その頃、警視庁管内でマンションで殺人事件が起きた。
「警部、被害者は渋谷区の橋本悠馬さん21歳です。」
「ほう、それで死因は?。」
「ええ、恐らく鋭利なナイフとみて考えてもいいですね。」
「それで、怪しい人は見なかったか。」
と、同僚刑事は言った。
「今、周辺の近所に聞き込みに言っています。」
「そうか。」
近所、周辺に聞き込みをしたが不審な人は見当たらなかった。
一方、特捜班では。
「この殺害された橋本さんはインターホンを押した後に、ナイフを持った男が押し入って、橋本さんを殺害したそうです。」
「ほう、なるほど。」
「犯行時刻は、14時50分から15時15分ごろとみて考えられるな。」
「ええ。」
「目撃者の話では、慌てて走り去って逃げていったという事です。」
「それで、何歳ぐらいの男かわかるか。」
「いや、そこまではね。」
と、松本は言った。
そこへ、1本の電話が入った。
「はい、東京中央鉄道公安室、えっ、歩夢ちゃんが。」
「そうなの、置手紙を残してどこかへ出て行っちゃったのよ。」
「うん、わかった、こっちからも捜索してみるよ。」
と、南は電話を切った。
「どうしたの。」
「いやー、実は歩夢ちゃんが置手紙を残して出て行ったらしいのよ。」
「えっ、それ本当なのか。」
「うん。」
「主任、そろそろ行きましょうか。」
「ああ、そうだな高山。」
「はい。」
そして、南と高山は上野へと向かった。
この日、南と高山は上野から寝台特急「北斗星」に乗って札幌まで警乗することになった。
「じゃあ、行ってきます。」
「行ってきます。」
「うん、ご苦労さん頼むよ。」
そこへ、梶山がやって来た。
「あら、お出かけ。」
「これから、「北斗星」に乗るんだよ。」
「ああ、今手配中の殺人犯が逃亡していると情報があってね。」
「それで、寝台特急「北斗星」に乗って警戒に当たるんですよ。」
「ほう、なるほどね。」
と、言って南と高山は上野駅へ向かった。
一方、歩夢が乗った寝台特急「北斗星1号」は大宮を過ぎて、宇都宮に入った。
歩夢は、ある1人の男と一緒にツインデラックスに乗っていたのだ。
「おや、あなたはひとり旅ですか。」
「ええ、そうよ私は夜行に乗って北海道へ行くの。」
「そうですか。」
「え。」
「それで、どの辺りですか。」
「私は1日目は札幌へ行って、次の日は札幌から特急に乗って釧路へ行こうと。」
「ほう、釧路ですか。」
「はい。」
郡山に近づくと、夕食の時間になった、歩夢と男はグランシャリオへ向かった。。
「なるほど、君は置手紙を残して旅をしていたのか。」
「ええ、以前は北陸と飛騨へひとり旅したことがあるから、今度は北海道へ行こうかなって。」
「そうか。」
そして、歩夢と一緒にいた男は犯人なのか?