デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

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エデン2章終わると言ったな?あれは嘘だ


24. アリウススクワッド

「...なぜアズサの暗号を使えた」

 

「本人から聞いてたからね!」

 

「なるほど、アズサは...お前か、あいつを誑しこんだのは」

 

 えー、何故かアズサを誑したと認定されたデカグラマトン(十文字メイ)です。アリウススクワッドのみんなに会いに来たー!

 

「いや言い方! ...まあそう思っても構わんけど。もう知ってると思うけど一応自己紹介するか。連邦生徒会の対策室室長、十文字メイだよ。こちらは一応護衛役のハクネ」

 

 ほら、金星のセフィラ(ネツァク)だから。金星って白いじゃん? 【太白】まで言われてるから白を入れてる名前を付けた。もっと安直なヴィクトリアとかにしてもいいけどキヴォトスっぽい名前にした。

 

「ハクネです。覚えなくでも結構です」ちなみに銃はブローニングM2を携えてる。キヴォトスはミニガンを使ってる生徒そこそこいるから、固定機銃くらいはそんなにおかしくないと許可した...最初は二丁持ちを提案したけど悩んだ結果は却下した、かっこいいけど。

 

「しかし四人全員来るのは意外だな、狙撃手...ヒヨリさんは隠れなくていいの?」

 

 まあ隠しても無駄だけど、むしろ【隠れた行為】をしたらハクネ(ネツァク)の権能の強化になる...

 

()よ、こっちより多い数で来ている時点で適用できます〕えぇ...? なにそれ理不尽過ぎない??

 

「...リーダー、隣のやつはやばい」ミサキさんにめっちゃ警戒されてる、まあそれはそう。

 

「...要件は?」まあアズサの暗号を知ってるなら我が目標にされてるのも知ってるはずなのに、自分から姿を現すとか普通はあり得ないね。

 

「...ふむ、ベアトリーチェからの監視はアツコさんのマスクだけか。もう適当なフェイク映像に差し替えたからここの会話はあいつには漏れないよ」

 

 流石にアリウススクワッドはアズサより重要度高いから全員に追跡装置付けてるな。そしてアツコさんはもっと重要だからそれ以外に音声と映像も収集してる。まあベアトリーチェにとって他のメンバーはおまけのような物かも?

 

 軽く見たけどやっぱり無名の司祭の技術を使ってる...結構アレンジしたね、以前みてた黒服のパソコンとはまだ別の技術系統を感じる。恐らく黒服が提供した技術を元にベアトリーチェが独自で作った物...悪くないね! 元々相性が悪い生徒(忘れられた神々)にデメリットなく運用出来るのは結構工夫したね...代わりにアツコさん以外が使うと多分拒絶反応が起きる。ちょっと改良したいけど流石に我慢する。

 

「(...スッスッ)」なになに、『【彼女】のこと知ってる?』

 

「まあまあ知ってるかな? あと普通に喋っても大丈夫だよ、あのマスクの全部の機能を一旦停止した。いま喋ってもベアトリーチェにバレないし反応しないから」

 

「!?」

 

「...貴様、狙いは姫か?」

 

「違うけど狙ってないとも言えないかも...あー落ち着け、銃をおろせ...」ネツァクちゃんもなに乗ろうとしてるの、落ち着け? えーとなんの話だっけ? あ、そうそう「ちょっとアリウスの生徒会長の座を貰いたいだけで。お前らスクワッドはアズサの頼みでちょっとその前に引き抜きしたいだけ」

 

 そもそもあの見た目で生徒会長を名乗るのは無理やろ。別にそんなにやりたいでもないけど、今のアリウスを上手く纏めれる人居ないし、かといってトリニティに統合されるのも感情的に無理そう...できればアツコさんに丸投げしたいけどそれだと内戦再発しそう。

 

「......マダムを裏切れって? アズサのように? どんな甘い言葉でアズサを騙したのは知らないが...」

 

「えーと、まずはスクワッドを含めて全てのアリウス生徒の生命と生活を保障する。アツコさんを儀式とか使うのはもちろん論外、貢献がない生徒にも衣食住を提供すると約束する。そして仕事すれば給料も払うよ、ずっとタダで働いてたよね?」

 

 いまのアリウスは仕事の対価に食事を貰えるらしい。いや安い労働力が欲しいのはわかるけどこれは流石に安過ぎやろ。あと仕事で失敗したら食事も没収するとか...それで反乱を起こせないということは前の内戦時期はもっとひどかったな。

 

「きゅ、給料!? お金貰えるの!?」

 

「あと教育も遂行したいけどこれは個人の希望によるか。教育を受けている時も仕事時間として数えるとか...今の生活に慣れてる子達にとっては仕事をした方が楽かもしれないので強制はしない感じ。まあこれに関しては要相談かな?」

 

 アリウスの教育は基本戦闘に関係のあるものをメインにしてるらしい。数学と言語などは戦術に使えるから並程度の教育をしてるけど、社会や歴史とかはほぼ全滅! こわいこわい。

 

「そんな事をして何の意味がある? 結局全ては虚しい...」

 

「最終的に虚しくても今日を楽しみたいじゃない? 絶対役に立つとまでは言えないから希望制にするけど...どう思う? 受けた人の給料が増えるとかだったら反発する?」出来れば教育を受けた人と受けてない人の中に差別を出さないようにしたいけど、難しいかな?

 

「......そんな空論に付き合う義理はない」

 

「あとナギサ...えーと、ティーパーティーのホスト、まあ知ってるか。ナギサと一緒にアリウス分校を分校ではなく自主権をもつ独立学校に転換する方針をしてる。もう隠す必要もなくなるよ」

 

 投票によって独立するのは連邦生徒会から全生徒に与えられた権力、かなり少ないけど前例がいる。アリウスは元々分校だから独立するのもそんなに難しいことじゃないはず。まあ後ろのへんな勢力に教唆されてないかの監査が時間掛かるけど。

 

「...もう隠す必要が、なくなる?」

 

「言い方アレだけど...トリニティ側はもうアリウスの事をほとんど忘れてるから、最初から隠す必要そんなにないよ...あの襲撃がなかったら。まああの2回の襲撃も状況に鑑みると大した罪にならないはず...一応公正な裁判をするけど厳しい処罰にならないと約束するよ。トリニティの生徒達に知られたくないから連邦生徒会でやるつもり」

 

 別にナギサと口合わせてあの襲撃自体を無かった事にもできるけど、ずっと隠すのは逆にストレスになるらしい。むしろ裁判をした方が気持ち的に楽になる、多分。

 

「......どうやってマダムを引き下ろすつもり? 彼女は私達も知らない不思議な力を持ってる。並の戦力では勝てる訳がない」お、もう【くだらん話】から【理想過ぎる話】になったね。もうひと押しかな。

 

「それに関しては心配要らない、こっちで全部終わらせる...ほぼあり得ないけどもしこっちが失敗してもお前らに損害はないはず。このまま命令通りエデン条約の調印式を襲撃して大丈夫、まあ失敗するけどね!」

 

「......調印式の事も知ってるのか。あれはアズサでも知らないはず...どうやって?」

 

()()()()()()()()()()と言えばわかるか? ......え、分からない? そうか...えーと、ベアトリーチェがセイアを排除したかった理由は単純にトリニティの生徒会長(ティーパーティーのホスト)だからではなく、予知夢と言う不思議な力をもってるからだよ。だからベアトリーチェにとってナギサの排除はそんなに重要じゃないはず」

 

 2回目なのにアリウススクワッドもヘイローを破壊する爆弾も使わない時点でやる気を感じない。いやまあミカさんが仲間と考えてるなら行けそうだけど流石にミカさんを戦力に数えるのもガバ過ぎ。

 

「予知夢...?」

 

「あー、流石にいきなり過ぎかな?」初対面のひとに未来予知とか言われて信じる訳ないか!

 

「いや、いい。どんな手段でも私達と関係ない......」

 

「...その名にかけて誓える? もし生徒会長になったら、いま言った通りにすると」お、アツコさんが喋った。

 

「姫!?」

  

「うーん、してもいいけどあんまり意味はないよ? ...代わりに私のヘイローに誓うよ」

 

 一応十文字メイは偽名ではなく別名義になってるから、この名前で誓っても効果はあるけど。誓いを破るときは大したデメリットにならないかも、破る気はないけど。神名(デカグラマトン)の方は流石にここで明かさない...言ってもスクワッドのみんな分からないし。

 

「...ヘイロー?」あれ、こいつらはヘイローの意味理解してないの? まじ?

 

「あー、うーん。どうしようこれ、一応名前で誓ってみる?」

 

「...大丈夫...サオリ、一度信じてみたい。アズサが信じた人なら」

 

「姫......分かった。要求はなんだ? こっちの条件はまだ言ってない」 

 

「そういえば言ってないね。簡単な事だ、もし私がベアトリーチェを倒してアリウスの生徒会長になったら抵抗しない事。流石にお前らにゲリラされたらちょっとめんどくさい」

 

 ぶっちゃけアズサの頼みだからちょっと先に仲間にするだけで、特にやらせたい事全くない! あ、もし先に接触しなかったらベアトリーチェが失脚と知ったら逃げたすかも? その場合はアリウスに連れ戻すのちょっとめんどくさいくらい。

 

「...それだけ?」

 

「それだけ! 言ったよね? もしこっちが失敗してもお前らに不利なことにはならないよ。情報提供とかも要らないよ」

 

「...分かった。乗ってやる」

 

「リーダー、いいのか?」

 

「ああ、別にどっちが勝ってもデメリットがないから......お前の事は信用してない、そしてマダム...ベアトリーチェも信用してないから、どっちが勝っても勝った方に従う、それだけ」 

 

「それでいいよ、では先に失礼するよ。後処理はめんどくさいから...あ、そうそう。アズサが裏切ったのは報告してもいいよ。今回の襲撃は多分ベアトリーチェにとってどうでもいい事だから失敗してもそんなに厳しい処罰はされないかもしれないけど、アズサの事があれば言い訳になるかな?」我の死体をプレゼントしたら処罰されないかもしれないけど家内に全力止められたので仕方ない。

 

「...無理だろう、そもそもアズサの教育係は私だから。結果責任は私のものになる」

 

「そういえばそうだった...なんかごめんね?」

 

「いや、いい。襲撃をして失敗した、それだけだ」

 

「うーん、そうだけど...」

 

「...なぜ、そんなに気にかける? 別にお前の部下な訳でもない...いや、たとえ部下になったとしても気にかける必要はないはずだ」

 

「いや部下なら気にかけるのが当然やろなにを言ってるの? あとお前らはアズサの家族やろ? ならほぼ身内だよ! ...7割くらい?」

 

「......」

 

「...変な人」

 

「変なのは自覚があるけど」あと人じゃないけど!




ネツァクの名前、漢字にすると「白音」になる
改造M61 バルカンを持たせようとしたけど流石にやめた
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