超多数! 神様転生者! ―とっくの昔に原作崩壊しすぎだろな件   作:ヘイトは不本意っ!!

6 / 11
 さぁ!

 ここから少しずつ普通の小説部分も出てくるぜー!!


【緊急】原作キャラ来訪会談【会議】その二

 サーゼクス・ルシファーの実妹であり、グレモリー本家の次期当主であり、駒王学園風紀委員であるフェイラ・グレモリー。

 

 その彼女が駒王町で活動するにあたり、マンションが丸ごと一つ与えられている。

 

 一階層につき五部屋で六階層。さらに地下に駐車場を持つマンションであり、フェイラは屋上部分にテラスハウスを建てて暮らしている。

 

 そのフェイラの資質で、掲示板を見ている者は合計四人。うち一人はトイレに行ったので、三人となっている。

 

 眷属たちにサーゼクスからの通達を使って別室で待機させている中、その一人が掲示板を確認しながらもちらりとフェイラの様子を見る。

 

 その彼の姿は一言でいえば、「GS美神 極楽大作戦!!」の横島忠夫。

 

 アニメ版やそれが保管した序盤はコメディリリーフだが、後半においては事実上のもう一人の主人公となった男。兵藤一誠のモデルになったという話もある人物だ。

 

 そんな人間がここにいるのは、それを特典として転生した者がいるからこそ。

 

 その少年は、ちらちらと真っ黒なオーラを纏っているように沈んでいるフェイラを見ながら、慰める言葉を考えていた。

 

「……一応聞くけど、フェイラ先輩はハイスクールD×Dを知らなかったんだろ? だったら別に、悪いことはしてないっすよ」

 

「……うん、宝ちゃん。分っててもきついと思うよ?」

 

 そうたしなめる少女は、黒い髪に白いメッシュを天然で入れた少女。

 

 大半の現代人が見れば、「ウマ娘のキタサンブラック?」というだろう。「?」がつくのは人間の耳を持ち尻尾もないことが理由だ。

 

 これまた、転生特典では明らかに人外要素を持つ者に対しては、変ないじめにあわないようにナーフがされているという事なのだろう。

 

 ただし、それなりの付き合いがある相手はそれをいちいち思わない。

 

「うっせぇ北ちゃん。分ってても言わなあかんことってあるんだよ」

 

 そういうと、宝ちゃんと呼ばれた少年転生者は目の前の少女に視線を向ける。

 

 そこにいるのは、全体的に白い少女。

 

 先天的に色素が薄い体質。アルビノという状態であり、グレモリーという血を引きながらも、髪の色は純白。それ以外も全体的に白く、眼の色ぐらいしか紅を感じさせる色はない。

 

 その外観を見てから、その少年は感心半分のため息をついた。

 

「……メインヒロインの双子の妹に、アルビノで転生。直感的にそんな判断ができるのって、よく思いつけたというかなんて言うか」

 

「昔から、そういった作品が好きだったので妄想していたんです」

 

 そう、目に映る掲示板を確認しながらその情勢はそう告げる。

 

 フェイラ・グレモリー。

 

 この世界においてリアス・グレモリーの双子の妹として生まれた、転生者の一人。

 

 彼女は転生の際に5分で考え突いて言わなければならない追加特典を会得した人物。それこそが、「メインヒロインの双子の妹に、アルビノで転生」だった。

 

「まぁ、冷静に考えると良い提案だと思うッスよ?」

 

「そうなの宝ちゃん?」

 

 相方にそう返されて、宝ちゃんと呼ばれた転生者は肩を軽くすくめる。

 

「まぁ、必ずしも日本に生まれるわけじゃないし、日本人として生まれるわけでもないし。なら、髪の色や肌の色をごまかせるアルビノっていい判断じゃね?」

 

 宝ちゃんと呼ばれた転生者はそう返すと、フェイラの方に顔を向き直す。

 

 彼女は、ハイスクールD×Dについて知らない転生者だという。

 

 だからこそ先の展開がわかっておらず、ハイスクールという言葉から学園ものという、あっているようで全く実情を勘違いした察し方をした。

 

 だからこそ、彼女は転生特典を直感的に思いつき、どんな人物に転生してどんな家に生まれようと、ある程度はごまかせるようにした。

 

 だが、彼女は短い時間でインフレバトル作品だと理解した。してしまった。

 

 最強の魔王であり超越者たるサーゼクス・ルシファー。そんな人物を兄に持ち、さらに魔王とも相応のかかわる立ち位置となってしまった。ゆえに、彼女は転生時の言葉の意味を理解する。

 

 理解してしまった。悟ってしまった。

 

 魔王や、それに類する神滅具保有者。山や島すら一撃で吹き飛ばすような攻撃があり得る領域。そんな化け物たちが跳梁跋扈し、それ以上の化け物が存在し、そんな者達でも手こずるような者達が数多く存在する世界。すなわちインフレバトル作品の世界に転生したのだと。

 

 だからこそ、彼女は一生懸命鍛え上げた。

 

 自身もまた、相応の戦闘能力を持ちえるからこそ、彼女はその希望をもって頑張った。転生元が強者となりえる人物だと分かったのならなおのことだ。

 

 毎日毎日、体が壊れないギリギリで鍛え続けた。体が思わず崩れ落ちそうになるまで早めのランニングを続け、体力を鍛える午前。毎日一回ずつ回数を増やす筋トレで、膂力を鍛える。

 

 魔力についても研鑽を積み、両親や兄に教えを乞うことも厭わない。魔力を人間がい再現しようとして編み出したとされる、魔法についても親族の眷属にいる関係者に教わり、自ら文献を読んで学ぶことをいとわない。血筋から使えない魔力の特性も、機会があれば見聞を深めて応用の余地を探ったこともある。

 

 貴族としての勉学も毎日学び、予習復習も欠かさない。数学や歴史といった基礎学力などもきちんと学び、礼儀作法もしっかりと習得する。貴族、それも本家の娘となれば責任もあると、分かっているからこそ恥じないよう頑張った。

 

 そして、そんな物語のメインヒロインに対して心から敬意を持った。常に姉を立てることを忘れず、姉の力になるべく困ってそうなら声をかけることも忘れない。

 

 才能はしっかりとあった。心根もしっかりとして優しかった。いつか必ず、激動の物語に主人公と並び立つ女傑となると、心から信じることができた。だからこそ、より頑張れた。

 

 だが、それが全て裏目になったと悟ったことで、彼女は当然絶望したのだ。

 

「……そんな風に、頭を回してしまったせいで……私は、姉さんを傷つけた……っ」

 

 涙をこぼしてうつむくフェイラに、彼は何かを言うことはできない。

 

 純粋に原作通りの物語がくればいいと思っていたこともある。だからこそ。フェイラに対して憤りを覚えなかったとは言えない。

 

 だが同時に、フェイラを攻めるのも筋違いだ。攻めるとするなら、ハイスクールD×Dを知らない人物を転生させた、元凶の自称神だろう。一生懸命想定される事態に対応するべく自己研鑽をする、当然の備えをしたフェイラを攻めるのは間違っている。

 

 だからこそ、彼も何も言えずに天井を見上げてため息ついてしまう。

 

「俺たちなんて異物がいる時点で、原作なんてそもそも崩壊してるってわけなんだろうなぁ」

 

「だよねぇ」

 

 相方の少女もそう呟き、同じように上を見上げる。

 

 それなりに質のいい天井を見ながら、転生者である忠島宝珠(ただしま ほうじゅ)北山美墨(みやま みすみ)は、二度目の高校一年生を、頭痛がしそうになる事態に襲われながら終えようとしていた。

 

 時刻は午後九時。

 

 この世界が大きくゆがむ、一時間前である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

198キャス☆アルド

 

 軽く頭の痛くなる事態だね。

 

 まさかイッセー君が、超越者の域に到達するとは

 

 

199あっざぜーる♪

 

 こっちの方が痛いっての。

 

 ヴァーリの野郎、やんちゃしすぎだろうが

 

 

200名無しの転生探偵

 

 趣味の延長線上でテロリストになるのは、やんちゃっていうんでしょうか?

 

 

201名無しの転生管理人

 

 まぁ、イッセーもイッセーだし。

 

 現実に覗きの常習犯は、控えめに言って唾棄すべき手合いだし

 

 

202名無しの転生警備員

 

 エンジョイ系テロリストは大概だよなぁ

 

 

203俺が管理人

 

 とはいえそういう事だ。

 

 このままいけば、遅かれ早かれE×Eの機械生命体は侵略を行うだろう。そのための備えは必須といえる。

 

 そして龍神以上が三柱入る以上、この世界全体が連携をとるぐらいでちょうどいい。むしろそれぐらいは最低でも欲しい。

 

 

204転生北黒

 

 あ、すいません。

 

 転生グレモリーさんがかなりひどいことになってます。

 

 履きそうです

 

 

205キャス☆アルド

 

 フェーたんは大丈夫かね?

 

 

206名無しの転生料理人

 

 相当喰らってるだろうからなぁ。

 

 とりあえず、流動食メインで胃に負担の賭けない食事を次にするように

 

 

207名無しの転生者

 

 フェーたんって

 

 

208名無しの転生探偵

 

 イッセーもヴァーくんも大概魅力的でもてる素養は多いんだが、問題児なのが大概だよなぁ。

 

 

209名無しの転生警官

 

 特にイッセーだよな。

 

 持てる要素は原作を見てればまずわかるんだけど、アンチも大概多いしなぁ

 

210名無しの転生管理人

 

 昔アンチの作品を見たことあるけど、イッセーの持てる所は「イケメン」ぐらいしかないと思ってるみたいだぜ?

 

 同じ作品を見てるのか真剣に首を傾げたし

 

 

211名無しの転生料理人

 

 しゃーない。

 

 嫌いな奴のいいところとか、そもそも認めないのが情けない人間の性ってやつだ。

 

212名無しの転生警官

 

 まぁ、ヴァーリも大概あれだけどよ。

 

 ぶっちゃけなぁなぁでテロリストから戻ってきたのって、ちょっとむかついたし

 

 

213名無しの転生管理人

 

 まぁその辺にしとこうか。

 

 原作大好き派でも不満点がないわけでもないし、派閥も違う。

 

 これ以上底をつついてると、こっちが空中分解しかねない

 

 

214俺が管理人だ

 

 そうだな。

 

 とりあえず、原作の大まかな概要話した。

 

 そして、リアス・グレモリーについての話を勧めたい。

 

 原作の展開とは関係なくとも、彼女を探さないわけにはいかない。

 

 なにせ原作でスカウトの才覚を見せつけた上、連携込みなら超越者クラスとなりえる。そもそもがグレモリーの直系だ。

 

 ろくでもないところに流れ着いたら目も当てられないしな

 

 

215キャス☆アルド

 

 

 

 りーあたんがそんなことになったらしにそう

 

 

216名無しの転生医師

 

 

 むしろ今死にそうなんですが。

 

 大丈夫?

 

 

217名無しの転生管理人

 

 まず落ち着こうか




 転生文珠こと宝珠と転生北黒こと北山美墨は、本作における狂言回しに近いポジションになると思います。

 現段階だと明確な主役を設定しづらいですが、これに関しては掲示板主体なので群像劇に近くなるしかないところもあるのでご了承をば。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。