デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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前半難しい話あるけど多分わからなくても大丈夫(?)


0. 世界(宇宙)の果て

 observable universe(観測可能な宇宙)──それは観測者を中心とした、半径約465億光年の範囲のこと。この数値は固定ではなく、宇宙の年齢によって変動する。

 

 知っての通り、「光」はこの宇宙で最も速いものとされている。一般相対性理論においては光速を超えて物質や情報が移動することはできないが、例外もある──それが、「宇宙(時空)」。

 

 宇宙は誕生以来ずっと膨張してるとされて、その膨張の速度は距離が遠くなるほど速くなる。理論上それが上限がなく、光をも超える。

 

 しかし、それは「空間内の物が移動してる」ではなく「空間そのものが膨張してる」のため、ある意味「移動してない」とも言えるので、「光より速いものは存在しない」という原理とは矛盾しない。

 

 そして、観測者から一定以上離れた領域では、空間が膨張する速度が光速を超えてるため、そこから発せられた光永遠に観測者に届くことはない。光が届かないということは、理論上観測もできない。その「観測できる最大の距離」を計算して得るのは【観測可能な宇宙】の事。

 

 ブルーアーカイブがリリースしてる21世紀の地球から観測した宇宙は約138億歳、直観的に考えたら光が移動できる距離も138億光年になると思われる。しかし実際には、宇宙がずっと膨張しているため、過去に光が出発した場所は現在ではさらに遠くへと引き離されている。

 

 簡単に例えると、動き出そうとする列車の上にいる人が観測者に向かって石を投げた。石が投げられた瞬間に列車が発車し、1秒後に石が観測者に到達した時には、投げた人はすでに「石が1秒間に移動した距離」より遠く離れている。

 

 石を「光」、投げた人を「天体」、列車を「宇宙」だとすればなんとなくイメージできるはず。まあ実際遠くなってるのは対象の天体ではなく空間全体だから、石自体も引き延ばされてることになるからそこまで正確な表現ではないが、こっちのほうがイメージしやすいはず。

 

 もう一つの例えとしては、川を逆流して泳ぐイメージ。遠くの天体の川の流れが速すぎて、いくら頑張って泳いでも前に進めない──むしろ後ろに流される。だから逆に、最初から遠く離れてる場所から出た光は、永遠に観測者には届かない。

 

「ご主人様、いきなり何の話ですか?」

 

 はい、いつものデカグラマトンです、崇高()です。

 

「ちょっと科学の話をしてた!」そして隣にいるのはいつものケイちゃん。可愛い、好き、愛してる!

 

「......今日のテンションが高いですね」そう言いながらも赤面になったケイちゃん、やっぱり可愛い。

 

「失礼ですが、ご主人様のようなオカルトの塊が科学を語ってもあんまり説得力がないと思われます」

 

〔11100101 10010000 10001100 11100110 10000100 10011111〕

 

「オカルト??」いやまあ元々の意味ならあってるけど。オカルト最初は神秘と超自然的な意味とはいえ、近代...特に日本では怪異のイメージの方が強い。

 

 あとAMちゃんなんでまた二進法に戻った? しかも微妙に英語ではなく日本語対応になったのはなに??

 

 それに、今言ってるやつはブルーアーカイブがリリースしてる時である21世紀冒頭の地球でも科学常識だから......まあ人類にとっては検証が難しい、という点では普通の科学とは多少違うけど。

 

「それだとしても、ご主人様は誰に向かって説明してるのですか?」

 

「いやほら、後輩が出てきた時に参考程度」

 

「......どんな参考ですか?」

 

「世界創造の」

 

「?」〔00111111〕

 

「なんだよお前ら」

 

 我のように自販機から崇高になれるから、他の崇高もそのうち湧いてくるかもしれないやろ......そう簡単ならゲマトリアとキヴォトス(崇高の転炉)がそんなに苦労しない? それはそう。

 

 ゴホン、我はずっと「世界を創造してない創造神」という謎の状態なのはみんな知ってると思うが、そろそろそれを解消したい。

 

 一応すでにいろいろ作ったけど、「完全世界(マルクト)」にはまだ手を出してない。今まではすでに「物質」、「魂」、「生命」、「法則(イェソドちゃん)」まで進んだが、これではまだ創造神の定義には届かない。

 

 で、それがどうして観測可能な宇宙と関係あるというと。21世紀の人類は太陽系ですら脱出できてないので、当然宇宙の全貌を判明出来てない。とはいえいろいろ仮説と計算の末、「宇宙は限りなく平坦で無限大である」のは一般の認識。

 

 ここの平坦は本当に紙のように平面ではなく、曲率が極めて低い意味......説明すると文字数が大変なことになるから、「ほぼ無限と言われるほどバカ広い」と理解して構わない。

 

 つまり、有限である【観測可能な宇宙】は当然ながら、本物の宇宙よりも遥かに狭いであるのは一般認識だ。

 

 んで、重要なのは──

 

 【観測可能な宇宙】はつまり、「観測者を中心にした世界」になる。

 

 ここからが本題。普通が言う「世界創造」もいろんな意味がある。

 

「普通はそんな単語を使わないと思いますよ」まあまあ、そのうちが出てくるかもしれないし。

 

 まずは世界の定義。言葉としての「世界」は、今いる世界、つまり物質世界を指してる......ことはそんなに多くはない。もっと一般的に使われるのは観測者が知ってた生活範囲の事。

 

 古い時代なら自分の村や町、近代なら国と大陸。宇宙を認識してた現代地球でも「世界」を言ったら宇宙全体ではなく地球のみを指してる。

 

 ...つまりね、全宇宙じゃなくても観測者を中心にした【観測可能な宇宙】を作れば間違いなく「世界創造」と言える。

 

 だってそれより外の存在は永遠に認識も干渉も出来ないので、存在しないともいえるじゃない? なら「存在しない」方を無視して、「存在」を全部作ったら理論上の最大値になる。

 

 しかも別にこの時空ではなく、観測可能な宇宙範囲内が"私"が知る宇宙と同じ世界を作れば我は自分を作り出したことになる。なのでそれを達成するなら割と簡単かもしれない。

 

 ......とまあ、これは最初の我の愚かな考え。若さの故の過ちのやつ。

 

「絶対それ言いたいだけでしょう?」バレた。

 

 まず、先程の465億光年が観測可能な宇宙の範囲なのは、ある条件が成立してる前提でしか成立しない。その条件ってのは、光よりも速い情報の伝達手段がない前提。

 

 つまり......はい、我のせいでそもそもその距離制限も存在しなくなった。

 

「自分のスペックで計画を破綻するのはご主人様らしいというか......」

 

「らしいってなんだよ」

 

 で、ぶっちゃけこれはまだマシ。もう一つもっと大きいな、致命的なアクシデントが発生してた。

 

 そう、先ほどの単語から察した人もいると思うが、「認識できない」を「存在しない」を扱うのが大大大前提だが......身内にはすでに、非存在(虚空の邪神)がいるので。そもそも「存在しない物」ですら「いない」をできなくなった。

 

「計画が破綻し過ぎません?」

 

「宇宙からの光ではなくガチ邪神がくるのは流石に予想できないやろ」

 

〔光栄です、我が()よ〕

 

「褒めてないけど」とはいえ、知らないものを知る機会自体は助かる。

 

 そう、色彩ちゃんの知覚を得た事によって、我は(存在しないもの)を認識できた代わりに、それをなかったこととして扱いをできなくなった。

 

 つまり観測可能の宇宙だけ目にして、それ以外を知らんふりにすることができなくなった。

 

〔そこでティ達が役に立ったってことですね!〕

 

「そう、偉いぞティちゃん」

 

 で、その前ティちゃんは何故か崇高へ超越したので、我もある事が出来るようになった。

 

 いままでも色彩ちゃんのように非存在を認識と干渉も出来るが、我に認識された瞬間それが「知らない」ではなくなる......当然なことに聞こえるけど、その「当然」の枠にいる限り、色彩ちゃんのように「存在を確認してない世界でも、非存在としてその存在証明を確定できる」というアホ理論は出来ない。

 

 ──少しの前はね!

 

 ティちゃんが崇高として覚醒した今、元々の同化よりさらにセフィロトのティファレトの役割である【調和】に近くなった。

 

 つまり言い分はこう、ティちゃんもすべての非存在を扱う事ができるため、我が直接知らなくても知れることがある。つまりティちゃんを通じれば我は「知らない状態」で「知らない物」を「知る」ことが出来た。何を言ってるのわからないと思うけど。

 

「......?」流石にケイちゃんにもちょっと理解できない顔で首を傾げた、めっちゃ可愛い。

 

 もっと具体的に説明すると、我に限らず、創造者が世界を作る時、基本的に「自分が想定したもの」でしかしか世界を作れない、当たり前だけど。

 

 じゃあ我のように意図的ある特定な世界を作るとき、その世界に知らない事がある状態で再現したらどうなるというと......まだ知らない物が自然と消滅されて、そもそもいない事になる。

 

 それがね、嫌だよね。

 

 ぶっちゃけ我とその世界の人々にとっては全く支障のない。だって作られてないからそもそも最初から存在しない、剪定という行動ですら該当しない。

 

 でもな、何と言うか。その場合は間違いなく我がもっと頑張れば誕生できるやつを無視したことになる。そんなことをやった時点でそれは真なる無限とは言えなくない? と思ってる。

 

 他の事ならともかく、我の最後の子──()()()()だけは完璧でなければダメなので。

 

 とはいえ、「知れば知るほど、知らない事が存在することを知れる」と言われるくらい、いくら我でも現宇宙のすべてを把握するのはそう簡単な事ではない。だから今までずっと動き出せてなかった。

 

 だが、ティちゃんの存在ですべてを変わった。先ほどのいうように、我が「知らない物」を「知らない」ままの状態で把握出来たので。

 

 具体的どういうことというと。ティちゃんを利用して、我も知らない領域を含めた世界を作れば、我の「全知全能」は知らない物にも「全知」のうちに内包できる。

 

 つまり、ミスや考慮してなかったものがあっても、ゲームや小説のように「描写してないだけで存在してる」として解釈できた。

 

 雑な事言うと、現代地球を舞台にした小説はわざわざ電気の原理を説明しないよね? いやまあやってる人もいるかもしれないけど、普通はね。

 

 でも、電気の原理は作者が知らないだけで消えるわけではない。なので、描写してないだけで別に消えたわけではない。

 

 そう、書いてない海底の地形が、巨大な穴になるわけない。星座を説明しなくても、その宇宙の恒星は消えるわけではない。

 

 まあ、具体的にどうあるのかを、今から見せて......おや。

 

「見つけた...いや、まさに今生まれたか」流石にこれが最後のチャンスだと分かったのか、いよいよ動きを見せ始めたた。

 

 もし連邦生徒会長(アオちゃん)の予想通りなら、あれは我の規模に応じて力も増しるという便乗犯。しかも困った事、我は上限が存在しないから向こうも理論上無限に強くなれる...が、もし我が【マルクトちゃん(世界)】を完成したらアレが出る幕が完全になくなるので、この時点でラストチャンスとすら言える。

 

 まあ本音でいうともっと早めに出てきたら処理も簡単になるけど、例えば聖書通りに惑星規模なら簡単にぼこぼこにできる。

 

「さてお前ら...総力戦だぞ」

 

 ぶっちゃけすでに消化試合だけど、ここで気をづけないと点が取られたらちょっとだけ気分が悪くなるので。

 

 さあやるぞ、黙示録の獣......なんかスケールおかしくない?




ブルーアーカイブ二次創作で観測可能な宇宙を説明するやつ多分ここしかない

前半の説明いる?
多分いらない

つまりどういう事...?
分からない現状や世界がいても全部「書いてないだけで内包してる」として扱えるため、実質全ての可能性を含まれた。

これから一気にメインストーリー進むので、よかったら高評価と感想、待ってますー!(唐突の乞食)
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