デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます 作:十文字マトン
アンケート4着の全全全知のデート?パートです
「...人体機械化に関しての制限、ですか?」
『うん、全身もしくは四肢や器官の局部的に機械化とか。軽く調べたところ特に制限がなかったと思うけど...なぜか前例がない。もしかして倫理的に禁止されてるとか?』
キヴォトス人は頑丈だから四肢欠損になるのはかなり珍しいけど、運が悪いと稀には発生するし、病などで動かない人もいる。それなのにキヴォトスではブラックマーケットを含めて、ロボ市民以外用の義肢はどこにも取り扱ってない...もしかして法で禁止されてる? と調べたけど別に制限とかされてない。キヴォトスにはトリニティ以外に宗教が存在しないので、残りの可能性はもう倫理で禁止されてるくらいしかない。あと可能性は薄いけど、技術の存在自体が連邦生徒会に隠蔽されてるとか。
「...対策室長、もしかして生命維持装置に頼る必要が...?」
『あーいやいや。私は大丈夫』病弱な人に突然こんな事聞かれたらそう思うのは自然か。...まあ"
「そうでしたか...人工物で欠損した器官を補うことですね? その概念は確か数十年前からありましたが、結局ほとんどが失敗に終わりました」
『...え? 失敗?』
「ええ、私もあんまり詳しい原因が分かりませんが...保健室長に尋ねてみますか? 彼女なら...」
『あ、いや。技術自体が出来てないのは普通に予想外だからそっち方面は調べてなかったわ...自分で調べる! ありがとうリン行政官!』
「分かりました...あまり無理をなさらないでください」
...なるほど? キヴォトスはロボット工学が"私の記憶"の世界よりかなり進んでいるけど、義肢など人間拡張はほぼ挫折してる。この可能性は考えてなかったけど...何となく理由がわかったかも。
「メイちゃん? 何を見てるの~?」で、こっちはずっと頬っぺで我をすりすりしてるアロナちゃん、かわいい。なんか静かだなと思ったら我が調べてるものに興味あるのか...そういえばこいつなら知ってるかも?
「ちょっと調べ事...サイボーグって知ってる?」流石に知ってるよね。
「むむ? SF映画でよく見るアレでしょう! もちろん知ってますよ!」
「まあそんな感じ。なんでキヴォトスにいないのかを調べてる」
「む? 確かにメイちゃん以外の人が作ったのは見たことないですね」
「...え? 我も作ったことないよ?」そもそもその必要ないし。
「......え?」
「...?」
「...マスター、おそらく名称への認識の違いです」なんかプラナちゃんも寄ってきたので頬っぺをもみもみしてあげた。
「あーそういうことか。アロナちゃん、
「えーと。メイちゃん、クズノハさん、ホドさん...」
「あーなるほど理解した。あれはどちらかというと
「つまりアンドロイドはメカペロロジラ、サイボーグは三代目メカペロロジラです、アロナ先輩」
「まあそんな感じ」死体から作ったのもぎりサイボーグかな? ちなみに曲は二代目の方が好き。
「なるほど、それも映画で見たことあるけど...確かキヴォトスにはいないですね! なんでだろう...」
「いやお前知らんのか!? 連邦生徒会長!?」流石に報告くらい上がってるやろ!?
「今の私はアロナです! そんな奴は知りませんー! ふへへ」は? 可愛いかよ?
「可愛いかよ...ほらこれを読め」といま調べた物を共有した。
「なになに...ふむふむ、単純な形の義足とかならできるけど、手足のように操るタイプの義肢や埋め込み式の人工器官なら作動しない」
「技術自体は成熟してるけどなぜか人体と繋ぐとうまく動作できない。理由わかる?」
「これは...簡単な事じゃない?」
「マスター、私も分かりましたよ」
「まああくまで仮説だけど...魂との一致性かな」
「ですね! 同じこと考えました! 私達以外の人は自分の存在証明できないからね!」
「同意。正確には、普通の人はそもそも自分の魂の形を確認することもできていません」
まあ簡単な話で、キヴォトス人は肉体と魂が神秘を含んでいる。たとえ
で、そんなキヴォトス人が作ったロボットや機械は神秘を持っていない。つまり神秘を持たない...もしくは他の神秘を持つ義肢や人工器官を体に装着したところで、魂がそれを【体の一部】として認めないので、魂と体が一致しないせいで作動ができない。
ちょっと自称一般人のAH氏で例えると...AHの魂と言うソフトが操作出来るのはAH氏の体...それにすこしでも他のものをくっつけてもソフトが認識できずにその部分を操作出来ない。
「と、まあ。それなら話が早い...相手と同じ神秘を持ってる義肢を作ればいいこと」
解決する方法も簡単、魂をアップデートして追加の物も認識出来るようにするか、認識出来るパーツを使うかのどっちかだな。つまり現在を持ってる神秘と同じ神秘を持つ義肢を作ればその不一致を解決できる! まあ完全にオーダーメイドになるけど...完全普及化したいなら誰にも拒絶反応が出ない、さらにどの魂にも存在が認められる神秘を探し出す必要がある...大変だけど頑張るわ。
「...メイちゃん? 気軽に言ってるけど、普通は出来ないよ?」
「なお自分が出来ないとは言ってない」
「ふふーん! スーパーアロナだから! 褒めて褒めて!」
「はいはい...ヨシヨシ。まあ直接試すか、失敗しても別に怪我とかしないはず」
「はい、マスターはなんでも出来ます」なんでもは言い過ぎよ?
「流石メイちゃん!」
「お、お邪魔します...」
「お、来たのか。そこそこ遠いよね? 疲れてないか? とりあえずここに横になって」
「えっ? はい...ではお言葉に甘えて...」
「では...あっ、レギンスを脱げ!」このまま始まってもいいけど流石にレギンスはちょっと邪魔。
「えっ? えっ? うっ...こうなると思いましたよ...あ、相手がメイなら......い、いいよ。で、でも! もうちょっと、そういう雰囲気になってからしたいんですけど!」
「どんな雰囲気だよ...はやく脱げ! ...私が脱がすか?」
「いいいいえ自分でできます...うっ、この超天才清楚系病弱美少女ハッカーが...」なんかブツブツ言いながら脱ぎはじめた、まあこいつがブツブツしてるのは今日だけの話じゃないし。
「ではこれを掛けて」流石に下着を晒けだすのはちょっとひどいので毛布をあげた。
「......えっ?」
「よし、では足の検査を始めるよ!!」
「......??」
とりあえず事前に用意した検査器で全知さんの足をチェックし始めた。まあ素手でもチェックできるけどなんか機械をもった方がそれっぽいよね?
「その、足って...?」
「ん? ヒマリって歩けないじゃない? ちょっと治す方法を考えたので試したくて」
「............そ、そうですか」なんかちょっと不機嫌、何で?
「...足の筋肉は低下してない? なにかしてた?」普通なら長い時間使われてない筋肉は縮小して、足全体が多少細くなるはずだけど...
「...ええ、定期的にチェックと筋肉の刺激をしています。難しい技術ではないですが、そもそも需要が少ないのであの発想は凄いですね...」
「ああ、なるほど。
外部から振動と電流で筋肉と骨格を刺激して、運動したのと同じ効果を得られるアレね。あれを使えば運動しなくても肉体を定期的に運動してる人と同じ状態に維持できる。だから十文字メイは運動出来なくても健康な見た目を維持出来る...という設定をしてる。まああくまで状態の維持、実際は動いてないのでカロリーを消耗しないからダイエットの効果はない。なんか事前に説明したのにあとからクレームをした人もいると聞いた、めんどくさいから全額返金した。
「なるほど、足は至って健康...ちょっと動いてみて?」ちょっと四肢の体温が低いけど誤差範囲。
「こうですか?」
「動くのも問題ない...でも自分の体重を支えられない感じ?」
「ええ、どんなに訓練しても力が入らなくて...」
うーん、今調べた限り、神経から骨格や筋肉は全部人並みはある、自分の体重を支えられないのは理論上ありえない...と言うことは問題は肉体ではなく魂の方か?
「......ヒマリ、もう一度動いてみて」今回は肉体ではなく魂の方に意識を集中してもう一度確認する。
「...メイ、その気持ちはうれしいです。しかしミレニアムの技術を持っても治せなかったので、もう諦めましょう。別に自由に動けなくても、私は幸せの天才美少女...」
「その考えを否定はしないけど、私が失敗してから言って。ほら動いてみて、立つようなイメージ...いやこっち蹴ってみて」こっちの方が分かりやすいし。
「うぅ...はい。えい!」とヒマリが我の手に優しく蹴った、本当に軽く触れた程度の力しかない。
これで謎が解けた...キヴォトス人が義肢を使えないのと同じ原理、しかしちょっと違う現象...ヒマリの魂は自分の体を
そうなる理由は良く分からないけど、治すこと自体は出来なくは無い。一番根本的な治す方法として魂を一致出来るように調整する手もあるけど...流石に我も
「よし! ヒマリ! 手術する? いまから説明するからよく聞いてから決めろよ!」
「えっ? えっ?」
「どう? 自分の足で歩いた感覚?」
「......こんなに簡単に? いえ説明は聞きましたが...」
「違和感はないよね? なにかあったらすぐに私に連絡だよ!」
はい、あれから3日後、サイボーグ全知が爆誕した! まあ見た目は変わってないけど、体の中身に埋め込んだ物は上手く作動してるらしい。
「メイ...ありがとうございます」
「いえ、それよりどう? サイボーグになった気持ち」
「いまいち実感がありませんが...そもそも【魂の証明】など、千年難題より難しい物ではありませんか」
「いやそもそも数学の領分じゃないから」他人の魂を証明するとか今の我にとっては簡単な事だが、そもそも前提が違うからな。こんなに簡単に出来たのは我が幾つもの年月をかけて我を証明したお陰...まあ我の検証はどのくらい時間を使ったのかは知らんけど。
はい、全知さんの中に【
魂体一致機の為に特別なエネルギー炉も付けた。食事を全部エネルギーに変換できるから充電はしなくてもいいし、逆に食事したくないときは充電で補うこともできる...いくら人間の胃よりエネルギー効率がいいとはいえ、ちょっと大食い属性を獲得するかもしれない。念の為に超高カロリー凝縮錠も用意した。
「...なんでしょう、メイとデートできるとワクワクして来たら、なぜか人間辞めさせられました。いえ、感謝はしてますよ? でもその、突然過ぎて未だに現実感が...」
「ん? なら今からデートするか?」
「...する!」あ、ちょ。
「...なにをしてるの?」なんで我を抱き上げるの?
「なるほど、こんな感じでしたか。アリスちゃんがよくメイを抱き上げる理由は分かりましたよ。」
「えー? まあいいけど」
「......メイ、何回も言います、本当にありがとうございます。私はとっくに諦めていましたよ。それがこの天才の頭脳の代償、と自分を納得させていました」
「いえ、お前の頭脳は自分の頑張りだよ。それを代償とか、誰も取る資格がない」
「...ありがとうございます。......メイ、その! クロスグループは、ミレニアム最高の頭脳に興味ありませんか? 卒業後、そっちに行くのも悪くないかな」
「ああ、もちろん興味あるよ。まあ会社とか抜きでも、
「ほ、欲しいって......も、もしかしてメイはなにか研究してます? そうですね、わ、私なら役に立てると思いますよ」
「いや、単純に欲しいよ? 女性として」
「そそそそそれって......」
「そうよ、いま思ってるそれ。あ、恩返しとかは考えるなよ? ヒマリもデータの重要性は分かってるはずなんだから、こっちはむしろ得してるよ」見方によると人体実験とも言えるから。
「...私もずっと悩んでいます。メイは私の中ではどんな存在か? と自分に問い続けています。メイの能力に興味あるから、いつか越えたいライバルと結論付けましたが...どうやら違っていました。メイの能力ではなくメイに興味があります...いえ、私はメイの事が好きです」
「ありがとう、私もヒマリの事好きだよ?」
「......メイと一緒なら、どんな問題でも解ける気がします。わ、私で良ければ、よ、よろしくお願いします」
「はい、これからもよろしくね」と、抱き上げられてる状態でヒマリに優しくキスをした。ヒマリもすぐ返してくれた...もう普通に動けるとはいえ、こいつの体力とかは弱いままだから今日は軽めで許してやるか...
「んっ......メイ、もっとして」と思ったらそっちから来た、なら仕方ないね? と優しくヒマリの耳を撫で始めた。触った瞬間ピクッと両耳が動いた、耳が長い生徒の耳はめっちゃ敏感だから...アオイに教わった。
「はいはい、ほどほどにしろよ? 手術直後ですし、まだ身体は完全には慣れてないから」
「...分かり...ました」ちょっと不満そうだけど納得してくれたのようだ。あと顔と耳がめっちゃ赤い、可愛い。
「そんな目をするな...別に帰れとは言ってないから。ゆっくり音楽とか聞きながら雑談でもするか?」演歌は嫌いじゃないよ。
「ええ、そうしましょう!」目に見えてテンションが上がってる、可愛い。
おまけ
ロボット系名詞
ロボット市民
唯一公式から人権を認可されたロボット。壊すと殺人扱い。
知能あり、魂もあり、神秘も持ってるから並みの生徒と同じくらい頑丈。
精神年齢は0~?、成長もする。
カイザーやロボット職員、プレジデントやジェネラルはこれ。
ハッキングや感化は不可。
ロボット(オートマタ、オートマトン含む)
工場で作られたロボット。人型の場合はオートマタとも呼ばれてる、見た目はあんまり人間に寄せてない。
知能ありとなしのどちらもいる、魂はない、神秘も持ってないのでロボ市民と比べて脆い。
アバンギャルド君、電ちゃんなどはこれ。
ハッキングや感化は可能。
ヘイロー持ちロボット
デカグラマトン産ロボットの中で感化済の個体(感化しない個体も作ってる)。
知能あり、
壊すは殺人ではなく器物損壊......しかしデカグラマトン達からは殺人と見る。
一応人間体じゃない預言者達もこのカテゴリー。
ハッキング不可能、感化はもうやった。
無名の守護者
無名の司祭産ロボット。
知能不明、魂ない、神秘ない。
現代技術でハッキングは不可能、デカグラマトンは出来る。感化もできる。
アンドロイド
人間に寄せてる人型ロボット、現在デカグラマトンが作った人間体はほぼこれ。
ほぼデカグラマトン、それ以外のアンドロイドで現在確認されたのはアリスのみ。
もちろん知能魂神秘持ってる。
ミクもこのカテゴリーだけど、まだ誕生してない事にする。
ハッキング不可能、感化はもうやった。
サイボーグ
生き物から機械化した存在、種族は元の種族のまま。
パワードスーツなど外付けのはサイボーグに数えない。
現在ではヒマリ一人...そのうち広がるかも。
機械部分にハッキング、感化は可能。
ティファレト
何だこいつ?
ロボットよりは金属生命体、別にケイ素がないのでケイ素生命ではない。でも自認ロボットなのでロボット!
ハッキングは無理、感化ももうやった。
なんだこいつら?? こっわ。
自称崇高を獲得したロボット。
説明はもう要らないよね?
現在はデカグラマトンとネツァクのみ。
もちろん義肢などは全部独自設定!
公式が義肢キャラを出したら自爆します(?)
その技術はあるのに、メイは歩かないの怪しまれない?
ヒマリは身体が健康でメイはシンプルに体力クソザコだから一応違う。これを歩けるようにするのはまた別の技術が必要...なおメイしようと思えばもちろんできる。