ごみ拾いしながらコーラル漬けの飼い犬と飼い主を救おうとするお話 作:一般通過コーラル漬けルビコニアン
みんなもフロム脳フル回転でコーラルキメようや、ルビコンの技研都市で待ってるで(変態コーラル中毒者)
――ボス、俺が死んだら自室の奥にある〝俺の趣味"の世話をお願いしますよ。あとデスクの中にある遺書もお願いします。
その言葉に馬鹿を言うんじゃないよと怒鳴りつけてアタシはドックに向かった。
そしてできる限りの最高速度で応援に向かう。メインジェネレーターが損傷した状態で封鎖機構のヘリを相手取るんだ。まともに戦っても勝てるわけがない。もしかしたら、もう―――
頭に浮かんだイヤな思考を振り払い、ひたすらに目的地へ向かう。
アイツの戦闘区域に近づいた瞬間、聞こえてきた爆発音。遅かった――-後悔を胸にせめて敵は取ろうと決めた時、ありえない光景が目に映った。
爆発炎上して落ちる武装ヘリと、それを佇んで見つめるアイツのAC。周りを見ても他のACはおろかMTさえも見当たらない。
――まさか、単独で堕としたっていうのか!?
普段のアイツを知っているが故に想像できない光景。コックピットから出てきてこっちを見るアイツの姿。手にはフレアガンが握られているが、こっちに気付くと撃つそぶりを止めて手を振ってきた。
アタシはアイツの近くに着地して努めて普段通りに語り掛けた。
「遠くからでも見えたよ。なかなかきれいな花火を打ち上げたじゃないか。
――そんな大層なコードネームは似合わないんですが……
なぜか苦い顔になったのを見て、いつも通りのアイツだと少し笑ってしまった。
――――そして今。アタシはアイツの自室――の奥、『趣味』を見て頭を抱えている。横には何もわかってなさそうなアイツの顔。笑えないねぇ……
これから起こるかもしれない特大の火種を前に、思わず胃を抑えた。
******
俺は今、なぜか胃を抑えて頭を抱えているカーラに、趣味の栽培に使っている農場を案内している。
ことの発端は唐突なルビコプターとの戦闘後、俺の機体を輸送してついでにルビコプターの残骸から使えるものを回収している最中のこと。
「そういえば趣味の世話って言われたけど……何か生き物でも飼ってるのか?」
そういえばカーラには見せたことなかったなと、ならば案内しますよと言ったのが始まりだった。
自室の奥にある農場は少しずつ面積が広がってしまい、与えられたスペースだけでは足りなくなりつつある。ここでカーラに見せて話をすれば更に拡大するためのスペースをもらえるかもしれない。
そう思って案内をしたんだが……何かとんでもないことをしてしまった気がする。今のカーラの状態を見てそう思わざるを得なかった。
「この星は焼き尽くされたのは知っているな?」
唐突に語り掛けてくるカーラに戸惑いながらも頷いて肯定する。
「それじゃあ今の食料事情も分かっているな?」
今までの食事を思い出して頷く。
「その食事事情は何もココだけにとどまった話じゃない。惑星を探索する以上、手間のかかる生産性の低いコストも高い食物より圧倒的に優れているミールワームとか人工食料の方が流通している。惑星一つ丸々使って牛とか豚を育てている企業はいるけどそれでも流通量は足りてないんだ」
そこで一度言葉を切ったカーラはこちらを向いて質問した。
「じゃあ問題だ。この焼けた大地に育成できる植物があり、更に他にも種がある。しかもそいつらはたいして力のない集団だ。どうなる?」
そこで俺は漸く事態の深刻さに気が付いた。
―――火種、ですかね
「コーラルだけじゃない別の火種も生まれる。言いたいことはわかるか?」
―――ここの農場を破棄するとか、でしょうか
「いや、そこまでする必要は――あるが交渉のネタにもなりそうだ。これはアタシとアンタで育てる。ココの連中にどれだけ口止めしても誰かは確実に漏らす。だから他の連中も入れさせない」
そして、と有無を言わせない圧で続ける
「二人でやる以上、スペースを広げるのは厳しい。だから拡張できてもせいぜいがアンタの今の部屋程度の広さしかできない。これで納得しな」
その圧に反抗できる勇気を持ち合わせていない、ヘタレな俺はコクコクと首振り人形のように頷くしかできなかった。
火種が燻っているところに更に可燃物を敷き詰める主人公。それが彼だ(無自覚)
今回で事の重大さに気が付いたみたいだけど他にも気をつけなきゃいけないやつがいるんだよなぁ…(自称友人のアイツ)
カーラさんのーちょっと
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乙女な部分を見てみたい
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泥っとした部分が見てみたい
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カラッとした姉御なところを見てみたい
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いや、イケメンムーブかますやろ