デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

176 / 222
この世界は10種類の人がいる
二進法知ってる人と知らない人


43. 量子潜水艦!

01001001 00100000 01110111 01101001 01101100 01101100 00100000 01100110 01100101 01100001 01110010 00100000 01101110 01101111 00100000 01100101 01110110 01101001 01101100

私は災いを恐れません

 

01100110 01101111 01110010 00100000 01011001 01101111 01110101 00100000 01100001 01110010 01100101 00100000 01110111 01101001 01110100 01101000 00100000 01101101 01100101

主が私とともにおられるからです

 


 

「"量子潜水艦!!"」

 

 ......なんか知らない間に勝手に称号付けられたけど。まあ、やろうと思えば普通の潜水艦として運用する事も出来なくはないし、量子も合ってるから原作の称号よりは妥当かも。

 

「...先生、テンションを抑える、とは言いませんが。せめて変な物を触らないでください」普段と違って水兵(セーラー)服のような制服を着てるリン行政官はすでに胃が死にそう、なぜなら──

 

「リンちゃんって真面目すぎ! もっと笑おうよ、可愛いのに!」

「"でも私的には怒ってるリンちゃんの方が好きですよ"」

 

「誰が、リンちゃんですか!?」今回は頭の血管が破裂しそう。

 

 そう、先生とアオちゃんはどっちだけなら大丈夫だけど、同じ空間に居るとリン行政官の手に負えなくなる。あの二人は幼児プレイするほどの仲だから、変な事、特にリン行政官をいじるときはまるで阿吽の呼吸。

 

「きゃーこわい! メイちゃん助けて~」アオちゃんが全く怖気が感じない声で煽りながら我の後ろに隠れ...るではなく、我を抱き上げて車椅子を乗っ取ったあと、我を自分の膝上に置いた「はい、メイちゃんバリア!」えなに? 盾にされてる?

 

「...先生、どこに向かうつもりなのですか?」我を盾にしたアオちゃんを見たリン行政官はターゲットを先生に移った。

 

 あーそうそう。無名の司祭の住所に凸る事をアオちゃんに言ったら、予想通りに「一緒に行く!」と騒ぎ始めた。今回は流石同行させてもいいかなと思って、一緒にリン行政官に説明したらなぜかリン行政官が「どさくさに紛れて失踪しないように見張る」と建前でついてきた。そしてアロナちゃんから話を聞いた先生も当たり前のような来てた。まあ何人か増えるだけではそんなに変わらないけど。

 

「観測遮断を確認...正確に言うと確認できなくなっています」

「アンカーポイント、作動。なるほど、これで元の世界線との繋ぎを固定してるのか。興味深いですね」

 

 そしてリオ会長とヒマリがまるで熟練した乗組員のように操作してる──二人もセーラー服を着てる。

 

「そしてお前ら飲み込みはやいな」

 

「ふふっ、この超天才──」

「この量子コンピューター、()()()()()()()()()()()()のおかげです」

 

「マニュアルがあるとはいえ半日でマスター出来るの普通に凄いよ? 書いてない応用すら使いこなしてるし」

 

 そう、アトラハシースで凸るのを決定した後。行くだけならアリスちゃんとケイちゃん以外に特に何かする必要がない...けど棒立もアレだから、他に使える機会なさそうからウトナピシュティムを持ってきた!

 

 あ、今回持ってきたのはオリジナルの方だよ。ウトナピシュティムは機能と技術をパクって(学習して)他の物に流用してるけど、本体の実用性が正直低いから同じのは作ってない。そもそも量子コンピューターを大気圏内に飛ばす必要そうそうないし、必要になったとしてももっと大きくて武装してる船が欲しい、最低でも46cm砲とか。

 

 知ってる通りウトナピシュティムが対アトラハシースの決戦兵器として作られたから、多次元解釈を解析して同期による干渉能力を持ってる。もともとは攻撃するための機能だけど、使い方によってアトラハシースをサポートに使う事も可能。現にアトラハシースの効果をリアルタイムでみんなに伝える翻訳機のような事してる。

 

 アリスちゃんのアトラハシースは実体を持ってない...持たせる事も出来るけど、それは結局本体じゃなくて本体の作り物になるから。本体ずっとはアリスちゃんの中にあるから、いくらリオ会長でも解析するのは不可能だ。かなり長時間の拘束すればちょっとだけ進展があるかも、させないけど。

 

 対してウトナピシュティムは最初から組織的な運用を前提とした兵器。実体があるし、しかも現物。リバースエンジニアリングに最適。

 

 リオ会長とヒマリはなんか口論しながら分析し、我のマニュアルと照らし合わせたら半日だけで機能を大半把握してた。何なら原理まで分析し始めてる、こわ。そのうち海賊版作られそう...いや流石古代文明ですらこの一隻しか作れてない物を再現するのは無理かね、ミレニアムの全予算を横領しても。

 

 まあでも、ウトナピシュティムそのままなら現代のキヴォトス人にとっては「めっちゃ凄いゴミ」のような物──だって普通の手段では起動すら出来ないし。一応原作カイザーがやったように、サンクトゥムタワーを奪えば起動は出来るかもしれない...起動だけなら。

 

 こいつ(ウトナピシュティム)を使うにはまずはメインシステムが必要。そしてそのメインシステムはなんと直接生命の脳に繋ぐ方法で作動する、しかもセーフティがめっちゃゆるい。

 

 前も話したけど、キヴォトス人は魂の強度が普通の生き物よりも強い代わりに柔軟性が低い。完全にデメリットとは言えないけど、稀に自分の肉体ですら融通が利かない場合もある、前のヒマリのようにね。だから脳で本船と繋いでも、ロボ市民でもケモ市民でも人間タイプがそもそも操縦できない。

 

 一応ある無理矢理に本船の形に合わせて魂を変形させる方法なくはないが、それをやったらもっと大変な事になる。具体的に言うと元の肉体の形を忘れるから、メインシステムから解除したら植物人間になる。あとはシンプルに接続時は元の体の数百倍の情報が流れてくるから、普通の人は多分脳が焼かれる、化学的に。そうそう、パ〇フィック・リムや阿〇耶識システムのアレね。

 

 原作の黒服が念入りで先生に警告するのもこの理由、いや理由くらいは話せよ。なお、原作ではアロナちゃんがその操縦を補ったから、結果的に全く影響はなかった......代わりにケイちゃん以外誰も知らない隠し爆弾に攻撃された事は別の話。

 

 

 じゃあどうやって起動すると言うと...もちろん我と接続してるよ。まあ我が使うとウトナピシュティムのデメリットを完全に抑えられるから自然とそうなった。建前で我の生体認証が必要だから他の人では起動できないという理由付けをしてる。

 

 そうそう、あの隠し爆弾──自動的にアリスちゃんを攻撃する機能はもちろんオフしたよ。原作の先生たちは基本能力しか把握してないせいであれをAUTO(サーチアンドデストロイ)のままにした。AUTOのままだと、アリスちゃんだけじゃなくて我やケイちゃんも攻撃対象にされる...効かないけど、そんなところにリソースを使う必要ないし。

 

「しかしこんなオーパーツがよく今まで発見されていなかったとは驚きます」リン行政官が別の方向に逃げた先生の耳を摘んで戻ってきた。

 

「アビドス砂漠があの状況だし。それと前まで居た噂の機械怪獣のせいで、砂漠の利用者カイザーや所有者のアビドスがまともに調査出来てないからね。まあそもそもこんな物が埋まってるのを知ってる人はかなり限られてる、その上かなり不確定情報だから」

 

「ええ、本気で探したいのは連邦生徒会長と同じくらいオーパーツ好きくらいでしょう」

 

 え? もしかして我の事? クロスグループはほら、環境改造の時砂漠をいじったらなんか出てきたという事になってるから、別に探すために動いてない。

 

「えっ。もしかしてリンちゃんの中の私、オーパーツマニアになってる!?」そっか、そっちにも流れ弾。

 

「......」リン行政官が無言で目を逸らした、この場合は黙認になるけど。

 

 アオちゃん(連邦生徒会長)といえばシッテムの箱、サンクトゥムタワー、クラフトチェンバーだけど。なんと、この中に明確にオーパーツなのはクラフトチェンバーのみ! シッテムの箱は自作だし、サンクトゥムタワーに至って設計図さえあれば誰にも作れるから、原作ではカイザーが再建してるし。だから製作者不明という意味ではオーパーツではない...まあ、我の太古の教義海賊版もオーパーツを言い張るのできるから、ぶっちゃけ定義が適当。

 

 とまあ、有名なあれら以外にアオちゃんは裏でもいろいろと集めてる。中空十二面体やマンドレイク、古代ロケットなど...そうそう、原作で強化素材のあれ。量が多すぎでサンクトゥムタワーにオーパーツ専用の貯蔵庫があるくらい、正直オーパーツマニアと思われても仕方ない。

 

〔その点でメイ様も大した変わらないのではないか?〕

 

〔お姉様のコレクションの量が文字通り桁違いですね!〕

 

 我はオーパーツ以外の物も集まってるから違う、ヨシ!

 

「お母様! いつでもクエストを始められます!」

「ご主人様、いつでも発進出来ます」

 

 そして手を繋いてるケイちゃんとアリスちゃん、二人ともセーラー風の制服を着てる。超可愛い。

 

 そう、今回はウトナピシュティムで地下に行くから、先生から「潜水艦っぽい服装が欲しい」という要望で、全員がセーラー風の制服を用意した。制服のセーラー服、元々水兵の服装から発展した物だから、逆にセーラー服から逆算して独特な制服になった。

 

「"ではメイちゃ...艦長! 発進の号令をお願いします!"」

 

「え、艦長は私なの? ...まあいいけど。では、ウトナピシュティム、発進ー」

 

「「「おー!」」」「「...」」リオ会長とリン行政官は乗ってくれなかった。




ちなみに作者もあんまり二進法詳しくない(おい)

あ、良かった高評価ください(唐突の強欲)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。