デカグラマトンです、連邦生徒会対策室長をやってます   作:十文字マトン

95 / 222
アンケート結果...
ケイちゃん61票
ホド68票!!!

いやホドを元上司に会わせるのは酷くない??
いいぞもっとやれ(ホドを選択肢に入れた元凶)


4. アビ・エシュフ

〔ぼ、ボス...やはりむりぃぃぃぃ!!〕

 

〔ホっちゃん大丈夫! 向こうにはバレないから!〕

 

〔見た目と性格は前と完全に違うから...というかもう別人だから〕

 

「はじめまして、セミナーの生徒会長調月リオです」

 

「ひぃぃぃ! ごめんなさいぃぃ!!!」

 

「リオ様、いい威圧です。流石です」

 

「い、いえ。そんなつもりは...」

 

「ホっちゃんやるね! わざわざ弱気を演じて相手に油断させるなんて」

 

「ししししてませんよ先輩!?」

 

『...いや何してるの? ホマレ...こっちは無理か、ミナモちゃん自己紹介して』なんか勝手にコントをやり始めてるけど。ガチで緊張してるやつは無理そうだからミナモちゃん(ティちゃん)に紹介の催促した、

 

「はいはーい、私はメカニック担当なミナモです! こっちはパイロットのホマレちゃん!」

 

 はい。約束通りリオ会長の兵器をテストしにきたデカグラマトン(十文字メイ)です。なんかこの前一回だけミレニアムに訪れた事がめっちゃ話題になって...半分以上はアリスちゃんのせいだと思うけど! 可愛いので許す。

 

 で、それを聞いたのか「こっちにはいつ来るの!?」の謎の要望が連邦生徒会やシャーレに大量に届いてる...いやエデン条約が終わったらちょくちょく観光しに行く予定だからそう焦るな...まあそれはともかく、いま現地に行ったのはホマレ(ホド)ちゃんとミナモ(ティ)ちゃん二人のみ。

 

 この自称ミナモのティちゃんは結構最初期からいる個体だから結構見かける。ティちゃん達(ティファレト)は我の前では個体ごとに見た目を固定してるから、結構分かりやすい...人間体じゃないティちゃんも一応認識できるが視覚だけで識別できるのは助かる。*1で、ホマレちゃんはホドちゃん...ほら、栄光だから誉!

 

 どうしてホドちゃんをパイロットに選んだかと言うと...ティちゃんにおすすめされたから。あの時ホドちゃんも特に嫌がってなかったからホドちゃんにした...いやよくよく考えたらこれって元上司と戦わせてるんじゃない? もしかして先輩(ティちゃん)からのパワハラかな?? 流石に我は無実だよね?

 

〔えー、本当に大丈夫? 無理なら今から他の人に...〕

 

〔だ、大丈夫ではないけどやります!!〕

 

〔流石ホっちゃん!!〕

 


 

〔ではもう一度確認です、ホっちゃん!〕

 

〔は、はい! まずはネットワークを使用するの禁止。操縦も直接ではなく全部肉体を通じてから...ですね?〕

 

〔大体そんな感じ。あと別に負けても大丈夫だよ。あくまでお互いの性能テストだから無理せずに...というか多分決着がつく前に終わるはず〕別にどっちが強いかを決めたい訳じゃないからね、どちらかと言うと自分の作品が作動するかの確認とデータ収集...おまけに相手の技術の確認。

 

〔わ、わかりましたぁ!〕

 

『ではリオ会長、こちらはいつでも大丈夫』

 

「ではよろしくお願いします...トキ、【アビ・エシュフ】の使用を許可」

 

「イエス、マム。パワードスーツシステム【アビ・エシュフ】へ移行します」

 

 トキさんがそう宣言してメイド服をパージ(脱いだ)。いやその、分かるよ? どうせ神秘の影響で肉体の防御力が並みの防弾チョッキより高いから、あのくらいの布は着なくても大して変わらない。ならいっそ脱いて動きやすくするのは確かに合理的だけど...その、ちょっとこのレオタードはエッチ過ぎない?? いや分かるよリオ会長? 武装と美少女と装甲と肌色がめっちゃいいバランスだよ? でもこの見た目はエッチ過ぎない???

 

 数秒も経たずにアビ・エシュフがトキさんの隣に落下した、その衝撃で地面が激しく揺れている...と思いきやあの速度と質量に比べてこの揺れは小さすぎる。どうやら着地の寸前で衝撃をある程度相殺する機構が付いてる...それもそうか、もしそのままの地面にぶつけたらアビ・エシュフが耐えられるとしても地面にクレーターが出来てしまう。いや、それはそれで演出的に悪くないかも? ...いや装着者も巻きこまれるからダメか。

 

 しかしやっぱりかっこいい! いいな我も天上(宇宙)から武装の投入してぇー! いややろうと思えばできるけど、突然大気圏外からミレニアム自治区に物体を投下とかしたら流石に隠せない、そして発見されると隕石や攻撃と見られる可能性が高い。運動軌道攻撃(運動エネルギー爆撃兵器)はキヴォトスでは実用化されてないけどその知識はある、まあ被害は天の光(反射衛星砲)よりコントロールしづらいから、一応作ったけど使う気はあんまりない*2

 

「反応炉【天使の心臓(エンジェルハート)】始動...出力状態安定、エネルギー供給正常。

各パーツの作動チェック...クリア。

全武装リンク...クリア。安全装置解除、オールウェポンフリー。

ネットワーク...警告、オフライン。確認、オフラインモードで起動。

天使外装(エンジェリックローブ)】起動!」

 

 さてさて、ホマレ(ホド)ちゃんも準備できたようだ。操縦するために脱ぐ必要があるアビ・エシュフとは真逆で、ホマレ(ホド)ちゃんは全身にパイロットスーツを着てる。さらにこのパワードスーツ(天使外装)強化外骨格(パワードスーツ)なのに中身を出しても自前の防御あるから平気なキヴォトス人以外の、神秘を持てない人が操縦する場合も想定して全身が金属装甲で守られてる。でもそのせいでアビ・エシュフと比べて胴体部はちょっとだけ太いかも...あっちは足以外丸出しだから仕方ないじゃん!

 

 今回のパワードスーツを設計するとき、いくつかの制限を設けた...まずは【誰でも運用できる】。だから我ら(デカグラマトン)にしか使えないデカグラマトンネットワークはもちろんとして、生物電流や脳波とかも使わず、さらに複雑な操作も全部無くした!

 

 次は【神秘を使わない】...これはちょっと違反したけどぎりセーフ! 以前にも言ったけど、キヴォトスの人工物は極一部を除く一切の神秘を含んでいない。その極一部もオーパーツやロストテクノロジーの類。だからキヴォトスの技術をできる限り超えないようにパワードスーツ部分は神秘を持たない...そう、パワードスーツ部分ね!!

 

 えーと、この演算中枢兼反応炉の【天使の心臓(エンジェルハート)】はその、天体を模して作った微小宇宙(マクロコスモス)と言うもの。...おそらく天体と言う物は古来から神秘の象徴と見られてるから自然と神秘を獲得した!! でもほら、"神秘を使って作った"ではなく、"そういう物は神秘"だから一応縛りを破ってない...よね?

 

 【AI付けてない】、【永久機関(無限エネルギー)】、【破壊するのは極めて困難】、【解析されても困らない】と色んなメリットがある。解析されても"中身は天体と同じ動き"としかわからないから見られても困らない。ほら、その、原理はみんながいつも観測出来る(宇宙)だからヒマリやリオ会長辺りは突然悟ったら同じ物作れるから...セーフだよね?*3 一応天使の心臓(エンジェルハート)微小宇宙(マクロコスモス)の中でも構造が一番簡単な方だから性能は控えめ...本当だよ!

 

 まあ動力はこのへんに、次は操縦方法だけど...えーと、パイロットスーツで四肢の動きを検知してそのままパワードスーツに反映する...以上! 神秘など関係ないし、操縦も死ぬほど簡単だから、生徒、ロボ市民、ケモ市民、先生...なんならゲマトリアも装備出来る...マエストロはちょっと頭をカスタマイズする必要あるけど! そして動力源から回路、制御システムにOSなどは全部天使の心臓(エンジェルハート)に頼ってる。それ以外の部品は全部キヴォトスの技術で製造できるから、なんと大量生産も可能!

 

 つまり1つしかないエリドゥ全体の演算能力を集中する必要があるために、たとえ二号機が有っても結局フルパワーで運用できるのは一機しかないワンオフ機であるアビ・エシュフとは真逆の量産機、それが天使外装(エンジェリックローブ)! ...なので元々戦闘専門ではないのホマレ(ホド)ちゃんはトキさんと一対一は流石に厳しい!

 

「......これは...見た事のないエネルギー?」

 

『いやバレるの早くない? まだ起動しただけだよ?? そうだけど!!』いや早すぎやろお前。無名の司祭だけじゃない、未知の技術への適応力早すぎ。

 

 さてさて、実はこの天使外装(エンジェリックローブ)...本体には武装を搭載していない。一応手のサイズは人間と大して変わらないから通常の銃火器の使用が可能なので、通常武装としてM60機関銃を持たせた。それ以外にパワードスーツによる人外れのパワーを獲得してる、それに天使の心臓(エンジェルハート)の莫大なエネルギーがあるから特殊な武装を使うのも可能...やっぱりパワードスーツと言えばガトリングだよね! 偏見だけど! だからちょっと特殊なガトリングも持たせた!

 

 生徒用の軽量ミニガン、ゴリアテやアビ・エシュフのガトリングはすぐ弾切れするのを防止するために最高射撃速度を制限してる...しかしいま天使外装(エンジェリックローブ)の背中の()()()()()()()にマウントしてるPLSLGG(パルスレーザーガトリング)*4はそんな事気にする必要がない! なんと毎秒100発の速度で無限に撃てる! 砲身の冷却機能もしっかり搭載してるから、例えではなく永遠に撃ち続ける事も可能! テストでは24時間連続で撃った!

 

「...トキ、交戦開始」『エンジェル1、交戦を許可する!』

*1
なお認知された事を知った個体はその場で溶ける、多分そういう文化

*2
なんで作った?

*3
余裕でアウト

*4
不連続のレーザーを撃ち出すガトリング




ホマレの漢字は穂希、ミナモは水面...流体だから

いやブルアカでなにをしてるのこいつ?
セフィロトもマクロコスモスとミクロコスモスの概念を含めてるから使ってもいいよね!

微小だけど人体の方じゃないのでマクロコスモスにしました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。