がないけど...リオ会長なら行けそう、でも流石に絵面がアレだから。
「四本腕のリオ...やめておくのが賢明だと思いますよ? 似合っていませんので」
『それは同意見、あとアバンギャルド君の肩関節どうにかして?』何を考えて肩の関節を共有させてるの? 一応球体にしてるから動きはそこまで邪魔しないけど、どうしても同じ方向に向けるとき干渉するじゃん。
「...そこは譲りません」
『あ、はい』
「そのダサいロボットの話題はもういいですよ、誰も興味を持ってないので」
「だ、ださ...?」
『え? そこそこ可愛いと思うけど?』確かに見た目は我らとスタイル違うけど、それなりに愛嬌のある姿だと思うけど!
「...あんな物を褒めるより私を褒めてよ?」
『いやいやこの文脈でお前を褒めるのほうがおかしいやろ、あとあんな物って言うな...まあそれはそれとして、ヒマリの方が可愛いのも事実』
「へ、へへへ」
「......アバンギャルド君、かっこいいとは思わないですか?」え、まじ? リオ会長はあれをかっこいいと思ってる?
『...そ、その、人の感性はそれぞれだから、ね?』
「ふふ、心優しいメイでもフォローしきれないですよね、あのダサいロボット」だからダサいって言うな。
「......見た目は関係ないわ」
『えーと、その、ハブの話題に戻ろか?』
「はい! ここに居ます...あ違う私はハブではないですねあいえ当然ですけどその何と言うかキャラに感情移入と言うかゲームをやりすぎると自分がそのキャラと勘違いするときありますよねそれと同じ感じで決して」
『分かったから落ち着け??』
「ミレニアムが誇る超高性能通信AI【ハブ】の専用機体、ですね。データ上では設備メンテナンス用のロボットとのことですが...メンテナンス用にしては巨大過ぎると思います。それに兵器も搭載してるじゃないですか? ドリルはまだ工作用と誤魔化せるが、他のは言い訳出来ませんね」
そうそう、ハブは本体以外にも通信設備の物理的なメンテナンスのための機体を持ってる──原作では直接ホドになったあの超巨大ロボット。我以外にこんなアホサイズの兵器を作るやつなんて、ミレニアム以外ではオデュッセイアしかないだろうな、流石は頭がいいアホ達。あのカイザーが発案した人型汎用決戦兵器ゴリアテもハブと比べると子供のようだ。触手のような腕は線路のメンテナンスなど細かい作業をするため繊細な動きもできる。その上に普通の戦車も殴れば一撃で爆散させられるパワーを持ってる。そして頭部にはエネルギー弾など様々な兵器を搭載してる...流石にエンジニア部でもただの作業ロボットをここまで盛ったりしないだろう、最初から兵器として開発されたと考えた方が妥当かと。
「...昔のセミナーは兵器転用を考えていたのかもしれません、他の学校を牽制するために」
『まあ周りの学校がアレだから抑止力が欲しいのは分からなくもない』しかもあの時アビドスはまだそれなりの力を持ってたから今のキヴォトスより乱世。
「そして極秘プロジェクトだから、情報漏れを防ぐために人ではなくAIで自律するようにデザインした。でもその肝心のAIは何故か本体のコンピューターを残してネットの海に消えた、そのせいでこの無駄に巨大なロボットが誰も使えない物と化した、と」
『本当にどこに行ったんだろうね、そのハブってやつ』今更だけど命名したやつあんまりセンスがないな、通信を管理するAIだから
「は、はは、ど、どこに居るんですかね、ははは」
〔まさかそいつがバーチャル配信者とかやってる訳ないですよね!〕おっとティちゃんからの攻撃が!
〔おえ〕そういえば昨日の配信割と面白かった、ホドちゃんには内緒だけど。
「...私も試しましたが、この巨体を操縦するのは一人では無理そうなので、エリドゥとアビ・エシュフの開発を優先してハブの事は今日まで放置していました...まさかメイ室長が起動する手段を持っているとは」
『まあ、物は試しだからね。今回の件が終わったらトキさんやリオ会長一人でも操縦できるように調整するわ』具体的にいうと脳からの接続ではなく、普通にヘリや戦車のように操縦できるようにする。色んな機能をオミットする必要があるけど...元々我がハブを連れ去ったせいだからお詫びとして使える状態に戻さないとね。
『会長! 例の流星はすでに肉眼でも観測できます!』
「ありがとう、直ぐに向うわ」
『落下地点は予想通りだね』
「ええ、幸運にも誰もいない郊外ですね」まあ首無しの人も先生と完全敵対はしたくないだろうから、なるべく関係ない人への被害を抑えたんでしょうね。もしミレニアムの市街地にくるなら落ちる前に落とす必要がある...できなくはないけど遠距離で片付いたらつまらないじゃない?
『こちらエンジニア部、エリドゥの電力をハブに送るための改造が完了した...しかしリオ会長、いつの間にこんな大きい都市を作ったんですか?』
「...それは終わってから説明するわ」
『なんかフラグっぽいセリフだな、直接参戦する訳でもないのに』あ、これはこれでフラグになるか。
そう、ミレニアムは元からペロロジラにも負けないくらいのサイズと火力を誇る巨大兵器を持ってるから、普通に正面から戦ってもキングキャットに勝てる、熟練した操縦者もいるならなおさら。そして勝率を増加するためにエリドゥのあの遠隔で電力を送れる機能を使ってハブをサポートするように。元々ハブの内部に高出力の発電設備を持ってるけど、あのメイン武装を撃つにはインベイドピラーを使う必要がある。しかしエリドゥの電力があればなんとオーバーヒートになるまで無限に撃てる...なんだかキングキャットさん可哀想になって来た。
『メイ室長、こちらはペロロジラ防線。オデュッセイア艦隊の射線範囲に入ったのでいまから交戦を始め...もう勝手に撃ったらしい』
『カヤか、了解ー』
『メイちゃん聞こえる? 火山から何か出てきたので、おそらくアレがそのニコラドンってやつだと思います』
『りょ、イロハも気をつけてね』
3方面がほぼ同時に始めたな、まるでタイミングが計算されたかのように...まあ実際あの首無しは同時に始まるように調整したんだろうね。
『では各位、健闘をー』とまあ戦力の準備は全部整ったから、あとは各自治区の指揮者に任せた。我? 我はここで見てるだけ。ほら、RTS*1よりは4X*2の方が向いてるから。いちいち作戦を考えるよりは、事前に絶対勝てる戦力を用意して適切な指揮ユニットに投げる方が好きだから!
はい、ミレニアムの超兵器はサイコミュシステムのハブちゃんです。予想した人いるかね?
原作預言者達が大体出所不明やオーパーツの中に唯一現代文明が作ったハブ、ゲーム上ではそこまで強いイメージがないけど普通にアホ強いのはず。
あの触手に叩かれたら普通の人なら確実に死ぬ!あとなんだよあのレーザー!