今回は予定通りイヴとまなのファイト回になります。
それでは、どうぞ。
「マナさん。ワタシは貴女に勝ってAve Mujicaとの再戦を掴み取ります!」
「うーん、それはういちゃんが提案した事なんだけどねー。……私、Ave Mujicaとはほぼノータッチなんだけど、貴女に負けなく無いという気持ちはありますよ」
ファイトスペースで対面になるように向かい合ったイヴとまなは火花を散らしていた。そしてコイントスで先攻後攻を決める際、イヴが先攻となった。
「「スタンドアップ!ヴァンガード‼︎」」
「《熱気の刃 アルダート》!」
「《ルーセントスイート ミリス》!」
「まずはワタシからです!スタンド&ドロー!手札1枚破棄して《ブレイズザンバー・ドラゴン》にライド!《エネルギージェネレーター》をセットしてターンエンドです!」
「スタンド&ドロー、手札1枚破棄して《クーレストグランス ヴィレア》にライド。《エネルギージェネレーター》をセットして3枚エネルギーチャージ。後攻なので1枚ドロー。バトル、ヴィレアでヴァンガードにアタック」
「ノーガードです」
「ドライブチェック《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット、ドロートリガー。パワーをヴァンガードに。1枚ドロー」
「ダメージチェック《ドラグリッター シュウラ》。ノートリガー」(ダメージ0→1)
「ターンエンドです」
「スタンド&ドロー、3枚エネルギーチャージ。手札1枚破棄して《ボルダーアクス・ドラゴン》にライド!ブレイズザンバーのスキル、ボルダーアクスにライドされた時自身を右前列のリアガードサークルにスペリオルコールしてソウルチャージ1します!…こんな時に限って……!」
「ソウルにオーバートリガーが入ってしまうなんてツイてないですね」
「オーバートリガー1枚で勝負が決まるとは限りませんっ!バトルです、まずはボルダーアクスでヴァンガードにアタックします!」
「ノーガード」
「ドライブチェック《フレアヴェイル・ドラゴン》。ゲット、ドロートリガー!パワーをブレイズザンバーに!」
「ダメージチェック《スージングボイス ユネット》。ノートリガー」(ダメージ0→1)
「ブレイズザンバーでヴァンガードにアタックします!」
「エドウィージュでガード」
「ターンエンドです」
「スタンド&ドロー、3枚エネルギーチャージ。手札1枚破棄して《マチュアルアーズ ルティカ》にライド!ヴィレアのスキル、ルティカにライドされた時1枚ドローして手札かリアガード1体をソウルに…手札1枚をソウルに置きます。更に《小悪魔的メソッド ヴァレフル》、《透き通るキラメキ アウラ》をコール。ヴァレフルの登場時スキルでソウルチャージ1、更にカウンターブラスト1して1枚ドロー。バトル、まずはルティカでヴァンガードにアタック」
「ノーガード」
「ドライブチェック《涼凪の歌姫 クリスティーヌ》。ノートリガー」
「ダメージチェック《四聖織り成す清浄の盾》、ノートリガー」(ダメージ1→2)
「アウラのブースト、ヴァレフルでヴァンガードにアタック」
「ノーガード。ダメージチェック《爽風竜 ディノブリーズ》。ゲット、ヒールトリガー!パワーをヴァンガード、ダメージ1回復します!」(ダメージ2→3→2)
「アウラのスキル、自身を退却させて山札から《これこそが至高の甘味!》を公開して手札に加えてターンエンドです」
「マナさん!ウイカさんがやっている事は、明らかにお互いにとって良くない事です!今一度、考え直しては「考え直す?何をですか?」……え?」
まなのターンが終わって、自分のターンに入る前にイヴはまなの説得を試みるも、当の本人は訳が分からないといった表情になっていたため途中で呆気をとられた。
「私は、ういちゃんの考え……賛同できますよ。確かにちょっとだけ強引だし、貴女方を潰せと言われた事は、少し疑問にも思います」
「じゃあ、それをわかっていながら何故!」
「そうしないと、ういちゃんが困るから……と言ったら、納得して頂けますか?」
違和感を感じる事はあれど、物事の本質を理解できているようで自分にとっては特に問題は無かったようだ。そして到達した答えというのは…友達であり相方の幸せを思って優先するという事だ。
当然、まなのその答えにはイヴは納得するはずもなかった。
「そんなの納得できませんっ!貴女のその答えは曲がりに曲がっていて屁理屈に近いです!その考え……ワタシが成敗しますっ!」
「いいでしょう。でもどうやって成敗する気ですか?」
「もちろん、このファイトで貴女に勝つ事です!」
怒りの頂点に達したイヴは、怒りに身を任せているも、その気迫は凄まじく感じた。その後はターンの最初に行われる処理を終えてヴァンガードのライドから始まった。
「白き一閃、黒き残響!天下無敵の二刀流、いざ抜刀!ライド《無双の運命者 ヴァルガ・ドラグレス》!」
「これが貴女のキーユニットですか」
「続けますよ!まずは《鳴動竜 ブライオルヴェス》のスキルで1枚ドロー。次にボルダーアクスのスキルで自身を前列にスペリオルコールします!ブレイズザンバーを後列に移動して《ツインパルシヴ・ドラゴン》をコール。ツインパルシヴのスキル、エネルギーブラスト3してデッキの上から5枚見て《猛炎の武僧 タイジョウ》をヴァルガの後ろにスペリオルコールします!これでバトルに入ります、まずはボルダーアクスでヴァンガードにアタック!ボルダーアクスは自身が退却するかわりにアタック時パワー+5000されます!」
「ベレトアでガード、自身のスキルでシールド+5000」
「アタック終了時ボルダーアクスは退却、1枚ドロー。ブレイズザンバーのブースト、ツインパルシヴでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック《ダズルバブルパラダイス プレセア》、ノートリガー」(ダメージ1→2)
「続いてヴァルガ・ドラグレスでヴァンガードにアタック!ヴァルガ・ドラグレスのスキル、カウンターブラスト1してお互いのリアガードを全て退却して自身のパワー+10000します……切り捨て御免っ!」
「ノーガード」
「ツインドライブ、ファーストチェック《ドラグリッター シュウラ》。セカンドチェック《バーニングフレイル・ドラゴン》……ゲット、クリティカルトリガー!効果全てをヴァンガードに!」
「ダメージチェック。1点目《透き通るキラメキ アウラ》。2点目《ピースフルガーデン アニカ》。……ゲット、ヒールトリガー!パワーをヴァンガードに、ダメージ1回復」(ダメージ2→4→3)
「まだ終わりません……ヴァルガ・ドラグレスはドライブ-2してスタンド、今度はタイジョウのブーストを受けてアタックします」
「クリスティーヌで完全ガード!」
「ターンエンドです」
「お見事です、イヴさん。でもただそれだけです」
「貴女たちこそ颯樹さんをワタシ達から奪い取ったうえにそんな言い分とは無礼にもほどがあります!」
まなのイヴの揚げ足を取る言い方に腹を立ったのか、彼女は怒り心頭になっていた。
「イヴさん、それなら貴女は颯樹さんの全てを知って感じ取れる事はできますか?」
「もちろんです!ワタシたちとサツキさんは一心同体だから!」
「一心同体…それなら私は…いや、私とういちゃんはもう既に貴女のいる領域とは先の所にいますね」
「……どう言う事ですかっ⁉︎」
「それは自分の胸に手を当てて考えて下さい」
頭に疑問符を浮かべながらも怒りでまなの言っている事が出来なかったイヴだが、そんな事を尻目にまなはスタンドとドロー、ライドコストの破棄まで処理を終わらせていた。
「目指すは究極の唯一無二!《至高の宿命者 リシアフェール》にライド!」
「『宿命者』、見た事ないユニットです……」
「それならこの娘の素晴らしさを見せてあげます!ルティカのスキル!リシアフェールにライドされた時、エネルギーブラスト3してソウルチャージ1します!更に《ふらこことゆれ バラティアル》をヴァンガードの後ろに、《甘い誘惑 アンフィ》と《スージングボイス ユネット》と《あの輝きをもう一度 エルベリーナ》と《透き通るキラメキ アウラ》をコール!アンフィのスキル、カウンターブラスト1して1枚ドローしてリシアフェールにパワー+5000。バトルに入ります、まずはエルベリーナでヴァンガードにアタック。エルベリーナは自身のスキルでパワー+5000ですよ」
「《インペイルホーン・ドラゴン》でガード!」
「ユネットのブーストしたアンフィでヴァンガードにアタック」
「ノーガード。ダメージチェック《ボルダーアクス・ドラゴン》、ノートリガー」(ダメージ2→3)
「リシアフェールでヴァンガードにアタック。リシアフェールのスキル、エネルギーブラスト3してアンフィとバラティアラをソウルイン。ドライブ+1して自身のパワー+5000。バラティアルのスキルでカウンターチャージ1」
「バーニングフレイルと《猛炎の武僧 ロクセイ》でガードです!」
「……2回トリガーが来たら通りますけど、いいでしょう。トリプルドライブ。ファーストチェック《神恩天唱 グリザエル》。ゲット、オーバートリガー!」
「いきなり……!」
「1枚ドローパワーをヴァンガードに。追加効果で私は『あなたのターン中、あなたのリアガードすべてのパワー+10000』を得ますよ。セカンドチェック《自分仕様 エルシュカ》。ゲット、クリティカルトリガー!パワーをエルベリーナ、クリティカルをヴァンガードに。サードチェックチェック《涼凪の歌姫 クリスティーヌ》。ノートリガー」
「ダメージチェック。1点目《ドラグリッター ファルハート》、2点目《鳴動竜 ブライオルヴェス》、共にノートリガーです」(ダメージ3→5)
「まだ私の…sumimiのライブは終わらない……『宿命者』にもあるんですよ、このスキルが」
「『このスキル』……まさかっ!」
「えぇ、お見せします。至高、到達!リシアフェールの【ディヴァインスキル】発動!ソウルが6枚以上のためカウンターブラスト1してドライブ-2してスタンド!更にこのファイト中自身のパワーを+5000とクリティカル+1した状態になります!」
「まさか永続スキルがあるとは……!」
「続けていきますよ。リシアフェールでヴァンガードにアタック!エルベリーナのスキル、前列にリアガードがいないならカウンターブラスト1して自身をスタンド、パワー+10000します!」(パワー100028000、☆3)
「手札1枚破棄して《ツインバックラー・ドラゴン》で完全ガード!」
「ドライブチェック《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット、ドロートリガー!パワーをエルベリーナに、1枚ドロー。続いてアウラのブーストしたエルベリーナでヴァンガードにアタック!」(パワー61000)
「スネゴスリ2体、バーニングフレイル、シュウラでガード!」
「ターンエンド」
「いっけーイヴちゃん!ここでフィニッシュをぶちかましちゃえー!」
またイヴにターンが回ってくると、日菜は煽り立てるように彼女の応援をした。
「ヤバいわね……」
しかしそんな日菜とは真逆に、千聖は眉間に皺を寄せながら神妙な様子でイヴを見ていた。
「えっ、どういう事なの?」
「イヴさんの手札は今の時点で1枚。それに対して純田さんの手札はドロー効果もあるから手札がそれなりに潤ってる……もしこのターンで守りきられたらイヴさんに勝ち目は無いに等しいっス」
麻弥から聞かされたイヴの今の現状を理解した日菜と彩は、先程とは打って変わって意気消沈した。
「ここが正念場よ。攻め切れる事が出来ないとイヴちゃんには圧倒的に不利よ」
「イヴちゃん……」
千聖にそう言われるとイヴの方を見た。今の彩はイヴをただ見ている事……それくらいしか出来ないからだ。
「スタンド&ドロー、エネルギーチャージ3。ペルソナライド《無双の運命者 ヴァルガ・ドラグレス》!ペルソナライドスキルにより1枚ドローして前列にパワー+10000!ツインパルシブをコール!エネルギーブラスト3してデッキの上から5枚見てグレード2以下を1体選択…《猛炎の武僧 ロクセイ》をスペリオルコール!このターン、貴女はインターセプトを使えません!更にボルダーアクスをコール!」
「盤面を戻した!」
「やっちゃえ、イヴちゃん!」
ペルソナライドによるドロー効果による賭けに勝ったようで、イヴの盤面は徐々に埋まり、最後の手札を使って盤面の回復に専念できた。しかしこの分だとこのターンを凌がれたらイヴの勝機は無いに等しいが、彼女は此処で勝ちに動くための選択をするのであった。
「まずはロクセイのブーストしたボルダーアクスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック《自分仕様 エルシュカ》。ゲット、クリティカルトリガー!効果全てをヴァンガードに!」(ダメージ3→4)
「ブレイズザンバーのブーストしたツインパルシブでヴァンガードにアタック!」
「エルシュカでガード」
「タイジョウのブーストしたヴァルガ・ドラグレスでヴァンガードにアタック!ヴァルガ・ドラグレスのスキル、カウンターブラスト1してお互いの前列のリアガードを全て退却させます!更に自身のパワー+10000!更に退却されたツインパルシブのスキルでヴァンガードのパワー+5000!」(パワー51000)
「エルベリーナは退却…ノーガード」
「ツインドライブ。ファーストチェック《ドラグリッター シュウラ》、ノートリガー。セカンドチェック《バーニングフレイル・ドラゴン》。ゲット、クリティカルトリガー!効果全てをヴァンガードに!」
「やった!クリティカルトリガーだよ!」
「これで勝ったね!」
イヴがクリティカルトリガーを引いた事により彩と日菜を喜びを隠さなかった。ダメージゾーンのカードが6枚になればまなが負ける…しかもまなのダメージは4、此処で通ればイヴが勝ちなのだ。
「ダメージチェック《ダズルバブルパラダイス プレセア》、《ピースフルガーデン アニカ》。ゲット、ヒールトリガー!パワーをヴァンガード、ダメージ1回復」(ダメージ4→6→5)
しかし無情にも、ダメージ2点目でヒールトリガーを引き当ててしまったのだ。これにより先程のダメージチェックで出たクリティカルトリガーと自身のスキルで増えたパワー含めて合計で38000…これでリシアフェールとヴァルガ・ドラグレスのパワーは互角になってしまった。
「ヴァルガ・ドラグレスはドライブ-2してスタンド、そのままアタック!」
「ベレトアでガード」
「防がれてしまいましたが……まだ終わりではありませんっ!無双開眼!ヴァルガ・ドラグレスの【ディヴァインスキル】発動!カウンターブラスト1して自身をスタンドしてドライブ+2!ヴァルガ・ドラグレスでヴァンガードにアタック!」
「イヴさん。先程のドライブチェックを忘れたのですか?……クリスティーヌで完全ガード」
しかしイヴの渾身のラストアタックも、完全ガードによって防がれてしまった。
「……ツインドライブ。ファーストチェック《ドラグリッター ファルハート》、ノートリガー。セカンドチェック《妖獣 スネゴスリ》。ゲット、クリティカルトリガー…効果全てをヴァンガードに、といきたいけどアタックは通りません。ターン、エンドです……」
せっかくヴァルガ・ドラグレスの3回アタックをお披露目するも、まなにとっては大した痛手にならずに意気消沈しながらイヴはターンを彼女に明け渡すのであった。
「このファイト…楽しかったです、イヴさん。もっと続けたかったですけど、残念ながらここでファイトという名のライブはフィナーレになります」
イヴがターンエンドを宣言した直後、まなは今のファイトの感想を目の前のイヴにそう告げた。彼女は最初、イヴに対して色々と言っていたが、Ave Mujicaとは関係なくこのファイトに純粋に打ち込んだのは確かであった。
その後はドロー等の処理を終えた後は《至高の宿命者 リシアフェール》にペルソナライドをして前列のパワーパンプと1枚ドローまで済ませた。その後はエルベリーナとバラティアルとアンフィをコールしてまた盤面を埋めると同時に登場時スキルの処理を終わらせた。
「バトルに入ります、まずはアウラのブーストしたエルベリーナでヴァンガードにアタック!」
「スネゴスリとファルハートでガード。ファルハートのスキル、エネルギーブラスト3して1枚ドロー」
「ユネットのブースト、アンフィでヴァンガードにアタック」
「バーニングフレイル、シュウラでガード」
「手札は尽きましたね……リシアフェールでヴァンガードにアタック。スキル発動、エネルギーブラスト3とリアガード全てをソウルイン、パワー合計+25000!バラティアルのスキルでカウンターチャージ1、更にアンフィのスキルでパワー+5000!」(パワー58000/☆2)
「ノー、ガード……」
「トリプルドライブ。ファーストチェック《珠玉の一曲 エドウィージュ》。ゲット、クリティカルトリガー!効果全てをヴァンガードに!セカンドチェック《至高の宿命者 リシアフェール》。ノートリガー。サードチェック《珠玉の一曲 エドウィージュ》。ゲット、クリティカルトリガー!効果全てをヴァンガードに!」
「ダメージチェック。1点目《爽風竜 ディノブリーズ》。ゲット、ヒールトリガー!パワーをヴァンガード、ダメージ1回復。2点目《無双の運命者 ヴァルガ・ドラグレス》。ノー…トリガー……」(ダメージ5→6→5→6)
イヴのダメージが6になったこの時、軍配がまなに上がる瞬間であった。
「対戦、ありがとうございました」
「こちらこそありがとうございます」
もうsumimi側がリーチを?早い……これじゃ一方的すぎる……。でもこれではパスパレ側も不利になるけど、その前に次の中堅でパスパレ側が負けたら約束の一件が有耶無耶になりそうだけど……
「京介、例のアレは準備出来ているか?」
「えぇ滞りなく。時が来れば自ずとそうなりますよ」
……颯樹さんと京介先輩、なんか良からぬ事を企んでいません?でも小声で何言ってるか分からない……。
「確記憶が正しければ、次は水澄さんがファイトするんですよね?」
「えぇ。あと八幡さん、私は千歌でいいです。初華さんとややこしくなるでしょ?」
確かにややこしいよ。初華さんも千歌さんも苗字は書きは違うけど読みが同じだからね。
「そうですか「ちかこー!そんなのどっちでもいいじゃん!」…にゃむ太郎、割り込みをしないで下さい」
「いいじゃん…って、だからにゃむ太郎はやめて!」
「ではにゃむこ?」
「にゃむち!」
「1人だけ『ち』って恥ずかしくないの?いや、統一感ないの?もしくは協調性ないの?」
京介先輩、それはごもっとも……というより前半奇しくも海鈴さんと似たような反応をしてる……。(※当時その場に獅音はいなかったけど、この話は睦から聞きました)
というより颯樹さんはフードで顔は見えなかったけど、気まずそうにしながら目を逸らしているように見えます。何かあったんですか?
「もしかして颯樹さん、「ちかこ」って名前に何かを感じ取って気まずくなりました?」
「ま、まぁそんな所だよ……」
しかも今度はまなさんに何か耳打ちで言われてたじろいでいる……。小声だから会話が聞き取れないから何言ってるか全然分からない……。
「それでは、私は行ってきます。応援よろしくお願いしますね、特ににゃむ太郎さん」
「だからあたしはにゃむちーっ!きょーこやうみこと同じように呼ばないでー!」
あの千歌さん、貴女絶対そんなジョーク言うキャラじゃないですよね?貴女までにゃむさんを『にゃむ太郎』って呼んでるし……。てかもう行っちゃったし……。
「みなさん、すみませんでした……」
「謝らなくていいわ、イヴちゃん」
「そうだよ、あとは麻弥ちゃんと千聖ちゃんでなんとかするから!」
「ねぇ日菜ちゃん。なんで私の名前が入ってないの?普通麻弥ちゃんと千聖ちゃんの間に入れるよね?」
酷いよ日菜ちゃんっ!私一応副将なんだけどっ‼︎頭数くらい含めてもいいでしょ!……ってそんな感じで話してるともうステージの中央にローブの人物が来ちゃったし。フードで被ってるから誰か分からないけど、おそらく……
「ねぇ千聖ちゃん。あの人はもしかして……」
「えぇ、分かってるわ」
千聖ちゃんはもう千歌ちゃんって察しているんだ。そう言って私や千聖ちゃんは無意識に身震いしていた。
「……麻弥ちゃん、あとはお願いできるかしら?」
「分かりました。このファイト、勝って彩さん達に繋げてみます!」
千聖ちゃんにそう言われた麻弥ちゃんはステージの中央に向かうのでした。
「よろしくお願いします……
ステージの中央で麻弥ちゃんとローブの人が対面して、麻弥ちゃんがそう言い放つとローブの人はフードを脱いだ。するとフードの中から千歌ちゃんの顔が露わになった。素顔を晒した千歌ちゃんはそのままローブを脱ぎ捨てた。
「よろしくお願いします、大和さん?」
千歌ちゃんはデッキをシャッフルしながら妖しく微笑むのでした────。
まずは読んでくださった方、お気に入り登録をしてくれた方、こんな拙作を応援いただきありがとうございます!こんな拙作読んでくれるだけでもありがたいです。
次回の投稿日は未定ですが、近日中に投稿したいと思います。次話の予定としましては、麻弥と千歌のファイト回を予定しております。
それでは、また次回。
獅音の女装回を……
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書いて下さい!
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書かなくていいです