ハリーポッターが頭脳明晰で運動神経抜群の男の子だったら 作:da.ka.ra
ダーズリー氏が浅い眠りにつく頃…
プリベット通りに1匹の猫と1人のお爺さんがベンチに腰を掛け話し始めた。
「マクゴナガル先生!
こんな所で奇遇じゃのう」
「どうして私だとお分かりになられたのですか?」
「あんなにこちこちな座り方をする猫はいませんぞ?」
「一日中煉瓦塀に座っていればそうもなります」
「一日中?お祝いしていればよかったのに。
ここに来る途中、お祭りやパーティやら随分沢山見ましたよ!」
先生は、呆れた顔をしながら
「ええ、確かにみんな浮かれていますね」
イライラが抑えれない様子で。
「みんなもう少し慎重にすべきだとお思いになりませんか?まったく…マグルたちでさえ何かあったと感づきましたよ!何しろニュースになりましたから!」
明かりが消えたダーズリー一家を指して。
「この耳で聞きましたよ。ふくろうの大群…流星群…特にケント州の流星群は、ディーダラス・ディグルの仕業でしょう…。
あの人は、いつも軽はずみの行動をとる」
「みんなを責めるわけにはいかんでしょう」
宥めながら優しく。
「この11年間、お祝い事を殆どしなかったからの」
「それは…わかっているのですが…」
腹立たしげにマクゴナガル先生は言うのだが。
「我々は大いに感謝をしなくてはならん。
ところでレモンキャンディは、いらんか」
「……」
「レモンキャンディじゃよ」
「結構です」
レモンキャンディを食べてる余裕のないマクゴナガル先生はダンブルドアを冷ややかな目で言葉を遮ると。
「とろろで『例のあの人は』…」
「マクゴナガル先生。『例のあの人』ではなくヴォルデモートじゃよ」
尊敬と驚きの表情でダンブルドアに
「先生は、『例のあ』…いいでしょう。ヴォルデモートが恐れていたのは貴方1人ということは、皆が知っています」
「おだてても出でくるのはレモンキャンディだけじゃよ」
皆が恐れていたヴォルデモートは、ダンブルドアは特別な存在でも有り、強敵と云われるぐらい偉大な魔法使い。
ダンブルドアが手を出した訳でも無くあっさりと倒れてしまった。
「ポッター家に押し入り、ジェームスとリリーが亡くなり1人息子だけが残ったそうですが…ほんとうなんですか?あのヴォルデモートが赤ん坊にやられたなんて…」
「本当じゃよ」
ダンブルドアだけは、わかっている。
まだ完全に終わっていないのを。
それは、まだまだ先でハリーが入学するまで。
「しかしハグリッドは遅いの…」
真っ暗闇から突如轟々しい音と光がダンブルドアとマクゴナガル先生を襲った。