リアルで、忙しくて書く時間が余りありませんでした。テストとかテストとかテストとか
そんなことより、今回から原作ですが一夏視点で始まっていきます。
それではどうぞ♪
第1話①
IS学園・初日 1年1組
今日は高校の入学式。新しい世界の幕開け、その初日。それ自体はいい。むしろ喜ぶべきだ。
だがしかし、問題は見渡すかぎりの女子!女子!!女子!!!という点だ。何でこんなところに居るんだろう?と考えていた一夏。入試の時、間違ってISを弟と触れてしまってこのザマだ。ちなみに弟とは双子の弟、秋二である。秋二も一夏の隣で「はぁ~」とため息をついている。普段はクールなのだが、流石に今回は参っているようだ。
そしてふと思い出す。もう1人は何処に行った?と。確か、3人目が名前だけ公表されていたはずである。神薙 春人だったか?ここに居ないってことは別のクラスなのか…そう思ってる内に1人教室に入ってきた人物が居た。
「全員揃ってますねー。それじゃあSHRはじめますよー。」
どうやら先生のようだ。何というか…子供が無理に大人っぽくしてる…という印象を与える先生だ。ちなみに名前は山田真耶という。さっき自己紹介を終えた。
「これから皆さん一年間よろしくお願いしますね」
「…………」
けどその皆さんは、俺達二人に目線が行ってて誰も反応しない。あの~反応位はした方がよろしいのでは~流石に反応無しは辛いだろうし…
「そ、それじゃあ自己紹介をお願いします。出席番号順で…」
ほら見ろ、先生うろたえてるじゃないか。俺が返事をするべきなのだろうけど、いかせんこの状況でそんな余裕は無い…すみません、先生。
というか場所も場所だろ!!なんだよ、真ん中最前列て!!おかしいだろ。もっと後ろとかだったら、もうちょっと気楽にいけたのに……隣の窓際の席に座っている幼馴染み、篠ノ之箒を見てみる。一回視線が会ったのだが…逸らされてしまった。なんてやつだ。それが六年ぶりに再開した幼馴染みに対する態度か!?…まさか俺…嫌われてる…?そうこう考えている内に
「……君…織斑一夏君っ!!」
「…は、はいっ!?」
いきなり大声で呼ばれたので思わず声が裏返ってしまった。案の定、くすくすと笑い声が聞こえ、秋二も少し笑っていた。お前この空間に慣れすぎだ。ますます俺は落ち着かない気分になる。
「あっ、あの、ごめんね。大声出しちゃって。自己紹介、『あ』から始まって今『お』の織斑君なんだよね。自己紹介してくれるかな?」
何!?えっ?俺の番?あ、秋二は…もう終わったのか?俺はチラリと秋二の方に目をやり…
(頑張れ、兄さん)
という目で見てきた。聞き逃した?ウソ~どういう風に自己紹介したのか全く聞いて無かった…(ちなみに黄色い歓声も聞こえてません)
「わ、わかりました。自己紹介します」
「本当ですか?本当ですね!!」
山田先生は俺の手を握り熱心に詰め寄ってくる。そんなに来られたら…あ~視線が痛い…
だがやると言った以上やらなければならない。俺は深呼吸をし
「……織斑一夏です。一年間よろしくお願いします」
「…………」
だが視線の嵐は止まらず、『何?もっと喋ってよ?』って位の視線が飛んでくる。…これ以上何話せばいいんだ?秋二はなんて言ったんだ?聞いとけば良かった…だが俺はこの『もっとあるよね?』的な空気を
「…以上です」
何も話さずぶっ壊してしまった。
皆一斉にコケる。何でコケるんだ?そんなに期待したのか?無茶言うな。秋二は秋二で「はぁ~」とため息をついている。何がいけなかったんだ?
「あ、あの~…」
山田先生が言ってくる…何かダメでした?
その時、パァァンといきなり頭を叩かれた。
「…いっ、…!?」
余りの痛さに声すら出ない。この叩きかた…まさか
「げえっ、張遼!?」
パァァン!!また叩かれた。すんげぇ痛い。
「誰が泣く子も黙る張遼だ、馬鹿者」
というか何でここに居るんだ?この人。IS学園の教師だったのか?秋二も驚いている。そりゃそうだ。職業不詳で、月一、二回ほどしか帰ってこないのだから、誰も教師とは思うまい…つーか、張遼よ…ここで教師してたのか。
パァァン!!また叩かれた。心読めるのかよ!!
「あ、織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」
「ああ、山田君。クラスの挨拶を押し付けてすまなかったな」
…なんとまぁ優しい声でしょう。あの泣く子も黙る張遼は何処へ…
「いえっ、副担任ですから、これくらいはしないと…」
副担任の山田先生は若干熱っぽいくらいの声と視線で担任の先生へと応える。さっきのオロオロは何処へ…
「諸君、私が織斑千冬だ。君達新人を一年で使い物にするのが私の仕事だ。私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな」
わお!!なんという暴力宣言。鬼教師。軍隊ですか?ここは。そして間違いない…この人、俺達の姉だ。
そして黄色い声援
「キャーーーー!!千冬様よ、本物よ」
「ずっとファンでした!!」
「私、お姉さまに憧れてこの学園に来たんです!北九州から」
「私、お姉さまのためなら死ねます!!」
なんという声援、耳が潰れそうだ。そして最後のやつ、はっきり言うぞ。やめとけ
「…毎年、よくもこれだけ馬鹿者が集まる者だ。私のクラスだけ集中させてるのか?」
鬱陶しがって千冬姉は出席簿を頭に置く。
「きゃああああっ!!お姉さま!!もっと叱って~罵って~」
「でも時には優しくして!!」
「そしてつけあがらないよう躾して~!!」
……本当に大丈夫か?このクラス…
「で?挨拶もまともにできんのか?お前は」
「いや、千冬姉っ!俺は…」
パァァン!!四回目…これ、本当に痛いからな…後ろ見ろ!!この音に皆さん若干引いてるぞ!!
「…はい…織斑先生」
「お前もだぞ秋二、ここでは織斑先生だ」
「わかってますよ。織斑先生」
このやりとりで俺達が姉弟なのがバレた。
「えっ?織斑君達って、あの千冬様の弟?」
「それじゃあ男でISが使えるのって、それが関係して…」
「いいなぁ~代わってほしいなぁ」
「そうだよね~千冬様の弟なんだから当然か」
その言葉に千冬姉の少なからず反応し、出席簿にヒビが入る位握りしめていた。これに気づいたのは俺くらいだった。
(千冬姉…まだあの事気にしてるのか?)
千冬姉は顔には出さず、平常心でいた。けど…これ以上はまずいかな…
「……それでは、SHRを…って、後ろに四席残っているな。まだ、来てないのか?」
「…あっ、そう言えば!!気づきませんでした」
おい!皆の心が一つになった瞬間だった。…けど、まだ来てないのって…最後の男子?
「ちょっとよろしいですか?」
扉から現れたのは用務員のおじさんだった。何でここに?それに千冬姉が
「あ、あなた…どうしてこちらへ?」
何で敬語なんだ?それに物凄くかしこまってるし…さっきの鬼教師はどこ行った?
「いえ、ちょっとですね…って来た来た。おーいこちらですよ」
「……?」
皆この反応になるのは当たり前だろ
「君達ですね、話は聞いてますよ。さぁこの教室です。織斑先生では、よろしくお願いしますね」
「…あっ、あの」
千冬姉が言う前に用務員のおじさんは行ってしまった。何だったんだ?まさか、後ろの四人が来たのか?そう思ってると
「…えーと、失礼します」
「…なっ、…」
「ウソ…」
入ってきたのは銀に近い白髪で、少し女顔だが、制服が俺達と一緒で男物だった。ということは…
「男?」
まさか…例の3人目?その男の子が入ってきて、3人ほど、女の子が入ってきた。3人とも美少女に入るほどの子だった。
「えーと…訳あって入学式には出られませんでしたが、このIS学園に(無理矢理)通うことになった、神薙春人です。よろしくお願いします」
髪を後ろの首元で束ねている男で思わず、綺麗と思うような、顔立ちだった。というか白髪なのに日本人なのか?それに千冬姉が珍しく驚いていた。まぁ…驚くのも無理は無いな。
(…春人?まさか、いやでも。…後で聞いてみるか)
「…神薙マドカだ」
そして次も次で驚きだった。千冬姉とそっくりだったから。まぁ、そっくりさんは世界で3人はいるって言うしな…それに、神薙ってことは兄妹なのか?
「マドカそれだけ?」
「これ以上何を言えと?兄さん」
わお!!俺と一緒の思考回路。仲良くなれそうな気がする。…向こうはそのつもり無さそうだけど…
「黒河愛紗だ。よろしく頼む」
こちらは髪をポニーテールにしてる女の子だ。何か…委員長って感じの子だ。で、最後が
「……時雨恋…」
赤毛で、何を考えているのか全くわからないような女の子だ。見た目はとても可愛らしいのに…勿体ない…そんな個性溢れる子ばかりだった。でも、何で遅れて来たのだろう?何か理由があったのだろうか?そう思ってると千冬姉が、神薙に話しかけた…
「…神薙、お前…私とどこかで会ったことあるか?」
千冬姉も?どうしたんだ?
「いえ、初対面ですが、マドカは?」
「私も初対面だ。兄さん」
「…そうか、わかった。変な事を聞いてすまなかった。お前達の席は後ろの空いてるところだ」
「はい。わかりました」
そう言うと四人は後ろの方に向かった。千冬姉…神薙と知り合いなのか?向こうはそうには見えなかったけど…
「これで、SHRは終わりだ。諸君らにはこれからISの基礎知識を半月でおぼえてもらう。その後実習だが、基本動作は半月で体に染み込ませろ。いいか、いいなら返事をしろ。よくなくても返事をしろ、私の言葉には返事をしろ、いいな」
『はい』
よくもまぁ、こんなセリフに返事をするものだ。そんな鬼教師の言葉に耳を傾けながら、IS学園初日の朝が過ぎていく。
すみません_(..)_春人君達…少ししか出てませんね。次からは春人君メインで頑張っていきます。
読んで下った方々ありがとうございます。
次も読んでくれたら嬉しいです。では_(..)_