明日のパンツと少しの小銭で異世界を生きれるか   作:単眼駄猪介

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あんまり感想を要求し過ぎると逆に来なくなるかな、と自省した駄目作者です、こんにちは。
でも割とガチでやり甲斐感じないと書き続けられないポンコツなので、できたらで良いんでお願いします……

これ書いている間に脳内でファイズ×ダンまちで結構闇深い設定が出来上がってしまいました。
ファイズは名前と簡単な内容だけしか知らないけど、ファイズの必殺技はクソカッコ良くて好きです。

ちなみに現在の映司はまだタトバコンボしか知らず、他のコンボは安全面からアンクが黙ってます。
それぞれのメダルの能力は知ってるけどコンボを知らない映司……映司っぽく感じる()



ブルックと冒険者とライセン大迷宮

 

フェアベルゲンの歓迎ムードから数日が経過し、そろそろ旅を再開するべきだと映司は旅支度を始める。

無論、引き止める声はあったが映司はオルクスからこの世界を助けて欲しいという願いを託された。

それにこれから気兼ねなくこの世界の旅をするには明日のパンツは必要不可欠なのである。

そろそろ手元が寂しくて映司は時折、今履いているパンツを吊るしてノーパンで歩きかけていたりするのだ。

流石に危機感を抱いたアンクとアレーティアは急ぐ。

このままでは映司は新生オーズからノーパン野郎に格下げされてしまうのだ。

 

「映司さん!また会いましょう!」

 

「いってらっしゃいませ!新たなオーズ!」

 

「オーズ万歳!古代王万歳ー!」

 

アハハ……と苦笑する映司の背中を押して行くのはアレーティアとシア。

シアはコーガミから餞別として渡された【試作セルハンマー】を手渡されて追い出されるように映司達と共にハルツィナ樹海から出るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うー……」

 

シアはハルツィナ樹海から出てずっと不満をタラタラと顔に出していた。

やっと強制的な義務から解放されたかと思えば映司の旅についていく事になっていたり、女の子らしくない無骨なハンマーを餞別に渡されたらそらそうなる……と思うが映司としてはこれまでの経験からどうせすぐに忘れるだろうと思っていた。

【試作セルハンマー】、オーズの武器であるメダジャリバーの劣化コピーで、次元を切り裂くほどの威力はないもののセルメダル1枚の投入で所有者の攻撃力が3倍以上になるというとんでも性能を誇る武器だ。

無論、劣化コピー故に生身の映司ではよろけるくるい重いし人間の体だからとはいえアンク達でも「ちょっと重い」と言わしめる物である。

それを苦も無く背負っているシアはやはり怪力兎なのだろう。

占術師のはずなのだが、どうしてそうなったのだろうか………

映司からしてバグ兎としか言いようのないシアのステータスであるが、それよりも映司はサイドカーに座っているアレーティアに抱えられているカザリに問い掛ける。

 

「なあカザリ。本当にアンク達は大丈夫なの?確かにグリードだから飢え死にとかはないとは思うけど……」

 

つい先日、祝福だと言わんばかりに数百枚のセルメダルをグリード達にプレゼントして彼らの力を強化したのだが、だからといってライドベンダーのスピードに追いつけるとは思えないのだ。

 

「ガメルとウヴァはともかく、アンクは僕と同じように頭があるからね。とっておきの魔法を使ってくるよ。あっ、そこはらめぇ…!!」

 

「ここ……ここか…!」

 

カザリが吸血姫の手腕によって雌落ちしかけるというシュールな光景に映司は苦笑いしかできないが、そろそろ見えてきたブルックの町にライドベンダーのスピードを落とす。

 

「とりあえず、冒険者登録してお金を貰えるようにしないと食料を得ることもできない……けど仕事はどうしよう……まあなるようになるよね」

 

バイクであるライドベンダーはハイリヒ王国の民衆から見れば化物にしか見えないだろうし、オーバーテクノロジーである。

骨組みをコーガミに提供しているとはいえ、今の世界の知的生命体がコピーするのには時間がかかるだろう。

そんな代物を見せたりすれば奪いに来る輩もいるだろう。

史実のハジメの部分がちょっと混ざりつつ、今の映司は元の世界で行っていたホームレスへのお金の無償提供なんかはやらないくらいの状態になっていた。

まあ助けを求められば出してしまうのは変わらないが。

ライドベンダーを収納して少し待つと、映司の隣に光が生まれ、消えるとそこにはガメルとアンク、ウヴァがいた。

どうやらアンクのコアメダルをビーコンに転移する方法は上手くいったようだ。

 

「ウヴァとガメルじゃ魔法はマトモに使えないからな。俺がいて良かったな」

 

などと言うアンクであるが当のウヴァ達は人の気配にグリードの本能が疼いていた。

 

「ヤミー作ってセルメダルを得てぇ…」

 

「おれもぉ……」

 

「駄目だよ!?」

 

グリードの習性とも言うべきセルメダル集め。

久しぶりの群衆にその欲が彼らの理性を一瞬だけ吹き飛ばす。

危うい感じを醸しながらも、映司達はブルックの町に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、彼らは冒険者登録しにブルックの町に来たのだが一長一短とでも言うのか。

その日は良くも悪くも色々あった日となった。

まず、ブルックの町で冒険者登録するまでは良かった。

しかし、ブルックの町でふんぞり返っている貴族が亜人族であるシアとアレーティアに目を付けたのだ。

二人共美少女(兎は残念美少女だが)であるがために、その反応は仕方がないのだが問題の貴族は権力を盾に二人を奴隷にしようとしたことが諍いの始まりだった。

大切な仲間であるアレーティア達を渡すはずがない映司は、どう対処するか、と悩んでいた所にメズールに今度は目を付けた貴族。

醜く丸くなった体を震わせてメズールも奴隷にする、と言い放つ。

だがそこはグリード。

自身の欲望を満たすためならなんでもする彼らは映司に案があるとその場を任せてもらい、アンクが交渉に出る。

 

「メズール、お前ならアイツを上手く利用できるだろ?」

 

小声でメズールに策がある事を伝えると、メズールは「ふぅん……」とどんな策を出してくるのか、と楽しみにする中アンクは衝撃的な事を言う。

 

「あの二人は我々の仲間ですのでお売りする事はできませんが、そこの幼女なら売りましょう」

 

「あ、アンプッ!?」

 

余りにも薄情な行動に映司が止めに入ろうとするが、カザリがプニプニの肉球で映司の口を止める。

満足そうではないが一先ず納得してメズールを連れて帰る貴族。

納得できない映司に、カザリが説明を始める。

 

「僕達が欲望をセルメダルに変えて力にしているのは知っているよね?」

 

「うん」

 

彼の欲望を利用させてもらうのさ、と暢気に言う彼の様子はまさに猫そのもの。

恐らく、既にメズールの手中にいるだろう貴族は気の毒だろうがもう映司にはどうしようもない。

だがそんなことを知る由もない周囲から見れば、ただ命惜しさに仲間を売った奴等だと思うだけである。

おかげでブルック中の人々からあまり良い印象は持たれず、仕事も地域のゴミ掃除などの地味な仕事を回されることになった。

まあ、映司としては一番性に合う仕事なのでむしろ喜んだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、悪い事があれば良い事もあったわけで、数日経過するとメズールが帰ってきた。

 

「皆、セルメダルが大量よ」

 

そう言ってメズールはパンパンに詰まった麻袋から大量のセルメダルを借りてる宿の床にブチ撒ける。

 

「メズール、俺が感謝する日が来るとは思わなかったぞ……」

 

と、アンクは言いながら本体の左腕でセルメダルを取り込んでいく。

ウヴァはひたすらセルメダルを恐らく本体なのだろう額のクワガタの入墨に入れ続け、ガメルは普通に口に入れ込んで食べていた。(そう見えるだけだが)

 

「うへぇ……セルメダル、苦い……」

 

無論、人間に憑依して味覚を獲得したガメルは鉄の味しかしないセルメダルを思わず吐き出してしまう。

それにメズールが近寄り、幼子に物事を教えるようにガメルにセルメダルを後頭部から入れてあげる。

 

「食べちゃ駄目よ?今の貴方は私と違ってちゃんと味覚のある状態なんだから」

 

「うう……メズールにも美味しいもの、食べさせたい!」

 

「ありがとう、ガメル。でも今は貴方が強くなって私を守ってね」

 

「うん!」

 

事情を知るなら穏やかな親子の会話に見えるだろうが、第三者から見れば一部の人が喜ぶ光景である。

まあ、何度も見慣れている映司達が今更騒がないし、今は誰も見ていない。

むしろ、無事に帰ってきてくれて嬉しいくらいである。

 

「メズールちゃん、あの貴族は……」

 

とはいえ、気になるものは気になるわけであの豚みたいな貴族について問う。

するとメズールはにこやかに答えた。

 

「今頃借金をしてでも私に貢ぐための金品やアイテムを収集してるんじゃないかしら?」

 

そう言う彼女の瞳は冷たく、映司は思わず身震いする。

話からして恐らくメズールに懐柔されてヤミーを生み出されたのだろう。

全てはメズールのため、その欲望があの貴族を動かしている………自分に向けられたらと映司は怖くなったが同時に敵でなくて良かったとも思った。

 

「映司も甘えたくなったらいつでも私の所に来てもいいのよ?」

 

「えっと……」

 

今度は愛欲にまみれた視線を送ってくるメズールに映司はしどろもどろし、それにアレーティアがムスッとした顔で映司を引き寄せる。

 

「映司は渡さない…」

 

「キュイ!」

 

ペットでなんとか通しているホッパーもアレーティアに加勢し、メズール不利、と思いきや彼女は笑い出す。

 

「フフフ……貴方も苦労するわよ?きっと……」

 

「………???」

 

まるで意味がわからない、とアレーティアは不思議そうに去っていくメズールを見る。

 

「てぃ、ティア……その、そろそろ離して……?」

 

「いや」

 

「ええ!?」

 

その日のアレーティアは、映司に自分の匂いが染み付くほど抱き着いていたという。

 

良い事、まあグリードにとってはという事になったがまあ悪い事よりもマシだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(OMO)サヨゴー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルックの町に来て数日が経過した。

別に魔物退治を積極的にする訳でもない映司達が、史実の通り上位の魔物の素材を持っている、なんてことはなく地道にブルックの町のゴミ掃除や託児所の手伝い、荷物運びと多種多様である。

ちなみに登録に関してはカザリが支配の魔法で種族を見られることなく、それとなく終わらせていたりする。

ともかくブルックの住民にはイメージが良くなってきた頃、アンクはグリードとアレーティア、シアを収集して会議を始めていた。

 

「第一回、お財布会議を開始する……」

 

「……………」

 

「お金……」

 

深刻な表情の面々。

その理由はこの場にいない映司にあった。

 

「カザリ、映司が使った依頼遂行のために使った資金は?」

 

「昨日と一昨日の依頼の報酬を足して半分くらい……いやそもそもマトモに掃除道具置いてない相手も悪いんだけどさ……」

 

「アレーティア、映司の所持金は?」

 

「本当に少しの小銭だけ……ある意味凄い」

 

「メズール、おれもっと肉を食いたい」

 

「ごめんね、ガメル。お金がもっとあれば良いんだけど……」

 

「お金…セルメダルじゃ駄目なのか?」

 

「お金じゃないから無理よ」

 

こんな感じの中、映司はグッスリと宿の布団で寝ているのだった。

 

 

 

【翌日】

 

 

 

 

「映司!!」

 

「わっ!?」

 

アンクが映司の布団をまくりあげ、強制起動させる。

勿論、そんなことをされれば驚く映司。

そんな彼にアンクは昨日の会議の末に決めた事を告げる。

 

「ライセン大迷宮に行くぞ!!」

 

「………えーーー!?」

 

早急にお金が必要な映司一行の明日はどうなるか!?

 

 

 

 

 

 

Continued next time……

 

 





それとなくアンケート置いてますが、本当に興味本位です。
なんの作品がこの世界にあるのか、とかは既に決まっているので……来ても1作品2、3人なのであんまりだったりする。
まあ大体アイテムが主なので許し亭。

ちなみにありふれ世界のお金の単位忘れちった……まあ良いか()
どうせなろう系じゃあほぼ出番ないし……

アンケートはこの話が投稿されて三日後ぐらいで終了するので、お祭り感覚で投票してみてください。

完全に興味本位なんですが読者の皆様はこの世界にいたら面白くなりそう、嬉しいという作品がありましたら投票お願いします!

  • イナズマン
  • アクマイザー3
  • 暴れん坊将軍
  • キングゲイナー
  • KMRウィザード
  • ┃MO)(OwO)
  • ナイツ&マジック
  • KMRガッチャード
  • KMRセイバー
  • 原作ありふれ
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