五条悟、復活。唯一の親友と共に。
そして共に最強へ至る────。

※セリフばかりですゴメンネ。

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【IF】五条悟、復活。

 

 死後の世界、空港にて。最強「だった」五条悟とその親友・夏油傑は、沖縄への離陸を目前にして、現世を噛み締めるかのように語り合っていた……。

 

 

 ◆

 

 

「────にしてもホントに強かったなぁ、宿儺」

 

「流石に、呪いの王と言ったところだね。悟でさえ負けてしまうとは、正直、驚いたよ。私は、悟こそ最強だと思っていたから。呪術全盛の平安時代をも含めて、ね」

 

「そらどーも。まあ、あの時の俺だって、同じ想いだったさ。だから『そっちが挑戦者』なんて煽ったワケだからな。でも現実はこんなモンって事だな。宿儺に本気を出させてやれなくて申し訳ないわー、ホントにさ。宿儺の本気を受けられる相手なんて、そうは居ないだろ」

 

「他でもない宿儺だしね。──それなんだけどさ、悟。さっきも君はそう言っていたが、私にはどうもその言葉が少し引っかかっていてね」

 

「あん?」

 

「宿儺、本当に本気を出していなかったのかな?」

 

「……じゃねーの?魔虚羅も無しに無下限を突破して俺の身体は真っ二つ。BLEACHの山爺かよ、俺は。遊ばれてた気しかしねーよ。それに、他にも使える手はあるっぽいし」

 

「あぁ……渋谷で見せたアレかな」

 

「それかもしんないし、奥の手みたいなの絶対あんだろ、呪いの王なら。なのにそれを欠片も見せず、十種と御厨子でコレだぞ?」

 

「まあそういう意味では、手を抜かれていたと解釈しても仕方ないのかもしれないな」

 

「……何が言いてえんだよ」

 

「渋谷で見せたアレと、悟の予想する『奥の手』。これでは悟に対抗できないと理解してたからこそ、悟にさえ届きうる十種と御厨子のみで戦っていたんじゃないか?他に手はあっても、君に通用しない、通用する可能性が無いのでは、まるで意味が無い。これなら、本気なのに他の手とやらを使わなかった一応の理由付けにはなるだろ?」

 

「じゃあ、何だよ。宿儺は既に本気だったってか?確かに最後は『天晴れだ』とか褒めてくれたけど。でもなぁ……」

 

「最後の宿儺直々の解説、聞いてなかったの?」

 

「薄らぼんやりとだったよ。『天晴れだ』はよーく聞こえたけど。漫画で言う大きいコマみたいな?」

 

「……。端的に言うとね、宿儺は、魔虚羅にお手本を求めていたんだ。それを参考にしてアレンジして、術式の対象を『世界』や『存在』にまで拡張した」

 

「んじゃもう防ぎようが無いな。概念バトルだろ」

 

「君の『無限』も概念バトルみたいなもん──ってツッコミは野暮か。でも、だからこそ『呪いの王』なんだろうね、彼は」

 

「っ……はぁ〜っ!宿儺、強い!五条悟、完ッ!!」

 

「…………」

 

「……『俺達最強』も、露と消えちまったな……傑」

 

「……そうだね。私はもっと、やさぐれる前にもっと自分の術式と向き合うべきだったのかもしれない。そうすればもっと……」

 

「あー?」

 

「私の身体を乗っ取った、羂索ってヤツ居るだろ。何だよ『極小のうずまき』ってさ。何だよ『術式の抽出』って。意味が分からなかった。本当にあれは私の呪霊操術なのか?って、頭を抱えたよ。もしもそんなモノが使えるんなら、私にだってもっと他にやりようはあっただろ?」

 

「……まぁ、な。そういや恵が言ってたなぁ。術式の解釈を広げて……って」

 

「解釈、か。私は……呪いを集める事にばかりシフトしていたからな……視野が狭まっていたって事かな。悔しいけど、敵から学ぶ事は多いね。悔しいけど」

 

「二度も言いやがった。──ていうかコレ、まさにさっきの宿儺じゃねーの。術式の対象の拡張、普通

『斬撃』だったら物理的な物だと考えるだろうに、宿儺は『概念』にまで及ぼした。これこそ、まさに

『術式の解釈を広げた』結果だろ。対応できるのも凄いしな。羂索も宿儺も、頭が柔軟なんだよなぁ。老獪っつーか、なんつーかさ。僕よりも応用が利くヤツだよ、ホントに」

 

「あぁ、まさに……だね。発想の勝利ってヤツだよ。羂索ってのは、宿儺と違ってリアルタイムで1000年生きてるらしいから、色んな術式を使う内に、実践できたり、考え方の幅とかも広げられたんだろう。ある意味、手数だけで言えば宿儺より怖いかもね」

 

「……」

 

「…………浮かない顔だね。生徒が心配かい?」

 

「オイ、言うなよ……考えないようにしてたのに」

 

「正直に言おう。悟が最強ではないと知った今も、私は、宿儺や羂索にも敵うのは君くらいのものだと思っているよ。乙骨憂太もかなりの手練れ、それは間違いない。だが百鬼夜行の時──各地に放ってた呪霊すらあの『うずまき』に纏めていたなら、私が勝っていた。……このままでは、敵の思うツボだよ。君の他に、誰が彼らに勝てる……?」

 

「何が言いたいんだよ。どうしろって言うんだよ?俺はもう死んでる。お前もだ。まだ生きてる生徒を心配する以外に、どうしろってんだよ?」

 

「生き返るのさ」

 

「生き返……はぁ?何を言って……」

 

「悟。人間というのはね、脆いようで強いんだよ。悟はこんな逸話を知っているかい?ギロチンで首を刎ねられたのに何回も瞬きした、という話さ」

 

「あー、世間話程度にならな。自分の生首を持って走った、みたいな話も何かの本で読んだ事あるな」

 

「そう、まさにそれさ。悟の反転術式なら、胴体を真っ二つにされても、上半身からこう、メキメキと再生できたりしないかい?」

 

「いや無理だろ。バカ言うなよ。俺の意識はもう、ここ……死後の世界にあるんだぞ」

 

「私が背中を押してやる」

 

「……ッ!!」

 

「それだけが不満なんだろ。……悟」

 

「ッ……だからって、どうにかなる話でもないだろ。呪力は腹で、反転は頭で。常識だ。腹が泣き別れになってるっつーのにどう呪力を練ればいいんだよ」

 

「ほら。また、視野が狭まっているよ」

 

「!?」

 

「なにも新たに呪力を練る必要は無いはずだろう。悟には、呪力の効率を極限まで高める六眼がある。頭や、そっちの部位に残った呪力の残穢を使って、最高効率で反転術式を回せ。反転術式の消費呪力は2倍……だが、死の淵から蘇った悟にならできるさ」

 

「買い被りすぎだっつーの。死の淵から強化状態で甦るって、俺はサイヤ人か何かか?」

 

「ははっ、サイヤ人とは上手い事を言うね。だけど実際、そんなもんじゃないか?あの時、伏黒甚爾に殺されかけた悟は、死の淵で反転術式を習得して、術式反転をモノにし、虚式をも習得した。しかも、今回は死の淵を彷徨うどころか精神は死後の世界にまで来ている。その分、今回はドエライモノを習得できる気がしないかい?」

 

「……ドエライモノ……って……何だよ?」

 

「超回復、そして────『極ノ番』さ」

 

 

 ◆

 

 

「ハハッ!中々にイイぞ、お前!お前程の術師が、俺が死んだ後に────五条悟が生まれるより前に誕生していたとはな!」

 

「光栄だ宿儺……お前を殺す!!」

 

「やってみるがいい……それができるならな!!」

 

 時、場所は戻り現在、新宿にて。鹿紫雲一と両面宿儺は、血を散らすような激しい戦闘をしていた。しかし、その場に「ある呪力」を感じ取り、2人は同時にピタリと手を止めた。

 言葉を交わさずとも、五条悟と両面宿儺の同時の領域展開のように、文字通りの同時に、攻撃の手を止めた。

 

「よォ……久しぶり」

 

「「────ッッ!?」」

 

「ってフルチンじゃねーか!……あそっか、斬られた上半身から復活したからか……!いや待てよ?これも生徒達に見られてんのか!?はっず!!」

 

「五条……悟……?」

 

「お前、どうして……」

 

「いやぁ〜……どうしてだろうね。死の淵っつーか、

死後の世界ってヤツでさ────親友から、背中を押されたもんでね。ほんの僅かに残ってた呪力で、全力も全力で反転術式ブン回しよ。マジもう二度とやりたくないな、あんなの。けど、やんなきゃね」

 

 2人に背中を向けつつ、股間を隠す為に、自分の死体の下半身から衣を剥ぎ取る。残る自分の死体は術式順転「蒼」にて簡易的に破壊してしまった。

 そうして服装を整える悟を見て、鹿紫雲は思わず溜め息混じりに肩を落とす。

 

「そこは死んどけよ……人として。俺の出番が……」

 

「悪いね、一。今一度、僕に順番を譲ってくれると嬉しいんだけど」

 

「……チッ。不本意だがここは譲ってやる。てっきり死んだと思ってたしな。ここに来る前に、向こうであのガキに言っちまったんだよ。『少なくとも次はオマエじゃねぇ』ってな。お前が生きてるんなら、まだ俺の番じゃねぇ。……だから、譲ってやるよ」

 

「ありがとう、助かる」

 

「存分に戦ってこい。さっさと俺の番にしろ」

 

「ははっ、もう死にたくないね」

 

 悟や宿儺の攻撃範囲は、観戦していたので、一もよく理解していた。だから、不本意ではあったが、ここに来る前に自身が控えていた高専組の元に颯爽と舞い戻った。

 五条悟の復活──予想だにしていなかった展開に高専組は画面に釘付けだった。それこそ、一が帰還しているのに誰も気付かないくらいに。

 そしてその画面の向こうでは、準備を整えた悟は改めて真正面から宿儺と対峙していた。

 

「……クハッ。五条悟……貴様は本当に俺の理解をも超えてくる……。お前ほど面白いヤツも歯応えのあるヤツも、今後一切現れないのだろうな」

 

「続きを始める前に一つだけ聞かせてくれ、宿儺。全力、または本気とか、そう呼べるもの……さっき、僕にぶつけたか?」

 

「────あァ。魔虚羅による手本を介し俺なりにお前を殺せうる、不可侵を攻略できうる攻撃にて、全力をぶつけた。だが、次は無い。次こそは、反転術式を回す暇もなく木っ端微塵に殺してやる」

 

「実はさ。その場その場に応じてアドリブで宿儺を攻略しようとしてたけど、全力じゃなかったんだ。まだ、ね」

 

「……何だと?」

 

「お前にも届きうる斬撃(・・)────僕も使えるんだ。どうだい宿儺?受けてみたくなぁい?」

 

「何を言うかと思えば……。斬撃だと?無下限呪術の使い手である貴様がか?呪具でも使う気か?」

 

「んなワケあるかよ。正真正銘、無下限呪術だよ。生憎、誰かさんと違って、僕には生まれ持ったこの無下限呪術しかないのでね」

 

「……良いだろう。貴様という好敵手の復活、これは俺すらも予期していなかった。……認めよう。今は、平安の世でさえ感じえなかった程に、最高に気分が良いぞ」

 

「そりゃどうも」

 

「……故に、五条悟よ。一度だけだ。一度だけ、その斬撃とやらを受けてやる。だがそれと同時に、俺はあの斬撃を放ち、今度こそ貴様の息の根を止める」

 

「縛りだな?」

 

「当然、これは縛りだ。俺の次の攻撃は貴様からの攻撃を『受けた直後』から発動できる。『前』には発動しない。ただし確実に五条悟の命を絶つ攻撃となる。そういう縛りだ」

 

「OK、だが随分と太っ腹だな。一撃で死んだら、反撃もクソも無いだろうに」

 

「ほざけ。よりにもよって『斬撃』において貴様が俺に敵うと思うのか?」

 

「……ああ、思うね。これが僕の全力だからさ」

 

「!!」

 

「ありがとう、宿儺。……楽しかった。どんな結果になろうとも……これで終わりだ」

 

「そうだ、これで終わりだ。五条悟は今一度、土に還るのだ。欠片も残さず、俺が完食してやる」

 

 欠片も残さずかよ──と悟は苦笑いしつつ、手で印を結ぶ。詠唱の必要など無い。領域展開せずとも殆ど必中、そして(あた)れば必殺となる攻撃……。

 

「無下限呪術・極ノ番────『(くろ)』」

 

 悟の極ノ番が、宿儺に届く。その刹那、呪いの王両面宿儺は世界を、存在を斬る攻撃を今一度、悟に向けて放とうとする。

 しかしそれは敵わず、それどころか、彼の身体はボロボロと崩れ始めていた。自前の反転術式すらも使えずに、みるみるうちに指先からボロボロ、いやサラサラと砂のように消えていく。

 

「……どういう事だ。呪力が練れん」

 

「前に、あの火山頭に解説した事なんだけど。僕の扱う『無限』ってのは至る所にあるんだ。それこそ目の前にも……そして……体内や原子の隙間にも」

 

「!?」

 

「と言っても宿儺は心臓とか無くても生きられる。それならどうすればいい?──そう、全ての細胞を切り離せば、それでジ・エンドってワケさ。宿儺も受肉体だ、器が無ければ存在できない。虎杖悠仁を死刑にすれば宿儺も消えるって話だったろ。それがまさにこれさ」

 

 今はまだ人としての形を保っている宿儺。しかしそれは、悟の慈悲によるもので、体内は滅茶苦茶もいいところだ。それこそ、ミキサーにかけたようにドロドロのグチャグチャ、骨と皮、僅かな筋肉等でどうにか繋ぎ止められているだけで、既に、胴体を分断されてるにも等しい状態だった。

 血を吐き、宿儺は地に膝をつく。

 

「切り離す……だと?『無限』を使って……?」

 

「僕の『六眼』は原子レベルでの呪力操作を可能にしてくれる。原子と細胞、どっちがデカイって話。細胞と細胞の間、存在するかしないかというほんの僅かな隙間に……『無限』を、()じ込んでやった」

 

「……!」

 

「間に『無限』を挟み込むことで、くっついているモノを切り離す────これが僕の『斬撃』だよ。死に瀕して……いや、違うな。死後の世界で掴んだ、術式の核心。……これが僕の全力だ、宿儺」

 

 この言葉は宿儺に届いているのだろうか。これは悟にも分からない事だった。だが、死に際で宿儺が自分を賞賛してくれたように、悟は言葉を続けた。

 

「ありがとう、宿儺。僕も何だかんだ楽しかった。僕を相手に全力を出せていたと本人から聞くことができて、安心もしたよ」

 

「フ……」

 

 どしゃりと彼の身体が崩れ落ちる。それはまるで先程の悟のように上半身と下半身が分離していて、指の状態ですらも凄まじい呪力を帯びていた宿儺の呪力が殆ど感じられない程に、彼の呪力、いや存在そのものが消え始めていた。

 

「……もう、何も見えん。手足の感覚、呪力の気配、地面に立っているのか伏せているのかもわからん。全てが、感じられない。だが……どうせ死ぬのなら、時間や病など、では……なく……己、より、も……強い者の……手で…………」

 

「……っ!」

 

「聞こえて、いるか…………五条……悟。…………存外、貴様との戦いは……楽しかった。……戦いの愉悦を、今一度、体感させてくれた事…………感謝する」

 

 その言葉を最後に、遂に宿儺は消えた。あとには公園にある小さな砂の山のように積もった伏黒恵の細胞の山だけが残った。

 

「……おめでとう。これで名実共に君が最強だな」

 

 五条袈裟を纏ってそこに現れたのは、史上最悪の術師、羂索。今は夏油傑の肉体に宿っている。だがそんな彼の顔を見て、悟は思わず力が抜けたようにその場に座り込み、学生時代のような笑みを、彼に向けた。

 

「……おかえり、()

 

「ああ……ただいま、悟」

 

 羂索こと偽夏油傑の額に、もう、縫い目は無い。

 反転術式にて、治癒させてしまったからである。

 そしてこの縫い目は、羂索が自身に課した縛り。自身に課した縛りはペナルティも大した事は無い。せいぜいが、強化された力を失う程度のものだ。

 しかし羂索においてはそのレベルを超えていた。これまで生きてきた千年以上の時間、鍛えた術式を全て、肉体の器である夏油傑に盗まれてしまった(・・・・・・・・)

 それというのも────。

 

「まさか、悟の背中を押したと思ったら──君に、手を引っ張られる事になるとはね」

 

 あの時、現世へと悟の魂を送り返した傑。しかし魂が現世へ転がり落ちるその瞬間、悟は同時に傑の手を引き、そのままの勢いで傑の魂をもあの世から引っ張り出したのだ。

 首のもげたトンボ?いいや、違う。確かに、傑の魂は、悟の魂に共鳴し、引き寄せられていた。

 そして羂索の肉体を乗っ取り返した傑は、羂索の脳を一時的にジャック。羂索の知識を利用し、彼の反転術式を自身の額の縫い目に使用し、羂索が己に課していた縛りを無効化して(破って)しまった────。

 

「僕が1人で復活した所でな。宿儺は倒せても後の事を考えたら、つまらないにも程があるだろうが。だからさ、傑。死後の世界(アッチ)での反省を活かしてさ、今度こそ、俺とお前で『俺達最強』を名乗ろうぜ。今度は、前のお前とは違う、別のやり方で、呪いを根絶しよう」

 

「ああ。肉体を乗っ取り返したからなのか、羂索の知識もあるし、死後の世界(アッチ)で考えてきた事も、今の私にはある。今なら……心から言える気がするよ」

 

 

 

「「(わたし)達は最強だ」」




復活した夏油傑、乙骨達2年にガチ土下座。それをゲラりながら写真撮影する悟。でも呪詛師堕ちして百鬼夜行とか引き起こしたのは事実であるせいで、ガチウザイゲラゲラ悟のことを止められない傑。

悟の口添えもあり、モヤモヤながらも許すしかないみたいな雰囲気になるし、夏油傑は五条悟の唯一の親友と知っているし、何より悟はその親友を自分の手で殺したと憂太達は既に知っているので、マジで許すしかないみたいな空気になったので許す事に。上層部は死滅してるのでゴタゴタ言ってんじゃねぇ気楽にいこう!みたいな雰囲気に……。
こうして呪術師として復帰した夏油傑は、呪術高専東京校の先生に就任。
未登録の特級なども取り込み術式を抽出したりなど目に見えて超スピードでグングンと成長している。

悟と傑以外にとっては、突然訪れた全くの予期せぬハッピーエンド。肩を組み、高専時代よりも明るく笑い合う2人を見て家入硝子は静かに涙を流した。
今はもう、悟も傑も心から笑えている。

なお粉微塵になった伏黒恵は、死後の世界でなんか覚えた悟のチート級反転アウトプットで復活して、悟は「伏黒甚爾は俺が殺した」を直接伝える事に。
なのに恵はガチで興味無いので「あ、はい」程度の軽い反応で、逆に悟の方が拍子抜けした。

新田さんによって「死にたてホヤホヤ」の状態にて固定されていた釘崎野薔薇も悟によって復活。
ついでに東堂葵の手も再生させ、死んだはずの彼の不義遊戯も復活。ブラザーこと虎杖悠仁とは、更に親交を深める事になる。脹相が悠仁の兄貴だと知り存在しない記憶が再発しまくり。
東堂の脳内高田ちゃんも引っ張りだこ。
脹相と東堂は存在しない記憶仲間であり共に兄貴肌だからか、悠仁抜きでもとっても仲良くしている。でも話題は悠仁の事ばかり。
東堂との交流を経て、脹相も黒閃を経験する事に。

不完全燃焼の鹿紫雲一は五条悟と一戦交え満足し、まだ見ぬ強者を求め、どこかに去っていった。でもたまに東京校に顔を出しては悟や傑と戦いたがる。
鹿紫雲が東京校に遊びに来る度に伊地知さんは胃が痛くなるので、鉢合わせないよう願ってたりする。

今の傑は実質羂索を乗っ取ったようなもの。しかも戦闘向きの肉体であるので、鹿紫雲は、傑のことも十分に自分が戦うに相応しい相手と認識している。傑も「悟と一緒に最強でありたい」ので鹿紫雲とは不定期に手合わせをして新たな戦術を編み出したり試したりしている。
戦術の幅だけで言えば、悟よりも上かもしれない。
何気に羂索の神業領域展開を使えるようになった。

羂索がゲロ雑巾を取り込みまくってくれたからか、傑の舌は既にゲロ雑巾に慣れてしまっていた。
昔と違ってゲロ雑巾味が苦にならない(苦味が残るゴーヤチャンプルーなどを食べている程度の感覚)お陰で、呪霊を取り込む速度も跳ね上がっている。これについては、傑も密かに羂索に感謝している。

万の宿儺への置き土産はただの本(実話系の)で、呪具でも何でもないので宿儺は悟や鹿紫雲との戦闘では使用できなかった。宿儺の死後に、衣服の中に埋もれてたのを悟が発見、回収し、恵を復活させた後に手渡した。
最期の最期に津美紀が万の意識を乗っ取って、万の術式で恵の為に本を作った。



なんて流れなら良いのにな!!!

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