ごみ拾いしながらコーラル漬けの飼い犬と飼い主を救おうとするお話   作:一般通過コーラル漬けルビコニアン

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 今気づいたけど主人公生身なのよね……

 それ関連の話になります。およそ13年経ったくらいです。ご参考までに。


いやぁ、体を弄るのは……

 最近封鎖機構の俺に対する追跡が激しくなっている気がする。

 

 ウォルター宛にジェネレーターとおまけのブースターを第一陣を送って2か月ほどが経過したころ、また足りないスクラップを拾うつもりでカーゴを背負って戦場跡地を彷徨っていた。

 

 するとどうだ、モノの数十分で俺の場所を特定してHCやらLCを送り込んでくるのだ。回数を重ねるごとに段々と数が増え、腕のいいやつが居るのか厭らしい連携を取ってくることが多くなった。

 

 極めつけはつい最近のことだ。拾おうと場所を探している最中に特定してきやがった。RaDのグリッドを離れて10分も満たない時間だ。過去最速記録更新だよ。嬉しくない。

 しかも来たのは大型武装ヘリに護衛なのかHC二機、LC6機の中隊と言っても差し支えないくらいの数だ。一人相手にこんな豪勢な戦力を投入してくるあたり、封鎖機構を統括しているAIも頭にキているのか。

 

 何とか撃墜させたもののこちらの被害もただでは済まなかった。厚くしていた装甲が破壊され、中の部品が見えるまで痛めつけられた。弾薬も途中で切れ、パルスブレードも焼き切れたのでパイルバンカーと蹴りと殴打だけでどうにかしたくらいだ。そのパイルバンカーだって炸薬が切れたから殴打武器として使う他なかった。

 逃げればよかったのかもしれないが逃走経路を見られてRaD本拠地に乗り込まれでもしたら詰みだ。追跡を振り切る意味でも堕とし切るしかなかった。

 

「参ったね……こうも追いつめられるなんてね」

 

――ジャンクパーツは他のドーザーも拾ってきてはいますが……

 

「MTで行ける距離なんてたかが知れているし、積載量もACには届かない。アンタがくる前はその量でも良かったけどこれからのことを考えると……ハァ」

 

 機体の修理にも必要だし、他にも兵器を作るのに必要だ。かといって、俺がまた出たら拾った以上に消費が多くなるし、いつかここにたどり着いてしまう可能性がある。

 

――…そろそろ頃合いかもしれません。ボス、例のレポートを流出しましょう。

 

「あと二年寝かせる予定じゃなかったか?」

 

――前倒しします。ここに乗り込まれる前にそれどころじゃない騒ぎにしてやりましょう。

 

「……まだ技研都市にもたどり着いちゃいない。時期は早ければ早いほどいい、か。解った。匿名で流そう。アンタの異名を出すと連中の頭が沸騰するだろうからね」

 

 揶揄うように言いながらこっちを見るカーラ。元はアンタがつけた名前なのになんで封鎖機構にも流れてるのやら……

 

「で、だ。ついでだしアンタの改造手術の手配もしておこうか」

 

――はい?

 

「アンタも気づいてるだろう? 生身の肉体じゃどうあがいても限界が来る。ただでさえ連中がアンタの首を狙って血眼になっている。肉体年齢による身体能力と反射神経の衰え。それは自分の命を失いかねないものになる。そうなる前に改造手術を受けてもらおうと思ってね」

 

 さらっというカーラ。周りの修理班もそうだそうだと頷いて俺を見る。

 

「アンタくらいだよ、このRaDで生身なのはアンタくらいなものさ。ラミーだって改造手術を受けている」

 

 マジ? アイツが? その割には操作が覚束ないようだけど…

 

「言いたいことは分かるよ、あいつはシラフでいる時間が全くないからね。いくら改造手術を受けていようが、いや、受けたからあれで済んだのさ。生身だったらまともに動かせずにグリッドから転落するだろうさ」

 

――拒否権は「ならACをスクラップにするよ」わかりました受けます。

 

 それを人質に取られたら抵抗もクソもない。おのれカーラ……

 

「アンタに死なれるとアタシもRaDも困るのさ。まともに動かせる人財が消えるのは惜しい」

 

 それ言われたら何も言えませんよ姉御。

 

――失敗とかしませんよね?

 

「安心しな、技術が発展している今手術はそんな大がかりなものじゃない。手術して1週間くらいで普通に動けるさ。金に関してもアンタがウチにいれた稼ぎから出す。仮に失敗してもアタシが養ってやるさ」

 

――それは勘弁してください……

 

「遠慮するな、データストレージに隠してるようなこともしてやろうじゃないか」

 

 …? ……!? ………!?!?!?

 

――な、なななななななんっなんでそれを!? 厳重に隠してたのに!?!?

 

「――っプ、あっはっはっははは!! アタシに隠し事しようなんて50年早いよ!」

 

 修理班の面々はニヤニヤ生暖かい目で俺を見る。ええい、見るな見るな!! そんな目で俺を見るんじゃない!!

 

 顔が熱くなるのを感じながら、星外に向けて情報を流出させるべく俺たちは準備を進めていった。




 フロイト君何歳かはわからないけど少なくとも40、50じゃないとは思うんだよね。それでV.Iに実力だけでのし上がるって結構やばくないですか? 現実じゃ絶対会いたくない類のわけわからん化け物だよ…

 主人公は40代そこそこいってます。段々きつくなってくる年齢なのでここいらでサクッとやっちまおうかなという次第でございます。でもいくらかかるんだか。最新世代であろう第十世代は結構な値段行きそう。精々第8世代くらいの手術と妄想。
 でもまともな設備……流石にそういうのを備えた宇宙船みたいなのもありそうな気もする。じゃなきゃいちいち病院? みたいなとこまで行くの面倒だろうし、ニーズに合わせないと、商売も成り立たないんじゃないかなあとかこれもまた妄想してみたり。

カーラさんのーちょっと

  • 乙女な部分を見てみたい
  • 泥っとした部分が見てみたい
  • カラッとした姉御なところを見てみたい
  • いや、イケメンムーブかますやろ
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