雨晴海岸殺人慕情‐高岡・氷見線の女‐   作:新庄雄太郎

1 / 8
南は、高岡から特急「かがやき」に乗って東京へ帰郷していた時の事だった。


第1章 特急に乗っていた女

ファーン!

 

と、警笛を鳴らし、特急「かがやき7号」は高岡駅を発車した。

 

金沢と長岡を結ぶ、特急「かがやき7号」は金沢を12時43分に発車し、高岡、富山、直江津、終着長岡へは15時12分に到着する。長岡からは上越新幹線に乗って東京へ向かうのだ。

 

特急「かがやき」の車内にて

 

「うわー、日本海だ。」

 

「それにここは。」

 

「親不知だよ。」

 

「いよいよ、北陸とお別れか。」

 

と、南は言った。

 

特急「かがやき7号」は親不知を過ぎると糸魚川駅を通過した。

 

15時12分、特急「かがやき7号」は定刻通り長岡に到着した。

 

「やっと、長岡か。」

 

そして、南は長岡から上越新幹線に乗り込み東京へ帰郷した。

 

15時09分、南が乗った上越新幹線「あさひ324号」に乗って東京へ向かった。

 

「ん、あの女も乗っていたのか。」

 

と、南は言った。

 

そして、翌日。

 

「班長、お土産です。」

 

「あ、どうも。」

 

「私は、高岡へ行って大仏と高岡雅美をやって来たんですよ。みやびっていう字はこう書くんです。」

 

と、南はメモ用紙に「雅美」と書いた。

 

「へぇー、これが雅美って言うのか。」

 

「そうだよ。」

 

「しかし、高岡へ行く時は列車で行くのか。」

 

「そうだよ、ちなみに名古屋から富山へ行く時は「しらさぎ」に乗って、京都からは「スーパー雷鳥」でね。」

 

「その方法も、あるな。」

 

「ほう、高岡か。」

 

「はい。」

 

そこへ、高山と小海と松本と梶山がやって来た。

 

「へぇー、主任は列車に乗って高岡へ行ったんですか。」

 

「はい、新幹線と特急に乗り継いでいったんですから。」

 

そして、三輪は言った。

 

「どうやって行ったんですか。」

 

「ああ、行きは夜行に乗って、帰りは特急と新幹線に乗り継いで行ったんですから。」

 

「へぇー。」

 

「富山へ行くは、上越新幹線「あさひ」と特急「かがやき」で行くと3時間21分。」

 

「さすがだね、三輪は。」

 

「ええ。」

 

「ところで、鶴岡は言ったことあるのか。」

 

と、高山は言う。

 

「うん、一度は言ったことあるよ。」

 

「それ、本当か。」

 

「ああ。高岡から氷見線に乗って伏木へ行ったことあるんだよ。」

 

「ほう、伏木か。」

 

「うん、駅で降りてそこから国守館跡へ行って、そこから勝興寺へ行ってきたんですよ。」

 

「へぇー、勝興寺か。」

 

「うん。」

 

「ところで、高山は雨晴海岸へ行ったことあるのか。」

 

と、南は言った。

 

「主任は、行ったことあるんですか。」

 

「ああ、高岡を観光して次の日に氷見線に乗って伏木へ行ってきたよ、そこから雨晴海岸へ行ったんだよ、男岩と女岩が美しかったよ、そこから見える立山もよく見えましたよ。」

 

「高岡は、万葉の故郷でもあるんだよ。」

 

「へぇー、いいな私も行ってみたいわ。」

 

「小海さんも行ってみたいんですか。」

 

「ええ、もちろん。」

 

「やはり、高岡へ行くには列車で行かないとね。」

 

と、南は言った。

 

 

 




そして、事件が起きた。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。