ハリーポッターが頭脳明晰で運動神経抜群の男の子だったら   作:da.ka.ra

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序章
第1話


プリベット通り4番地の住人ダーズリー夫妻は、「おかげさまで、私どもはどこから見てもまともな人間です」と言うのが自慢だった。

不思議とか神秘とかそんな非常識はまるっきり認めない人種で、まか不思議な出来事が彼らの周辺で起こるなんて、とうていかんがえられなかった。

 

ダーズリー氏ら、穴あけドリルを製造しているグラニングズ社の社長だ。

ずんぐりと肉づきがよい体型のせいで、首がほとんどない。そのかわりに巨大な口髭が目立っていた。

奥さんの方は痩せて、金髪で、なんと首の長さ普通の人の2倍はある。垣根越しに近所の様子を詮索するのが趣味だったので、鶴のような首は実に便利だった。ダーズリー夫妻にはダドリーと、いう男の子がいた。どこを探してもこんな出来のいい子はいやしない、というのが2人の親バカな意見だった。

そんな絵を描いたように満ち足りたダーズリー家にも、たった1つ秘密があった。なにより怖いのは、誰かにその秘密をかぎつけられらことだった。

 

ーあのポッター一家のことが誰かに知られてしまったら一巻の終わりだ。

ポッター夫人はダーズリー夫人の実の妹だが、2人はここ数年1度も会ってはいなかった。それどころか、ダーズリー夫人は妹などいないというふりをしていた。なにしろ、妹もそのろくでなしの夫も、ダーズリー家の家風とはまるっきり正反対だったからだ。

ーポッター一家が不意にこのあたりに現れたら、ご近所の人たちが何と言うか、考えただけでも身の毛がよだつ。

ポッタ一家にも小さな男の子がいることを、ダーズリー夫妻は知ってはいたが、ただの1度もあったことがない。

ーそんな子と、うちのダドリーが関わり合いになるなんて…

それもポッター一家を遠ざけている理由の1つだった。

 

 

 

さて、ある火曜日の朝の事だ。

ダーズリー一家が目を覚ますと外はどんよりとした灰色の空だった。

物語は、ここから始まる。

まか不思議な事がまもなくイギリス中でおころうとしているなんて…

ダーズリー氏は、鼻歌まじりで仕事用の思いっきりありふれた柄のネクタイを選んでいた。奥さんは、大声で泣きわめいているダドリー坊やをやっとこさベビーチェアに座らせ、嬉々としてご近所の噂話を始めた。

 

窓のそとを大きなフクロウがバタバタと飛び去ったが2人とも気づかなかった。

八時半ダーズリー氏は、鞄を持ち奥さんの頬にちょこっとキスをしてダドリー坊やにもバイバイのキスをしようかとしたが…し損なった。

坊やが癇癪を起こしてコーンフレークの皿を壁に投げつけている最中だったから。

 

「わんぱく坊主め」

 

ダーズリー氏は、満足げに笑いながら車に乗り込みバックで路地に出たが。

何かおかしいと思う…

なんと…猫が地図を読んでいるではないか!

周りの様子も確認してみるとマントや箒やとんがり帽子まで変な格好をしている連中ばかり。

 

耳を傾けてみると…

 

「ポッターさんたちが、そう…」

「…そうそう息子のはりーがね…」

「旦那!!今日は、最高にハッピーな日になったよ。なんてたって『例のあの人』がいなくなったんだから!!!」

 

仕事をしてる気分じゃない…

帰ってダドリー坊やに癒されよう…

 

「あー、ペチュニアや。ところで妹から連絡とかきていたりするか?」

 

「ありませんよ?どうして?」

 

「おかしなニュースをみたんでな?

ふくろうとか流れ星とか…それに街中で変な格好をした連中も見たし…」

 

「それで?」

 

「いやっ。もしかしたら関わりがあったんじゃないかと思ってな?」

 

これ以上聞かない方がいい。

そう思い会話を終わらせたが…

万が一あの『ポッター』が関わりが有るんであれば…

 

 

 

 

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