ハリーポッターが頭脳明晰で運動神経抜群の男の子だったら 作:da.ka.ra
2人が通りの端から端まで、車のヘッドライトが見えはしないかと探している間に音は、確実に大きくなり2人が空を見上げた時には爆音に変わっていた。
それもそのはずだ。
巨大なオートバイが空から降ってきたから。
目の前に降りてきた人物もまた巨体で、背丈が常人の2倍横幅が5倍はあるの人物。
「ハグリッドや。やっとこさ来たか!
ところでそのバイクは何処からもってきたのじゃ?」
「借りて来たんさ。ダンブルドア先生」
ハグリッドが大事に抱えている子を起こさない様にゆっくりとエンジンを停止し降りた。
「ブラック家のシリウスっちゅう若者に借りて来たんで。先生この子を連れて来ました」
「問題は、無かっただろうね!?」
「はい、先生。家はあらかた壊されていてマグル達が寄ってくる前に無事に出ましたさ。
ただ不思議な事があって…
運転中このハリーが家を出る時にしゃべった様だったんでさ。両手を合わせて」
「気のせいじゃよ」
ダンブルドアは、少し髭を撫でながらそう言うとハグリッドはハリーを先生達に渡す。
ダンブルドアとマクゴナガル先生は、生き残った男の子ハリーを覗くと…
「この傷が…あの」
「そうじゃ。一生残る傷じゃろう」
「なんとか出来ませんか?」
「たとえ出来たとしてもわしは何もせんよ」
そう言うとダーズリー家の玄関先に降ろそうとするが!
ハグリッドが…
「先生!!別れのキスをさせてくれませんか?」
「ハグリッドや!今生の別れでもないんじゃから…まぁ好きになさい。」
「先生!!ありがとうございます」
「ハグリッド!あまり大きな声を出さない様に。マグル達が起きてしまいます」
「すみません…」
毛むくじゃらのハグリッドがハリーの額にキスをすると嫌そうに手で払うそぶりを見せた。
そんな素振りを愛おしく見つめ3人は振り返り帰りの支度を始める。
「先生!また後で」
「帰ったらお祝いをしましょう」
「では、後ほど。幸運をハリー」
「ありがとう先生」
本人達に聞こえるかわからないぐらい小さな声で答えたハリー。
そんな事を知らずに3人は帰って行った。
ご綺麗に刈り込まれたプリベット通りの生垣を静かな風が波立たせた。墨を流した様な夜空の下で、通りは何処までも静かに整然としていた。摩訶不思議な事が起こるとも知らずに夜が更けていく。
朝早くに起きて新聞を取りに行くダーズリー氏。ただ玄関を開けたくても少し重く開けるのに手間がかかりやっとこさ開けたら…
小さな子がおじきをしていた。
「おはよう御座います。
わたくしハリー・ポッターといいます。
先日わたくしの両親が亡くなり親戚のダーズリー一家にお世話になる事になりました。
今後若輩者では、有りますがご指導ご鞭撻の殆どよろしくお願いします」
ダーズリー氏は、まるで女子みたいな叫び声を上げて妻ペチュニアを起こしに向かい、この声で坊やも起きてしまい大混乱した朝となった。