転生したら禪院直哉だったので日ノ元軍司を目指したい。   作:遊び人の旅行記

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直毘人の声優、良き(言峰綺礼のファン)


禪院家での一幕

 

 

【直毘人 視点】

 

最近、どうも呪術総監部の動きがキナ臭い。

 

もとより一枚岩の組織ではなかったが保身・世襲・高慢の3パターンには区別できた。

 

だがここ最近は更に“ただの馬鹿”とでも云うべき人間が発言力を持ちつつ有るように感じる。

 

確かに近年では凶悪な呪霊や厄介な呪詛師による被害が例年よりも増えた。

 

それこそ、五条悟が産まれた事により世界の均衡が崩れた帳尻を合わせるかのように。

 

“それにしても”だ明らかに【窓】からの報告の精度が下がっている。

 

二級案件の呪霊が実は一級案件だったなんて例が何件も上がれば流石に外様の俺といえど不信に思う。

 

現に高専からの依頼で既に躯倶留隊の何人かは“それ”の被害に会っている。

 

まるで、意図的に“呪術師の層を削っている”かの様な違和感があった。

 

そんな事をらしくもなく考えている時だった、あのバカ息子が珍しく修練の事以外の話を向けてきたのは。

 

「親父殿、俺は呪術高専に入学しようと思っている。」

 

“当主”と呼ばんかバカ息子め。

 

正直、渋った。今の高専に入れたらどんな案件を受けさせられるかわかったものではない。

 

だがあの“バカ”はいうだけ言ってそのまま入学手続きを済ませてしまいやがった。

 

「まぁ、結果だけを見れば悪くない提案であったかもしれんな。」

 

禪院家(うちの)のバカ息子は入学早々に自分以外の京都高専の術師を講師の一部を含めて殆ど補助監督に移してしまいやがった。

 

これにより下がりきっていた【窓】の情報精度が全体的に上昇、それに伴い禪院家の術師連中、主に躯倶留隊の被害頻度も下がった。

 

「身内とはいえ、下奴の術師に気を向けるなとあれ程言っただろうが、、、」

 

だから彼奴は当主には向かんのだ。

 

だがこれで確信した、高専の上層部には呪術師を意図的に排除しようと動いている者が居る。

 

直哉が受ける任務だけ、呪霊のレベルや呪詛師の人数が間違っている案件ばかりが回されている。

 

直哉の任務を担当していた補助監督が禪院家に直接報告してきた。

 

そういった情報は直ぐに俺に連絡せんか、あのバカ息子が。

 

あのバカのせいで趣味のアニメ鑑賞にも集中できん、最近は酒の量も減って女どもに心配される無様を晒した程だ。

 

「彼奴の強さなら万が一にも不覚は取らないだろうが、此方も舐められていては困る。」

 

“腐っても”御三家だ、ある程度は上層部にも顔が聞くからなぁ、場合によっては他の御三家、そうだな加茂家とでも連携を取り総監部に圧力を掛けるか?

 

加茂家なら保守派とも連絡を取りやすいだろう。

 

「それに、、、既に幾つかの布石を打っているしな、、、。」

 

最近に会った甥の甚爾、その息子を当主に据える事で直哉に禪院家での発言力が無いと上層部に思わせる、これにより直哉への敵意を少しでも逸らす。

 

実際の決定権と財産管理は直哉に付与する。

 

伏黒恵は直哉の良い傀儡と成るだろう。

 

、、、、、さっきからドタドタドタドタと煩いな、アニメが聞こえんだろうが!

 

「と、当主様!た、た大変です!」

 

躯倶留隊の下奴がなにやら騒いでいる、扇が便所で死にでもしたか?

 

「な、直哉様が高専に監禁されてしまいました!」

 

あのバカ息子は一体どれだけ親に迷惑を掛けるのだ、、、。(泣)

 

 

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