インフィニット・ストラトス ISを使える彼は不良であり転生者だった 作:カムクライズル
八神は木下を引きずりながらふと思ったのだが、この番長とか言う男の名前を俺は知らない。
いつ聞こうか迷っていると道を教えながら歩いている番長に「やっぱり引きずりながら歩くのはやめとけよ。」と言われたので俺は歩くのを止めたため、番長も歩くのを止めた。
「いやそれはやめないけどさ、お前の名前はなんなの?。」
「今頃かよ!?普通はお前の下につく時に聞くべきだろうが!。」
「はいはい、じゃ名前を言えよ。」
「ああ、俺は南野翔だ翔と呼んでくれ。」
「分かった、あと俺の名前は八神俊だ。」
ようやく名前が分かったので目的地に行くのを再開させた。
ところで今八神が引きずっている木下が一言も言葉を出さずにいるのには理由がある。
騒がれないようにと八神は慣れた手つきで声帯を潰している、つまりこいつはもう言葉を発する事など絶対にできないのだ。
そして歩いて行くと楯無の和風の家よりは小さいが組の看板が門に置かれているためここで間違いない。
「ここまで来ていう事じゃないんだけどやっぱりやめねぇか?。」
「死にはしねぇよ、お前は俺の近くにいればいいだけだ俺が全部やる。」
「でもお前がいくら強くても武闘派の唐沢組には勝てる訳がない!やめとけって!。」
唐沢組
ここら辺では敵なしのヤクザであり組長は昔からの残酷な男であり逆らうやつは皆殺しと決めている暴君だ。
と翔はいろいろ説明してきたがここまで連れてきておいておじけついたのか八神を門をくぐらせないように引っ張り続けている。
だがここまできておいて戻るという選択肢は八神は持ってはいないので木下と翔を引っ張りながら門をくぐった。
門をくぐると玄関までの道にある庭にいた組員達は八神の元に集まってきた。
「ワレどこの組のもんじゃぁ?。」
「おいこいつモタレの木下を引きずっとるのう。」
「こいつってモタレなの?。」
「ああそいつは下層の奴でのう人脈と金以外能無しの奴じゃ。」
「へぇそうだったんだ、でさここの組長呼んでくれない?。」
八神がそう言った瞬間、組員達から殺気が出てきだした。
先程まで八神を引っ張っていた翔もその殺気にびびって後ずさりした。
だがそんなものには八神はびびらない。
「さっさと呼べって言ってんだろうがぁー!!。」
手で引っ張っていた木下を目の前にいた組員に投げつけた。
その光景を見ていた組員の一人は近くの奴に耳打ちをし、その耳打ちをされた組員はそそくさと玄関を開け中に入っていった。
「ここまでやったって事は覚悟はできとるよな。」
「ああ覚悟はできてるよ、この組を潰す覚悟がな。」
「おどれらただじゃすまさんどぉ!。」
と言い放つと組員が八神にたたみかかって来たが人間の限界値まで上げている八神にとっては組員が何人いようが全く関係がない。
たった数分でたたみかかって来た組員は全員地べたに倒れこんでいる。
翔は目を大きく開け驚いており、木下は自分より強い奴がやられているのが信じられないようだ。
「まったくもって骨のない、これでも武闘派なのか?。」
と倒れている組員に言っていると玄関の扉が蹴破られた。
中からハゲのいかつい男とスーツに身を包んだインテリヤクザと組員が大量にでてきた。
「なんのようじゃあ!?わっぱぁ!!。」
「ここの組長のお前を潰しに来た。」
「ほう儂を潰す?無理じゃのう、何故ならここで儂に殺されるから運命じゃ。」
組長の手には拳銃が握られていた、インテリヤクザを除く組員も拳銃を八神に向けていた。
安全装置もすでに外しているはずだ。
「おい翔、俺の後ろに隠れろ。」
「お前俺を庇って死ぬ気か!?。」
「馬鹿か俺が死ぬ事はないさっさと隠れろ。」
「・・・・・分かった。」
翔はしぶしぶだげ俺の後ろに隠れてくれた。
これで準備は完了だ、さぁ終わらそうか組を。
「グレイガ起動。」
翔にとって信じられない事が起きた。
目の前にいた八神が光に包まれていってその光がなくなると八神は何かを身に纏っていた。
そして手には日本刀が握られている。
「まさかここで起動する事になるとはな、さっさと終わらせるか。」
「撃てぇ!。」
組長の掛け声と共に銃から銃弾が発射されたがISにそんなものは通じる訳もなく倒れる事もなく八神が立ち続ける。
そしてみな銃弾が切れるまで撃ち続けたが傷一つも付かなかった。
「銃弾の雨は終わりか?じゃあ俺は別の雨を降らせてやろう。」
背中に付いている飛行装置を起動させ組長の所まで急発進させ組長の所で急停止し雷切で組長の首を切り裂いた。
切り裂いた首の下からは血が止まる気配のないほど出てきて辺りに血が飛び散り首がぼとっと音を立て落ちた。
「組長ぉおおおおおおおおおおおおおお!!。」
近くにいた組員が先程殺した組長の事を叫んでいた。
それが目障りだったので雷切を振り電撃の斬撃がその組員に当たり絶命した。
殺気だっていたこの場は静かになるなり一気に恐怖に支配されていた。
たった一人を除いて・・・・・・
「素晴らしい・・・・・・・。」