デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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お願い、欲望に負けないでシロコ!

例え相手が犯罪に加担してる銀行でも、襲ちゃっダメなの!

方法はまだ残っている。アヤネさんが何とかするから!

次回「ん、銀行を襲う」デュエルスタンバイ!


12. ん、銀行を襲う

『敵、後退しています! だけどこのままでは..』

 

「仲間を呼ぶつもり? いくらでも相手してあげる」

 

 シロコさんの言う通り、相手が後退しながら応援を呼んでるね、流石に相手の数が多いから秒殺はできないのか。もし相手全員の位置を把握できたら先生の指揮ならワンチャン応援呼ばれる前に全滅出来そう、やっぱり戦場では情報が大事だな。

 

「ま、待ってください! それ以上戦っちゃダメです! ブラックマーケットで騒ぎを起こしたら、ここを管理している治安機関に見つかってしまうかもしれません! あうう...そうなったら本当に大ごとです...まずはこの場から離れた方が...」

 

「ふむ...わかった。ここのことはヒフミちゃんのほうが詳しいだろうから、従おう」そうだよ、グッズのためにブラックマーケットの常連になってる女だぞ。

 

「ちぇっ、運のいいやつらめ!」

 

「こっちです!」

 


 

「...ここまで来れば大丈夫でしょう」

 

「ふむ...ここをかなり危険な場所だって認識してるんだね」

 

「えっ? と、当然です。連邦生徒会の手が及ばない場所のひとつですから...。ブラックマーケットだけでも、学校数倍分の規模に匹敵しますし、それに様々な"企業"が、この場所で違法な事柄を巡って利権争いをしていると聞きました。それだけじゃありません。ここ専用の金融機関や治安機関があるほどですから...」

 

 そうです。ブラックマーケットはクソ広いしめっちゃ勢力が混在してるから、無法地帯と言っても本当に無法ならとっくの昔に勝手に自滅してる。各勢力が連合して設立した議会のような物とめっちゃ適当な法律もあるから、ある意味キヴォトス内にある別の国とも言える。

 

 当然、議会の構成勢力もお互いの隙を狙って蹴落とそうとしてるから、メンバーの入れかわりも激しい。そのお陰でコクマー(CHOKHMAH)も席を確保した、ダミー会社の名義で。逆に連邦生徒会は全く関与してない、なんとパイプすら持ってない。真面目と言うべきか? 普通こんなに大きな裏社会の拠点なら最低でも情報提供者を作るものじゃない? 映画で見た。

 

 あのカイザーグループはもちろん結構な影響力を持ってる、五本指に入るくらい。逆に言うとトップクラスではあるが絶対揺るがないわけではない。だからアビドスで自分が君臨できる環境を作ろうとしてる。

 

「銀行や警察があるってこと...!? それってもちろん、認可されてない違法な団体だよね!?」

 

「はい...そうです」

 

「スケールがケタ違いですね...」

 

「中でも特に治安機関は、とにかく避けるのが一番です...騒ぎを起こしたら、まずは身を潜めるべきです...」

 

「ふ~ん、ヒフミちゃん、ここのことに意外と詳しいんだねー。よし、決めた! 助けてあげたお礼に、私たちの探しものが手に入るまで一緒に行動してもらうねー♪」

 

「え? ええっ??」

 

「"ヒフミ、頼めるかな?"」

 

「あ、あうう...私なんかでお役に立てるか分かりませんが...みなさんにはお世話になりましたし、喜んで引き受けます」

 

『あの、ホシノ先輩』

 

「うん? どうしたのアヤネちゃん?」

 

『現金輸送車の信号は、ブラックマーケットに入りました。現在も移動してるのでただ通り過ぎるかもしれませんが..』

 

「ふーん。ま、ある意味予測通りかな?」

 

「? あの、どうしたですか?」

 

「いや~こっちの話だよ。ささ、道案内よろしく~」

 


 

「おいしい!」たい焼きをもぐもぐしてるセリカさん可愛いな。

 

「いやぁ、ちょうど甘いものが欲しかったところだったんだー」

 

「ほら...先生も」そしてナチュラルで彼女面してるシロコさん。

 

「"いただきます!"」え、なにこのカップル? もう付き合ってる?? 

 

「しかしここまで情報がないなんてありえません...妙ですね。お探しの戦車の部品...販売ルート、保管記録。すべて何者かが意図的に隠しているような、そんな気がします」

 

「そんなに異常なことなの?」

 

「異常というよりかは...普通はここまでやりません。ここに集まっている勢力は、ある意味開き直って悪さをしていますから、逆に変に隠したりしないんです」

 

『お取込み中失礼します! 皆さん! カイザーローンの現金輸送車がいまそちらに向かってます!』

 

「え? げ、現金輸送車?」

 

「とりあえず隠れましょう~ヒフミさんもこっちに☆」

 

「は、はい!」

 

 護衛をつけたカイザーローンの現金輸送車が近くに来た。ブラックマーケットであの量の現金を護衛付けずに移動するのはもうみんなにプレゼントしてるようなものですし、先に遠まわりしたのもこのためか。

 

『気付かれた様子はありません、このままやり過ごしましょう』

 

「あれは、マーケットガード?」

 

「マーケットガード?」

 

「先ほどお話しした、ここの治安機関でも上位の組織です! どうやら護衛中のようですが...みなさんあの車を知ってます?」

 

『はい、あれはカイザーローンの現金輸送車です。私たちはある原因でその車を追跡中ですが...まさかここで鉢合わせると思いませんでした』

 

「"黒い噂がある企業と聞きましたが、本当にブラックマーケットと繋がっているようですね。"」

 

「えっ! ええっ!? カイザーローンですか?」

 

「はい、私たちの学校...アビドスは昔からカイザーローンから融資を受けてるけど。どうやらそれが単純な借金ではなく、何か別の狙いがあるらしい」

 

「カイザーローンと言えば、かの有名なカイザーコーポレーションが運営する高利金融業者...カイザーグループ自体は犯罪を起こしてはいません、しかし合法と違法の間のグレーゾーンで上手く振舞っている多角化企業...」

 

 どうやら犯罪に関してはトリニティでも把握してないようだな。もしくはヒフミさんが知らないだけ? いくらヒフミ大好きなナギサさんでも知ってることを全部教えてるわけではない...かな? 

 

「"ヒフミ、あの建物について何か知っている?"」

 

「あの現金輸送車が入った建物? ...あれがブラックマーケットに名を馳せる闇銀行です! ブラックマーケットで最も大きな銀行のひとつです。聞いた話だと、キヴォトスで行われる犯罪の15%の盗品があそこに流されているそうです...」

「横領、強盗、誘拐などなど、様々な犯罪によって獲得した財貨が、違法な武器や兵器に変えられてまた他の犯罪に使われる...まさに銀行も犯罪組織なのです」

 

「つまり私たちが支払った現金が、ブラックマーケットの闇銀行に流れていた...?」

 

「じゃあ何? 私たちはブラックマーケットに、犯罪資金を提供してたってこと!?」

 

「「「「「...」」」」」

 

「"...もしカイザーが犯罪に加担してる証拠を確保できれば、連邦生徒会も動けるかもしれません。"」お、先生賢いね。もし証拠があれば確かに動ける。

 

「...! さっき現金を受け取った時の書類は証拠になりませんか?」

 

 いやー、それは流石に証拠としては少し弱いけど...まぁ出来なくはないか。ぶっちゃけ対策室長と防衛室長が同調したら証拠がなくても動ける、そして我が頼めばカヤさんも大体聞いてくれるし。つまり実質我の独断でもいける、てへ。完全に連邦生徒会の奸臣じゃん。

 

「さすが」

 

「おお、そりゃナイスアイデアだねー、ヒフミちゃん」

 

「あはは...でも考えてみたら、書類はもう銀行の中ですし...無理ですね。ブラックマーケットでも最も強固なセキュリティを誇る銀行の中となると...ほかの方法は...ええっと...うーん...」

 

 ブラックマーケットでも最も強固(当社比)ですね分かる分かる。でもヒフミさん、周りの人はプロだよ! 

 

「うん、他に方法はないよ」

 

「え?」

 

「シロコちゃん?」

 

 シロコさんがスッと鞄から覆面を取り出して、みんなもなんとなくその意図を分かって来た。

 

「何? どういうこと? その目出し帽はなによ? まさか、それを被って銀行を!?」

 

「残された方法はたったひとつ」シロコさんがキラキラしながら2と書いてる覆面を被った「銀行を襲う」

 

「う、嘘っ!? 本気で!?」

 

「わあ☆これシロコちゃんの手作り?」ノノミはあんまり抵抗なく3の覆面を被った「見てください! レスラーみたいです! 悪い銀行をやっつけるとしましょう!」

 

「シロコちゃん、こういう展開を期待してたよね? まあ、こうなったら仕方ないか」ホシノさんのは1ですね。

 

「はあ...マジで? マジなんだよね...? それなら...」最後の砦であるセリカさんも4の覆面を被った「とことんまでやるしかないか!!」

 

『はぁ、了解です。こうなったら止めても聞く耳を持たないでしょうし...どうにかなる、はず..』

 

「ごめん、ヒフミ。あなたの分の覆面は準備して無い。これはアヤネ用の」

 

 先生もノリノリでSと書いてる白い覆面を被った、いやお前らは外で待機やろ...まぁ撤退の時の身バレ防止なら必要? でもそもそも制服でバレそうだけど...仕方ない、やってみるか。アオちゃん(連邦生徒会長)がよくやるアレ。

 

「うへー、ってことは、バレたら全部トリニティのせいに」

 

「ええっ!? そ、そんな...覆面...何で...えっと、だから...あ、あう...」パニックしてるヒフミさんも可愛いな。

 

「それは可哀そうすぎます。ヒフミちゃん、とりあえずこれでもどうぞ☆」

 

 で、出た! ファウスト様の覆面だ!! 

 

「たい焼きの紙袋? え? ちょ、ちょっと待ってください、みなさん...あ、あうう...」

 

「ん、完璧」

 

「番号も振っておきました。ヒフミちゃんは5番です☆」

 

「見た目はラスボス級じゃない? 悪の根源だねー、親方だねー」

 

「わ、私もご一緒するんですか? 闇銀行の襲撃に?」

 

「さっき約束したじゃーん? ヒフミちゃん、今日は私たちと一緒に行動するって」

 

「う、うああ...わ、私、もうティーパーティーの人たちに合わせる顔がありません...」

 

「問題ないよ! 私らは悪くないし! 悪いのはあっち! だから襲うの!」

 

「"よし! では銀行を襲いましょう!!"」

 

「はいっ! 覆面水着団、出発です☆」

 

 

 


 おまけ、みんなのアライメント

 参考程度


 

メイ 中立善

 基本はルールを守るけど、必要と判断したらルールを破るのも躊躇しない。本質は中立中庸だが、やってる事はほぼ利他的行為なので中立善となった。(悪い事をやらないとは言ってない)

 

原作デカグラマトン 多分混沌悪? 

 精神異常者だからよくわからん。

 

FOX小隊と予言者達 秩序中庸

 善悪観より命令を重視。原作FOX小隊はもう少し善寄りだから変な命令に対しては疑問を持つ、この世界はどんな命令でも全部心から従う狂信者気質。

 完全なイエスマン(ウーマン)ではなく意見も言うけど、最終決定や指示は絶対従う。

 

先生 中立善

 メイと似てる感じ、でももう少し混沌寄りかも? 硬いルール嫌いだから。

 原作先生なら中立中庸、セミナー襲撃に加担してるし。何してるの原作先生? 

 

連邦生徒会長 秩序善

 原作会長はしらん。

 

カヤ、リン 秩序善

 だって一番尊敬してる人が秩序善だから(何処かの対策室長が室長やってる間は秩序善)。

 盲信ではなく、例え尊敬の人の要求でも自分の善と違った場合は従わない。でも信頼が高過ぎるので多分虐殺とかの命令でもない限り、多少不満な事なら「きっと何か考えがある」と疑いながら従う。

 

黒服 秩序悪

 契約を使って他人を搾取するけど、自分に不利な契約でも従う。標準的な秩序悪ですね。

 最終編はいい人に見えるけど、それは推しの為にやってるので結構悪(利己)ですね。

 

ベアトリーチェとカイザー 中立悪

 完全に自分の利益優先、自分に有利なルールなら従うけど、それが自分に不利な時はなかった事にする。

 

マエストロ、ゴルコンダ、デカルコマニー 中立中庸

 善悪やルールなどより自分がやりたいこと優先。場合によって善行でも悪行でもやる。

 

アビドス 多分中立善

 アヤネとホシノは秩序寄り、セリカシロコは混沌寄り。

 

便利屋 混沌中庸

 ルールを嫌い、気分でやる事が決まる。

 身内の為に悪事をやるけどボランティアもやるから混沌中庸ですね。いやなんでボランティアやるの自称アウトローさん? 

 基本身内認定されたらずっと仲間になる。

 

ヒフミ 中立中庸

 善と思うんじゃん? 実はゲマトリアと同じくらい(?)

 モモフレの為に学校行事を全部無視する女...なんなら混沌悪説もある。流石ファウスト!




原作は輸送車のルートを確認するだけで銀行を襲ったけどここはもう少し理由つけた。

ヒフミ好き(知ってる)

死ぬほどどうでもいいけど、次話投稿の時本文0文字は保存出来ないから、毎回仮保存したいときは遊戯王のセリフを適当で入れてた(?)。早く本編で言いたい。
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