デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます 作:十文字マトン
はい、育成期間があっという間に終えてイベント当日になった。
NULLAのプロデュースと、我の歌う練習を──やろうと思えばどんな声にしてどんな歌い方をすることもできるから、逆に十文字メイの個性を保まま歌うの一応練習が必要だった。幸い、選んだ曲の歌詞は当たりさわりのない内容ばっかりだから、ノリで加護や予言、もしくは現実改変になる心配がない......多分。
まあ、起きたら起きたで、その時に考えればいい。ヨシ!
とまあ色々やって、今いるのはトリニティに新設された【ロイヤル・スタジアム】......危うく我の名前が使われるが全力で止めた。
まああれだ、
ズルで中型のを借りて内部空間だけ歪むのも考えたけど、結局新しく建設することにした。作っておいたらまた使い道あると思うので...トリニティがね!
そう、出資はクロスグループ、建設も元カイザーコンストラクションの方々*1が担当してるが、完成品はトリニティに寄付するので──どうせこの後使わないし。
ナギサは頭を抱えつつも、維持費と運用コスト、将来的な収益性まで含めて検討した結果、最終的に受け取ってくれた。いらなかったらアイドルイベントが終わったら撤去することになるけど残せて良かったね。
トリニティの物になるので見た目とかはコンストラクションの人とティーパーティーで決めた。
立地と設計が終わったら、
ほら、キヴォトスって、どの学園でもよく建築物が破壊されるじゃない? それで再建が破壊の速度を追いつけないとそのうち更地に...実際直す速度が間に合わずに廃校した学校もいるけど、基本的にキヴォトスの建築業者は地球と比べたら怖いくらい効率がいい。
とまあ場所は解決したら次は人数。いくら大きく建設したとはいえ、SNSの反応からしたらこれが全然足りない──SNSで「絶対行く!」とか言ってたが本当に行くやつが2割以下で計算しても、だ。
なので、入場がチケット制になって、そのチケットはどうやって分配するのも問題となった。本来ならトリニティ在校生を優先して残りのを校外に開放...にしたいけど、トリニティ在校生の時点でキャパオーバーになる──キヴォトス三大学校と呼ばれるくらいだから、人口も当然多い。
最終的に、座席の一部をトリニティ専用とし、それ以外を一般席に割り当てた。在校生が優先抽選が落ちたら、一般席への二次抽選も申し込むできるようにした。
どうでもいいけどサーバーエラーが全く出てないのがSNSに話題になった、まあそこには自信あるので。
で、当然ながら、参加できない生徒が不満になるので、周辺の中小スタジアム、それと要望があった学校に投影でよる場外上映場を設置──クロスグループの最新技術*2を使った立体投影で低遅延、ノイズなしというほぼ現地と変わらない臨場感を提供する。そしてオンラインに無料配信にしたからもう最大限にみんなを参加できるようにした。
......ちなみにスケールが大きくなって参加をやめた生徒もいた。それはそう、元々学園祭感覚で参加しようとしたら国際レベルになったらやめたい人もいる。本当に申し訳ないことをした。
一応みんなが参加できるように頑張ったけど、それでも不満の生徒がちょくちょく暴れ出して...不満以外にも支持したユニットの論争からの宗教戦争がそれなりに起こしてる。まあキヴォトスで大規模のイベントをやるとこうなるのが当たり前といえば当たり前。
あ、当然転売とかやろうとした人もいるけど、度し難いやつらは対処した。表では当然完全禁止だけど、そこまで徹底的に取締をするとよくない...らしい。業界の暗黙のルールってやつ。
まあそれはそれとして──
「で、お前はなにしてるの」
「メイちゃんの! ライブを見に来た!」
「そうか」
「メイちゃんのーーー!」
「いや聞こえてるから。その席はどうやって手に入れた? 外交圧力でもした?」
各学校にも場外上映場があるので、元々外交手段を使っても席を確報しようとした各生徒会は大体当地の上映場で我慢することにした。が、なぜか
「してないよ! ちょっとだけ『お願い』をしたら用意してくれたよ!」
まあ変な要求...いや要求自体は変ではあったか。そんなに厳しい要求ではないから普通は了承するしかない。だって──
「キヴォトスのトップからのお願いはどう考えても断られないやろ」
まあはい、なぜか我らの
「でもでも、どうしても生メイちゃんが見たくて!」
「毎日見てるやろ...って言いたいけど一応生ではないか」シッテムの箱は厳密に物質世界に属してないから仕方ない...のか?
「メイちゃんグッズもいっぱい買った! めっちゃかわいい!」
「見たらわかる」アオちゃんは普段の制服ではなく、我の名前が入ってるシャツを身を着けて、そしてバッジとかペンライトとか多分我関係のグッズを全部揃って...るだけでなく複数買ってるらしい。
あんまりそういうの増やしたくないけど、ナギサによるとこれが重要な収益になるから押し通された。まあ全部パトロンに頼るのは運営的には不健全...だけどアオちゃんと同じくらいフル装備してるナギサをみたら本当にその理由かは疑わしい。
「あでも、お前のことだから自分も参加する、とか言い出しそうと思ってた」ちょっとアオちゃんのアイドル服を想像したら結構似合いそう、顔とスタイルがいいし...というか普段の制服もある意味アイドルと言える。しかもこいつの知名度で、参加したら一気に優秀候補になる説。
「うぅ...したいけどリンちゃんに止められた」
「可哀そう...リン行政官が」
「なんで!?」普通の止めるならこいつ絶対聞かないので、リンさんがめっちゃ頑張ったのが分かる。
と、その後も全く中身のないけど楽しい会話を終えて、客の入場時間となったので控室に戻った。そしたらすでにメイクさんと衣装さんが待機していて、まるで戦場に赴く兵士を見るような目......いやキヴォトスの戦場は気軽に参加できる物だからあれよりも緊張してるの。
「十文字様、準備は大丈夫ですか?」
「うい、大丈夫だよ」どうでもいいけど十文字様と呼ばれるの何気に珍しい気がする。
「すごい...まったく緊張してません! 流石十文字様!」まあほら、前も言ったけど、身内とはいえ我の眷属はすでに軽くこの星の生命を上回ってるから人の前になんかするの特に緊張することはない。まあ歌うのが流石に初めてだからわくわくしてる。
「肌が綺麗...なんか完成すぎて、むしろメイクする自体が汚してる気分」
「それは流石に言い過ぎ、ほら、練習用のマネキンヘッドと思えばいい」マネキンではなくアンドロイドだけど...まあそんなに変わらないので。ちなみにティちゃんに同じ理由でメイク役を辞退してるから、このメイクさんがティちゃんと仲良くなれそう、というか多分もう仲良くなってる。
と、そんな感じでドタバタしたけど何とかメイクを終えた、なんか初めてやるようなやり取りしてるけど練習の時も何回かメイクされてるし。結構軽め? のメイクらしくて。ぱっと見は頬にちょっと赤みにして、まつげをまとめて立体感? を出して、後は口紅にした感じ。ちなみにケイちゃんによると「エロ過ぎてちょっと解釈違い、でもめっちよかったです、写真をお願いします」の事らしい。
「完成しました! では次は衣装...NULLAの方々とお揃いですね」と、次は衣装だけど。前も言った通りNULLAと一応同じデザインにしていた。
まあ元々制服がセーラー服のトリニティの彼女と違って、外でセーラー服を着るのちょっと新鮮感がある。
「一応、一緒に出演の予定だからね」
「うぅ...他の推しユニットがいるのでどちらも応援します!」まあ、なぜか共演する条件は優勝することに成ってたからこういう事も起きる。
ちなみに見た通り我とNULLAの控室は別々となってる。ア〇ドルマスターのように控室で応援するイベントは回収不可能なのはちょっと残念だけど、まあやることはやったから後は全部任せた。
「では私が回避しますので、後はご武運!」
「いや私はエキシビションだからご武運は違くない...? でも応援ありがとう」
と、メイクさんを送った後、残りは我と衣装さんだが......普通なら回避する必要がないけど、一部謎の要望で我が他人の前に服を脱ぐ事が許されない派閥がいるので、「体が不便なので」といつもの理由で、メイクさんに着替える時は回避すると指示された。
じゃあ衣装さんはいいのって? いやほら。
「はい! お姉様の衣装係のティです!」
まあそういう事。メイクはダメだけど着替えはいつもしてるからおけらしい、相変わらず基準がわからない。
何とか2025のラストで更新できた
ではみんなもあけおめ(フライング)