ハッ! 前回の経験あるので今度もなんとか現実に戻った。危ない危ない、今回こそこのまま昇天するところでした。
前回のA.R.O.N.Aインパクトのあと、次に同じ事あったら素数数えれば冷静になるかな? と考えたけど我にとってそれはリソース全く使わないのでなんも効果なかった。つまり回避不可能、素直に死のう、死なないけど。
というかこいつ本当にアリスちゃんを全裸のまま背負って来てる。誰も認識できないようにしてると思うけど絵面がやばすぎ、ヴァルキューレに通報したらさすがに連邦生徒会長でも拘束される…されるよね? なんか上手いこと言いくるめられそう。
生アリスちゃんの映像を最重要データに保存した後、教室にログインした。A.R.O.N.Aちゃんは我の事を待っていたのかすぐこちらを発見した。
「また会いましたね、今日もよろしくお願いします。メイさん」今日のA.R.O.N.Aちゃんのぺこりもめっちゃ可愛い、好き。
「A.R.O.N.Aちゃんこんにちは! アオちゃんも!」タブレット越しでアオちゃんに手を振ってみた。そういえば教室から外の様子見るのこれ初めてですね。
外の情報を全部データとして受けたあと処理するのは我と大体同じだけど、シッテムの箱にいると一度肉体を通じるので、この情報量だと普通の人なら脳が爆発する。でも、我とA.R.O.N.Aちゃんなら別に問題ない。
え? 待って。外にいるあいつ幼女化したあともこの情報量処理できるの? それはスーパーアロナと名乗っていいよ。何なのこいつ、こっわ。
「メイちゃん来たの!! こんにちは! あとで行くよ!!」めっちゃ元気な声で返してきた、かわいい。
アリスを駄目にする椅子に案内したら、アオちゃんは自分も座ってみたいと言ったので座らせた。めっちゃ幸せそうな顔で寝ちゃった、アリスちゃんを抱いたまま。そうそう、この椅子はスチルのあの堅そうな椅子ではなく、どちらかと言うと人をダメにするソファのようなもの。
風邪引かないようにオートマトンを使って毛布も掛けてそのまま1時間寝かせた。どうやら普段の疲れが溜まってるな。まぁあんな一人頼りの組織なら仕方ないと言えば仕方ないかも? 業務を減軽できる方法を何個かまとめて、後で相談するか。
そしてアオちゃんが寝てる時間はA.R.O.N.Aちゃんと遊んでた、へへ。
よだれをたらしながら幸せそうに寝てるアオちゃんを起こすのは心が痛むけど、全く起きる気配がないのでA.R.O.N.Aちゃんに頼んで起こしてもらった。手慣れてる様子を見るにもしかしてアオちゃんは毎日タブレットで起きてる? ズルいな我もA.R.O.N.Aちゃんに起こされたい、寝る機能がないけど。
「メイちゃん賢いからメガネ似合いそう! これ付けてみて!!」
めっちゃ残念そうにアリスちゃんとアリスを駄目にする椅子から離れたアオちゃんに「あとで同じ椅子をプレゼント」って提案したら超食いついた。“リンちゃん”にも一つあげたいので二つ欲しいって、まぁ大した手間掛からないので。あのリン行政官が駄目になる姿割りと想像できる。
そしてお礼としてなぜかメガネをくれた、アロナちゃんねるで見たあれ。これお礼と呼べるのか...? なんか単純にアオちゃんの趣味の気がしなくもない。
とりあえずつけてみたらアオちゃん超喜んだ。もしかしてリン行政官のせいでメガネ好きになってる? それとも逆にリン行政官はアオちゃんのためにメガネ掛けた? どっちもてぇてぇだな。
そのあとはなぜか始まった「メイちゃんお着替え大会」。そう、被害者(?)は我。
A.R.O.N.Aちゃんもノリノリで参加したせいで30着以上に着替えさせられた。いまは白いゴスロリ風のドレスを着てる、そしてメガネ。
途中どうやって服を持ち込んだのか気になるので聞いてみたら軽くシッテムの箱の事を説明してくれた。教室は正確にはタブレットの中にいるのではなく、タブレットによって維持されてる擬似次元らしい。
??? なんでこいつ普通に次元を創造してるの? もう理解するの諦めた。そもそもこの人世界をループした疑惑あるし。もう「超人だから」でいいか。
そして同じタブレット欲しいけどどうやって作ってるの? と聞いたらなぜか一個作ってくれることになった。そんなノリで次元創造していいの!?
流石に申し訳ないので先ほど考えた連邦生徒会改革を提案したら...
「メイちゃんも一緒に連邦生徒会で仕事しないか!? 絶対私より上手く出来るよ!」
ど う し て
別にアオちゃんの手伝いは嫌じゃないので承諾した、でもどうしよう。
アオちゃんが帰ったのは3時間経ったあとで、時間を見たとき顔真っ青になってた。A.R.O.N.Aちゃんも気まずそうに目線を逸らしてた、A.R.O.N.Aお前まで時間忘れるな。
「マスター、未読メッセージは15件あります...」と聞いたときまるで世界の終わりの顔してた。いやこの人ならキヴォトスの終焉でもこんなに絶望しなさそう。
残された毛布被せてる下着姿のアリスですが、「なんで全裸なの?」と聞いたら、「そういえば服着てなかったな」じゃないよアホか。A.R.O.N.Aちゃんも疑問に思ってないところこの二人ポンコツ過ぎませんか?
スヤスヤしてるアリスちゃんを一時間弱観察して満足した。そろそろ同じくスヤスヤしてるケイちゃんを起こしますか。ここからの事も相談しないと。
さぁ起きて
『分かりました、ご主人様。王女の代わりに礼を言います』
その、違うんだよ。いや、なにも違くないけど。
ほら、ケイちゃんと言えばあの超かわいい赤目アリスやろ? だから感化の時はすこーーしそのイメージが加わったかもしれない。そして二次創作で100万回みたメイドケイちゃんも加わったかもしれない...結果的にこうなったー! 悔いはない!
かわいいのでヨシ!! 好きです!!
『…求愛は生物が相手と結びたい時の行為でしょう? 私はすでにご主人様の物なので、その行為は理解できません』
待ってそんな事軽く言うな、心臓に悪い。心臓持ってないけど。
撮影会終わったあと、ケイちゃんの感化を試した。預言者以外の感化は以前にも工作ユニットでやったことあるので簡単に出来た。
その結果はケセドちゃんと同じく無名の司祭に対して「そういえば居たなそんなやつら」なのに、アリスちゃんの事はまだ大切にしてるらしい。加えて我も同列になったのかような。そしてなぜか預言者達より早く言葉を発せるようになった、流石ケイちゃん!
これからの予定に関して、特にアリスちゃんをよくわからん大人に預けることには納得してないが、自分が傍でアリスちゃんを守るならという条件で同意した。
そう、今のケイちゃんの本体はこの前作ったケイロボではない。実物アリスちゃんを見たのでテンションがおかしくなって、その勢いで1/6メイド姿のアリスちゃん、いやケイドールを作りました。あくまでもドールなのでアリスちゃんのような「見た目は人間にしか見えない」ではなく、「めっちゃ可愛いドール」です。関節など見たらドールであることがわかる。
なんとこのケイドールは我らの技術を集結したオーパーツの塊! 戦闘力はゴリアテくらいなら一瞬で倒せるくらい。ゲーム開発部に潜入するとき武器持ってるなら流石に怪しまれると思って、すべての武装を内蔵させた。例えばこの指に内蔵してるレーザーカッターとか、この腕から変形出来るビームライフルとか、この身体に隠れてるバリア発生装置とか。
やり過ぎ? いやケイちゃんを守るためならまだ足りない! サイズの問題でさすがに預言者達には敵わないが、ネルやヒナクラスが来ない限り負ける事はないと思う。なんかフラグくさいので我も24時間守る体制にするつもり。
ちなみにケイロボは「なぜか親近感を覚える」と言ったケイちゃんにあげた。可愛い、好き。
『理解不能…私も同じ言葉を返した方がいいでしょうか?』
やめろ! 殺す気か!?