ごみ拾いしながらコーラル漬けの飼い犬と飼い主を救おうとするお話 作:一般通過コーラル漬けルビコニアン
この永久機関を発明したのでノーベル賞は作者の物です(確信)
何でミラージュ君のデコイすぐばれるん?
さて、昼食を終えて船をこぎ始めたハウンズをベッドまで運び、カーラは企業に提出するための論文づくりに行ってしまった。後2週間ほどで完成し、そこからは向こうが勝手に進めてくれるらしい。
俺は一人ドックに行き、持ってきたジャンクパーツを眺める。
惑星封鎖機構の監視拠点から頂戴したそこらのACよりも性能の良いジェネレーター、FCSが入ったコア、カタフラクトからはぎ取ってきたキャタピラとおまけのレーザー砲、ガトリング。その他etc…
それらがコンテナ3つ分もあるのだ。が、今はカーラが忙しいので後回しだ。論文が作成できて提出したら後は向こうが2社に働きかけるらしいのでその時に使おう。
暇だ……ドーザー達の訓練はラミーが仕切っているし、たまに遊びに行く程度で十分なレベルにはなっている。本当に暇。
そういえば農園の作物を貯蔵する冷凍庫が狭くなってしまった。
少し前にドーザー達に提供を始めてみたものの、それをしても尚余りある在庫がある。
どこかに売り捌いてもいいとは思うのだが……どこに売るか。
企業連中……却下。アーキバスは言うまでもなく、ベイラムもきな臭さを感じる。レッドガン部隊とだけの取引ならありか…? ノヴァテック……どうなるか分からない…。
惑星封鎖機構……嫌がらせかな? 散々襲い掛かっておいてプレゼントに爆弾渡すとか陰湿な嫌がらせにも程がある。却下
ルビコン解放戦線……ここが無難か? 武装はあっても食料が無いことは作中でも語られている通りだし…子供が飢えて死ぬあたり余程切羽詰まっている状況なのは察せる。
解放戦線が抵抗している理由については何となくわかっている。企業がコーラルを独占し、自分たちの生活が脅かされることに対して反発しているわけだ。後はコーラルが宇宙に進出することを防ぐため。後者はほとんど知っている人間はいないが。
今、コーラルの危険性を企業に伝えようとしている以上、彼らの敵は惑星封鎖機構のみになる…筈。食料と種子を盾に企業に協力、はできなくても関わらないようにすることはできないだろうか。忙しいところ申し訳ないがカーラに相談してみよう。
「……先に解放戦線から止めたとしても、企業の手が止まるとは思えない。ただ、早めにコンタクトは取っておいた方がいい。こっちも企業間の締結を組ませるまであともう少しだ」
と、いう事でカーラにお願いして匿名の通信でミドル・フラットウェル及び帥父ドルマヤンに脅しまがいの通信を行い、日時と場所を伝え『二人で』来るように伝えた。
念のためにRaDから数人引き連れ、食料と種子、そして肥料を積み込んだコンテナ3つを持たせてグリッドからそう離れていなれていない森に向かった。
約束の場所に着くと既に二人はいて、到着早々に通信が開かれた。
『随分と遅い到着のようだな』
敵意を隠す様子もない声色でそう皮肉を言ってきたのはフラットウェル。それを諫める形で今度はドルマヤンが語り掛けてきた
『落ち着け、まずは相手の話を聞こう。それで、取引の内容を聞こうか』
一見穏やかな声に聞こえるが武装の起動準備が確認されている当たり頭にきているのは向こうの方かもしれない。
――……まずは謝罪を。あなた方二人にこの場に来させるためとはいえ、あのようなメッセージを送ったこと、本当に申し訳ない。それと、取引の内容だが結論を言ってしまえば、企業と我々の動向に関与しないで頂きたい。
『……理由を聞こうか』
更に怒りを押し殺したような声。話し方を間違えれば戦闘になるだろう。
――怒りを感じるのは尤もだと思います。あなた方が彼らに抵抗する理由は生活の基盤たるコーラルの独占を止める為。ですよね?
沈黙を肯定とみなし、続けた。
――そしてもう一つ、コーラルを宇宙に放出させないため。違いますか?
その問いに二人それぞれ違う反応を示した。片方は困惑、もう片方は警戒。
『…どうしてそのことを知っている? 技研の人間か』
――まあ、これに関しては黙秘させて頂きます。コーラルは危険な物質だ。集まりすぎればいずれ暴発する。その結果が凡そ半世紀前のアイビスの火です。我々はこれを解決するための方法を模索するため、企業に働きかけています。具体的には、アイビスの火以前にいた星外企業、ノヴァテックと論文を作成し、他2社に働きかけようとしています。
『ノヴァテック、懐かしい名だ。再び聞くことになろうとは』
『……それで、取引というからには何か見返りがある筈だ。まさかそれを伝えるために我々を呼びつけたわけではないだろう』
――ええ、勿論です。このコンテナの中には食料があります。些かあなた方全員に渡るには到底足りない量ですが、それを解決させる手段もございます。
そこで一度通信を切り、コックピットを開けて外に出た。後ろにいたやつに合図してコンテナの扉を開け、そこからトウモロコシを取り出す。一つ目の前で齧りながら二人に通信機で話しかける。
――今私が齧っているのはトウモロコシと呼ばれる植物です。こちらは生で齧れる他、茹でる、加熱するといった単純な調理で更においしく食べることが可能です。こちらともう一つのコンテナにはトマトと呼ばれる果実がございます。最後のコンテナにはそれを育てるための肥料と、これ以外の種子を入れています。無論栽培についての知識ははこちらで提供致します。如何でしょうか?
『……信用出来ん。なぜ我々にそこまで肩入れする』
――肩入れしているわけではございません。ただ不要な犠牲は出さないために動いているだけです
『…説得をするまでの期間、攻めてくる連中にはどう対処すればいい』
――ここにいる者と私の直属の部下*1が護衛いたしましょう。腕は保証致しますよ。それとその間の農場の建設もこちらで行いましょう。
『……わかった。その提案を受け入れよう』
『帥父ドルマヤン!? そんな簡単に』
『これ以上子供たちが飢えて死ぬ光景を私は見ていられん。ミールワーム以外の手段も手に入るのであれば受け入れるしかない』
すっごい悲壮感漂わせてるけど、俺の喋り方そんなに胡散臭かったかなぁ……まずはカーラに報告して、しばらくの間ハウンズの面倒をチャティにお願いしよう。あとはラミーに説明して俺も建設の監督としてしばらくの間現地に行って…ハウンズに防衛のお願いできないかぁ……
二人の話し合いを聞きながらぼんやりとこれからのことを考えた。
結構強引に解放前線に売りつけたけど大丈夫かしら……ドルマヤンってほとんど諦めている印象あるけどこんな感じでいいのかしら……
エアーちゃんどうやって621と引き合わせよう……すべての答えを探るために作者はルビコン3の技研都市の奥へと足を進めた。
ハウンズ美少女概念
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OK!(大声)
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ハーフ&ハーフで
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男の友情が見たいのだ!!