デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます 作:十文字マトン
ヒナ...メイと一緒にピアノ弾こう...
メイは多分楽譜通りに完璧に弾けるけどなんか足りないタイプ
♡サクラコ様♡
メイファンクラブのファンクラブ...?
ロールケーキ展??
ナギサさん?もうちょっと...ね?
メイはナギサのために一応行くかも
ホシノ!!......ホシノ!!!
ビナー、信じてるぞ
セイア実装!
セイア、じ、実装
「エデン条約の内容を? そうか! そういうことか!」いやお前は絶対理解してないやろ。
「はぁ...マコト先輩、まずは説明を聞いてくださいよ」イロハがいなかったら進行も全部我がやる羽目になるからめっちゃ助かる。いやマコトさんだからそのまま何も説明しなくてもサインしてくれそうではある。
はい、
朝はヒナの家で目覚めて家主と一緒に支度して、迎えに来たオトギと一緒にゲヘナに登校した。いや我の場合は訪問か? まあいい。朝めっちゃ早いのに二人とも元気やな...我は風紀委員会の部室で二度寝をして、ヒナは元気にイオリの指導をしてた。オトギも見学しながらスナイパーとして戦闘上のアドバイスをしてた。オトギは普段超遠距離狙撃タイプだけど中距離も当然のようにできる、流石キヴォトス最強の部隊。
で、昼ご飯を食べた後万魔殿との面会の時間...ぶっちゃけ直接部室まで凸りにいってもいいけど一応公式の会談なのでしっかり事前に申請してる...と念のため別途で連絡もした。そもそも我とトリニティ以外その会議室を使う人いないから普通に申請しても一生気づかれないかも。そして今。
「エデン条約で禁止した内容、"両学園の争い"から"相手学園に向けての攻撃もしくは工作"に変更したい。ほら、マコトさんは普段から忙しいと思うから、そういうどうでもいい争いをいちいち構う暇はないでしょ?」
「キキキッ...分かってるな! いいだろう、許可してやる!」いや流石にチョロ過ぎやろ。
「マコト先輩はもう少し頭を使うべき...まあメイちゃんの提案ならいいか」いやよくないよ。
「次は...エデン条約機構を両学園の生徒会ではなく他の部活から組成したい。ゲヘナ側はヒナを推薦するよ」
「空崎ヒナをエデン条約機構に? なぜだ?」
「いや、マコトさんよく考えて。エデン条約機構はトリニティ側も同等の権力を持ってるから。つまりヒナはエデン条約機構になったところで、トリニティ側と意見を同調しないとエデン条約の権限を行使できない...言いたいことは分かるよね?」
「! なるほど...!」
「それに表ではエデン条約機構は両学園を制裁できるくらいの権利を持ってる組織。生徒会でもないメンバーがそこに所属になったら公平のために完全中立を宣言しないといけない。つまりもう
「...! そういうことか...キキキッ。流石メイだ、来年こそゲヘナに転入しないか?」いやそのつもりはないけど?
「...メイちゃんが来たら私もうれしいけど」
「いやぁそれはちょっと遠慮するね...ではマコトさんもヒナをエデン条約機構のメンバーにするのは同意よね? 一応本当に制裁案件が出たらゲヘナの部隊を指揮する権力はあるけど...そんな場合は多分ないかな」いまのゲヘナとトリニティにはお互いを嫌う人は結構存在してるけど、全面戦争をしようとする人はもう居ないから条約違反する事は無いはず。あったとしても実行する前に潰すけど、テヘ。
「いいだろう。キキキッ、これでこのマコト様がゲヘナ最強になる!」話聞いてる? 別に学校辞めてないからゲヘナ所属のままよ? あとヒナがいなくなってもお前の順位は1にはならないよ?
「はぁ...メイちゃん、どうぞ」
「かんぺき~ありがとうねイロハ」イロハからサイン済の書類を受け取ったけど、なぜかめっちゃ近い。いい匂いだけど?
「...メイちゃんもあんまりマコト先輩の事をいいように使わないでください」
「あ、バレた?」それもそう、隠す気もないし。
「あれで気付かないのはマコト先輩くらいでしょう...まあトリニティのやつらは嫌いだけど戦争とかになったらもっとめんどくさい事になる...流石に直前すぎませんか?」
「ごめんね、ちょっとしたきっかけで介入を決めた!」
「はぁ...仕事が増えますね...今回は私がなんとかしますけど、そのうち埋め合わせしてください」
「ありがとうね、次はプリンを持ってくるよ!!」
「......相変わらず凄いですね」
「いやあれはマコトさんがその、単純過ぎだから」よく言うとバカ...逆か?
「...メイと知り合う前は、実力以外であのたぬきを納得させられると思ってもいなかった」
「いやそれのせいで風紀委員会と万魔殿の関係を改善するのどれくらい苦労したと思ってるの!? もう許してるけど!」
あれは流石に擁護できないわ。
「それは、その...ごめんなさい」
「いやまあゲヘナは元から政治が適当だから...はーい! この話は終わり! 閉廷!」
「わ、分かった......あの、まだ時間あるから...今日はその、ほ、放課後まで、一緒にしない?」
「は? 可愛いかよ? もちろんいいよ!!!」
と言っても、ヒナもゲヘナの風紀委員会関係以外のことはあんまり詳しくないらしい。オトギは施設の場所を把握してるけど遊ぶとなるといいアイデアが出ない。最後はイロハに電話したらすぐ案内するって返ってきた...そしたらなぜか一緒にきたイブキと五人でゲヘナ商店街を夜まで回った。なおヒナとオトギの顔を見てすぐ逃げ出す人が多い、そんなに怖いの?
「ええ、構いませんよ」
「はっや。内容をちゃんと理解してる??」マコトさんより早いよお前!? 話し聞いてる?
「だってメイの提案ですよ? 詳しく聞かなくても...ふふっ、冗談ですよ。しっかり聞いていますよ」
「うわ、ナギちゃんってこんなに気持ち悪い声を出せるんだ。十年来の幼馴染なのに初めて聴いたよ」
「...え? ずっとこんな感じの声じゃないの?」それ普通に初耳だけど?
「...ミーカーさーん?」
「冗談だよ☆ナギちゃんはずっとこんなあざとい声色...うぅ、黙るよ」ナギサが優雅な笑顔でミカさんを見たらなぜか降参した。例のロールケーキ見たかったのに。
「えーと、つまりエデン条約の内容を変更するのは異論がないよね? まあこっちの方がナギサが考えた【不可侵条約】に近いかな」別にお互いを攻撃しない以外に約束する物がないから、平和条約よりは不可侵条約に近いね。
元のエデン条約の内容、本意の争いを完全に無くすのは悪い考えじゃあないけど、あれを達成するには治安部隊の連携...正義実現委員会と風紀委員会の間での完全な協力体制とまともな指揮が必要。結果的に武力同盟以外では達成できないから、実はミカさんが適当に言ってた武力同盟も完全に間違ってはない。まああくまで理想論ね。
「ミカさんもいいの? このままゲヘナと不可侵条約を結ぶよ? 嫌いなら意見は聞くよ?」
「うーん、あの角が生えてるやつらは嫌いといえば嫌いだけど。戦争になったらナギちゃんが悲しむよね? なら向こうが変なことしないなら一旦許してもいいかな。それにナギちゃんとセイアちゃんが大好きなメイちゃんのお願いなら私が反対したら嫌われちゃうよ!」
「...ミカさん、もし嫌だったら必ず言ってください。出来る限りみんなが納得出来る結果を...」
「もうナギちゃんったら。冗談、じーょーうーだーん! メイちゃんからエデン条約が締結されてもアリウスと和解できるって約束を貰ったから、もうエデン条約の邪魔をしないよ。別に賛成もしないけど☆」
「しかしアリウスとの関係を改善したいのはちょっと意外だけど。騙されたと知ったとき結構怒ってなかった?」なんとナギサ襲撃事件のあと、ミカさんからそれでもアリウスと和解したいという話が出てきた。
「あの時は怒ったけど☆騙されたのに怒らない人はいないよね? ......でも、セイアちゃんが無事だったのはアズサちゃんのおかげだから。アリウスも全員が悪いではなく、あのマダム?
ってやつが悪いんだよね? それに、アリウスがあの変な奴に支配されてるのも結局私達のせいだと思えば...何となく助けたいかな。うん! 理由は特にないね! そんな気分だから助けよう☆」
「ミカさん優しいね」
「そんなことないよ! 本当に優しいならそもそもセイアちゃんを...」
「その話はなーし! セイアもそのことを許してるから! それを話題にしたら逆に怒るよ? ナギサが」
「えっ?」
「それでも怒らないらしい! やったねミカさん!!」
「あは☆メイちゃんありがとう。うん、もうその話をしないよ」
「ではそろそろ本題に戻りましょうか。メイはエデン条約機構をシスターフッドに担当させるつもりなのですね?」
「もう知ってた? 私が返答を貰ったのも昨日の話なのに情報速いね」マコトを説得した翌日にシスターフッド全員の署名を貰った。いや3日で全員の承認と署名ってどんな速度だよ。
「何となくそんな事になるだろうと思っていました。ゲヘナ側では風紀委員長...もう委員長を辞任しましたね。空崎ヒナがエデン条約機構のメンバーになるのはすでに聞きました。つまりトリニティ側も生徒会ではなく別の組織が担当することになるのは考えれば分かります。実力と影響力を総合すると、シスターフッドと救護騎士団が相応しいと思います。その中で救護騎士団は医療の組織のため、他人を制裁する立場に立たせるのは多少良くないので、自然とシスターフッドが一番適任かと」
「...ほぼ合ってた! ならもう説明要らないよね!!」一応自警団も候補に入れてたけど、あっちはそもそも正式な組織じゃないから。
「...えっ? もしかしてナギちゃんって頭いい? 嘘でしょ? まあ私としてもゲヘナと同じ組織に所属しなくてすむなら万々歳だけど」
「ミーカーさーん?」
そのあと無事にトリニティの承認も貰った。これからは関係者への通達、それとクロノスに条約内容の公開...忙しそうに見えるけどいつも通り適当で!
おまけ
結果エデン条約は何が変わった?
エデン条約
連邦生徒会長考案、その後失踪したせいで空中分解。ナギサとヒナの希望で再開。
内容は「ティーパーティー」と「パンデモニウム」のメンバーで【エデン条約機構】を組成し、両学園の争いを無くす。組成メンバーはトリニティとゲヘナが同等な権力を持ってる、さらに各学園のメンバーに権力を分散する。
一応ティーパーティーとパンデモニウムは自前の武力を持ってるけど、制裁案件は正義実現委員会と風紀委員会を動員出来る。
もし完全に条約を守れるならお互いの戦争から普通の犯罪にも対応できる。それで原作ヒナが条約が締結したら引退してもいいと考えた。
が、そもそも制裁を達成するのは両学園の完全協力が必要。例え両方生徒会は違反する気がなくても下の生徒が勝手に争うのは予想できる。それを完全に対応するには両方の治安部隊の完全なる連携が必要。つまり結果的にほぼ武力同盟にはなる、実行相手は両学園限定だけど。
もし完全な連携が達成できたら、自然と相手学園と関わらない犯罪でも「犯罪するとエデン条約機構に狙われる」と錯覚して犯罪率の下降を期待できる。
しかしその場合はほぼ武力同盟にはなるため、他の学園に警戒される可能性が高い。加えて自分達の学校が同盟になったことで他の学校を見下す生徒が増える、さらに両学園の自治区で犯罪出来ないから他の自治区で騒ぎを起こす生徒も居ると予想。その結果も他の学園の信頼を失うことに繋がるかもしれない。
つまりセイアの言うとおり、ただの空論。
メイは元々アリウスの襲撃で締結が失敗するのを前提としているため、内容の指摘は特にしてなかった。
新約エデン条約
調印式の前で対策室長からの提案で大幅に内容を変更した物。
条約内容を「両学園の争い」から「学園に対しての明確な敵対行為」だけを制裁対象に。
マコトやパテル過激派を含め、もう全面戦争をやりたい人がいないから*2。主に宣誓の意味がメインで、実際に制裁の行使を期待してない。
エデン条約機構をティーパーティーとパンデモニウムではなく、シスターフッドとヒナで構成する。両方とも元々自学園でも中立と有名な立場、さらに武力と歴史的な意味/抑止力を持ってる。もし本当にどちらかの生徒会が勝手に戦争を仕掛けても、エデン条約機構だけで大損害を与えられる...対策室の干渉がない場合。干渉があればエデン条約機構だけで片方の学校に勝てるかもしれない。
対策室長とシャーレの先生は締結に協力してるが、エデン条約機構に干渉できる権力がない...公的な干渉はね。
条約内容は公表するため、他学園からの敵視される可能性を減少できる。(それでも完全になくなると断言できない)
「学園に対して明確な敵対」以外、個人間から部活間の戦闘は条約範囲外。各学園の治安部隊で対応するしかない。
あくまで「戦争はしない」だけで、「仲良くしよう」を強制しない...しかし「もう敵対ではない」と宣言してるため、たとえどうしても相容れないやつでも【敵】ではなく【嫌いな隣人】とランクダウンできる。最終的に関係の改善を期待出来る。
政治エアプだからガバガバの許して☆