デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます 作:十文字マトン
嘘です、ゲームやってた
そう、線路と列車を砂から守るように壁を立てて、列車を隔離をすれば解決する。先ほどヒカリが言ってたマカロニ...あんまり似てないと思うけどまあつまり筒状なのは同じである──正式名称
説明しよう! ハイパーループとは!
それは概念として提出されたが、地球でもキヴォトスでもまだ実用化にされてない交通システム。内容を簡単に説明すると「空気が抜かれたチューブの中に列車を滑っていく」という極めてシンプルの概念。
まず、通常の地上の線路を走るわけではないから、いくら速度を上げても脱線する危険性がない。さらに、チューブ内部がすべすべだから摩擦力が低い、しかも空気も抜かれているから空気抵抗もほぼゼロ......つまり、「減速になる要素」がほぼないのおかげで、既存の鉄道や新幹線よりもかなり低エネルギーで超高速走行が可能。
しかも列車をチューブで完全に囲っているため、理論上は海底でも空中でも、やろうと思えば宇宙空間に走れるという、夢のような技術だ。
まあ、文字通りまだ
まず、当たり前だけど、線路を作るのはお金がかかる。通常の鉄道ですら、計画段階から用地取得、工事、保守などなど、そして労働力も大きいな出費となる──ハイランダーの今の労働環境とネフティスが失敗したアビドス砂漠横断鉄道を見たらわかる。
ハイランダーがキヴォトストップの鉄道事業になれるのは、かなり安い人事コストのおかげ......具体的に言うと「低賃金」「長時数労働」「きついノルマ」というブラック企業のフルコンボ。
まあ普通の企業がそれやるとそのうち破滅するけど、学校となるとまだ話が違う。知ってる通りキヴォトスの学校は教育機関だけでなく政府の役割も果たしてるから、地球でいうとこれが「学校からの理不尽な命令」ではなく、「国からの労働義務」になる。
んで、それが通用できない場合は...ネフティスがいいケースだ。衰退し始めたとはいえ、砂漠横断鉄道計画は当時がまだ中流企業といえるネフティスが、大型とはいえこの一個のみプロジェクトに社運を賭けるくらい......裏で例の列車砲も並行してるが、あれはもちろん極密なので使用した資金も当然裏のお金、つまり帳面上の資産でいうなら砂漠横断鉄道に全力注いたと言っても過言ではない。
そしてなんと、以上のは伝統的な鉄道の場合。キヴォトス初の密閉チューブ型の特殊線路なら...はい、死ぬほど高い。というかもう「高い」ではなく、「普通なら無理」と断言していいレベル。我もいろいろコストダウンしたのに、初期投入した資金だけでもカイザーグルーブの子会社達をもう一度買えるくらい。
おまけにチューブの構造上、普通の鉄道のような分岐が作れない。つまりほぼすべてのルートが1ルートに対して1本の線路が必要。ルート管理がめっちゃ大変。
そしてチューブを言い換えればトンネルのようなもの、しかもより密閉してる。もし事故が発生した時避難
たとえ列車が無事に止まり、乗客も列車から安全に離れたとしても、チューブ内は空気が抜いてるせいで実質上生存不可能な空間に放り込まれるという詰み。
最後に「理論上高速走行できる」といっても、
つまり、まだまだ課題が残ってる。欠陥ではなくこれから改良すべき未成熟な技術といえる。まあ地球よりも進んだキヴォトスのことだから、あと数年もすれば小規模な運用ができそう......誰かのせいで、最近宇宙開発がホットになっていなければ。
まあ、普通のやり方では無理なので、
具体的な対策っていうと、まずは一番問題のコスト。
建設コストでいうとおおむね「人」「物」「時間」の三つ。
「人」はつまり労働力。もっと言うと作業、技術、管理の人々への報酬。
過去の労働って言えば「自らの手で何をする」のことだが、時代の進みによって、「機械が正常に作動してる」を維持すれば必要とした人力がかなり減らせる──まだ自動機械が出現してない時代で数トンのものを運ぶのは、専門の装置と数十人の共同作業が必要だけど、現代なら一人が機械を操作してもう一人監督、せいぜい二人共同作業で三人いれば運べる。
つまり「人」といっても、必ずしも大量の労働力を用意する必要がなく、効率化させたら必要の量も減る。
普通の鉄道なら軌道敷設列車とかが使えるに対して、この変なチューブはキヴォトス初の施設。つまり地球でもキヴォトスでも対応する自動化機械は存在しない...しなかった。
なので新しく作った! 正確に言うとケセドちゃんが秒で設計してくれた、えらい。
見た目は巨大な弾丸のような形状で、進みながら機体の内部で建材をリアルタイムで加工し、通った道にチューブを建設するという巨大機械......まあ、ぶっちゃけ「建設機械」というよりは、「走る全自動工場」になるけど。
具体的には、先端部分は自走するための
さらに、その外殻部分の形状自体が鋳型になるように設計されてるから、排出されたパーツがそのまま機体の表面を沿って成型されていく。そして後段は整形隅のパーツやチューブを冷却をして寸法を固定する。最後方部分には接合ユニットがあって、前に作ったセクションと新しいセクションを継ぎ目なく溶接・固定してくれる。
アスファルトフィニッシャは見たことある? アスファルトを敷きならしながら進むあれ、それとやってることは大体同じ。平面ではなく三次元の筒状、そして単一素材ではなく複数素材を扱ってるの違いだけ。
名前は...安直に【ハイパーループ敷設複合機】にした。わかりやすくていい。
今回はまず10台を配置した。移動自体が緩めだから、相対的に遅いに見えるが、通ったら線路のベースが完成するからもう爆速と言える。
とは言えベースができるだけで、細かい加工、例えば空気を抜くためのポンプとか、エアロックや非常出口とかいろいろの作業も必要。そこでうちのロボットと生徒達の出番。
この部分も全部ロボットで全自動作業にするのもできなくはないが、これあくまでハイランダーとの共同プロジェクトなので、全部やると逆に良くない。それにうちのアリウス生達にも仕事させないとだめなのである程度人工部分を残した。
次は資材だけど......なんとここはアビドス砂漠。砂漠なら当然大量の砂がある、あとはわかるよね?
多くの砂は
──そう、石英ガラスと同じ構成である!
まあ実際のところ、普通の砂なら純度がそこまで高くないので、どっかのクラフトゲームのように火で焼いただけでガラスになるわけではないが、しっかり加工すれば透明で高強度の素材になる。
で、もちろんうちの敷設複合機には加工工場も搭載してる。砂を適当に投げ入れたら自動的にチューブの外殻材と内装材にも加工する。
アビドス砂漠の砂はほぼ無尽蔵。それと市街地の砂漠化から戻すときも大量の砂を回収できてる。計算上では線路全部の石英ガラスをここからとっても生態になんの影響も出ない。まあそもそも生態を変えてる最中たけど。
流石に支えになるフレーム部分である金属は現地調達できないが、これで材料コストもめっちゃ軽くなった。
次はまだ正式に運営してない【アビドス電力会社】の出番!
アビドス砂漠のオアシス化を進んでいたが、まだまだ砂漠の範囲が広い、面積を数字で書く自体が馬鹿らしくほど。
なのでその面積を活用するために、
ちなみにダイソンリングを作っていなかった場合、ここも大量のソーラーパネルを設置するのに向いてるから、どのみちエネルギー業になる。
知ってる通り、少し前までのアビドス自治区は荒廃してるから、市街地でも電力がすでに切られてるほうが多い。そこで復興の時、現存の電力会社ではなくこのアビドス電力会社が変わりに供給することにした。
そして当然、ハイパーループ敷設複合機の動力と加工の時に使うエネルギー、それと横断鉄道の電力も全部こちらで提供してる。どっちもうちの系列会社だからめっちゃ安くした。別に無料でもいいだけど、電力会社の方にも収益が出るように一応ね。
これで「人」と「物」がほぼクリアしたので、次の「時間」は...これはズルしなかったが、ぶっちゃけ前の二つを充分確保できれば時間もかなり短縮できる──もちろん一人で二日かかる仕事を二人でやれば一日で終わるという計算にはならないけど。
しかもハイランダーとアリウスが予想より張り切ってるから、最初の予定よりも早く出来そう。
長くなったので次回に続き!
ちなみに長文感想も短い感想も大好きだよ(チラッ)