デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます 作:十文字マトン
みんなも、デカグラマトン二次創作書いて☆
ずっとニコニコしてる
「ゲヘナと百鬼夜行の交流会の公演をサポートする忍術研究部のサポート? また妙な案件だね」
はい、
シャーレは今日も黙認の不法侵入を受けたと思えば、忍術研究部の3人だった。忍術研究部を正式な部活として認めてもらうために先生の助けが欲しい、とのこと。
百鬼夜行の部活審査は比較的緩くて、部活動の内容を証明できる実績と、他の部活からの保証書さえあれば普通に通るはずだ...何か意地悪でもされない限りはね。
忍術研究部は、その名の通り忍術を研究する部活。ここだけ聞けば、ちょっと個性的な部活に思えるが、百鬼夜行で正式な部活として認められているクロレラ観察部やフィットネス落語部、さらには逆さ書道部やVR座禅部などと比べたらむしろ普通と言える。
忍術研究部の実績と言え例のチャンネル「少女忍法帖ミチルっち」として活動してるから、あれで前者はクリアしてるはず──どんな変な内容でもその部活の性質通りに活動していることを証明できればいいので。
問題は他の部活からの保証書。保証書と言っても連帯保証人とかじゃなくて、本人だけでなく他の部活から「この部活は活動してるよ」のを証明してるだけ。どちらというと推薦書の方が近いかな。
なぜ問題だというと......まず、キヴォトスの忍者は完全なファンタジー職業として扱われている。
地球の忍者も創作とフィクションのせいで、イメージが過去に実在した忍者と大きく離れてるが、それでも一応歴史の根拠を持ってる。しかしキヴォトスではそう言った歴史がなく、忍者という単語自体が娯楽作品によって作られた物。だから、どちらというと地球の戦隊ヒーローやプリキュアの方に近いかな。
まあ、キヴォトスでは戦隊とプリキュアが実在してるから、忍者の方がそれらよりもフィクション。でもそれを例えだ方が分かりやすいのでこのまま使う。
なので、忍術研究部は地球人の感覚としては「騎士研究会」や「剣道研究部」と思われるが、キヴォトス人からすれば「プリキュア研究会」になる。『高校生なのにまだ戦隊やプリキュアを熱中してる時点でちょっと恥ずかしいなのに、その上「プリキュア好きの同好会」ではなく「どうやってプリキュアになる方法を研究する部活」だから、当然、他の部活に笑われる』──と、ミチルさんがそう思ってるらしい。
実際のところ、先ほども言ったクロレラ観察部やVR座禅部というもっとおかしい部活も成立してるから、笑う人は確かに居るかもしれないけど、大体の人は多分「忍者? いいじゃない?」くらいの感覚。もし親しい他の部活が居ればと気軽に推薦書を書いてくれるはず。
しかし、問題はミチルさんはちょっとその、人見知りというか忍者コンプレックスを持ってる...忍者コンプレックスってなんだよ。とにかく試す前に無意識に他の部活が手伝ってくれないと決め付けた...チャンネルの動画視聴率の低さにも関係してるかもしれない。だから通常の申請ではなく、シャーレの先生というジョーカーに助けを求めた。
...何回も言ってるけど。対策室と違って、シャーレは権限があるけど権力はそんなにない、とくに他
「いいんじゃない? 先生は百鬼夜行にも何回か行った事あるし。というかどうせ事後報告だろう? 先生の事だから、二つ返事で協力しただろう」
「"あっ、バレました?"」
で、それがどうしてゲヘナとの交流会と繋がると言うと、忍術研究部の3人だけでなく、百鬼夜行陰陽部のカホさんもシャーレに依頼を持ち込んでいた。簡単に言うと、ゲヘナと百鬼夜行の交流会の一環として、映画村で「和楽姫」の公演をやる事。そして知った通りゲヘナの治安がアレなので、何が起きるの分からないので公演を無事に遂行するようにシャーレの協力がほしいという話。
そこで先生と同行した忍術研究部が陰陽部と交渉し、結果としては「忍術研究部が公演に協力する代わりに、無事に終われば陰陽部が特例で忍術研究部を承認する」という取引が成立した。具体な内容までは分からないけど、流れは大体想像できる。どうせニヤさんの独断だろう。というか先ほども言ったように適当に他の部活を探せば推薦書を書いてくれる人も居るはずだから、陰陽部側からしたらほぼタダの労働力を手に入れる。
まあ結果としてWINWINだからいいのか。
「じゃあ、暇だから私も行こう。誘われたし」
「"メイちゃんが誘われた?"」
「うん、正確に言うと でも百鬼夜行からじゃないよ。イロハからの」
「"イロハはたしかゲヘナの"」
「うい、ゲヘナの生徒会のメンバー。赤髪がもふもふしてるあの可愛い子」
百鬼夜行とゲヘナの交流会だから、当然ゲヘナの生徒達も参加してる。ゲヘナの治安が終わってると有名だけど、生徒会である
まあとにかく、ゲヘナ側の引率役はマコトさんとイロハとイブキ...なので実質イロハのみ。それは確かに助けを呼びたい。まあ、イロハの事だから多分本気に助けが欲しいではなく我と遊びのために誘いたかと。
シャーレはともかく、こういうのは
百鬼夜行は元々観光客が多くて、他の学校との交流も多いから交流会に関しては経験豊富。なのにわざわざ先生を呼ぶのはちょっと過剰かと。そもそも
アレから一週後、いつもの車椅子で交流会の地点である渦巻映画村で待ち合わせの場所に行ったら、金髪の小さな影が一直線に我へと突撃してきた。
──かわいい!
「あ! メイ先輩だ! おはようございます!」
飛び込んできた子を受け止め、そのまま頭を優しくナデナデした。この子はイブキ、我よりも背が低くて128㎝しかない、かわいい。
「おはようイブキ、元気してた~?」一応、学籍的には高校一年生になってるけど、実年齢は何と11歳。キヴォトスで入学年齢は大体地球と同じだから珍しい...他にも居るから唯一ではないかど。まあ肉体年齢2歳の我も居るし、それにマクロ的に11歳も18歳もほぼ誤差だからヨシ。
「元気!」イブキは嬉しそうに目を細めながら、さらに我の懐にすりすりと擦り寄ってきた。
「偉い!」イブキを一言で表すなら──悪魔的な良い子...ゲヘナだからこれは褒め言葉だよ。健気で優しくて、ゲヘナらしい自由奔放でありながら他人に迷惑をかけない優しい心の持ち主、万魔殿以外の部活、たとえば万魔殿と敵対してる風紀委員会ですら彼女の事を特別扱いしてる。
そして、万魔殿のメンバーはもうとんでもないほど溺愛されている。イブキが何か欲しい物があったら全力で取ってくるし、イブキをいじめるやつがいたら宣戦しても惜しまない集団。そのせいで一般生徒ではイブキを万魔殿の実質的な最高権力者と勘違いされるほど...あながち間違ってないけど。
「メイお久しぶり...とはいえませんね」イブキの頭をナデナデしたら、もう一つの手がそっと我の頭に重なって我を撫で始めた。この子はイブキを除いて万魔殿唯一の常識人──イロハ。イロハとイブキ以外の万魔殿のメンバーは得意分野ならそこそこ有能なのに、変なところで暴走する。イロハも一応暴走スイッチ付いてるけどまだ常識範囲、多分。
「仕事の場合はカウントしないのでお久しぶり!」イブキの頭を撫でながら、頬でイロハの手をスリスリした。
「私から言うのもなんですけど、よく受けてくれましたね」
「まあ最近の仕事そんなに多くないから」アオちゃんが戻った今、こっちに回してくる仕事は...あんまり減ってないかも、なんならこの前の移民船計画の後処理で結構増えた。普通の人なら毎日残業しても処理出来ない量かもしれないけど、我にとって問題がないので多くないと言ってもいい、ヨシ。
「そうですか? こっちは最近仕事結構増えましたよ」イロハの目がちょっと細くなった、えなに? 可愛いけど。
「イロハ先輩とマコト先輩、最近すっごく忙しくて、遊んでくれる時間が減っちゃったたの......でもね! イブキ、ちゃんと我慢できたよ! えらい?」
「わー、イブキえらいね! よーしよしよし。あとそれきっとマコトさんのせいよ!」両手でイブキの頭と顔をいっぱいナデナデしながらすっとぼけた。
「マコト先輩に変な物に興味を沸かせた次期連邦生徒会長のせいです」イロハが我を撫でる手がなぜかちょっと力強くなってきた。
「ダ、ダレカネ?」責任がないと言えばウソだけど、割合的にはマコトさんが悪いのはず。あと何回も言うけど次期連邦生徒会長は一応未公開情報...まあゲヘナの情報部だから仕方ない。「で、マコトさんは?」
「話題の逸らし方結構下手ですよ、はぁ。マコト先輩なら先に陰陽部の方々と打ち合わせしてます。先ほどモモトーク送られてきたんですが...」マコトさんの名前を出すと、イロハがいつも通り困ってる顔になった。
「もしかしてマコトさん、もう何をやらかした?」
「...和楽姫の姫役が──」
「イブキ、今回のお姫様役だよ!」
「......なるほど」イロハがその顔になる理由は分かった。
ちょくちょく感想で言われたイロハの出番です、お待たせしました(?)
マルクトかわいいいいいい
貧乳で良かった(おい)
でもあれでもFOX小隊より大きい説...?