デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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どうでもいい裏?設定
トリニティは聖書だけでなく地球のキリスト教の歴史を含めているから、もし例の明けの明星の生徒が居たら彼女は「堕天使」の素質を持つ事になる。逆にデカグラマトンは何それ知らんだから純粋な明けの明星(光をもたらす者)である。
まあどのみち全部ネッちゃんに吸収されてるから堕天使であってもそんなに関係ない。


16. 大怪獣総攻撃~⑥ ニコラドン戦線

「あれがニコラドン、ですか」

 

「...モモンガ?」元々のMr.ニコライはクアッカワラビーだけど...まあこれならモモンガに見えるのも仕方ない。

 

 ヒノム火山から出たニコラドンには翼ではなく飛膜が付いてる。元々のMr.ニコライのモチーフがクアッカワラビーとはいえ、かなりデフォルメされてるから見た目はちょっとだけリスやネズミと似てる。そこから飛膜を付けたもんだからまあかなりのモモンガ。ちなみにモモフレファンの中にもニコラドンをモモンガニコライと呼んでる人が多いのでヒフミに殺されはしない、多分。

 

「一応クアッカワラビーのはずですが...どのみち、普通の生物ではないのでそこまで気にしなくていいでしょう。イブキ、すぐに終わらせるからね」

 

『はい! イブキはヒナ先輩と一緒に学校を守ります! イロハ先輩とマコト先輩も頑張ってください!』

 

『イブキの安全は私が保障するから、心配しないで』

 

「...空崎ヒナに任せるのは気に食わないが、他に頼れる人が居ないから仕方ない。今回だけだぞ!」

 

「まぁ、先生は別の戦線の最前線に居るし、メイちゃんも三方面全部を見てるから忙しいので、風紀委員長...ヒナ代表が一番適任ですので。ヒナ代表の戦闘力はマコト先輩も認められてるじゃない?」

 

「だから気に食わないのだよ! まあいい、そのモスカルマンとやらをさっさと倒して帰るぞ!」

 

「モスカルマンではなくニコラドンです、全然違いますよ」

 

「似たようなもんだろ! とにかく行くぞ、我が万魔殿が誇る超超無敵─」

 

「ラーテ、発進します」

 

「イロハァー!」

 

 超重戦車【ラーテ】、昔から工業に長けているゲヘナが持つ【超兵器】に分類される規格外戦車。同じ超兵器であるオデュッセイアのレールガン艦【トリアイナ】やミレニアムの【ハブ】と比たらそれなりの歴史がある兵器、それにエンジン以外に目立つ技術は使ってないからとても「最新鋭」とは言えない。しかしその戦闘力は最新技術と比べても全く劣らない。

 

 技術面ではそこまで特殊な物を使ってないから現代キヴォトスならどの学校の技術力でも作れる...技術力だけなら! しかし実際に建造するとなると必要な資金と人力は「当時のゲヘナはアホか?」の感想を誰しもが漏らすほど。今のキヴォトスでもラーテを作れる力を持ってるのは三大校とオデュッセイアやハイランダーなど有名な学校くらい。

 

 地球人は脆いから「やられる前にやる」という戦術がかなり有効で、どうしても戦車や戦艦よりは航空機やミサイルのような攻撃に特化する兵器が重視されている。しかしキヴォトス人は爆撃や巡航ミサイルに撃たれても死なないし、一部の人は戦略兵器に攻撃されても抵抗できる力を持つという意味不明な種族。こんな世界では攻撃だけ特化しても「反撃される前の敵の無力化」を達成するのがかなり難しいため、実はラーテのような攻撃力と防衛力を両立した兵器は地球より役に立つ場面が多い。

 

 まあ、キヴォトスで本物の戦争していたのはめっちゃ昔の事だから使う機会はなかったし、そもそも他の学校も多少常識外の兵器や力を持ってる。それに制空権を確保しないと普通に爆撃機に一方的に攻撃される。いくらラーテが強力とは言え一台二台くらいでは他の学校を圧倒するのはやっぱり無理。だけど持ってるだけでもかなりの抑止力になるのも確かな事。

 

「翼の展開を確認」あ、結局飛膜ではなく翼って呼ぶのか、まあそっちの方が分かりやすいか。そもそもコウモリの翼も厳密に言うと飛膜だし。

 

「今だ! 撃てぇ!!」

 

 ラーテの主砲から秒速900メートルを超えた速度で打ち出された砲弾が両手を広げて飛ぼうとしたニコラドンに直撃し、その衝撃でニコラドンがヒノム火山の山頂から転落した。ラーテの主砲である28cm連装砲は元々戦艦用の物なのに無理やり戦車に搭載するという天才(アホ)な発想が結果的にこの300キログラムを超えた砲弾を最大仰角40度で40キロメートル先に届かせる巨大怪物を誕生させた。

 

 ニコラドンは45メートル程、鳥のような翼ではなく飛膜だから翼長もそこまで変わらない。直立状態での身長が100メートルを超えたペロロジラと比べたらかなりの小柄。もちろん45メートルの生物は間違いなく常識外の大きさではあるが...まずキヴォトスは地球基準では「巨大ロボット」と定義されるゴリアテなどが特に珍しいものとして扱われないほど「巨大」へのイメージが地球より基準が高いし、すぐそこに全長35メートル高さ10メートルの理不尽な移動要塞がいるから相対的に何とも言えない大きさになった。

 

 数字だけならあんまりピンと来ないかもしれないから、比較対象として地球の有名な機動戦士アニメの主役ロボは18メートル。ラーテは長さはアレの2体分で高さも身長の半分くらいある。いやーまさに移動(モビル)要塞(アーマー)だね。んでこんな意味不明の金属怪物が味方だから...直接操縦生徒も観戦してる生徒も、「言うほど大怪獣かな?」と思っている節がある、可哀想。

 

「転倒の場所をフィードバック、射撃角度を修正完了。万魔殿、いつでも行けます」

 

「ティーパーティーも準備完了...では砲撃手の皆さん、一斉射撃をお願いします」

 

『砲撃開始!』『あの角を付けてるやつらより早く仕留めるですよ!』

 

『榴弾砲とか時代遅れじゃん』『高射砲は紅茶だけ飲むやつには難しいからね』

 

『野蛮なゲヘナは紅茶の良さを分からないのか!?』『なんだてめぇ!』

 

『...砲撃に専念しろ』『こら、言い返すのはいいけど手を止めるな。止まったら相手の思う壺にはまるよ』

 

『ヒェ...は、はい!』『それもそうか、流石イオリちゃん!』

 

「......やっぱり平和になったとは言え、すぐに仲良くなるのは無理でしたか」

 

「まぁ、嫌味を言いながらも連携は取れてるならかなりの進歩だから。ツルギとイオリのお陰かもしれないが」

 

「おいトリニティ、ここでその紅茶をこぼすなよ、掃除大変だから」

 

「ご心配ありがとうございます。どんな揺れでもこぼさないように訓練しているので大丈夫です」

 

「いやどんな訓練だよ」

 

「...すまないナギサ、それに関しては万魔殿と同じ意見」

 

「えっ?」えっじゃねぇよなんでそんな訓練をするの。

 

 あ、はい。なんとラーテの中にはティーパーティーも乗ってる、なにせ中身クッソ広いし相対的に安全で現場を見る事が出来る...っていうのは建前。現地を観測したいだけならドローンなど使えばいいけど、同じ乗り物で最前線に行くのは「トリニティとゲヘナが仲直りした」をアピールする絶好の機会。今回の怪獣は素直に撃退してもなんのメリットがないから、両校の関係改善に使わせた。実際に同じ陣営で戦うのがどんな書面の契約よりいい効果があるからね、おまけに一緒に謎の敵に立ち向かうとか最高のプロパガンダになるし。ありがとう首でなしの人!

 

 ......オデュッセイア? あいつらにとっては全力で戦える事自体がメリットだからね。ミレニアムも未知の事象と鉢合わせた事自体がメリットになるから似たような物。

 

「ティーパーティーと万魔殿の砲撃、命中...ニコラドン、砲撃中でも起き上がろうとしています、あんまり効いてないようですね」

 

「あんなに砲撃を浴びさせても行動できるのか。ならば仕方ない、この超超無敵」

 

『ニコラドン! 離陸した!』

 

 ニコラドンは砲撃を受けながらも動き出した。一般的な滑空能力を持つ動物と同じ要領で強くジャンプをした。その跳躍力は凄まじく、地面にできた大きなクレーターと共にニコラドンの巨体がなんと数百メートルの高さに跳んだ。もし飛膜を使って滑空されたらラーテの速度では到底追いつけない。

 

「ここから離れたら困りますので...セイカさん、ヒフミさん、アズサさん。よろしくお願いいたします」

 

『こちら管制塔のセイカ、発進要請を確認。()()()()()()()、発進!』

 

『『発進!!』』

 

 既に近くで待機していたメカペロロジラがヒフミとアズサの声と共に背部のスラスターの爆音を鳴らして一瞬で音速まで加速した。しかし戦場にたどり着く前にニコラドンの攻撃が始まった...狙いはもちろん一番目立つラーテ。

 

「こっちに来ています!」

 

「くっ、迎撃しろ!」

 

「この速度の照準は...そういえばシステムがしてくれた!」

 

「撃て!」

 

 ニコラドンは空中から一直線にラーテに向けて飛び掛かった、運よくラーテの主砲の仰角を超えてないため真正面から迎撃は出来たが...砲弾とニコラドンの質量の差で、ニコラドンを止める事は出来なかった。

 

「命中...相手、健在!」

 

「総員! 衝撃に備えろ!」

 

「キャッ!」

 

 ニコラドンの質量と加速度が衝撃と化してラーテを襲った。先ほど撃った主砲でその加速度を多少相殺したお陰なのか、ラーテ自身の質量のお陰なのか転覆はしなかった。

 

「損傷確認! エンジンと主砲は健在、戦闘に支障なし──これは!」

 

「ニコラドン! ラーテから離れません!」

 

「まさか格闘戦を仕掛けてくるとは、相手もやるな」

 

「...それにしても、あんな巨体に体当たりされても転覆しないとは」ナギサ、衝撃を受けても紅茶をこぼしていない...まじで訓練されてるのか、こっわ。

 

「キキキッ、うちのラーテを舐めるなよ」あ、もうあの長い名前を諦めたのか。

 

「しかしこのままではまずいですよ」

 

 ニコラドンはラーテにしがみついたままに爪を使ってラーテの装甲に攻撃を始めた。どんな素材で作られているのか分からないが金属の装甲に爪痕を残す事が出来るらしい...流石にそう簡単に貫通されないがもし攻撃を受け続けたらまずいかもしれない。

 

 ラーテとニコラドンの大きさはほぼ同じとはいえ、相手は軽快で動ける生物のようなもの。対してラーテは人に操縦されてる上にそもそも格闘戦を想定した設計ではない。まあ普通の場合なら体当たりだけでも並みの戦車と建物を一瞬でバラバラにできるけど、同じ体積を持った敵にここまで近づかれたら文字通り手も足もでない...手も足も持ってないし。

 

『ナギサ様から! 離れてくださいぃー!!』

 

「ヒフミさん!」

 

 ニコラドンが次の攻撃をしようとしたが、その前に音速で飛んできたメカペロロジラと衝突した。その衝撃でニコラドンが飛ばされて地面に転んた、もちろんラーテからも離れた。さっきのニコラドンの滑空によっての体当たりと違って、メカペロロジラはスラスターからの加速によってさらに強い衝撃を与えた...もちろん体当たりである以上メカペロロジラも同じ衝撃を受けるが、その衝撃がパイロットであるヒフミとアズサには届かないように設計してる...まあ一緒に転んではいるけど。

 

「あれが、メカペロペロ...」

 

「...ラーテより大きいのに空を飛べるのは普通におかしいと思うけど」

 

『あうぅ...流石にちょっとクラクラする』

 

『ヒフミ、備えて。来るよ』

 

『は、はい! あうぅ、立つの難しいです! ペロロ様普段からこんなに大変だったんですね、ますます尊敬します!』そら足がくっそ短いから転んだ時自力で立つのは難しいけど...身体だけでなく装備使って!

 

『...ヒフミ様、足ではなくスラスターを使えば立ち上がれるはず』言いたい事はセイカ(ティ)ちゃんが代わりに伝えた、ありがとうね!

 

『そういえばこの子はペロロ様ではなくメカペロロジラ様でした! ありがとうセイカちゃん!』

 

『管制塔なので、当然の事です』

 

「ヒフミさん、気をつけてください。ニコラドンが!」

 

──ラーテ、メカペロロジラVSニコラドン。第二ラウンド突入!




なぜかペロロジラは一話で終わったのにニコラドンは一話で終わらない。


アビドス3章はもう見たよね?

過去にこんな独自設定を出したけど
>まあそういう学校もあるけど! 何なら正式の記録では68も生徒会を持ってる学校があったし。
公式「70人の生徒会長」
二人くらいが連邦生徒会に申請してないとか!

あとゴリアテ、お前はビームを出すな
でも「防御の姿勢をしたら明らかに盾の面積より広い範囲を防げた」という描写を先回りやってた、やったぜ
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