明日のパンツと少しの小銭で異世界を生きれるか 作:単眼駄猪介
ビッグオーはYouTubeで無料配信された時に見ましたが、好きになりましたね。
OPと戦闘曲が良いんじゃ……
今回は巨大ロボ戦闘なのでオーズの出番はないです。
重厚感あるロボ同士の近接戦闘って良いよね……オーズSSでやる必要があるのかと言われればないけど。
でもカッコいいんだ!心が踊るんだ!
とりあえず、巨大ロボが出る展開はあまり多くはないと思うので今回だけ許し定期()
シレッと過去の設定が明かされます。
「グリード達が復活した、ということは君が新しいオーズだね」
そう視線……らしきものを向けられて映司は狼狽える。
「えっと……ミレディ・ライセン…さんですよね?」
「うん☆そうだよ!」
なんかイメージと違うような気がする、とは思わない映司。
年齢的に肉体があったら老婆どころか白骨死体だろう。
ゴーレム、ロボットに魂を移すというのは非常に合理的だろう。
デカさは驚きだが。
「えーと、生きているんですか?」
「う~ん……死んでるようで生きていない?ってところかな☆」
「意味分かんねぇ。アンク、分かるか?」
「俺が分かるか!」
「じゃあ仲間だな!」
「お前ほど(頭は)悪くねぇ!」
「君達も変わらないねぇ〜……」
呆れるミレディだが、同時に懐かしむような声色であった。
だがしかし、オーズだからといって試練を受けなくて良い、なんて都合のいい話はない。
「さてと、お涙頂戴の再開は置いておいてさっさと試練、始めよっか☆」
そう告げると同時に、床が動き出し史実よりも遥かに広い部屋でビックデュオは動き始める。
「映司……その時計……」
ふと、アンクが映司の腕を見た。
ベルトを装着していた映司はアンクに呼び止められた事でメダルの装填をやめて、アンクを見る。
「ん?この時計?コーガミさんからもらった物だけど……」
「アイツが?…まあいい、映司!その時計を使え!」
「ええ!?」
アンクからのゴーサインに戸惑うが、既にその猶予はない。
コアメダルではなく時計、なんか違和感があるなぁ、なんて思う映司であるが言われるがままに時計の便利機能のライトを付ける。
「ちげぇわ!そっちじゃない!」
「ええ?あ、アレかぁ!」
「……まだ?☆」
「ちょっと待ってろ!」
「ええ……」
まさかの行動にミレディは困惑しつつ、サービスで攻撃は勘弁するミレディ。
ビックデュオの動きも停止し、アンクは映司に問い詰める。
「コーガミに使い方は教わったろ!?」
「うん、本当に便利な時計だよね」
「ボケるな!パスワードも教えられたろ!?」
「あっ、それかぁ!」
「コイツ……」
頭を抱えるアンクだが、アレーティアは割とここに来るまでのミレディの悪口が映司にダメージが入ってたんだな、と小さく苦笑いする。
一方でようやく気付いた映司は、コーガミから教えられた起動パスワードであり召喚コマンドである言葉を時計に向けて叫ぶ。
「ビッグオー!ショータイム!!」
その出現は映司を中心に、大きな魔法陣が展開されることから始まった。
床を破砕し、魔法陣から出てきた漆黒の巨人。
太い腕はどんな敵でも砕く頑丈な腕で、ヘルメットにも見える赤い頭頂部とヒューマンフェイスはどこか勇ましさと威圧感を与える。
コードネーム【ビッグオー】、古代王が愛機とした対大型戦を想定したロボット。
その動力源は時間とも未知なるエネルギーとも言われる、頭脳派のアンクやカザリでさえ分からないが、その巨体を動かす出力はまさにそうでなければ成し得ない。
「び、ビッグオー…?でもビッグオーは…」
ミレディはどうやらビッグオーの出現に困惑しているようだが、映司は首元のコクピットでメインシステムの起動とパイロットの再登録が始まる所を呆然と見ていた。
コンソールの丸いモニターに流れるように王の名の元に作られたことを示し、そして映司をスキャンしパイロットの確認。
YE NOT GUILTY.
汝に罪なし、これによりビッグオーは完全な起動を果たした。
シートの背後に隠れていた操縦桿が円状のレールを走って映司の手前に止まる。
「……Fooooooooo!!」
ロマンの余り、映司の心の奥にいたハジメとしての成分【オタク】が興奮し、思わず叫ぶ映司。
男の子のロマンである、仕方ない。
「えーと、感激している所を悪いけどそろそろ攻撃するよ?」
「待って!もう少し浸らせて!」
「あうあう……」
完全にミレディが映司に振り回されており、グリード達は思わず爆笑する。
腹を抱えて転げ回るアンクやウヴァ、カザリはザマァ!と愉悦、シアとアレーティアも笑いを抑えきれず声を漏らしていた。
「みんな笑ってる〜」
「キュ!」
と、暢気にガメルとホッパーは笑顔で、メズールは笑いを堪えているもののおかげで引き攣った顔になっており、やはり皆それぞれミレディには一つ二つは恨みがあったのだろう。
思わぬ形で翻弄されたミレディは(恐らく)赤面して攻撃する。
「ムッキィー!もう知らない!もう待たないもんね!」
そう言うと目からビームや胸部からミサイル、そして腕からは機銃が放たれる。
だがビッグオーの装甲の前には全く歯が立たず、弾かれる。
「うお!?」
とはいえ、衝撃は来るので映司は軽くシェイクされる。
なんとか耐えて映司は反撃するべく操縦桿を動かす。
「な、なんとかなってくれよー!」
そんな情けない台詞とは裏腹にビッグオーはビックデュオに向けて走り始める。
それを見てアレーティアは周囲から先程の小さいロボット達が近付いてきているのを感じ取り、アンクらも臨戦態勢を取る。
「ATか!魔法でも何発か耐えるからアレーティアは気をつけろよ!」
「ん」
「私のハンマーの出番ですね!」
セルメダルを一枚投入し、セルハンマーが微弱なエネルギーを纏う。
【インプットチャージ! アイン!】
人には人の、兵器には兵器の戦いが始まった。
〈◎⬠◎〉ゲッターチェーンジ!
雑魚敵のATと戦うアレーティア達。
そして映司はミレディの駆るビックデュオと近接戦闘を開始していた。
「まさか、ビッグオーが復活してたなんて」
さっきまでのチャラけた物言いから真面目な口調になっているミレディに、映司は苦笑いしつつ不慣れな操縦をなんとかそれっぽい動作でビッグオーを動かす。
「ビッグオーの事、何か知ってるんですか?」
「古代王の愛機、そして今は名前なき王国を歴史から抹消した張本人」
「え?俺、とんでもない遺物に乗ってる!?」
もし元の世界に同じ歴史あればその価値はとんでもなく高いことになる。
そんなものに乗ってて良いのかと思わずそう考える映司だが、ビックデュオのパンチが来たので目からビーム……ではなく【アークライン】で迎撃。
しかし、ビックデュオとてザ・ビッグの一つ。
ビームは弾かれてそのまま諸にビッグオーの顔面に叩き込まれる。
「ぐああっ!?」
「ま、お喋りはこれぐらいにして真面目にやらないと死んじゃうよ♪」
オーズに変身して戦うとは全く勝手が違う未知の戦闘に映司は苦戦していた。
「ぶ、武器……これ!?」
武装選択でミサイルを選び、発射するが射角が足りずビックデュオには当たらない。
「ほらほら☆魔法も使ってくよ〜!」
ミレディ得意の重力魔法で周囲の岩が浮かび上がり、ビッグオー目掛けて飛ぶ。
「わあー!?卑怯!?」
「卑怯もクソもなーい☆」
最早ガードしかできず、激しい衝撃に映司は吐き気を催す。
「あれれ〜?負けちゃうの?ここまで来て負けちゃうの〜?☆」
ボロボロのビッグオーに、ミレディは煽る。
だが映司は何も答えない。
「………」
心が折れたのか、そうミレディは考える。
これまでの煽りはエヒトからの精神的な攻撃に耐えきれるかという、やり過ぎなまでのメンタル攻撃である。
しかし、ここで短気になる、もしくは心が折れるようならエヒト討伐は最初から無理な話である。
無論、そう簡単に折れるようではオーズドライバーを持つ者がここまで来れる筈がない、とも思っているが………
「……ま、所詮この程d」
「ビッグオー!アクションッ!!」
突然、ビッグオーが右腕を前に突き出し、左腕を後ろに引く構えを取り頭部からビームを放つ。
「ヒョエェ!?」
浮かせせた岩を盾に防ぐが、次の瞬間には武装【ミサイル・パーティ】で目眩ましをする。
「な、なに!?急に動きが…!」
そんな彼女の戸惑いに映司は答える。
「マニュアル本ありました!」
「マニュアルあったっけ!?」
これもエ◯ンの賜m……ではなく、コーガミらの努力である。
強力な武装や蓄積されていくノウハウを資料として残し、後世に繋ぐ努力を惜しまなかったコーガミ一族の努力の結晶がマニュアルである。
某天パがマニュアルを読みながら戦ったように、映司もまたマニュアル通りだが先程よりはマトモに動かせれるようになっていた。
「だからといってまだ私に手がない訳じゃないからね!」
「わっ!?飛んだ!?」
今度はビックデュオの両腕のマニピュレーター、つまりは手がプロペラの形を作り、回転しだす。
その巨体を飛行可能にする超技術に映司は驚愕に身体を止めるが、アンクが腕だけをビッグオーに飛ばしてきて戦況を伝えてくる。
「映司!こっちはATの攻撃にそろそろ耐えきれねぇ!とっととトドメを刺せ!」
「む、無茶なことを言わないでよ!相手、空飛んでるんだよ!?」
「コイツにはアンカーがある!ソレで引きずり下ろせ!」
「こ、これか!」
腰部から放たれるアンカーが、ビックデュオ目掛けて飛ぶ。
しかし、容易くミサイルガトリングで迎撃されて落とされてしまう。
「これじゃ駄目だ!相手は飛んでるんだ……なら!」
「お、おい映司!?何をする!?」
何を思ったのか、映司はビッグオーの左腕を後ろに向ける。
そして肘に付いたパイルが引き上げられ――――
「こう!」
パイルが一気に押し込まれ、掌から衝撃波が発生。
無論、それは地面に向けられているので衝撃波は地面にぶつかり床を大きく破壊する。
だが、爆風を利用してビッグオーは宙に浮かび上がった。
「うおおおぉぉぉ!?」
ビッグオーの装甲に張り付いているアンクは怪人らしからぬ情けない悲鳴をあげつつ、映司はもう一度アンカーを射出する。
「そ、そんなのアリ!?」
まさかの機転にミレディが慌てて対応しようとするが、既に時遅し。
急速に近付いてくるビッグオーのアンカーに捕まり、そして右腕の準備されていたサドンインパクトがビックデュオの胴体を捉える。
「バイバイ!!」
「それアタシの台詞ぅ!」
こうしてミレディのビックデュオは撃破されたのだった。
ビックデュオの撃破と同時に、ATも機能を停止し、アレーティア達はなんとか一息入れる事ができた。
シアは血眼で動きを止めたATを潰しているが、誰も止める者はいない。
完全に危ない雰囲気を醸し出しているので、ウヴァでさえ引いていた。
「ウヴァ、君の責任だよ」
「………」
カザリの言葉に沈黙で答えるウヴァ。
どのみちシアの能天気で元気溌剌な性格からして、ミレディの煽りでああなのだから余っ程のことがない限りはならないだろう……と、グリード達は現実逃避していた。
一方でホッパーは蹴り疲れた脚を魔法が効きにくいためあまり消耗の少ないアレーティアに揉まれることで気持ち良さそうな声を漏らしていた。
「キュ、キュゥ〜」
目を細めて気持ち良さそうにしているホッパーに、アレーティアはミレディにボロボロにされたメンタルを癒やされるのだった。
尚、足裏は硬いため、太腿辺りを揉むとモフモフできて更に癒やされるアレーティアであった。
ちなみにビッグオー採用理由ですが、名前から分かる通り「王」繋がりですね。
ビッグ「オー」と「オー」ズ、ビビッと来ました。
一応ビッグオーが分からない人向けに原作設定とSS設定置いておきます。
最後辺りとか忘れて語られそうにないので先に乗せておきます。
【ビッグオー】
舞台は四十年前以前の記憶が失われた世界。
主役機で、搭乗者はロジャー・スミス。ザ・ビッグの一つであり、民衆からは「メガデウス」と呼ばれる巨大ロボの兵器群の一つ。
その巨大な腕で敵を殴り倒し、サドンインパクトと呼ばれる肘にあるパイルを押し出すことで強力な衝撃波を発生させる必殺の一撃を繰り出す。その威力はビッグオーと同系統のザ・ビッグの堅牢な装甲を容易く破壊する。
その他にも様々な兵装があるが今回は省略。
SS設定では原作設定とはほとんど変わらず、製造経緯等の機体の背景を主に大きく変更している。
古代王がエヒトの策略により、超大型の魔物をけしかけたりする可能性を考慮してATと比べると極少数だが破格の性能で生産されたという経緯を持つ。
対エヒト戦も想定していたが、結局敗北してしまい、本機もその際に大破している……が、コーガミ一族が時間をかけて解析・修復して復活を遂げた。
原作と違い、動力に【時間が進む際に生まれるエネルギー】を利用している為、古代王が様々な思惑で自爆させた際に人間族、魔人族の歴史から滅びし王国の記憶が失われた原因でもある。
尚、本来はビッグオーに意思があり、正式なパイロット(ドミュナス)でなければ殺されるのだが今作では非常時を想定して性能を大幅に落として運用可能という甘い設定になっている。
次回の前書きにボトムズの自慰設定乗せとかないと……
興味本位……とは言い難いけどアンケート第二弾!帰還後に一波乱起きるならどれが良いでしょうか?お好きなものをどうぞ!確実性はないのは許して()
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