ごみ拾いしながらコーラル漬けの飼い犬と飼い主を救おうとするお話   作:一般通過コーラル漬けルビコニアン

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 はい、怒られなかったですね。
 もう少し過激にしても……バレへんか?(チラッ)


 嘘です流石に何回もヤルつもりはありません


楽しい楽しいパーツ造り

 翌日、日が昇っているのを見て慌てた。

 

 昨日の晩飯を作っていなかったのを思い出してハウンズ達に聞いてみるとどうやら俺が寝ている*1間にカーラが簡単なものを作ってくれていたらしい。

 

 できたのか……料理。

 という失礼極まりない感想はともかく、朝食は流石に俺が作って全員で食べる。それが終われば農園に行って作物の世話、その後は自由行動。

 

 俺は無論部屋に戻って新しいパーツの考案。幸い、カーラのアドバイスのお陰で大分方向性は定まったし、もう一つ思い出した。

 AM提供の逆関節。あれが使えないだろうか。そも、オールマインドと接触が傭兵登録とシミュレーション以外で全くないので、持ってはいないが。

 

 シュナイダーの逆関節? 

 論外。以上。だって積載量その他諸々を考慮するとそうなるとしか言いようがないし。*2

 

 そういう関係上手元にあるのはRaD製の逆関節しかない。しかしAM製の水平跳躍力は欲しい。何よりあの造形が好きだ。

 

 ともすれば結論は一つしかない。

 重量逆関節を改造して中量逆関節にする。序に不安定な足場でも安定できるように爪を取り付ける。後はブースターもそれ専用のものを作る必要がある。

 

 そうと決まれば即行動だ。カーラに頼んでそのパーツを用意してもらい、他の技術部連中と協力して作業に取り掛かる。

 

 まだ合同基地での作戦もだいぶ先とのことだ。時間はある。それに、俺のいた時代と違い技術はこちらの方が高い。設計が決まれば後は作って試してその都度微調整。それを繰り返し、違和感なく仕上げたらそれを元に本格的な製造。

 

 因みに試験場は合同基地の敷地内にある実技訓練場で行った。他の技術部の連中に見せたら、変な奴を見る目で見られて引かれた。誠に遺憾である。後フロイトは目を輝かせながら見ていたし、シミュレーションに誘おうと躍起になっていた。代わりにスネイルに押し付けて逃げた。

 

 こうして出来たのがRaD製中量逆関節脚部パーツ、『RC-2001:FIGHTING COCK』製作期間実に六ケ月。カーラとチャティも途中で参加したので大幅に作業時間を減らすことができた。

 水平に跳躍する為に他の逆関節よりも全体的な高さは低く、関節の曲がりが深い。それを伸ばした際の瞬発力でほぼ地面から離れることなく長距離且つ瞬間的な跳躍を見せる。それに重心が低くなるので姿勢安定性の向上にも繋がった。ただ、垂直方向への跳躍は自分で決めないといけないため、一瞬止まってしまうのが難点だ。

 足には爪を備えており、それを攻撃にも足場に食い込ませて安定性の確保に使用可能。ブースターも専用の物を新しく制作し、クイックブーストの速度の上昇とリロード時間の短縮を両立させたものを取り付けた。

 弱点は、クイックブーストを使うと途方もないENを消費するので、多用はできない点とブースターにかかる負担の都合上、アサルトブーストの速度が遅くなってしまった点だが……こればかりはどうしようもない。一長一短は免れない運命だと割り切ろう。いい加減チャティの機体も造らないといけない。

 

 その間もハウンズ達との交流は怠らず、食事を作ったりたまに来るウォルターと共に植物に触れさせたり、後はシミュレーションでの模擬戦で肉体的にも精神的にも安定が見られるようになった。ウォルターも来るたびに段々と血色が良くなり、来た当初はついていた杖も最近ではあまり見ることがなくなった。

 

 ただ、俺とシミュレーションするたびに段々と俺と同じ戦い方をする上に、足癖も悪くなっているのは気のせい何だろうか……? 後ウォルターがいないときは俺の周りで過ごしている時間が増えてきたのも気のせいだよな? 流石に作業中は入ってこないが、それ以外だと誰かしら居るのを見かねたカーラが彼女たちとお話ししたみたいだけど、それ以降ノータッチなのはなんでなんだ? カーラ? え、共同戦線って何? 一番はアタシ? いやそれはそうだけ、待って待ってなに『一番は』って、それじゃ他にもいるって言ってるのと一緒じゃん他に誰が居るの怖いんだけど。

*1
気絶しているともいう

*2
前世で大豊の胴体とシュナイダーの逆関節で遊んだことはあったけど。滅茶苦茶笑った記憶がある




 今回もログっぽくなっちゃった……
 チャティの機体いつ作ろう……軽量タンクって変形しそうな見た目してるからあれを参考にするのもいいよな……


おまけ:RC-2001:FIGHTING COCK

 とある独立傭兵がRaDのパーツに手を加えたもの。近接戦をメインに据えるアセンブルにおいて、遠方からの接近は重要。深く曲がった関節から解放された跳躍力はそれを容易に行えるだけでなく、重心が下がることによる姿勢制御も実現された。先端に取り付けられた鍵爪は攻撃にも足場に食い込ませ姿勢の安定を行うときにも使用可能。又、専用のブースターを装備しており、クイックブーストの性能を底上げされるがENの管理には最新の注意が必要である。
 また、垂直方向への跳躍には主導で行う必要があるため若干のタイムラグが発生する。

 名前の由来は直訳で闘鶏から。
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