デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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誤字報告いつもありがとうございます。

ケセドのBGMと演出やっぱりいいな!


9. 謀ったか!カイザァー!

「アビドス自治区の関係書類を持ってきました! これを見てください!」

 

 ノノミさんも呼び戻され、軽く事情を説明した後アヤネさんが書類を持ってきた。その間先生ずっと気まずそうでソワソワしてる。

 

「これって...地図?」

 

「そうです、これを見ると...すでに砂漠になってしまった、本来のアビドス高校本館と、その周辺数千万坪の荒れ地。そしてまだ砂漠化が進んでない市内まで..」

 

「"...全部、このカイザーコンストラクションってやつが権力を持っている?"」

 

 ななな...なんですって!? 我からすれば、ここまで全然知らない方が驚きだけど。まああれよね、わざわざ相手に「そういえば何年前の投資失敗で大損したけど大丈夫?」と聞かないようなものかな? つまり全部カイザーのせい、ヨシ。

 

「ん...カイザーコンストラクション...なんか聞いたことありそうな名前」

 

「! 先輩! 私たちが借金した相手、確かカイザー何とかだよね!」

 

「カイザーローン...同じ系列ですか...?」

 

「権力がまだ渡ってないのは、今は本館として使っているこの校舎と、周辺の一部地域だけでした..」

 

「で、ですが、どうしてこんなことに? 学校の自治区の土地関連な取引だなんて、普通できるはずが...いったい誰が、こんなことを..」

 

「...アビドス生徒会、でしょ。学校の資産の議決権は、生徒会にある。それが可能なのは普通に考えて、この学校の生徒会だけ」

 

「...はい、その通りです。取引の主体は、アビドスの前生徒会でした。二年前にアビドスの生徒会が無くなってからは、取引は行われていません」

 

「何をやってんのよ、その生徒会のやつらは!! 学校の土地を売る? 学校の主体は生徒でしょ! どうしてこんなこと...っ!!」

 

「学校の自治区は学校の物、ずっと常識と思ってたから...もし先生が居なかったら、こんな大ごとに気づくことも出来ませんでした。みんな、ごめんなさい」

 

「"い、いえ、メイちゃんの話を覚えていてよかった...私の勘違いだったらよかったんだけど。"」5日も遭難した後、二回も銃撃戦に参加したのに覚えてるの偉いね。

 

「そうか。対策室長ちゃんも連邦生徒会だから、調べたら分かるよね。だからやけに私たちに気を遣ってくれたのか...」気を遣うというか、やるべきことをやっただけだよ? 元々連邦生徒会がやるべきことですし。今まで連邦生徒会の誰もその余力がないからずっと放置してるせいで、援助の事をホシノさんに提案した時微妙に警戒されてる、悲しい。

 

「それはアヤネちゃんが謝る事じゃないよ、むしろ先輩なのに全く気にしてない私の方が謝るべき」

 

「...そういえばホシノ先輩も、アビドスの生徒会でしたよね? ホシノ先輩もこのこと知らなかったの?」

 

「え? そ、そうだったの!?」

 

「うへ~、まあそんなこともあったねえ。私が生徒会に入った時には、もう生徒会の人たちはほとんど辞めちゃってた。その時はもう在校生も二桁になってたし、教職員もいない。授業なんてものは、もうとっくの昔に途絶えてた」一応ホシノさんにロボ教職員を派遣する話もしたけど、借金あるので給料払えないという理由で断られた。いまのアビドスはBDで何とか勉強してる。大変だな。

 

「そもそも最後の生徒会っていったって、新任の生徒会長と私の二人だけだったし。引継ぎ書類なんて立派なものは一枚もなかったよ。ちょうど砂漠化を避けようとして、学校の建物を何度も移してた時期だったってこともあってね。...その生徒会長は無鉄砲で、会長なのに校内でも随一のバカで...私の方だって、嫌な性格の新入生でさ。いや~何もかもめっちゃくちゃだったよ」

 

「校内随一のバカが生徒会長...? 何それ、どんな生徒会よ...?」セリカさん? 少し空気を読もうね。

 

「成績と役回りは別だよ、セリカ」  

 

「そもそも、セリカちゃんも成績はそんなに...」

 

「"セリカ、成績あんまりよくないのか..."」

 

「わ、分かってるってば! 先生もしれっと混ざるな!」

 

「うへ~まあ、生徒会なんて肩書だけで、おバカさん二人が集まっただけだったからね。...ほんっとバカみたいに、なんにも知らないままさ...」

 

「...ホシノ先輩」

 

「ホシノ先輩が責任を感じることじゃない。昔の事情は知らないけど、実際に生徒会が解散になった後...アビドスに対策委員会ができたのは、間違いなくホシノ先輩のおかげ」

 

「う、うん...?」

 

「そうですね、アビドスに対策委員会が正式にアビドスの生徒会相当な組織になれるのも、ホシノ先輩のおかげですよ☆」

 

「いや~それはね。対策室長ちゃんに指摘されたけど、うへ~」

 

「...では、どうして前の生徒会は、カイザーにアビドスの土地を売ったんでしょうか?」

 

「"...多分仕方なかったんでしょう、借金を返すため。"」

 

「はい、私もそう思います。当時すでに学校の借金は、かなり膨れ上がった状態でした。利息を返さないと廃校になるから、廃校になるくらいなら...と考えてたかも。でも、それでもこのアビドスの土地に高値が付くはずもなく、少なくとも借金自体を減らすには至らなかった...」

 

「それで、繰り返し土地を売ってしまう負の循環に...ということでしょうか」

 

「何それ、なんかおかしくない? 最初からどうしようもないっていうか...」

 

「"そういう手口かもしれない。"」

 

「え? どういうこと?」

 

「"先入観は良くないかもしれないけど...そのカイザーローンは悪徳な金融業者だよね? そのカイザーコンストラクションはカイザーローンと同じグループなら、もしかして最初から罠かもしれない。"」

 

「あ~なるほど、そっか」

 

「ん...カイザーローンも、カイザーコンストラクションも、カイザーコーポレーション」

 

「"あくまで推測ですが...カイザーローンが高額な借金をアビドスに貸しながら、別口でアビドスから土地を買収しようとしている。"」

 

「はい、きっと最初は、いらない砂漠や荒廃した土地でも売ったらっと、甘言を弄したのでしょう。どうせ砂漠と化した使い道のない土地、その提案を断る積極的な理由もなく...ですが、同時にそんな安値で売ったところで借金が減るわけでもなく、土地を取られる一方で...アビドス自治区そのものが、ゆっくりとカイザーコーポレーションのものになる」

 

「アビドスにお金を貸した時点で、こうなるように全てを...」

 

「だいぶ前から計画した罠だったのかもね。それこそ、何十年も前から...それくらい、規模の大きな計画だったのかも...」

 

「なにそれ!? ただただカイザーコーポレーションのやつらに弄ばれてるだけじゃん! 生徒会のやつら、どんだけ無能なわけ!? こんな詐欺みたいなやり方、騙されてさえいなければ...!」

 

「"セリカ、落ち着いて。悪いのは騙す方です。"」

 

「わ、私も分かってるわよ! でも...悔しい、どうして...。ただでさえ苦しんでるアビドスに、どうしてこんなひどい事を...」

 

「でも、どうしてカイザーコーポレーションはこんな土地を欲しがるの? アビドス自治区は、もうほとんどが荒れ地と砂漠、砂まみれの廃墟になっているのに.」

 

「確かに...こんな土地を奪ったところで、何か大きな利益があるとは思えませんが...」

 

「"...もしアビドス校舎が占領された場合はどうなります?"」

 

「え? ヘルメット団の件? ここがヘルメット団のアジトになる以外......アビドス高等学校の法的な拠点がなくなる、ですね」

 

「ああ、そういう狙いか。ならヘルメット団の補給も合点付いたね。うへ、怖いね」

 

「え? 何? どういう事?」

 

「"これもメイちゃんから聞いた話ですが。仮に校舎が占領されても、いまの連邦生徒会は強引に排除できない。"」

 

「はい、キヴォトスでは企業が行政権を持つ事が許されないけど。もし土地の権力を持った状態でそこの学校が消えたら...連邦生徒会が動けない今、アビドスはカイザー主導の無法地帯になるかもしれない」さすがアヤネさん、頭の回転速いね。

 

「もしくはヘルメット団を自治区の権力として傀儡学校を設立するつもりかもしれない」ヘルメット団にも学生の身分を持ってる生徒もいるから。その可能性もなくはないな。宝探し以外にもこれを狙ってるので、ほぼ事実ですね。この人達名探偵過ぎる。

 

「な、なによ! じゃあ借金も土地もヘルメット団も。全部カイザーの仕業なんだ!?」

 

「"いえ、確証がないから...決めつけるのは早いかも。でも可能性があります。"」

 

「でも結局、カイザーの借金が残ってる以上。今すぐ解決できる問題ではないね」

 

「「「...」」」

 

「"あ、そうだ。顧問になります!"」

 

「は、はぁー? あの話を聞いた後に? 頭大丈夫か!?」

 

「せ、セリカちゃん! 流石に言い過ぎです。先生、手紙はヘルメット団の件で要請だけですし、もう先生にはこれ以上迷惑はかけられない」

 

「"でもヘルメット団も借金も土地も全部繋がってるし! つまりまだ解決してません!!"」

 

「へえ、先生も対策室長ちゃんと同じ変わり者だねー。こんな面倒なことに自分から首を突っ込もうなんて」

 

「"一緒に頑張ろう!!!"」

 

「そ、それって...は、はいっ! よろしくお願いします、先生!」

 


 IFルート。原作を木端微塵にした場合。


 

『ホシノさん、大事な話あります』

 

「対策室長ちゃん? どうしたの急に~?」

 

『調べたらアビドスの土地使用権はほとんどカイザーが持ってるけど』

 

「え? そんな話聞いたことないよ!?」

 

『なので全部回収しました、この書類にサインすれば全部返しますよ、もちろん無料で』

 

「??」

 

『あと9億の借金も消しました。明日カイザーローンの元責任者が土下座をしにくる』

 

「???」

 

『そうそう、砂漠の方はカイザーPMCの基地が残ってるけど、それも全部アビドスの物になります。戦車とか装備とかの処分に困ったら新品の値段で買い取ります』

 

「????」

 

『あと砂漠化を止める工事をしたいです。あ、もちろんお金取らないよ、やりたいので。何なら金払います』

 

「?????」

 

『自治区の砂除去もやりたい、うまくやれば砂漠から回復するかも。ついでに荒廃した道も整備したい。できれば建物も再建したい、あと空港と駅も』

 

「??????」

 

『という訳でここらへんの場所を一時的に借りたい。結構実験性高い工程なので、相場より多少高い金を払います、大体この金額で。アビドスの再建資金にもなるよ』

 

「え...え? 9億??」

 

『とにかく環境改造させて! お金払うから!! 失敗したら謝罪としてこれの倍を!!』

 

「普通は逆じゃないの!? もう何がどうなってるのかわからないよ──ー」

 

 ここまでやると逆に疑われない説。「前の生徒会失敗した結果9億の借金になったのでこちらも9億払うか」のなぞ理論で9億払う準備したメイ、アホか。




Vol.1ってスキップできるイベント少ないな。ここでフラグを立たないと後々面倒な事になるし(0敗)


ヒマワリ部隊(ティ)の名前募集!
感想で書くのは駄目らしいので活動報告やメッセージお願いします!
なお名乗る理由は「入学前適当で考えた」
見た目と希望学校も考えたら一緒におねしゃす
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