明日のパンツと少しの小銭で異世界を生きれるか 作:単眼駄猪介
遂に最初の別作品要素が出るゾイ!
……ぶっちゃけ古代王ならやりかねないよねって感じで許し亭。
ちなみにブルックで色々フラグへし折ってるので色々と映司達にツケが来ると思う……ま、アンクとウヴァがなんとかしてくれる!()
朝早くから起きて、ライセン大迷宮に向けて探索を始める映司一行。
金欠で腹を空かせるのはもう沢山なので、主にアンク達のやる気が高くなっている。
アレーティアは映司の血を吸って、シアは野草の知識、映司にはサバイバル知識があるので実は割と金無しでも最低限は生きれるのだが、かつては王宮で贅沢な生活をしていた時期もあったアンク達には普通にキツかった。
特に、人間の体を得て感覚が正常となったアンク、ウヴァ、ガメルの負担が。
とはいえ、目的地のライセン大迷宮の場所は長い時間の経過によって出入り口が分からない状態である。
ブルックでライセン大迷宮を探し求める冒険者の悉くが見つけられなかった迷宮、長い時間がかかるだろうとアンク達は覚悟を決めていた。
「まあアイツのことだから出入り口は隠しているんだろうがな……」
長期になることは覚悟していたが、別に出入り口を探すのに、というわけではない。
出入り口を見つけてからが本番であるとアンク達はミレディ・ライセンの性格を理解しているからこそ、攻略中に浴びせられるだろう罵詈雑言に覚悟を決めていたのだ。
「ミレディさんってどんな人なんですぅ?」
少し前にライセン大迷宮がどこにあるかと話し合っていたメズールとシア、映司であるがシアがミレディがどんな人間なのか気になり問い掛ける。
するとどうだろう。
普段は穏やかなメズールやガメルでさえも眉間にシワを寄せて全員、同じ答えを告げた。
「「「「「メスガキ」」」」」
「ええ……」
「はぇ……」
映司は最近多くなった苦笑を浮かべ、シアはよく理解できず呆ける。
「とりあえず、まずは出入り口を探そう」
程よい場所で一旦荷物を置いて、休憩を挟んでからそう告げるアンク。
だがここでシアにトラブルが発生した。
「ふぅ……体力はこれから付けていかないと…」
体力は亜人族故に元々高いが、年頃の乙女である。
常人の男性程度以上の体力があるとはいえ、疲れるものは疲れる。
足を休める為によりかかった崖。
そこがこのライセン大迷宮の攻略の始まりだった。
「うわあっ!?」
「シアちゃん!?」
「キュウッ!?」
シアが壁に消えるのを目撃したのは映司とホッパーの二名。
映司達の声にひかれてアンク達がやって来ると、残されたシアのハンマーと荷物を見てアンクとカザリは察した。
「「入口じゃねぇか……」」
「え……マジ…?」
あのクソガキならやりかねない、とアンクとカザリは嫌な確信を持っていた。
「まあいい、探す手間が省けたことにはシアに感謝しねぇとな」
暗い笑みを浮かべるアンクに映司は一体なにをやったのかと、ミレディという女性が悪い意味で気になるのだった。
(OwO)オンドゥルルラギッタンディスカー!
シアを追いかけるように映司達も壁の向こう側へと進むのだが、先に入っていたシアがキックでなにやら物を壊していた。
「えっと、シアちゃん何してるの?」
グリード達も入るとそこそこ狭い空間で映司はシアの行動に理解ができず問い掛ける。
そんな彼女の答えは………
「この迷宮の製作者、ドクズですぅ!!」
そう言うのと同時にニョキッと生えた石。
そこには『驚いた?』と煽るような言葉が。
カザリは頭をグリグリと壁に擦り付け、アンクは溜め息を吐く。
「映司……は大丈夫か。アレーティア、お前は覚悟しとけ」
「え…?」
戸惑うアレーティアに、アンクは引き攣った顔で言う。
「ミレディのクソガキっぷりは筋金入りだからな……煽りに耐えろよ……!」
自身もその経験があるからか、ソレを思い出したのか苛立ちとそれを抑えようとして引き攣った顔である。
そんな顔を見れば、自然とアレーティアとシアも腹を決めるしかなかった。
尚、映司は元通りになった石碑に「魔法すげー!」とどれくらい壊したら元に戻るのか試していたりする。
さて、覚悟を決めた彼らであるがそれでも耐えきれず壁や物に当たり散らかす事になった。
耐性のあったグリード達は一発、壁を殴るだけでなんとか落ち着けたがアレーティアは魔法で焼き尽くしたり、シアはハンマーで八つ当たりしたりと何周もしている間に大迷宮は荒れ放題になった。
まあその度に煽りながら元通りに修復されていき、領域展開でもしているのかというくらいに大迷宮を周るたびに地形が変わる。
そしてそのどれにも即死級の罠が仕掛けられており、命をかけた悪戯に覚悟していてたグリード達も冷や汗をかくほどの危険度であった。
大量の罠(と付随して煽り)にキリがないと感じている映司一行。
では我らの主人公、映司はどうかというと……
「バカかぁ……うんまあ、引っかかる時点で馬鹿だよね……」
ミレディの罵倒に普通にしょげていた。
体は丈夫でも心は繊細。
怒りが湧くでもなく、苦笑いするわけでもなくただしょげる姿はグリード達に不安をもたらすがそんな彼はウキャー!と暴れるシアを見てすぐに抑えにかかる。
「シアちゃん、落ち着いて!そんなに振り回してたらハンマーが折れちゃう!」
「ウキィ!!離してください映司さん!こうしてないとやってらんないですぅ!!」
「気持ちは分かるけど落ち着こう?ほら、バナナとプロテインあげるから」
「ウッキィ!…って私は猿じゃないですぅ!?」
「ブゲッ!?」
完全に
映司に猿扱いされる事にシアは驚き半分、怒り半分でツッコミをくらわす。
乙女を猿扱いは禁物であることを身を持って知った映司だが、吹き飛んだ先は壁の向こう。
突き破った先にはなにやら物騒な物を持った4〜5m程のゴーレム達……にしては金属質で、明らかに人工物であることが伺える。
「ロボット…?」
吹き飛ばされた映司を追いかけてくる仲間達。
ロボットを見ていた映司はロボットの瞳に光が宿るのを見た。
「ッ!!皆!」
とっさに叫ぶと、アンクが周囲を見て察する。
「チッ!アーマード・トルーパー……!ATか!」
開発当時は【動く棺桶】と揶揄されていたがその戦闘力は高く、侮れない性能を持っているため敵である人間族や魔人族には魔法くらいしか有効手段がない時点で割と時代の先を行き過ぎた一品であった。
それが牙を剥く、ということは地獄の弾幕が自分達に降り掛かるという事。
アンクは叫ぶ。
「一気に最奥まで走るッ!!」
「は、はいぃ!!」
起動した内の一機がシアの足元に銃弾をバラまき、シアは避けながらいち早く最奥に走っていく。
「逃げろぉぉぉ!!」
「メズール、おれの肩に乗って」
ウヴァも全速力で逃げ、ガメルはメズールを運びながら逃げる。
それに映司も急いで立ち上がり走るが、アレーティアとアンク、ホッパーが彼を横切って走っていく。
「ああ!?待ってよー!」
「待てるか貧乏クジ!」
「俺のせいじゃないだろぉ!?」
映司とアンクの口喧嘩に、ホッパーとアレーティアが肩をすくめるがカザリがあることに気付いて二人も全速力で走る事となる。
「ねぇ、目的地が閉まろうとしてるみたいだけど」
「あ…!?」
そんなまさか、ありえないだろと祈るように上を見れば壁がずり落ちてきている。
制限時間付きという訳である。
「ミィレディィィィ!!!」
堪忍袋の緒が切れてしまったアンクが絶叫するが、なんとか閉まるよりも先に最奥に着いても、待っていたのは更にアンクの頭を悩ませるものだった。
「やほー!ミレディちゃんだよ!☆」
人型のゴーレム……に見える包帯で全容が把握できないソレは、アンクの脳裏にとある兵器を思い出させていた。
【CAST IN THE NAME OF KING. YE NOT GUILTY.】
《我、王の名のもとにこれを鋳造する。汝ら罪なし》
自画自賛するような起動時の認証確認のコード。
しかし、この世界で本来その中にあるのは【KING】ではなく、【GOT】。
だが、反逆の力として生み出された兵器群達は王と高位の錬成師達によって作られた。
神によって作られたのではない、だからこそ王の名を入れた。
30mもの大きさのあるソレの名は―――――
「ザ・ビッグ…!」
【ザ・ビッグオー】を原初とする、対使徒や巨大な敵との戦闘を想定した鋼鉄の巨人。
そして彼らの広大な空間の前にいる巨人のコードネームは【ビッグデュオ】。
包帯によってその力を封じられているが、その力をよく知るアンク達は再びの死を覚悟する。
「フフフ……君達は私の神代魔法を授けるに相応しい………ってアレ?」
が、しかし声に変化が起きた。
「え?アンク?メズール?えっ?」
「……まさか生きてるのか?」
まさか……等と思うカザリであるがその懸念は当たっていた。
「復活したのかぁ!私の大迷宮、楽しかった?☆」
「「「ざけんなごらぁっ!!」」」
一瞬にしてコメディ空間に様変わりし、蚊帳の外の映司、アレーティア、シアは戸惑うしかなかった。
しばらく一次創作に力を入れたいなぁ……なんて思ってるのでスパロボも更新しないと………
まあなんだかんだ二次創作もやるからあんまり変わらんかも()
そして他作品要素の一つ目の答えは【ザ・ビッグオー】!
【装甲騎兵ボトムズ】はおまけ扱いな感じですが、ちゃんと活躍させたいなー、なんて思ってます。
感想、お待ちしております。
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