デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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今年初投稿!


22. お前は知り過ぎた...仲間になれ!

「ミカさん、ですね? アリウスと繋がっていたのは」

 

 そんなまさか〜ミカさんがそんな事するわけ無いじゃない〜?

 

 ...ナギサさんがすでに"セイアが生きてる"と分かってるのは何となく気付いてた...だって特に悲しみや怒りの気配を感じないから! 流石にそこまで非情じゃないやろナギサさんは。まあ先ほど自白したように、あれは"分かってた"というよりは"そう信じたい"だね。

 

 ティーパーティーのホストなら上手く隠せる?そうかもしれないけど、一応ナギサさんとは親しい関係だから演技くらいは分かる...ミカさんも余裕がある状態なら気付くかもしれないが、エデン条約で忙しい上、お互いが分派代表の立場を持ってるから直接会える頻度がめっちゃ少ない。会ったとしてもミカさんはそれに気付く余裕がない状態...多分!まあそれで"セイアが死んでも平気"と勘違いして「ナギちゃん? セイアちゃんの死に思う所がないの?なら同じ目に遭わされても文句言えないよね☆」とかなっても困るし! 偏見だけど!

 

 しかしミカさんまで推理できたとか...今回はさすがにカマだよね!? ミカさんとアリウスは流石にそこまでガバガバじゃないから確定できる情報はない...ないよね? 少なくとも黒幕=アリウスは絶対カマ!

 

「えーと、今回はどんな妄想?一応聞くけど?」

 

「そうですね...セイアさんを隠したのがメイさんなら、あの襲撃の事も当然把握しています。メイさんなら黒幕や犯人が分からないなどありえません。なのにどうして私に言わなかったのか?とここから始めた妄想ですけど...」

 

「だからなにその謎の信頼度!?」流石に我にも分からない事くらいあるやろ!?

 

「まあまあ、あくまで妄想ですから、私にとって都合がいい方向に考えてしまうので。...いろいろ考えましたが。可能性がかなり低いですが、一応候補として挙げるのが"メイさんが黒幕"と"セイアさんの自演"。こちらは先程セイアさんを隠したのがメイさんと分かったので消えました。"セイアさんとメイさんが手を組んで自演した"の選択肢は一応残っていますが...それなら私にセイアさんの状況を明かさないはず」

 

「なるほど。私とセイアが一緒に居るってことはどちらかだけが黒幕なのはありえない。そして一緒になにか企んでる場合、私はナギサさんに"セイアが生きてる"と明かさない...うーん反論が見付からない! 続きどうぞ!」

 

「ではどうして自分が黒幕じゃないのになにもしないのか? もしかして"黒幕はすぐに制圧出来ない相手"、だから準備が出来るまでは知らない振り...しかしその場合でも私と"お茶会"をして相手の存在を知らせる事もできるはず。カイザーの時のように私達の力を借りる気がなくても、すでに狙われてるのになにも知らない方が危険かと...つまり他の原因があるはず」

 

「...巻き込みたくなくても安全の為に知らせるよね!」アズサの時のように、もう狙われてるなら話しても変わらないからね。

 

「では"何かの原因があって桐藤ナギサには話したくない"ですね。これでもメイさんとはそれなりにいい関係を築いた...と思いたいので、単純に嫌いだから話したくないという可能性は排除しました。それに、あの事件でティーパーティーのホストにされたので、例え私の事を嫌いでもメイさんの性格では私に知らせるはず」

 

「"それなり"にいい関係、ね。私はナギサさんの事好きだよ? "かなりいい関係"と変えてもいいよ?」

 

「それはありがとうございます、私もメイさんのこと好きですよ? ......ではどうして私に話したくないのでしょう? メイさんの事だから、もし襲撃したのが【生徒】なら...その子を守るために、もしくはトリニティに渡したくないから黙った...と最初に思いつきましたが。"一瞬だけ死体に誤認できる物を用意した"はまだ何となく理解できますが、"自分を殺害しに来た人の前でヘイローが壊された振り"は流石に無理がありませんか? つまりあの襲撃の()()()は"手を下してない"と勝手に決めつけました。」

 

 うわこいつ、犯人から実行者に言い換えた! 犯人はやってないと確信してる! まあ、人間とかと違って生徒達(忘れられた神々)はヘイローを持ってるから、生徒が死ぬ瞬間は"ヘイローが壊れる"と言う現象を観測できる...多分! 我も見たことないから! そしてその現象を偽装できる技術は我も聞いたことないね! 技術じゃないがホドちゃんなら出来るけど!

 

 「うん、さっきも聞いたね。セイアの能力なら襲われるのはおかしいと。でも殺された振りはほぼ無理だから"犯人に殺したと誤認させる"のは無理なので、犯人はやってないって事ね」

 

 ...でもこの襲われないって前提はちょっと違うね、もしアズサを説得できなかったら割と危なかったかも? 原作のセイアも半分その場で死ぬ気だったような気がする。まあ周りにティちゃんを配置してたから例えアズサがやる気でも制圧できるはず。

 

「ではここで問題です。"手を下してないのに後から死体が出た"など、普通は納得いかないと思います。でもわざわざセイアさんの遺体を用意したって事は...【黒幕】は任務成功の報告を受け、そして遺体も見つかった事で納得した、正確に言うとメイさんとセイアさんがそう思わせた。この場合はもう一人の協力者が必要...【襲撃した実行者】ですね? もちろん、これもこの襲撃はメイさんやセイアさんの主導ではないことを前提してますが...いかがでしょう?」

 

「...ナギサさん?もしかして最近シャーロック・ホームズでも読んだ?」

 

「最近では読んでいませんが、幼い頃から大好きでしたよ。特にモリアーティ教授と決着まで...メイさんも好きでしょうか? 機会あれば交流会でもやりましょう」

 

「それいいね!」こいつ、暗にモリアーティの後はそんなに好きじゃないって言った!

 

「では話を戻します。つまり襲撃の実行者はメイさんとセイアさんが事前に送り込んだスパイと考えた方が妥当でしょう。それなら普通に私に言えば当然罪など問われる事はないですし、むしろティーパーティーとして全力で協力するはず...」

 

「ちょっと惜しいね。実行者は私達が送り込んだスパイじゃないよ」

 

「あら、破綻しましたか...」

 

「あの子は自分の判断でセイアの味方にした...全てを捨ててね」めっちゃ偉い、超偉い。まじでアリウスのあの環境でどうやってアズサのような良い子を育ったの? サオリさんが? ありがとうね!!

 

「......そう、でしたか。もし全部が落ち着いたらぜひ会わせてほしいです」

 

「それは当然!」

 

「では...私の妄想とは少し違いましたが、これでも同じ結論になります。私に知られたくないのは実行者ではなく黒幕の存在...もしくはその黒幕と繋いでいた方。まずセイアさん...ティーパーティーのホストの居場所はかなりの機密なのに、あの夜は部屋まで侵入された。たとえ実行者がメイさん達と事前に繋がっていたとしても、恐らく黒幕側はすでに確定した情報を持っていた、そうでないと暗殺などは計画の段階で破綻します」 

 

「ふむふむ、つまり情報を漏らした人が居ると?」

 

「ええ、その情報を持っている...持っていそうな方々も含めても全員を把握しています。そしてあの場所に刺客を送り込むには警備をなんとかしないといけませんね。つまり警備の動向を把握してる、もしくは警備に指示を出せる人はもっと少ない...この2つの条件を同時に満足したのは、ティーパーティーの数人しか居ません」

 

「複数協力者の場合は? 場所を把握した人と警備をなんとかできる人が別とか?」

 

「それでも、ですよ。元々セイアさんの居場所を確認出来るのもティーパーティーの一部の幹部しかなく。シスターフッドや()()()()()なら他のルートで推測出来るのもありえますが。そしてティーパーティー寮の警備は元から正義実現委員会ではなくティーパーティーが直接担当してる...つまり結局ティーパーティーの一部しか出来ない」あ、シンプルにハナコさんも分かってそうと把握してる、こっわ。

 

「それでも一部だよね? どうしてミカさんだと思った?」

 

「......ミカさんは、最近私の事を避けています。いえ、私だけではなく、みんなからの交流を避けています...あれはまるで..."赤点をとったあと、親から聞かれるのを恐れている子供"、ですね」

 

「突然めっちゃ具体的な例え出たね、もしかして実体験?」

 

「秘密です、ふふっ。...そして普段のミカさんなら、セイアさんが襲われて亡くなったと聞いたら...おそらく政治の立場など一切考えず、自分が使える力を全部使って犯人を探し出すでしょう。そうしなかったということは、ミカさんがセイアさんの襲撃に関わっていると推測しました」

 

「そうね。普段あんまり仲が良いと言えないけど、セイアはミカさんにとっては親しい人は変わりないだろう」

 

 双方その事を意識してないけど!セイアに言っても「それはありえない」と返してくる。いや好きでもない人を間接に死なせたくらいではそこまで病まない...と反論したかったけど、よく考えたら普通は好きでもない人でも結構ショックを受ける気がしてきた。みんなの根が優しいから。

 

「これならメイさんが私に言いたくないのも納得しました。幼馴染が自分の学校のトップを襲わせた...と知ったら私が落ち込むなどの配慮でしょう。実際、ミカさんと推理したときはあんまり信じたくなかったですから」

 

「い、一応ノーコメント!もうどうでもいいかもしれないけど黒幕はアリウスというのはどうやって推理した?」まあミカさんからだろうな!ずっとアリウスと和解したいとか言ってたし!

 

「ミカさんはそもそも他校との交流が少なくて、"トリニティが世界の全部"と本人が何回か言っていました。そんなミカさんが興味を持ってそうな勢力...やはりトリニティとゲヘナのどっちかでしょう。そしてミカさんはゲヘナを心から嫌っているので、どう考えてもゲヘナの方々とは手を組まない。つまりミカさんにとっては【トリニティ】の一部、その上ティーパーティーに恨みを持っている...アリウスが一番妥当かと、この間もミカさんがアリウスと和解したいと言い出したので。...流石にここまでは完全に推理してませんが、メイさんの反応からすると"ミカさんとアリウス"を確定出来たので...」

 

「あっ、やっぱりカマをかけたな?え?でも私引っ掛かってないと思うけど?」

 

「それは...メイさんの表情と声は至って普通ですね、しかしもし私が間違った事を言い出したら訂正してくるので、特に訂正されなかったことから正解と確信しました。それに、もし間違ってもメイさんから正解を聞けるので、結果的に真実を知れるのでメリットしかない...間違った時、私が少し恥ずかしくなるだけです」え?なにそれ?無敵か?

 

「いやまあここまで当たったらもういいかなって感じあるけど。あと流石に『サクラコさんですね...レッドウィンターと繋いでたのは』とか言われても訂正しないよ?」

 

「そ、そんなー、サクラコさんがレッドウィンターと?」

 

「もういいからそれ!!でも可愛い!」

 

「...つまり、この推測で合っていましたよね?...ここからは願望ですが、もしミカさんが騙されているだけだとしたら嬉しいのですが...どうでしょう?」

 

「半分正解。ミカさんはセイアを病院送りにするつもりだったけど殺す気はなかった。でもアリウスの生徒会長はこの機会を使ってセイアを殺そうとした...が、襲撃者が一度も見たことない人の命を救うためにアリウスを裏切った。簡単に言うとこんな感じかな?」

 

「...ありがとうございます。もしセイアさんを殺害しようとしたら、たとえ未遂でも...いくらミカさんでも、退学は免れませんかと」

 

「だろうね。そうならないように頑張ってるけど、なんの処罰もないと本人も納得いかないかも...もうここまで踏み込んだら、全部話して協力させて貰うよ?()()()

 

「ええ、私ができる事なら何でも、ですよ。()()

 


  ナギサさんを守る

  ミカにアリウスが殺意を持っていると証明する

☆ ナギサにアリウスでも仲良くなれる人がいると証明する

△ ミカはトリニティを裏切ってない、もしくはアリウスと関係ある事自体をバレないように

  (追記、ナギサはいいっか)

  ベアトリーチェに計画は続行させる




お喋りだけで2話も使った女、ナギサ!

感想で触れたので軽く(?)
アリウスとベアトリーチェはナギサの反応で怪しまない?
ナギサはそもそも表であんまり顔を出せない、そして前回言ってたアリウスは別に潜入部隊がないので態度を確認出来る機会がない。
と、それはそれとして。アリウス側から見るとミカの前例(勝手にセイアを殺したのに協力を継続してくる)あるので、別に他のティーパーティーも似てるやつしかないと感じてる。
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