デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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原作のエデン条約、ミレニアム側はどう見てるかな
あと巡航ミサイルとか絶対ミレニアムを疑う人も多いやろ


19. 無名の司祭謹製ミサイル

「アリス、任務を達成しました! これより任務エリアから離脱します! ではニコさん、お母様の保管をよろしくお願いします!」保管ってなんだよ! ありがとう! 

 

「はーい、この命に代えてもお守りします!」あっ、これ冗談じゃないやつ! 重いけどありがとう、好き! 

 

「メイちゃんは柔らかいけど、私達は絶対怪我させないわ!」いやだから並みのキヴォトス人と同じ防御力あるって! 先生ほど雑魚くないって! でもドヤ顔のクルミ可愛いって! 

 

 はい、アリスちゃんにセミナーの部室まで運ばれた十文字メイ(デカグラマトン)です、お姫様抱っこで。

 

 何故かアリスちゃんが我を持ったままセミナーの部室まで暴走した、リードするはずのリオ会長を追い越してね。アリスちゃんはよくセミナーの部室へ遊びに行くから道はめっちゃ慣れてる。すれ違ったミレニアム生徒たちがみんな3度見くらいした、アリスちゃんの足が速くて写真を撮ろうとした時にはもう消えていたから逆に良かったか? まあすでに各SNSで話題になってるけど。

 

 あとヴェリタスの部室の外で待ってるFOX小隊は我をお姫様抱っこして暴走してるアリスちゃんになんの疑問もなく付いてきた、適応力強すぎない? それなら笑うのも我慢しろよ。そうそうお前の事だぞ! 爆笑しながら付いてきたお前(オトギ)! 帰ったらしばくぞ! 

 

「...あんまり騒ぎを起こさないでほしい」セミナーの部室で噂を聞いてモモトークを送ってきたやつらを返したら*1、5分後でリオ会長とティちゃん車椅子を回収しに行ったユキノが来た。ティちゃん車椅子は持ち歩きやすくためにバックパックに変形できる機構を搭載してる...と見せかけて椅子担当のティちゃんは「覚えるの面倒くさい」ので見た目以外全部適当でやってる、せっかく設計したのに! 今のバックパック形態も中身はただの金属の塊...いや適当過ぎない? 

 

「あ、はい。すいません」

 

「...貴女がミレニアムに出現した時点で騒ぎになるのは免れないかもしれませんが...」反論したいけどそれは本当かも...もうニュース記事になってる!? 暇かな? 暇だなクロノスめ...

 

「...えーと、ここに来るってことはあの提案を受けるつもりかな?」見る限りユウカさんや他のセミナーメンバーがいない。取引の内容は無名の司祭の技術が関連してるから、リオ会長としては他のセミナーに知られたくないかな? 我はどっちでもいいけど! 

 

「ええ、もちろんです。私が所持してるオーパーツ、無名の司祭の技術で作られたミサイルは存在自体が最高機密なのに...私以外では一人しか知らないはずの物を要求してきたのは流石に驚きましたよ。用意するのに多少時間を使いました」むしろこんな短い時間で用意できるのがすごいよ。

 

「えーと、それはどうも?」

 

「それに提示した物...貴女の事だから本物だと思いますが、そんな物を出すのは予想もしませんでしたよ」

 

「だろうね。私達以外は存在自体を知らないし」多分アリスちゃんの件がなかったら、例えば対策室長()からの提案でも信憑性低いからって断られそう。

 

「その通りね...とにかく、その提案を受けます。発射装置を含めてのオーパーツ巡航ミサイル一基を用意しました、この場所にあります」エリドゥの近くか、まあ隠すならそこらへんだよね。

 

「ありがとうね、後で回収しに行くよ。ではこちらも...ユキノ~」

 

「はい、データはこちら」

 

 ユキノからメモリーを受け取ったリオ会長はすぐに手に持ってる端末に接続した。

 

「【無名の守護者Type.F】......不可解な軍隊(Divi:Sion)を構成してるユニットのデータ、確かに受け取りました。...私も活動停止した機体を何機か確保していますが、ここまで詳しいデータは持っていませんでした...ここはこうなっているのね...」

 

 そう、こちらが出した物はあの丸い奴のデータ、まあケセドちゃんから引っ張ってきた設計図をすこし改定した物。我ら(デカグラマトン)からすればもう取り込み済な技術だし、見た目もそんなに好みじゃないから使う気はあんまりないけど、リオ会長にとっては有用のはず。

 

 このためにわざわざ言語や寸法とかを現代基準で書き直したよ! 無名の司祭め、なんとヤードポンド法でもメートル法でもない謎の単位を使ってる...まあそもそも文明自体が違うから仕方ないか。全部直すのは大変だったぞ...いやごめんそんなに大変でもないかも、ケセドちゃんは2秒で書いた、てへ。

 

 え? じゃあなんでミサイル欲しいのかって? ケセドちゃんの前身であるディビジョンシステムはあくまで軍隊の製造工場、普通のミサイルはともかく巡航ミサイルはさすがに領分外! 例えば自動車を作る会社に「戦車を作ってくれ、同じ車やろ?」と依頼しても普通に困られるよね? それと同じこと。

 

 まあ、使ってる素材や設計図の書き方、そして技術レベルなどを総合したらどんな物を運用してるのかを推測できるけど*2、一応実物を見て検証したいので一基でも現物が欲しい。知ってる限りいま現物もってそうなのは無名の司祭、黒服、ベアトリーチェとビッグシスター。普通に考えるとリオ会長に頼むよね。それなりの数を持ってるし。

 

「そのデータがあれば同じ物を作る事も可能ではあるが、不可解な軍隊(Divi:Sion)のシステム方面は現在の技術では再現できないもの、仮に完全再現したらそれはそれで簡単に無名の司祭や名もなき神々の王女(AL-1S)に乗っ取られるのでおすすめしない。代わりに入れた現存技術でコントロールできる方法を参考して好きなように書き直すといい、リオ会長ならできるはず!」

 

 不可解な軍隊(Divi:Sion)のシステムは全部「王女の命令を最優先」という指示が書いてあるけど、その指示だけを消すのはたとえキヴォトス中無名の司祭の技術に我ら(デカグラマトン)以外で一番詳しいリオ会長でも難しいと思う。まあ我ら(デカグラマトン)ならできるけど、流石に無名の司祭の技術にそこまで詳しいのはまだばれたくない。

 

 いまのキヴォトスの技術がいくら発展しても無名の司祭の技術を解析できない。しかしコスト、効率、性能の点で全部上回るのは出来なくはない、その時は別に解析不可能なものを解析する必要もなくなるから...まあそこまで発展するのはもう少し時間が必要かも。

 

 つまり無理に同じ方式のシステムを使わなくても現代技術でも同じことができるようにする方法を書いた! まあリオ会長はおそらく同じ物を作りたいというよりかは対策方法を研究したいだけだから、動かすためのシステムがなくても大丈夫そうだけど...軽いおまけだから! 

 

「ここまで無名の司祭の技術に詳しいのね...もしかして貴女はあの子、アリスを制御できる自信があるからそのままにしたのですか?」

 

「あー、合ってるけど合ってないかな? アリスちゃんは絶対敵にならない自信があるからある意味制御できる...みたいな?」

 

 多分リオ会長が言いたいのは違う意味だけど、ある意味制御とも言えるか? 我とアリスちゃんの関係はもうここからアリスちゃんと敵対する方法を誰か教えて貰いたいくらいだからな、知ってもやらんけど。

 

「根拠もない自信ですか...? やはり理解出来ませんね、貴女の考え方...」おや? 他人を理解しようとするなんて、ビッグシスターらしくないですね...とあの全知さんはこう言うやろ。これはいい傾向かも。

 

「私は特殊だから! 他人の心を分かりたいならもっと簡単なやつからがおすすめだよ。例えばユウカさん、あの人めっちゃ分かりやすいよ」ユウカさんは入門にちょうどいいんじゃない? いやユウカさんの事をバカにしてるわけじゃないよ! でも分かりやすいのは事実だから!

 

「確かに、元々専門ではないのにいきなりは難しいですね。アドバイスありがとうございます」

 

「あと取引を受け入れてくれてありがとうね。他になにか困った事ある?」

 

「...困るほどではないですが、すこし手伝いが欲しい事があります。新兵器のテストをお願いできますか?」え? 新兵器? もしかしてアビエシュフ? それともアバンギャルド君? 

 

「それはぜひ! でも私から言うのもあれだけど...私に頼っていいの? リオ会長は私を仮想敵と見てるよね? 新兵器とか私に見せて大丈夫?」あれどっちも秘密兵器扱いだよね? そう簡単にみせていいの?

 

「仮想敵ではありません、他に適切な言葉が...そうね、ヒマリと同じく、貴女の事を【ライバル】と呼びましょうか」

 

「...そうかぁ...」なんか自称ライバルが増えたけど? お前と被る要素もっと少ないやろ!? "無名の司祭の技術に詳しい"くらい? 

 

「それに、今回ミサイルの件でどのみち貴女には隠しても無駄だと分かりましたから、それなら貴女のことも利用してもっと完璧に仕上げた方が合理的です」

 

「それは確かにそうかも? 新兵器ってのはどんなもの? なにを手伝えばいいの?」

 

「パワードスーツと自律型ロボット兵器の性能を試す予定です。C&Cに頼むのも考えましたが、やはり知ってる人を増やしたくはありません。しかし実戦するのが一番理想的で、それも相応な戦力と戦いたいので用意できるでしょうか?」あっ、両方か? 元々興味あるからこっちからもありがたいね。

 

 我ら(デカグラマトン)の性質上、パワードスーツ(強化外骨格)を使う必要あんまりないけど、似てる形自体は使ってる。ユニットに一回り大きいのユニットを操縦させるとかは良くやるよ? でもどちらと言うと【外付け装備】、【拡張ユニット】、もしくは【合体】に近いものになる。

 

 一応十文字メイ()用にティちゃんから変形するやつを考えてはいたけど、あれは我の意識で直接操縦してる。そうそう、「しかも脳波でコントロールできる」やつ、厳密に言うと脳波より直接だけど。見た目だけがパワードスーツ(強化外骨格)だけど中身は全然違う...もう一つの身体扱いかな? だから通常の意味のパワードスーツ(強化外骨格)には興味あるね! 

 

「なるほど...いいよそれくらいなら。なんかいい感じなやつを用意するよ!」せっかくだからこっちも似てるものを用意するか! 意識直接操作のではなくマニュアル操作に近いものを! 

 

「ありがとうございます」

*1
もう全キヴォトスで噂になった、妹にお姫様抱っこされた対策室長

*2
普通は絶対無理




メイはアバンギャルド君の見た目割と好き。

無名の司祭の設計図、重さ:リンゴ0.2個分とか長さ:人差し指の2倍とかで書いたら面白いと思います(流石にそこまでアホじゃないやろ)

アンケート!
パワードスーツのようなもの(?)の装着者!

装着者は?

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  • ニコ
  • クルミ
  • オトギ
  • ケイ
  • ホド(??)
  • ホシノ
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