ごみ拾いしながらコーラル漬けの飼い犬と飼い主を救おうとするお話   作:一般通過コーラル漬けルビコニアン

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 おで、疑似コーラル キメル

 あたま ぱちぱち きもちいい

 げんかく みえた かく

 きょうじゅうに 3わ かけるかも

 がんばる

 


 










 アンケート二分されているけどここに火種を投下してみよう(好奇心)


裏切るんじゃないよ

『久しぶりだねぇ、ウォルター』

 

『相変わらず妙なものを作っているのか』

 

 相も変わらずなアイツの声に苦笑する。

 

『まあね。ちょっと前に面白いヤツが入ってきてね。おかげで捗るってもんさ』

 

『……そうか』

 

『そっちはどうだい?』

 

『………611と612が死んだ』

 

 淡々と答えているように聞こえて隠し切れない苦々しく、悲しげな声。

 

『相変わらずだねぇ…アンタが背負い込む必要なんてないのに』

 

『目的の為に必要なことだ。背負い込んでいるわけではない』

 

『わざわざ番号を覚えているのは入れ込んでいる証拠だよ。最初は律義に名前を付けていたじゃないか。アタシが言わなかったらずっと名前を付けていただろう?』

 

『…面白い仮説を見つけたと聞いたが』

 

 図星なのかわざとらしく話を逸らしてきた。

 

『コーラルを無力化して、ルビコンをこれ以上焼く必要がない方法が見つかった、かもしれない』

 

『それはその『面白いヤツ』が?』

 

『鋭いね。その通りさ』

 

『しかし、どうやって……まさか』

 

『そのまさかさ』

 

『いや、あれはすでに消滅したはず』

 

『それを調べるために隠れ蓑が必要なのさ』

 

『星外企業を呼び込むのか』

 

 苦し気に続けてアイツは言う

 

『火種が大きくなるだけだ』

 

『これで最後になる。いや、最後にするさ』

 

『……期待はしないでおこう』

 

 そういってアイツは通信を切った。

 

「アタシはあんな光景を見るのはごめんだよ。たとえ僅かな希望だとしてもそれに縋り付きたくなるくらいには老いたのさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ブルートゥが裏切った。

 

 封鎖機構の巡回エリアに計測器を設置。装置は一か月くらいで除去されたものの、二つの装置から得られたデータはコーラルがまだ残留している証拠を示している。

 

 俺、いや俺たちは最初から知ってはいたが星外に発信するために必要なデータだ。

 些か少ないが逆にあるかもしれないという希望を持たせて多くの企業を呼び込む呼び水になる。

 データを纏めてカーラに論文として整えてもらい、後はオールマインド経由で呼び込むだけだった。

 

 その最中のことだ。深夜、倉庫の警報装置が鳴ったかと思えば、デカい爆発音がした。現場に駆け込めば見覚えのある黄土色の後ろ姿。

 ドックを見れば15基あったマスブレードはうち10本が破損、4基が無事で1基が盗まれたみたいだ。幸いグラインドブレードは別の工廠に置いていたので手は付けられてないみたいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ブルートゥがこんな……こんなことをするなんてね」

 

 ひとまず消火と後始末を終え、カーラは今までに無いくらいに恨みと失望感を滲ませて項垂れている。

 

「アンタは、このことを知っていたのかい?」

 

 無言で頷いた。

 

「………いや、アンタが言わない理由はなんとなくわかる。アタシがアイツを気に入っているから、だろ?」

 

―――半信半疑で疑うと中途半端な隙ができます。それだったら俺が徹底的に疑ってかかった方が致命的な隙は出さずに、できてもいい隙に入り込ませることができるかと思って…申し訳ありません。

 

「謝ることはないさ。事実、あのチェーンソーと農園はアイツに知られることはなかったんだ。量産が整っているマスブレードが壊された程度で済んだ」

 

 弱々しく答えて「今日はもう解散だ」と全員を帰らせた。俺も、全員が帰ったのを見て、カーラに断って自室に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自室。寝ていると強い衝撃を受けて目が覚めた。眼を開けるとカーラがいた。

 

「……なぁ、アンタ、裏切らないよな」

 

 普段の闊達とした様子からは想像できない、闇を湛えた眼で俺を見ていた。

 

――今更裏切ったとして、此処以外に行き場がありませんよ。そんな恩知らずになった覚えもありません。

 

「それをどうやって証明する?」

 

 食い気味に聞いてくるカーラ。肩に置かれた掌に力が籠められる。服越しに爪が食い込んでくる。

 

――どうやったら信じてくれますか

 

 逆に尋ねると一瞬止まり、顔を近づけて耳の横に口を近づけてきた。

 

「じゃあ、今からアタシのすることを受け入れな」

 

 何を、そう聞く前に眼前に彼女の顔が広がった。言葉は、出せなかった。




 お目汚しを失礼いたしました。しかし、拙者、普段明るい姉御キャラがドロッとした執着心を見せるシチュエーションが好き侍故、此れにて失礼!


 ぶっちゃけカーラってずっと孤独なんじゃないかなって思うんすよ。
 仲間はほぼほぼ火に焼かれ、忘れ形見のウォルターは目的の為に別行動。対等な人間がいなくなった環境で、愛着の湧いた人間が現れたら何か不安定になった瞬間に執着心見せると思うんですよ。

 いや、正直に言いましょう。私が見たかっただけです。これが不評でしたらこのエピソードは消します。

カーラさんのーちょっと

  • 乙女な部分を見てみたい
  • 泥っとした部分が見てみたい
  • カラッとした姉御なところを見てみたい
  • いや、イケメンムーブかますやろ
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