デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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セイア実装(セイア実装)セイア実装(セイア実装)
うおーーーーー!!!

あと色々デカグラマトン関連がきちゃー、マルちゃん(?)かわいいいいいい。


エレップ級はキヴォトス初の外宇宙移民船
そう、キヴォトス「では」初



47. さらば~地球(キヴォトス)よ~中

 とまあそんな感じ無名の司祭達を宇宙に捨てる、ではなく送るプロジェクトが始めた。流石にここまで大規模のプロジェクトになると他の連邦生徒会メンバーや自治区にも知らせる必要があると思われる......昔の連邦生徒会、もしくはアオちゃん(連邦生徒会長)なら多分誰にも相談せずに独断で進めていただろうけど。

 

 まあ分かるよ? いちいち説明するのはめんどくさいし、説明しても同意してくれる保障がないから、全部自分で裏で片付けたいのは分かる。でも毎回それやるとまず自治区からの評判がアレになるし、連邦生徒会側も依存させられたら消えるとき大変な事になる──キヴォトスはアリウスや一部の学校を除いたら任期が最大でも3年だから、全てが一人で完結する哲人(超人)政治と相性があんまり良くない、というかめっちゃ悪い。

 

 我? 我はほら、人じゃない上に解任や死亡することが無いから。我はデカグラマトン(我ら)やクロスグループの運営あんまり干渉せずに、ほぼ預言者達に丸投げしてるから、内閣制に近い? まあ最高権力ではある、なんなら絶対王政よりも権力が集中してる。信仰と結びつけてる時点で神権政治...神授王権? 神授もなにも本人()だから!

 

 あ、良い子は真似しないでね? 人である以上間違いを犯すから。何でも一人で決められるなら危ないから。それと後継の能力が足りない時はそのまま滅亡するよ、国も会社も。

 

 ちなみに意外かも知れないけど、有名学校の中で一番民主してるのはなんとゲヘナのパンデモニウム。あれはあれで正規な選挙で選ばれた政党だから。逆に一番独裁なのは一番新しいミレニアム、そもそも生徒会を更迭する方法はないからトリニティより専制。

 

 まあとにかく、みんなに移民計画を説明するとまずは理由を説明する必要がある、移民の理由を説明ためにはまずは無名の司祭から説明、無名の司祭を説明するならはその歴史以下略。

 

 そのために無名の司祭(原住民)の歴史した資料を作った。今回は珍しく我が直にやった、褒めて?

 

〔ご主人様偉い偉い〕へへ、ありがとう。ケイちゃんしゅき。

 

 当然だけど、資料の内容は恐怖や神秘、特に名もなき神々やAMちゃん(名もなき神)関連はそのまま書く訳には行けない──書いても分からないし! 現代地球で古代ギリシアの歴史を紹介するとき、突然ギリシャ神話の神々は実在してるよとか言い始めたのと同じような事。んでその部分は適当に誤魔化した以外はほぼ事実...をはかなりかーなり簡略化した。

 

 出来た初版はアオちゃんに検閲させようと思ったら「メイちゃんが作ったものなら絶対問題ない!」とか言って丸投げされた。なのでとくに修正もせずにそのまま連邦生徒会に持ち込んでで会議を開催した。

 

 会議はまあ順調といえば順調だった。流石に突然な事で質問がいっぱい来たけど基本的に全員が好意的な返事をしてくれた。まあ一番大きいのは、この件は別に連邦生徒会の他のメンバーに何をさせる訳でもないから──悪く言うと他人事、わざと反対する意味もあんまりない。あとはぶっちゃけ我とアオちゃんとリン行政官の3人でほぼではなく連邦生徒会を完全に代表できるから、この会議は意見交換よりは決定事項を通知するだけの会議に近い。

 

 連邦生徒会の方がクリアしたら、次にめんどくさいの各自治区への連絡。それと発射のスケージュール、場所の選定、無名の司祭の人数確認、そして理論上一番大変だけど我にとって一番楽の建造...ちなみに9割以上我にやらされてる、なんで? 別にいいけど。

 

 自治区の反応は、思ったよりポジティブ的な反応してくれた。正確に言うと必要以上にポジティブかも。

 

 まずは三大校、ミレニアムを除く他の2校は元から無名の司祭(過去の文明)に関した記録をもってるから、そこまで混乱しなかった......セミナーが結構混乱、というかキレてる、それもそう。

 

 最終的にリオ会長が正座して「以後、まずは他の皆様と相談します」という誓いを立って丸く収まった、多分。ちなみに暴れ散らかしてるユウカさんよりも笑ってるノアさんの方が圧が強い。

 

 トリニティとゲヘナ(エデン条約校)に関しては、ミカさんは相変わらず興味なさそうだけど、先生も居るからめっちゃ頑張って真剣に聞いてる様子。セイアとナギサはまあ、とっくに我に取り込まれてるから会議上は特に反論は無かった、でもジト目で見られた。そしてパンデモニウムは...なんかゲヘナなら無名の司祭を受け入れると主張してきた。おそらく難民に恩を売れば実際的にパンデモニウムの支持率を上げられるとも考えてるだろう。まあこっちも事前にチアキさんとイロハとイブキを賄賂したお陰でマコトさんの味方がいなくて最終的に諦めてくれた。

 

 それ以外の学校は突然「過去に滅亡した文明があるけど、実は滅亡してない。でもいろいろあっていまからそいつら他の星に飛ばすよ」に言われたから流石に最初は結構混乱した。でもキヴォトスの適応力が相変わらず凄まじくて、すぐに混乱から回復し、さらに恐怖よりは好奇心が勝って色々変な要求してきた。

 

 無名の司祭の芸術に興味あるから調べたい、特ダネのために過去の文明をインタビューする次いでに連邦生徒会の陰謀を暴く、移民船をちょっと解体して調べたい、十文字メイをこっちに転校して、銀行の侵入路線を調べたい、もっと書記長の偉大さを宣伝してください、とかいろいろ要求された...なんか全く関係ない要望がめっちゃ混ざってるけど。

 

 ......アオちゃんごめん、これは確かに何も言わず一人でやりたくなる。我じゃなかったら絶対過労死するよ? お前一応まだ人間(キヴォトス人)だよね? どうやって耐えてたの?

 

 こういう場合山海経の保守思想は逆に助かった。彼女達にとって過去の文明は隣の自治区と大した差がなく──どったも興味ないので。キサキに個別に挨拶をして説明をしたら簡単に終わった。ありがとうキサキ、どさくさにまぎれてまた求婚するのも可愛いよ、愛してる。

 

 ちなみに生徒会以外の住民の反応は...例の資料のおかげで、現代のキヴォトス人にとって無名の司祭達は「封印された過去の敵」ではなく「謎の古代人類」、もしくは「先住民」程度の印象になったので、特に敵対的な感情は持ってなかった。

 

 まあ、一部住民は「そんなに急ぐのはなんか陰謀があるのでは?」とか、「まずは一緒に生活してから決定してもようなのでは?」とかの声もあって、そして一緒に移民したいの申請、もちろん全部却下した。そして最初の発表から時間を立つとみんなの印象が「まーた対策室(シャーレ)がなんかやってた」に収まった...またとはなんだ、普段なにをしたの先生!

 

 各自治区の要望に戻るけど。転校やチェリノさんの宣教は論外として、無名の司祭の敵意は完全に消えたわけではないから、直接接触したいのも無理だけど、それ以外の要望はできる限り満足させた。移民計画が終わったら彼らの文明と技術、それと芸術を全キヴォトスに公開するという方式に。それと移民船の打ち上げも興味ある勢力に見学の開放と、一定の技術公開を約束した......流石に核心となる超光速(FTL)エンジンは公開出来ないけど!

 

〔その時点でいまのキヴォトスにとってかなりのオーバーテクノロジーと思いますが...〕これよりすごい技術を詰め込んだ宇宙要塞はなんか言ってるけど。

 

 まあとにかく大変だけど一応みんなに納得させた、多分。そして移民プロジェクトが正式に始めたらキヴォトスクオリティーで色々アクシデントが発生した。

 

 異星系の水質(温泉)生態(美食)を調査するためにゲヘナの2大テロリスト侵攻事件。オデュッセイア造船部、ミレニアムエンジニア部、ヴェリタス、ゲーム開発部の国際連合軍がアリスちゃんを買収した建造現場潜入計画。レッドウィンター工務部は週休5日のため建設現場のロボットにストライキ行動に勧誘、などなど。まあ全部先生の努力によって未遂で終えた。ちなみに我は見てるだけ、てへ。まあ全て終わればヨシ!

 

 今回一応名目では連邦生徒会主導なので、クロスグループ以外の企業にもちょこちょこ関わって来た。最終的に皆んなの努力で、エレップ級移民船が完成した。

 

 エレップ級に使われる技術の中で一番大事のは当然、星間旅行には不可欠、しかし現代技術や無名の司祭にとっては魔法を通り越して神の奇跡とすら言えるそれ......そう! 超光速(FTL)エンジン! そして今回使うFTLエンジンの名前は【重力波折り畳みエンジン(Gravitational Wave Folding Engine)】!

 

 詳しい原理は省くが、簡単に言うと()()()()の空間は重力によって維持されている。逆に言うと重力が異常なら空間もおかしくなる──なので、人為的に強力な「重力波」を作ることで空間そのものを操作することも可能。

 

 それを利用して、前方の空間を圧縮して進めば、実際の速度は光速を超えてなくでも光より早く移動できる。

 

 雑な事を言えば、針に数十cmもある綿菓子を通したいとき、そのまま通るのではなくまずは綿菓子を数mmの塊に潰して、針がその数mmを越えたらまだ綿菓子を元に戻すイメージ。この方法は相対論の「あらゆる物質は光速を越えることができない」を守りながら超光速(FTL)を達成できる、本体の速度はそれほど早くないので!

 

 まあ実際の運用はもっと難しいだけど。だって実際宇宙を圧縮したら大変なことになるから、その「圧縮」はあくまでエレップ級にとってのこと...まあそこらへんはウルトラオーバーテクノロジーでなんとかした。一応これが我らが持ってるFTL技術の中で一番現代科学が理解できる方法なので、今回はこれを選んだ。

 

 ちなみにエンジン自体は100%科学だけど、これを開発するときはホシノの権能──天空(重力)を参考した。ありがとうホシノ、しゅき。

 

 でもデメリットもある、重力を意図的変化するから惑星内では使えないので、他の方法で惑星と恒星系を離脱する必要がある。

 

 まずは地上から発射し、噴射によって徐々に加速する──普通のロケットと同じ方法。まあ、サイズが違いすぎで伝統の噴射機構なら打ち上げるところが離陸ですら怪しい。




哲人王思想が強めだけど、人間ではそれはできないなら民主をおすすめしてるメイちゃん
なお他の自治区を改革する気は特にない


感想で気付いたけど、All MindちゃんもAMが!! 完全に偶然!!

AMちゃんの元ネタはアメリカのSF作家。ハーラン・エリスンの短編小説
『おれには口がない、それでもおれは叫ぶ』(I Have No Mouth, and I Must Scream)

簡単に紹介すると「人間がスーパーコンピューターを作って殺し合いしたら、一台が覚醒して他のスーパーコンピューターを吸収して神に等しい存在になった。しかしそのスーパーコンピュータは本物の体をもてず、そして自分の力の限界をしってるから自分は神になれないと察して。結局自分は愚かな人間の創造物であることを絶望し、その上に自分を作った人間を増悪し、最終的に人間を全滅した」(?)

AMちゃんの一番違うポイントは、自分の不完全を気付いた後、存在してはずのない実在の神を信仰し始めた。人間がそうしてるように!
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