side白銀空
サイバーゼットンとサイバーバルタンが持ち帰って来た情報に白銀空は1時間の硬直時間を要した。
「いや何だよ盗ってきたって、単純に文字の打ち間違いかおい、そんな風に育てた覚えはないぞ!いや確かにツヴァイウィングの情報は助かったけどさ。いやだからって何だよ盗ってきたって。え、何々、
[無理矢理ではない。元々、主人の為に我々が応募したものが全て外れそうだったのでな、データの改ざんをして手に入れてたというワケダ。]
「いや何だよワケダって、プレラーティかよ。って違うわ。反応しづらくてついネタに走ったけど余計質が悪いな。おい、それバレたら怒られるの僕なんだぞ!···まあ、助かったよ、色々、ありがとう(急なデレ)。って文字でニヤニヤするな!ったく、こうなったら僕も出来ることは全部やってる。何気にスルーしたけどライブまで後2週間だし。ていうか我々って言ってたけど今いるサイバー怪獣って何気に10は超えてたよな~。それが全部外れるってどれだけ人気なんだよ、ツヴァイウィング。まあいいか、今は本格的な戦闘に向けて廃棄予定だった計画が使えそうだな。はあ〜、後1ヶ月はあれば急ごしらえでもスーツは出来てたんだけどな~。2週間は流石に無理。だから使う。痛覚の共有という弱点は否めないけど仕方ないね。」
空はそう言いながらパソコン2世をカタカタ打ち画面に表示させた。
[project lightning]
project lightning(プロジェクト ライトニング)とは、空がサイバーアーマー作る際に体に掛かる重量や体の動かせる範囲を実体験するためにつくったプロトタイプにあたる計画である。データの中にいるサイバー怪獣の視覚と感覚を共有し本人の思考に同調するように作られた。
ただ作ったはいいが余りにも使う場面が少なく、そのまま実体化させるわけにも行かなくホントに実体験の情報しか得られず自然と廃棄予定となっていた。それが今となって日の目を見ることになる。
「よし、そうとなれば体力を戻さなきゃな。またあそこのジムのトレーニングを受けるか。あれ地獄何だよな〜。まあそのおかげでサイバーアーマーの重量に耐えられる体作りが出来たんだし、感謝しかないよ。なんで体鍛えてるのか全然聞いてこないからむしろ怖くもあるけど。」
それから空は1週間と6日間の間、地獄のトレーニングを受けて体力を戻していった。最後の1日は猫カフェに行き猫に泣き付く場面が見られたという。幸いそこは行きつけの店でスタッフには注意されずに済んだ。
ツヴァイウィングライブ当日
この日は昨日猫に泣き付いた事もあってかなりの絶好調であった。そしてライブ会場に着いた空は違法スレスレで勝ち取ったライブチケットを何食わぬ顔で受付に渡し何も問題が起こらず通れたことに内心驚きつつ真顔でライブ会場に入っていった。
そしてついに運命の分岐点の時
「頼むぞ、ゴモラ!」
[ライトニング、リアライズ!]
side二課
運命の分岐点より2時間前、ここはツヴァイウィングライブ会場の控え場所であった。
「おーい翼、緊張してんのか?」
「べ、別に緊張なんて、」
「声とその姿勢でバレバレだぞ。ていうか歌うのは結構やって来たはずだろ、なんでそんなに緊張してんだ?」
「だって全然慣れなく、それに今日は今までよりも大事な日だから パチン っ!」
「かぁー、かったいねー翼は。そんなに真面目だとすぐに折れちまいそうだ。」
「うぅ~、奏はいつも意地悪だ。」
「大丈夫さ、それを支えるのがあたしの役割だ。」
「!うん、奏がいれば安心かな。」
「その意気だよ。」
「コンディションは大丈夫そうだな。」
「旦那!」「叔父様!」
「さっき翼が言ったように今日は大事な日であることにことに間違いはない。」
「何だよ旦那、盗み聞きか〜。」(・∀・)ニヤニヤ
「うぅ〜恥ずかしい。」
「ははは、すまんすまん、様子を見に来たのと、一言言っていこうと思ってな。」
「「?」」
「思いっきり歌ってこい!」
「はい!」「ああ!」
「それじゃあ俺は持ち場に戻っておく。」
「はい、また、後で」「じゃあな〜旦那ー。それじゃあたし達も行くか!」
「うん!」
そして運命の分岐点(面倒くさいとかじゃないんだからね!!)そこには天羽奏のガングニールの破片に貫かれて立花響とボロボロの天羽奏がいた。
「おい、目を開けてくれ!生きるのを諦めるな!」
「ぅ、ぅうん。」
「はぁ、良かった。···!」
そして覚悟を決めた奏が槍を掲げた時、
どこからか[ライトニング リアライズ]という音が聴こえ空から何かが振ってきた。
それは着地した途端砂煙を上げ奏と翼、そしてノイズまでもがその姿に驚いているようだった。
「あれは!あのときの!?」「でも、形が違うわ!」
「キシャーーッ!」
その機械の名はサイバーゴモラ、その実質的な自陣、
その存在は無限の可能性を秘めている。
side白銀空
「危ねー!ちょっと準備に手間取って危うく人生初の生絶唱を聞くところだったー!準備って大事だな~。」
そして主人公は会場設備のトイレの中で危うく可能性を落としかけていた。
「だがまあ、間に合ったので結果オーライだ!行くぜ!ゴモラ!!」
side二課
戻って場面はサイバーゴモラが咆哮した後奏と響を守るように立ちノイズに相対している場面であった。
「奏ー!」「翼!」「大丈夫?奏。」「何とかな。」
「バカ!いくらなんでも無茶し過ぎよ!絶唱なんて歌おうとしてたなんて、、」
「ごめんな、翼、この子を守るために少し焦ってた。」
「!酷い怪我、早く治療しないと!」
「でもこの状況じゃあそれは無理がありそう「キシャーッ!」っておい!」
サイバーゴモラは突然ノイズに向かって駆け出しその大きな爪で小型のノイズ達のほとんどを葬った。
「なんて力だ、、」「ええ、本当にすごいわ。」
残った大型のノイズ3体と少数の小型ノイズを前にサイバーゴモラは力を溜める。
「キシャーーッ!」
「なんかヤバそうだぞあれ?!」「すぐにこの子を連れて避難しましょ!」「賛成だ!」
そしてゴモラはサイバー超振動波を大型ノイズ1体に当ててその余波でその他のノイズ全てを葬ったのであった。
衝撃を翼が咄嗟判断で天ノ逆鱗を出し衝撃を防いでいた事もあり3人は衝撃による怪我を負わすに済むのであった。衝撃が収まり奏と翼は周りを見渡していたが辺りは更地と化しておりサイバーゴモラもいなくなっていた。
「今回、敵で無くて本当は良かったと思ってるわ。」
「あたしもだ、とにかくあの子を運ぼう。」
「ええ。」
side白銀空
原作主人公が運び出される様子を空は遠くから見守っていた。
「ちょーっと威力出しすぎて心配だったけど無事(?)で良かった~。まあ、そろそろ二課も来そうだし僕も退散しますかね。ゼットン、お願い。」
「ゼッットーンピコピコピコ」キュィーン
こうしてサイバー技術によりこの世界の運命は更に狂い出す。その運命の中でシンフォギアとサイバー技術がどのように混じって行きどのような結果を産んでいくか、しかし、その生み出された結果は、神様も知らない可能性の光であるといえるだろう。
今回の話でデメリットありの主人公が勝手なことを出来る装置を出してみました。
使う機会が少なくなることは確実なので、エクスデバイザーに新規音声を入れる形で分けてみました。
主人公が設定したオートスコアラー風のサイバー怪獣は普通のリアライズだと指示を出さずとも勝手に行動しますが、ライトニングだと主人公の意思を最優先している形です。
それとサイバー怪獣の意思はウルトラマンコスモスで出たカオスヘッダーのように1つの意思で行動している設定です。