ピィーッ!
と、警笛を鳴らして寝台特急「北斗星1号」は翌朝に北海道に入った。
「ふわぁーっ。」
と、歩夢はベットから目が覚めた。
「やっと、目が覚めましたか。」
「ええ、凄く寝ごちがよかったわ。」
そう言って、歩夢と男は食堂車へ向かった。
ブーンとコーヒー、ふっくらオムレツ、列車は今登別。
「それで、今日の予定は。」
「今日は、札幌へ行こうかと。」
「そうですか。」
「ええ。」
8時53分、定刻通り寝台特急「北斗星1号」は札幌に到着した。
「じゃあ、私はここで。」
「そうですか。」
そう言って、歩夢は札幌駅に出た。
「じゃあ、時計台に行ってみようかな。」
北国の市場が現れる町、札幌。
札幌市時計台(さっぽろしとけいだい)は、北海道札幌市中央区北1条西2丁目にある歴史的建造物である。重要文化財(1970年6月17日指定)正式名称を「旧札幌農学校演武場」(きゅう-さっぽろのうがっこう-えんぶじょう)と称する。現在の通称は「札幌時計台」、もしくは単に「時計台」と呼ばれ、多くの観光客が訪れる名所になっている。
「でも、やっぱり誰かと一緒にいてくれたらな。」
と、歩夢は言った。
一方、南と高山は札幌へ来ていた。
「確か、この辺で見かけたんだよね。」
「どこへ逃げたんですかね。」
一方、特捜班では。
「なるほど、歩夢ちゃんはその手紙を読んでバックを持って出て行ったのね。」
「そうよ、それにこの手紙を残して。」
「ほう、なるほどね。」
「それで、心当たりは当たってみたんですか。」
「ええ、当たってみたんだけど来ていないって。」
「そうですか。」
「きっと、歩夢は何か悩みを抱えたんじゃないのかな。」
と、侑は言った。
「そういえば、歩夢さんは確か前に好きだった先輩の事で何か言っていたわ。」
「恋していた先輩か。」
「ええ、確か相葉って言っていましたけど。」
「その、相葉が歩夢の先輩か。」
「ええ。」
「という事は、歩夢は上野から札幌へ行ったんじゃないのかな。」
「そうか、歩夢は上野から寝台特急「北斗星」に乗って札幌へ向かったんだよ。」
「なるほど、今日の夕方に出発して明日には札幌へ行っていたのか。」
「ええ、多分。」
そこへ、1本の電話が入った。
「はい、公安特捜班だ。」
「班長、例の殺人犯はどうやら寝台特急「北斗星5号」には載っていないようですね。」
「そうか、ああ、それから1人の女の子は見なかったか。」
「ええ、どうやら歩夢が乗ったのは寝台特急「北斗星1号」のようですね。」
「そうか、引き続き捜索を続けてくれ。」
「わかりました。」
と、南は電話を切った。
そして、事件は意外な展開に。